神水戦姫の妖精譚(スフィアドールのバトルログ)   作:きゃら める

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サイドストーリー2 海人(アクアマリン)の祈り5

 

       * 5 *

 

 

 西条は端に寄せて止めた車からグランカイゼルを納めたセミハードのトランクケースを取り出し、岩の隙間のような場所を縫って、小さな砂浜に降り立った。

「まだ早かったか」

 銀色に鈍く光る腕時計を見てみると、昨日青葉に送ったメールに書いた時間より、かなり早かった。

 早く着きすぎたことに舌打ちをした西条は、トランクケースを開け、グランカイゼルを取り出し砂の上に立たせる。

 昨日とほとんど変わりないグランカイゼルだったが、ガンメタリックの色合いは、微妙に青みが強くなっていた。

「うん、いい出来だ。さすがはオレのグランカイゼル。――しかし、本当に昨日は酷いしてくれたものだ、青葉は」

 憎々しげに顔を歪め、西条はそう吐き捨てる。

 青葉によって潮水を浴びせかけられたグランカイゼルは、帰ってすぐに拭き取って洗浄し、事なきを得ていた。

 普通のピクシードールと違い、機械部品で主に構成されているため、潮水は大敵だ。

 そんなことなど見ればわかるだろうに、潮水を浴びせかけるなんて非道な攻撃を行う青葉のことが、西条には信じられなかった。

「しかし、あいつがオレの受け持ちでよかったぜ」

 表の立場を持っておくための臨時や非常勤の講師だが、冬ならともかく夏からの配属には最初断ろうと思っていた。

 少し調べて、エリキシルソーサラーかも知れない青葉の存在に気づき、偶然にもクラス担任になれたのは幸運だった。

 バトル仕様ではないらしい青葉のドールならば戦っても楽に勝てそうなのは昨日の戦いでわかったし、今日で決着が付けられなくても、立場を利用すればどうにでもなりそうだった。

 元より無敵のグランカイゼルに、青葉のドール程度は敵ではなかったが。

 表と裏の仕事と、完成版のグランカイゼルの開発で参戦できていなかったエリキシルバトルに、中盤戦から参戦し、快勝を重ねる様子を頭の中で想像し、西条は含み笑いを漏らしていた。

「これで、オレの夢に近づける。巨大ロボットの完成に!」

 西条にとってグランカイゼルすら夢の過程。

 目指すのは自分が乗り込み、世界を征服しうる巨大ロボットの完成。

 完成させることは可能だと思われたが、その夢を達成するには、あと百年程度の時間が必要だと、西条は予測していた。

 完成まで生きていることが困難だと考える西条にとって、エリクサーを得て永遠の若さを得ることは、必須のことであった。

 ヘルメット型のスマートギアを被った彼は、空に向かって高らかに笑った。

「はははっ、ははははは!」

「何笑ってやがんだ。気持ち悪ぃ」

「だ、誰だ!」

 かけられた声に振り返ると、砂浜にひとりの少年が降り立っていた。

 もちろん女である青葉ではない、高校生か大学生くらいに見える少年に、西条は見覚えがあった。

「ま、槙島猛臣?! な、なんでお前がこんなところに!!」

 言ってから西条は、被ったスマートギアの表示の隅に、エリキシルスフィアの反応があることに気がついた。

「お前も、エリキシルソーサラーなのか?」

「そういうことだ、西条満長」

「くっ!」

 青葉が来るはずだったのが、どうして槙島猛臣がいるのかに混乱しつつも、深呼吸した西条は思考をまとめる。

 ――奴はスフィアカップの優勝者。凄腕の奴だ。

 猛臣のバトルの様子は見たことがあったが、ソーサラーとしての能力が自分より上であることを、認めざるを得なかった。公式戦では、絶対に勝てる相手ではない。

 少し離れた場所に立ち、黒いヘルメット型のスマートギアを被った猛臣を見、考える。

 ――だが、エリキシルバトルにレギュレーションはない。オレには世界最強のグランカイゼルがある!

