ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~ 作:NCドラゴン
~イッセーside~
イッセーだ。この前は結局何も出来ずにやられちまった……。聞いた話じゃあの後ルフトが全員のしたらしい……やっぱすげえなと思ったらもっと衝撃的なことを言われた。
「[回復タイプのアーシアを除いたお前以外の眷族全員あの程度の雑魚をのせる]か……やっぱみんな強いんだな。」
レイナーレを1人で倒したことで何時の間にか俺は天狗になっていたらしい。レイナーレが油断せず冷静に戦っていたら負けていたのは俺の方だったのに……もっと強くならねえとな。ハーレム王に俺はなる!
「なるけど……これはつらい!」
「早くきなさいイッセー。」
修行のために山登りしてます。部長たちはレーティングゲームへ向けて調整を行うことを決め、そして俺の本格的な修行をする事になったので部長の持つ別荘にいことになった。
「しかし重てぇ……。」
俺の背中には俺の荷物だけでなく、アーシアと堕天使メイドたちの荷物も背負っている。
「お先に行くよイッセーくん。」
涼しい顔をして木場が俺の横を通りすぎる。 俺と同じくらいの量の荷物を背負ってるのに……。
「クッソォ……木場のやつ余裕見せやがって……。」
「失礼します変態先輩。」
さらに毒づく俺の横を毒吐きながら倍以上の荷物を背負った小猫ちゃんがいつもの無表情で通り過ぎる。
「あんなちっちゃい体のどこに《ベシ!》へぶ!?」
か、髪の毛でぶったたかれた!
「ちっちゃい言わないでください。」
「ごめんなさい。」
けど……一番すごいのはやっぱあいつだな。
「よっ、ほっ、とっ。」
小猫ちゃんの更に倍以上の荷物を背負い逆立ちして腕の力だけで登っていくルフト。しかも足にはそれぞれソファーがくくりつけられておりソファーには部長、朱乃先輩、アーシア、リリスちゃん、堕天使メイドたち、さらにはルフトとリリスちゃんのお母さんであるアリスさんという人もいた。つか胸すげぇ!朱乃先輩を軽く上回ってやがる!
部長たちが何も文句を言ってないからバランスが非常にとれてるのが分かる……!
「可愛いわねあなたたち!どう!?この服を着て見ない!?」
「い、いやわたしたちは……。」
すげぇレイナーレたちが押されてやがる……。俺も負けてられるか!←何に?
「うおぉぉぉぉぉ!」
その後頂上まで上り詰めたとき俺の体はぐだぐだだった……。
その後頂上まで登った俺はみんなからレッスンを受けることになった。
レッスン1で木場との剣術修行、剣でぼこぼこにされまくった。つか木刀でなんで木をぶったぎれる!?普通折れるんじゃないのか!?
レッスン2で朱乃さんとの魔力の修行、アーシアがすごく、俺には才能がないって思いしらされた。だけどこの時で俺はすごい魔法を思いついた!これなら……!
レッスン3で小猫ちゃんとの組み手、何もできずにぼこぼこにされました。一度小猫ちゃんが本気の一撃を見せてくれたけど、一撃で岩が塵になった……砕けるのじゃなく塵って……!
レッスン4で部長との基礎修行、でっかい岩を背負らせたまま腕立て伏せ、山道を往復、スクワット、きつすぎる……!だけど一番きついのはルフトの修行だった。
レッスン5では回避特訓。できるだけ相手の攻撃を回避する特訓だけど……
「鉄球の雨あられはないだろうぅぅぅぅぅぅぅ!?!?」
「ディハハハハ!ガープさん直伝!拳骨流星群!そらそらそらそら!」
「当たったら死ぬ!死ぬ!」
「死にはしない!ものすごーく痛いだけだ!」
「うわぁぁぁ!?!?」
「い、今までで一番命の危機感じた……。」
「さて、イッセーおれは晩飯食いに戻るからお前は鉄球をひろっとけ。」
「はぁ!?」
「これもおれの修行だ。因みに鉄球は数抑えて100個投げたしそう難しくはないだろう。」
「だからって……もうあんなに遠くに!?」
「速く戻らねえと、晩飯おれが全部食っちまうぞ~~。」
「う、うおおおお!食われてたまるか~!今度こそ部長たちの手作り料理をいただくんだ~!」
前は気絶している間に全部食わてしまったからな!
「うおぉぉぉぉぉ!!!」
「うめえ!物凄くうめえ!」
何とか料理に間に合った俺は食事をとっていた。これすげぇうめえ!
