危ない男が異世界から来るそうですよ   作:霞ヶ丘スペンサー恵

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はい、どうも作者の岡崎渚です。
一言いっておきましょう

耀ちゃんはなめちゃだめ!!


18、 泥酔

ルイオス勝利の後、レティシアはきちんとギルドに戻った来ていた。

 

「‥‥っ‥‥う~ん」

「お、起きたなレティシアちゃん。」

「おはようじゃあ」

「今日からよろしく」

「「「メイドさん」」」

と、三人揃って言った。そして

 

「‥‥わかった。」

「耀ちゃん脱ぐな脱ぐな!!」

「加賀さんは積極的ね」

「よかったな」

「良くねえ!!」

「‥‥伊織さん。加賀にはツッコまないんですね」

「はっ」

 

慣れとはおそろしいものである。

 

「なんかそのうち裸になりそうだな」

「十六夜、怖いこと言うな!!マジでやりそうだ!!」

「‥‥あなた」

「なんだい?耀ちゃん」

「‥‥想像をこえる。」

「こえええええええ!!」

 

愛もおそろしいものである。

 

「まあ、夫婦の話し合いはべつでしてくれ。取り合えず伊織の専属メイドは加賀、俺とお嬢様のメイドはレティシアでいいか?」

「‥‥わかった。」

「おい、十六夜!!ちょっなに?これからパーティーだよ、耀ちゃんちょっ、おぼえとけえええ」

 

この後なんとか無傷で、貞操を守った。え?まだ童貞?と思いましたね?はい。基本彼は性欲があってないようなものだったので。

 

「っか~。月見酒はいいな~!!」

 

1話で聞いたような気がするのは気のせいじゃありません。

 

「ヤハハ、そういえば伊織は酒が飲めるのか」

「いいもんだぞ。」

「‥‥はい。あなた」

「おーありがとうな耀」

「‥‥うん。」

「わっはっはかわいいな耀」

「‥‥あなたもカッコいい伊織。」

 

よってちょっとテンションがおかしい伊織であった。後日彼はこういっている。「耀ちゃんがいる間は禁酒します」と。

 

「ん?黒ウサギ楽しんでるか?」

「あ、十六夜さん。伊織さんは?」

「ああ、春日部が自分の部屋につれていったよ。」

「‥‥‥‥」

「まあ、無事ではないな‥‥」

「‥‥ご愁傷さまデス」

 

「で、どうしたんです?」

「いや、皆にぎやかでいいな。とおもってな」

「はい、十六夜さんや伊織さん達のお陰で活気が出てきました。」

「いや、おれはあいつの命令にしたがっただけさ、なにもしてない。」

「それは、ち‥‥」

「それは違うぞ十六夜。」

「「!?」」

 

春日部の部屋にいたはずの伊織が、急に割り込んでくる。

 

「夫婦の営みはいいのか?」

「夫婦じゃねえ!!ああ、子供達の声で目が覚めて、気づいたら耀ちゃんが馬乗りになって、俺は全裸、耀ちゃんは半裸だった。」

「‥‥ぎりぎりセーフだったんだな」

「マジでヤバかった。どけようとしてもめちゃくちゃちから強いから、瞬間移動してきた。」

「おまえが振り払えないって‥‥」

 

どんだけ必死なんだ‥‥春日部‥‥

 

「で、だ。お前はよくやってくれてる。誇っていい」

「気休めはよせ」

「本当さ。俺は今までに人に頼る何てしなかったんだ。信頼してなかったからな。だが、お前達は違う。少なくとも俺はお前達を家族同然に見てるよ。」

 

微笑む伊織。

 

「じゃあ、本当の家族に‥‥」

「うおおおお、いくらなんでも早すぎるよ耀ちゃん!!5分はここまでかかるはずなのに」

「欲望は不可能を可能にする。さあ、さっきの続きを‥‥」

「いい話だったのにな‥‥」

「そうデスね。」




いかがでしょうか?
問題児編はペストまでにしておこうと思います。

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