 戦力分析を終え、気持ちに余裕が出てきた西条は、口元に笑みを浮かべた。

「ここに来たということは、オレと戦うつもりなのか? 槙島」

「もちろんだ」

「ちなみに今日は青葉由貴(あおばゆき)という奴と約束してたんだが、知っているか?」

「あぁ、あいつなら昨日会ったよ。それがどういう意味か、わかるよな?」

「ちっ」

 ――すでに青葉はこいつに負けたのか。

 エリキシルスフィアの反応がひとつしかないが、そういうものなのか、どこかに隠しているのかはわからない。

 ――どちらにせよ、それも含めて勝って聞き出せばいいことだ!

「だったらオレが戦ってやろう、槙島! お前とオレの願いを賭けて、エリキシルバトルだっ。アライズ!」

 口元に笑みを浮かべてる猛臣との間に、光が現れた。

 グランカイゼルが纏った光が弾けたとき、二五〇センチの巨体が姿を現した。

「さぁ、我が世界最強のドール、グランカイゼルによってお前のドールを叩き潰してくれる! 槙島!!」

 自分のドールを足下に立たせる猛臣に向かって、西条はそう言い放った。

 

 

          *

 

 

「そうかそうか。そういうことなら協力させてもらうよ」

「それは良かった。本当にありがとうございます」

 豪快に笑う貴成に、永瀬はにこやかな笑みを浮かべて頭を下げていた。

 ――なんだろう、この状況。

 店の奥から聞こえてくる声に、青葉は思わず首を傾げてしまう。

 貴成を呼んで、奥の事務所スペースに永瀬を通して始まった話し合い。

 残っている店の準備をしている間に、今朝の漁でもあんまり魚が捕れなくて不機嫌だった貴成は、まだ昼前なのに酒でも飲み出しそうなほど上機嫌で永瀬と話していた。

 店の方は開店し、少し早い昼食を食べに来た客の相手をしながら話を聞いていた分には、漁のついでにスフィアドールを使って海洋調査をするということで話がまとまった。

 とにかく永瀬の話術が巧みで、相手を持ち上げたり自分の苦境で気を引いたりと、気難しい貴成を上手いこと乗せている。

 大型の船を使っての調査は、魚が逃げると言って嫌っていたのに、貴成は永瀬にすっかり協力する体勢になっていた。

 ――でも、どんな調査をするんだろう。

 客がまだあまり多くないのをいいことに、母親と叔母に店を任せて、青葉は貴成と父親の話を影からこっそり聞く。

 すぐ側には、マーメイディアを納めたアタッシェケースやスマートギアを入れた鞄を置いてある。

 西条に指定された十二時にはまだ時間があったが、もう少ししたら勉強をするとか図書館に行くとか理由をつけて、店を出なければならない。

 けれど青葉は、スフィアドールを使って行うという調査の話が、どうしても聞きたくて仕方がなかった。それはこれまで、マーメイディアを使ってやってきたものの延長線上にあるものだったから。

「それで、その小規模調査ってのはいつから始める予定なんだい?」

「いやぁ、それが何とも。船を用意できたら調査にかかる費用を出してくれるって言われてるんで、まだ調査用のドールも準備できてないですよ。調査用ドールを動かせるソーサラーも手配しないと行けませんし。はははっ」

「そんな悠長なこと言ってていいのかい? こっちとしては早く調査を始めてほしいんだが」

「まぁそれはどうにかしますよ。夏の間に調査は始められるでしょう」

「そうか。それならいいんだが」

 頭を掻きながらにこやかに笑っている永瀬だが、なんとなく青葉には、言葉ほど上手く行ってないんじゃないかという気がしていた。

 ――ボクがそう思ってるだけかも知れない。……でも!

