危ない男が異世界から来るそうですよ   作:霞ヶ丘スペンサー恵

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はい、どうも作者の岡崎渚です。
活動報告にアンケートはっておいたので、ご協力お願いいたします


17、勝利

「さて、やろうじゃねえかルイオス」

「はっ。あの男じゃないなら、勝機はある。」

「ねえよ。わりいが早くしないと怒られちまう。さっさとやろうぜ。」

 

 

白夜叉

 

「ばかな、やつの強さが格段にUPしとる。」

「どういうことでしょう!?」

「わからん。が、あの《error》が関係しとるのは、たしかじゃのう。」

 

にしても、あそこまで行くのには、10年はかかるぞ。どうやってやったんじゃ?

 

「まあ。これで、ルイオスの勝ちはなくたさなったの」

「こうみるとかわいそうな気もしますね」

 

 

 

「僕は、君程度に本気はださない。だから、いでよ"アルゴールの魔王"」

 

光は褐色に染まり、白亜の宮殿に共鳴するかのような鳴き声を発した。

 

「ra‥‥‥Ra,GEEEEEYAAAA!!」

 

それは、最早人ではない別の生き物の叫び声だった。

 

「へえ、コレが魔王様かい?」

「ふははは、そうだ。そして。やれ、アルゴール」

 

褐色の光を放つアルゴール。それは、レティシアを襲ったものと同じであろう。

 

「これで、仲間は呼べないね。」

「それはどうかな?」

 

ヤハハと笑う十六夜。その視線の先には‥‥

 

平然と歩きながらこちらにやって来る、伊織と耀

 

「やあやあ十六夜。まだやってんの?」

「しょうがねえだろ!?これめちゃ重いんだからよ。」

「あ、忘れてた」

 

失敬失敬と伊織。「お茶目さん」と耀。それに苦笑いの黒ウサギとジン

 

「あ、レティシア様のも解いとかないとね」

 

パチンと指をならすと、石化がとけた。

 

「ば、ばかな。その石化は僕にしかとけないはず」

「それは知らんが、あの石化はおまえの部下がやったんじゃない。俺がやったんだ。」

 

残念だったな。と嘲笑する伊織。

 

「で、どうよ?修行の成果は」

「ああ、バッチリだ。」

「だってさ白夜叉様」

 

 

再び白夜叉side

 

「だってさ白夜叉様」

 

行きなり現れ、レティシアの石化をといた男はこういってきた

 

「ね、みてるんでしょ?因みにウチの三人なら、指一本でみんな倒せるよこいつ。」

 

それが嘘でないことを、白夜叉は悟る。何故なら、あの最弱だった飛鳥がものの数分で相手を全滅させたからだ。そのあとに石化されたが‥‥

 

「じゃ、どうする?ルイオス君まだやる?やらない?」

「やるに決まってるだろうが!!」

 

はあ、と溜め息をつく伊織。

 

「じゃ、早くやっちゃって~十六夜。」

「あいよ!!」

 

地面を蹴りあげ、アルゴールに近づく十六夜。そしてドシーンと音をたてて殴る。

 

「はっ、よええな」

 

 

「な、なんじゃ?あれは?」

 

そう殴ったのはアルゴールの体。しかし地面に大きなクレーターができた。

 

「いや~。修行の成果出てるね。強いな」

「かっ、おまえの足下にも及ばねえだろうよ。」

「そりゃ、やってきた時間が違う」

「そりゃそうだ。」

 

また、ヤハハと笑う十六夜。

 

「さーてウチの弟子が倒しちゃったぞ?どうするよルイオス」

「‥‥わ、わかった。俺の負けを認める。」

「え?なに?聞こえない」

「負けを認める!!」

「違う違う負けを認めさせてください。だよ?」

 

ニコッと笑う伊織

 

「くっ、負けを認めさせてください」

「おっけー」

 

こうして"ノーネーム"は"ペルセウス"に勝利した。




いかがでしょうか?
ついにルイオス倒した。

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