ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~   作:NCドラゴン

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何時にも増して駄文だ……それと残念ながら戦闘シーンはカットします。だってほぼ原作通りにしかなりませんから……


第19話 堕天使捕獲後編

~ルフトside~

 

ルフトだ。今おれたちは地下への階段を使っている。エロス一世以外皆落ち着いた感じだ。エロス一世は強張った感じで緊張しているが……。当然か。奴にとっては数少ない実戦の上相手は一度エロス一世を殺している存在。緊張するなというほうが無理だ。本来なら鍛えてから送り出したかったが、時間がなかったからそうもいかんしな。……ギリギリまでおれたちは介入しないと決めているが、最悪の時は……。

 

「ルフト先輩……着きましたよ。」

 

「ん?ああすまん。」

 

どうやら考えすぎていたみたいだな。何時の間にか階段が終わっていて目の前にあるのは、でかい扉か。……ふむ5,6人いるな。……一発派手にかますか。

 

「……おれがやる。どいてろ。」

 

そう言うと扉のすぐ前にいた存在を覇気で感じ取っていた小猫と祐斗はすぐにどくが分からないエロス一世は困惑している。

 

「え?な、何を……。」

 

「鉄塊‘判子(スタンプ)’」

 

《パコォォォォン!》

 

掌底を放って扉を吹き飛ばす。ついでに待ち伏せしていた奴らが吹き飛んだみたいだな。よきかなよきかな。

 

「こ……この、普通扉を吹き飛ばす!?」

 

「待ち伏せなんかするからだろ。」

 

「いや、それはどうかと……。」

 

「それよりさっさといけよエロス一世。周りの雑魚はおれがなんとかしてやるし、骨は砕いといてやるよ。」

 

「そこは拾ってやるじゃないのか!?」

 

「拾う価値無しだ。」

 

「ひでぇ!」

 

「何をふざけたことを!いけ!」

 

エロス一世で遊んでいたらいつの間にか雑魚どもがきやがった。ちょうどいい。実力の差を見せつけるか。

 

「…………!」

 

《バタバタバタバタバタ!》

 

「……え?」

 

「いくら数を集めても無駄だ。例え100万人いた所で雑魚は雑魚、‘覇王色の覇気’の前じゃ無駄だ。」

 

「そ、そんな……悪魔ごときが……。」

 

「ああ?」

 

「ひえぇ!」

 

そう悲鳴をあげながら後ずさりする堕天使。どうやら数頼みの戦法しかないようだな。今ので実力差を理解し逃げ切れないって分かったようだし……そろそろ提案するか。

 

「おい、堕天使。お前生き残りたいか?」

 

「……何よ?」

 

「もしお前がエロス一世と1対1で闘って勝ったら、生かしてやる。」

 

「俺が!?」

 

その言葉を聞いた堕天使は一瞬呆けた顔をするがすぐに笑みを見せる。

 

「そんなのでいいの?あなたならともかく、彼じゃ相手にならないわよ?」

 

「だからこそだ。エロス一世に戦ってもらう。」

 

こいつには格上との戦いをもっと経験しなくちゃならねえ。それにこいつは兵士(ポーン)8個も消費したって話だ。なのに弱い。ならば確実に龍の手(トウワイス・クリティカル)なんてありふれた 神器(セイグリッド・ギア)じゃないはず……恐らく あの神滅具(ロンギヌス)に違いない……!ならば多少無理させてでも目覚めさせる!神器は強い思いに反応するしな!

 

「ちょ、ちょっと待てよ竜成!なんで俺が……」

 

「悔しくないのか?」

 

「!!」

 

「いいように弄ばれられ、終いには一度殺された……悔しくないのか?」

 

「……悔しい!」

 

「ならば行け!その悔しさとエロさ……相手にぶつけてやれ!」

 

「おう……ってエロさはいらねえだろ!」

 

「神器は強い思いに反応する……ならお前は一番強い思いでいけ!」

 

「それほどまでに俺はエロいのか!?」

 

「「「「うん。」」」」

 

「みんな揃って言わなくていいだろう!?つーか夕麻ちゃんまで!?」

 

「ほら行け!」

 

「ぬお!」

 

がたがた言ってたエロス一世を押し出す。これ以上は無駄だからな。

 

「あははは!わざわざありがとうね!」

 

そう言いながら光の槍を投げつける。

 

「ぬおぅ!?」

 

それを必死で交わすエロス一世……男を見せろよ。

 

~ルフトsideout~

 

戦闘シーンはもろ原作どうりなため省略

 

「ちょっと!?これでどうやって男見せるの!?」

 

「さっさと続けろ!」

 

「ぶほ!?」

 

~イッセーside~

 

イッセーだ。今なんかせっかくの俺の見せ場が消えたような気がする。

それはともかく、俺は見事に夕麻ちゃ……堕天使レイナーレを吹っ飛ばした。途中龍の手にドラゴンっぽい模様が出来たと思ったら更に俺の力が倍になった。これが神器が思いに答えるってやつなのか?

