危ない男が異世界から来るそうですよ   作:霞ヶ丘スペンサー恵

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はい、どうも作者の岡崎渚です。
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14、帰還

こうして、三人の修行を終えたので、元の箱庭に戻っていた。

 

「さーて、明日も対戦だし寝よ寝よ。」

 

といいベットがあるのに、なぜかハンモックで寝た伊織だった。

 

「起きてください、伊織さん。」

「うぅんあと‥‥」

(あと5分ですか。ベタですがこういう一面もあったのですね)

 

ちょっと驚き、安心感をもった黒ウサギだが、

 

「あと一年」

「どんだけ寝るおつもりなのですか!!このお馬鹿さん!!」

 

どこまでいっても伊織は伊織だった。

 

「さって飯だぞ~みんな。」

 

昨晩のお菓子の一件から、食事係も頼まれ承諾した伊織であった。因みに裸エプロン

 

「なんか最初は『なんで男が裸エプロンなんだよ!!』ってツッコんでた日々が懐かしいな」

「そうね、もはや日常だったから『ああ、そういえばおかしかった』って感じよね」

「‥‥確かに」

「何をしてたんですかこのお馬鹿さん!!」

 

ベシッと相変わらずハリセンで叩く伊織

 

「何って修行だよ?三人の。多分この世界でも屈指の強さだよこの三人。」

「だが、一緒に風呂入ったな」

「私も一緒に入ったわね」

「‥‥私は一緒にベットで寝た」

「耀ちゃん、それは添い寝ってことだよね!?そうだよね!?ってか、添い寝もした覚えないんだけど!?」

「そして、春日部が壊れた」

「ええ、見事な迄に」

「‥‥激しかった(修行が)」

「耀ちゃんは取り合えず、その誤解しかうまない発言をやめよう!!」

「‥‥はじめてだった。(あんな修行)」

「なんでそんなピンポイントで危ない単語だけなんだよ!!」

「‥‥痛かった。何度も何度も(何度も言いますが修行です(意味深)とかつきません)」

 

本当にみんな変わったがいちばん変わったのは、耀ちゃんだ。

 

「伊織さん!!不潔です!!」

「ほら、耀ちゃん。誤解が」

「‥‥黒ウサギ、人って過ちを犯す生き物なんだね」

「本当にどうしちゃったんだ!!耀ちゃんは~」

 

遡ること修行が始まって一年を過ぎた某日

 

「さって、今日はグラタンにしてみた」

「相変わらず器用だな伊織」

「本当ね。家政婦に貰いたいわ」

「‥‥確かに」

「はっはっは。行くなら耀ちゃんの所がいいな」

 

翌日

「今日はロールキャベツだよ~」

「私はこの食べ物知らないわ。」

「これは、こうやってキャベツをナイフで切るんだよ」

「‥‥私も」

「はいはい」

「本当にうまいな。料理人だったころもあったのか?」

「まあね。いろんな物に興味を示してね。」

「好奇心で、これだけなら本当にすごいわね。」

「‥‥うん。お嫁さんにしてほしいくらい。」

 

この翌日を境に日に日に言動がエスカレートし、今に至る。

 

回想終了

 

「じゃ、行くぞ十六夜、飛鳥、耀ちゃん」

「おう!!」

「ええ!!」

「‥‥勿論です。あなた」

「なんで俺と耀ちゃんは結婚したみたいになってるの?」

 

 




いかがでしょうか?
次回もお楽しみに
あ、耀ちゃん崩壊タグをつけときます。

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