‥‥本編へ
こうして、三人の修行を終えたので、元の箱庭に戻っていた。
「さーて、明日も対戦だし寝よ寝よ。」
といいベットがあるのに、なぜかハンモックで寝た伊織だった。
「起きてください、伊織さん。」
「うぅんあと‥‥」
(あと5分ですか。ベタですがこういう一面もあったのですね)
ちょっと驚き、安心感をもった黒ウサギだが、
「あと一年」
「どんだけ寝るおつもりなのですか!!このお馬鹿さん!!」
どこまでいっても伊織は伊織だった。
「さって飯だぞ~みんな。」
昨晩のお菓子の一件から、食事係も頼まれ承諾した伊織であった。因みに裸エプロン
「なんか最初は『なんで男が裸エプロンなんだよ!!』ってツッコんでた日々が懐かしいな」
「そうね、もはや日常だったから『ああ、そういえばおかしかった』って感じよね」
「‥‥確かに」
「何をしてたんですかこのお馬鹿さん!!」
ベシッと相変わらずハリセンで叩く伊織
「何って修行だよ?三人の。多分この世界でも屈指の強さだよこの三人。」
「だが、一緒に風呂入ったな」
「私も一緒に入ったわね」
「‥‥私は一緒にベットで寝た」
「耀ちゃん、それは添い寝ってことだよね!?そうだよね!?ってか、添い寝もした覚えないんだけど!?」
「そして、春日部が壊れた」
「ええ、見事な迄に」
「‥‥激しかった(修行が)」
「耀ちゃんは取り合えず、その誤解しかうまない発言をやめよう!!」
「‥‥はじめてだった。(あんな修行)」
「なんでそんなピンポイントで危ない単語だけなんだよ!!」
「‥‥痛かった。何度も何度も(何度も言いますが修行です(意味深)とかつきません)」
本当にみんな変わったがいちばん変わったのは、耀ちゃんだ。
「伊織さん!!不潔です!!」
「ほら、耀ちゃん。誤解が」
「‥‥黒ウサギ、人って過ちを犯す生き物なんだね」
「本当にどうしちゃったんだ!!耀ちゃんは~」
遡ること修行が始まって一年を過ぎた某日
「さって、今日はグラタンにしてみた」
「相変わらず器用だな伊織」
「本当ね。家政婦に貰いたいわ」
「‥‥確かに」
「はっはっは。行くなら耀ちゃんの所がいいな」
翌日
「今日はロールキャベツだよ~」
「私はこの食べ物知らないわ。」
「これは、こうやってキャベツをナイフで切るんだよ」
「‥‥私も」
「はいはい」
「本当にうまいな。料理人だったころもあったのか?」
「まあね。いろんな物に興味を示してね。」
「好奇心で、これだけなら本当にすごいわね。」
「‥‥うん。お嫁さんにしてほしいくらい。」
この翌日を境に日に日に言動がエスカレートし、今に至る。
回想終了
「じゃ、行くぞ十六夜、飛鳥、耀ちゃん」
「おう!!」
「ええ!!」
「‥‥勿論です。あなた」
「なんで俺と耀ちゃんは結婚したみたいになってるの?」
いかがでしょうか?
次回もお楽しみに
あ、耀ちゃん崩壊タグをつけときます。