「ギフトゲームってあのパンフレットに書いてあった"階層支配者"のメインイベントってものかしら?」
「そう。その通りあのゲームに出て欲しくてのう。特にそこの春日部耀にな。」
「‥‥違う、加賀耀。」
「じゃあ加賀耀頼めぬか?」
「‥‥ダーリンといる時間が少なくなる。パス」
「そうか、このゲームはある空間に2対2のタッグバトルじゃったが、仕方ない。もう一人のほ」
「‥‥それ、先に言う。勿論やる。ただし、ダーリンとじゃなければやらない。」
ニヤリと笑う
(本当に
「そうか、それは助かるのう。」
「って、そろそろまずいわ。伊織君なら来てしまう。」
「あっ、白夜叉様てつ」
「させないわよ、ジン君」
《ジン君黙って口を閉じなさい!!》
ガチンッと命令通りに口を閉じるジン。口を切らないか心配ものだ。
「さあ、早くしないと伊織君が止めに来るわよ。」
「!?それは、困るのう。よしっ、連れていってやる」
パンッと手を叩く白夜叉。
「よしっ、着いたぞ」
「「「「は?」」」」
おどろく三人。無理もない。彼女は手を叩いただけだからだ。
「外に出てみれば本当に別の場所に来とる。ほれ、はよういけ。」
「そうね。いきましょ、十六夜君」
「ああ、こんなとこでゲームオーバーは御免だ。」
「私と耀さんはこっちに、十六夜君はそっちにいって」
「オッケーだ。気を付けろよ。相手はあの伊織だからな。」
「大丈夫よ
「ダーリンダーリンダーリンダーリンダーリン伊織伊織伊織伊織伊織伊織伊織」
「もはやなんなんだこの生き物は‥‥」
「怖いですね‥‥」
どんどん化物染みていく耀さん。アルゴールかよ‥‥
「じゃ、御チビ行くぞ。こっちだ。」
白夜叉side
「じゃ、ワシは戻るかのう。」
また、パンッと手を叩き自分の支店に一度戻る白夜叉
「いよう、随分とやってくれたじゃねえか白夜叉様。俺はカンカンだぜ!?」
その目の前にいる伊織。
「な、なぜおんしが!?」
「この優しい店員さんが、ギフトをプレゼントしたら、最初とはうってかわって優しく通してくれたぜ。あ、ちゃんとお代は頂くぜ?」
「『相手のギフトを解析するギフト』です。レア度はSSランクです。"ノーネーム"も侮れません。」
「!?そんなものもらってよいのか?」
「ああ、貰うんじゃなく、売るんだからな。大喜びだ。」
第一そんなものおれにはいらん。
「で、あいつらはどこだ?白夜叉」
「教えて下さい。」
「教える訳にはいかんのう。」
「黒ウサギわかった。北側の⚪×だ。」
「!?なんでわかったのだ?」
「わかりました、行きましょう。伊織さん」
「あの小僧ども!!耀ちゃんを人質にとるとか性格最悪だぞ!!」
絶対にお仕置きだ。といいながら消える伊織に黒ウサギにレティシア。
いかがでしょうか?
次回はオリジナル?です