「あの!」

 思い切って声をかけ、鞄からアタッシェケースを取り出して貴成と永瀬が向かい合って座っているテーブルの上に置いた。

「ボクのドールは使えませんか?」

「何言ってんだ、由貴。仕事しろ!」

 貴成に文句を言われながらも青葉は、ケースを開けて永瀬に中身を見せる。

 スクリューは取り外してしまっているが、一緒に収まっているマーメイディア。

「ちょっと待ってくださいね」

 さらに声を上げようとした貴成を手で制し、永瀬はマーメイディアを手にとって眺めた。

「このドールは水深どれくらい耐えられる設計なので?」

「一応百メートル、のはずだけど、陸から実験してるだけだから、まだ五〇メートルまでしか試せてなくて……」

「なるほどなるほど。水圧検査はもう少し必要として、センサー類も追加が必要かな? スクリューがあるってことは、泳ぐのかな? このドールは」

「あ、はい。そうです」

「コントロール用のアプリは?」

「えっと、潜水ゲームを参考に、自分で組み上げた奴です」

「うん、そうか。なるほど」

 にこやかなのとは違う、悪巧みでもし始めそうな笑みをし、瞳に輝きを宿した永瀬は、不審そうな顔をしている貴成に向き直った。

「お願いがあります。このドールと、この子を、調査に貸してください」

「え? ボクを?」

 永瀬の言葉に、青葉は驚きの声を上げていた。

 マーメイディアを貸すことは考えてたが、自分まで必要だと言われるとは思っていなかった。

「いや、それはさすがに……。こいつを漁の船に乗せるのは、ちょっと……」

「いえいえ。むしろこの子が必要なんです。このドールもいい出来ですが、それよりこの子の方が僕にとって必要です」

「……そうなのか?」

「えぇ。ピクシードールを扱うソーサラーは、バトルの経験者は多いんですが、それは地上での活動、地面の上での動きが前提です。水中の、三次元でのコントロールを経験しているソーサラーは非常に少ない。この子とこのドールがあれば、来週からでも予備調査が始められますよ」

 畳みかけるような永瀬の言葉に、貴成は迷いの表情を浮かべる。

「親父……」

 胸の前で手を握り合わせ、青葉は懇願の色を浮かべて父親の顔を見つめる。

「早く調査をしたかったのでしょう?」

「ちっ。しょうがねぇな! その分、さっさと調査してくれよ」

「やった!」

 渋い顔をしながらも認めてくれた貴成に、青葉は思わず飛び上がっていた。

 ――親父の船に乗れる!

 貴成と一緒に仕事ができる。貴成の手伝いを直接できる。

 それは青葉にとって、夢だった。

 

 

          *

 

 

「アライズ!!」

 願いを込め、俺は唱えた。

 光を纏ったイシュタルがピクシードールからエリキシルドールへと変身する。

 ――でけぇ。

 イシュタルの目を通して見たグランカイゼルは、自分の目で見ても大きかったと言うのに、一二〇センチの視点からだと、二倍以上の身長差のため、巨大ロボットに思えるほどの偉容だった。

 ローラーダッシュを使ってくるのはわかってるから、俺はイシュタルにできるだけ距離を取らせ、とりあえず腰の長剣を右手で抜かせた。

「まさかお前がエリキシルソーサラーだとは意外だったが、ここで会ったのは都合が良い。お前さえ倒してしまえば、他の奴はたいしたことないからな」

「そう上手くはいかねぇと思うがな」

 悪魔でも取り憑いてるんじゃないかと思うような笑みを見せる西条に、俺はそう言い返す。

 ついこの前、俺は克樹とリーリエに引き分けてる。エリキシルソーサラーじゃないが平泉夫人には惨敗を喫してるし、戦ったことはないが、夏姫の奴にも勝てないかも知れないと思ってる。