 

「よくやったわねイッセー。」

 

「!部長!」

 

いつの間にか、部長と朱乃先輩がルフトたちのすぐ隣にいた。……その手に掴まているのは……堕天使ですか?なんか口から泡吹いているし……何かルフトが気絶させた悪魔払いたちと様子が似ているな。

 

「部長、取ってきました。」

 

そう言う小猫ちゃんの髪の毛の先には何時の間にかレイナーレが……ん?

 

「髪を伸ばすなんて小猫ちゃんそんなことができたの!?」

 

「はい、こっそり練習してました。」

 

「驚いたな……いくら見ていたといえ、生命帰還を独学で習得するとは……。」

 

「生命帰還って……」

 

以前ルフトが使った体を縮める技……髪の毛も操れたのか。

 

「以前から確かに小猫に才能があるとは思っていたが、まさか独学で習得していたとは……。」

 

よく分からないけど、すごい技なんだろうな。

 

「さてそろそろ起きてもらいましょう。朱乃。」

 

部長の支持を聞いた朱乃先輩が前に出る。

 

「はい。小猫ちゃん。その堕天使逆さにつるしてちょうだい。」

 

「……?はい。」

 

その言葉を聞いた小猫ちゃんはレイナーレを逆さにつる。それに朱乃先輩は魔力でレイナーレに水をぶっかける……あれ鼻に水が入るんじゃね?

 

「!?ぐほごはがは!?」

 

……めっちゃむせてる。やっぱり朱乃先輩ドSだ……。

 

「ごきげんよう、堕天使レイナーレ。」

 

「その紅い……グレモリー一族の娘か……!」

 

「はじめまして、私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主よ。以後、お見知り置きを。」

 

「……どうやらミッテルトとカラワーナもやられたみたいだね。」

 

リアス部長の手に髪を引っ張られて引きずれている堕天使を見てそう言うレイナーレ。ていうかよく起きないな。

 

するとリアス部長が俺の左手を見て驚いた顔をする。……レアで良い!

 

「赤い龍の紋様……今まで見えなかったのに……そう、そういうことだったのね。」

 

なにか納得したようにリアス部長に言うと、レイナーレに顔を向ける。

 

「堕天使レイナーレ。貴女の最大の敗因は一誠の神器について大きな勘違いをしていたからよ。」

 

勘違い……?龍の手じゃなかったの?

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)。神器の中でもレア中のレア。貴女も聞いた事ぐらいはあるでしょ?」

 

ぶ、ブーステッド・ギア!?なんかすごそうな名前!レイナーレも驚愕の表情を浮かべてるし!

 

「ば、ばかな!極めれば神すら殺せる神滅具……!それがこんなエロガキに……!?」

 

「エロガキって言うな!」

 

そこまでして俺をいじりたいのか!?

 

「人間界の時間にいて十秒ごとに自身の力を倍にしていく力。初めはそれほどでも無いけど、倍加の能力に際限は無いからやがてはどんな所有者でも神をも越える力を手に入れられる。」

 

す、すげえ……そんなとんでもない代物が俺の中に……?俺って最強?

 

「自惚れるなどあほう。倍加には時間が掛かるからその前に倒そうと思えば倒せるし、お前は自力がしょぼすぎるから今のお前が例え100万回ブーストしても神には勝てねえよあほ。」

 

……いくらなんでも言い過ぎだろう。あほなんて2回も言ってるし。

 

「……このまま私を殺すつもりか?」

 

「そうしてもいいのだけど、実は神を見張る子(グリゴリ)から依頼があってね。」

 

「神を見張る子から……?一体!?」

 

「あなたたちには、…………としていてもらうわ。この条件が飲めないなら……分かるわね?」

 

「……生き残れるなら願ったことじゃない。できれば勝って見逃されたかったのだけど……。」

 

「おいおい、誰が見逃すって言った?」

 

ここで竜成が口をはさむ。え?

 

「お前私が勝ったら見逃すと……!」

 

「おれは生かしてやるって言ったんだ。見逃すつもりなんざかけらもないぞ。」

 

「あ、悪魔……!」

 

「おう、おれは悪魔だ。」

 

その言葉を聞いたレイナーレはまるで竜成に気絶させらたかのように気絶した……ん?この表現あってるのか?

 

~エロス一世SideOut~

 

忘れたころに来やがった!


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