「やっぱりアリスさんの料理は美味しいですね。」
「《モグモグ》本《モグモグ》当《モグモグ》です《モグモグ》ね《モグモグモグモグ》」
「小猫ちゃん。喋りながら食べるのは止めましょうね。」
「……はい《モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ》」
食うほう優先しちゃった!分からなくもないけど。俺ももっと食うぜ!
「さて、イッセー。今日一日修行をしてみてどうだったかしら?」
食後のお茶を飲んでいた部長が俺に聞いてきた。どうって……
「……俺が一番弱かったです。」
「そうね。それは確実ね。」
ば、ばっさり斬りますね部長……。
「朱乃、祐斗、小猫はゲームの経験がなくても実戦経験が膨大で豊富だから、感じを掴めば普通に戦えるでしょう。それに前世から戦っているルフトはその3人よりも、というか私よりも普通に強いわ。でも、あなたとアーシアは実戦経験が皆無に等しいわ。それでもアーシアの回復、あなたの
逃げるぐらいの力って……。
「逃げるって……。そんなに難しいんですか?」
「逃げるのも戦術のひとつよ。いったん退いて態勢を立て直すのは立派な戦い方。そうやって勝つ方法もあるの。 けれど、相手に背を向けて逃げるというのは、実はかなり難しいものよ。実力が拮抗している相手ならともかく、 差が開いている強敵に背を向けて逃げ出すというのは殺してくださいと言っている様なものよ。そういう相手から無事に逃げられるのも実力のひとつ。 イッセーとアーシアには、逃げ時も教えないといけないわ。もちろん、面と向かって戦う術も教えるから覚悟しなさい。
「了解っス!」
「はい!」
俺とアーシアが同時に返事をする。俺も頑張らなくちゃ!
「食事を終えたらお風呂に入りましょうか。ここは温泉だから素敵なのよ。」
温泉!!ということは……むふふのふ!
「僕は覗かないよ、イッセーくん」
ボーっと考えていると、木場がニコニコスマイルで言ってきた。
「バッカ! お、おまえな!」
なんで俺の考えがわかるんだ!?
「あら、イッセー。私達の入浴を覗きたいの?」
部長の言葉で全員の視線が俺に一斉にに集中した。つかルフトの視線がめっちゃ怖い!殺気もでてるから脂汗がでてくる!そんな空気の中、部長がクスッと小さく笑う。
「なら、一緒に入る? 私は構わないわ」
―――!!!その言葉を聞いた俺の中で
「朱乃はどう?」
「イッセーくんなら構いませんわ。うふふ。殿方のお背中を流してみたいかもしれません。」
満面の笑みで朱乃さんが肯定する。おお!これなら!
「アーシアは? 愛しのイッセーとなら大丈夫よね?」
部長の問いかけにアーシアが顔を赤らめて、俯き、頷いた。おおう!
「アリスさんは?」
「私は構わないわよ。この子昔の真一とそっくりだし。」
真一とそっくりってひょっとしてアリスさんは未亡人!?←違います。なら俺にもチャンスが……!
「レイナーレたちは?」
「わ、私たちは元々文句を言える立場ではないし……!」
「あれ顔が赤いよお姉さま?」
「どうなされたのですか?」
「う、うるさいわよ!」
おお……!!いままさに俺の
「小猫とリリスはどう?」
小猫ちゃんとリリスは両手でバツ印を作る。
「「いやです。」」
「じゃ、なしね。残念、イッセー」
お、俺の理想郷が……。クスクスと悪戯っぽい笑みで部長が言う。くっそう……なら覗いて……!
「きさま……何をしようとしている?」
「ぬお!?」
な、なんだこの殺気は!?ルフトのはるか上をゆく殺気は!?ゆっくり後ろを振り返るとそこには……。
「ふしゅるるるるるるるる!!!」
「ぎゃあああああああ!??!?」
魔神がいた。めっちゃこえええええ!?!?!誰!?
「あ、真一!いつの間にきてたの!?」
「ついさっきだ。」
え!?真一ってこの人がアリスさんの旦那さん!?未亡人じゃなかったの!?
「貴様……アリスの裸を覗こうとしただろう?」
「ええっ!?別にそんな……!?」
「許さん!アリスの裸を見ていいのは俺だけだ!」
この人話きかねえ!
「死ねくそガキ!獣厳!獣厳!獣厳!獣厳!獣厳!獣厳!じゅっっっっごーーーーーん!!!」
「ぶごべば!?」
そのまま俺は意識を失った……最近このオチが多い気がする……ん?ひょっとしてこの後は……?
~エロス一世sideout~
やっぱりかこんちきしょーーーーーう!!!