 気が大きくなってる西条は、おそらく青葉との戦いが初経験だったんだろう、自分に酔っていてエリキシルバトルの現実が見えていない。

「はっ。どうせオレのグランカイゼルに勝てる奴なんかいないのさ! お前ですらもな、槙島猛臣!!」

 マニュアルには書いてあるから知っているはずだが、フェアリーリングも張らずに戦闘を開始する西条。

 予想通り大きく取った距離をローラーダッシュの加速を利用して一気に詰めてくる。

 ――いい加速するじゃないか。

 突き出した肩でタックルを仕掛けてきたグランカイゼルを、大きく跳んで躱す。

 轟音とともに、イシュタルのすぐ横をガンメタリックの金属塊が通り過ぎていった。

 ほんのわずかな助走距離でトップスピードに入れてくるローラーダッシュの加速力は凄まじい。

 しかし動きは読みやすい。イシュタルの機敏さと瞬発力であれば、避けるのは容易い。

「ちょろちょろ!」

 二度目の突進を躱され、西条は苛立った声を上げる。

「これならばどうだ!」

 腰の後ろのハンマーを右手で引き抜いて構え、ローラーダッシュで接近してくるのと同時に振り下ろすグランカイゼル。

 砂が飛沫のように舞うが、それだけだ。

 力任せに叩きつけられるハンマーは音も速度も凄まじいが、洗練されていない。軌道が読みやすい。

 おそらくグランカイゼルは、通常のピクシードールに使用されてる人工筋と違って、油圧やモーターによって駆動している。

 それらの駆動系はパワーはあるが、人工筋に比べて重量と反応速度の点で劣る。千回叩きつけてこようが、俺のイシュタルに掠ることはない。

 反撃も試みてみるが、装甲が半端ではないことがわかっただけだった。

 元々金属の塊のようなグランカイゼルは、アライズによってさらに強化され、戦車並みの防御力と化している。

 振り下ろされた腕に剣で斬りつけてみても、わずかな切れ目は入れられるだけで、ダメージにはならない。思った以上に設計の腕はあるのか、関節の内側にも可動式の装甲が施されていて、ただの剣で斬り崩すのは難しそうだった。

 外骨格部分に比べれば脆弱だろうドール本体は、ハンマーを持っていない左腕でガードしていて、イシュタルのサイズで攻撃を届かせるのは難しかった。

 ――まぁ、こいつのプライドごと吹き飛ばすには、本体なんぞ狙う必要はないがな。

 現状ではまともな攻め手がなかったが、俺は口元に笑みを浮かべていた。

「くそっ! これで終わりにしてやる!」

 ヘルメット型のスマートギアの下で青筋を立ててるだろう西条は、グランカイゼルをイシュタルから離した。

 両腕を上げ、イシュタルに電動ガンの銃口を向けてくる。

「砕け散れ!」

 アライズによって直径五〇ミリほどになったチタン合金製の弾丸は、初速はおそらく音速を超え、下手な機関銃よりも威力があるだろう。

 さすがに俺とイシュタルと言えど、それを躱し続けるのは難しい。

 しかし俺は、青葉の戦いでそれをすでに見ていた。

「なんだと!!」

 爆発が起こった。

 イシュタルに向かって弾丸が放たれる瞬間、グランカイゼルの左腕が爆発した。

 比喩でも冗談でもなく、グランカイゼルの左上腕は吹き飛び、黒煙を上げている。

「何をした!」

 身体を震わせ、スマートギア越しに俺のことを睨みつけてくる西条。

 グランカイゼルが電動ガンを構えたのを見た俺は、イシュタルに新たな武器を構えさせていた。

 左手に持っているのは、銃。

 まるでアニメの巨大ロボットが持っているようなライフル銃を、イシュタルは手にしてる。

 ――出力を強化してるとは聞いてたが、どんだけだよ、永瀬!

 ライフル銃のケツから伸びてるケーブルは、イシュタルが背負っているランドセルに接続されている。今朝方永瀬から借りてきたオモチャの装備。

 本来はレーザーポインタを使用した銃撃戦用の装備だが、超長距離でも命中判定が取れるよう出力を強化していると聞いていた。

 しかしピクシードールに搭載する内蔵バッテリの数倍はあるランドセル型外部バッテリが、たった一射で五パーセント近くも減るほどとは聞いてない。

 グランカイゼルの腕を吹き飛ばしたのはアライズしたからこその威力かも知れないが、アライズしてなくても確実に違法で、焦げ跡くらいつくれそうな威力に俺はため息を吐いていた。

「レーザーライフルだと?! なんてものを持ち出してきたんだ、お前は!」

「俺様もこういうものは無粋で嫌いなんだがな」

 ――それに、克樹や夏姫相手じゃ、絶対勝てねぇ。

 背中を覆うほどのサイズのランドセルは、重量も大きい。威力は凄まじいが、アリシアやブリュンヒルデが相手なら、動きが鈍くなりすぎてライフルを構える前にやられるのが落ちだろう。

 ――こういう図体ばかりの敵を相手にするには、いいものだけどな!

 使いづらいライフルをランドセルのラッチに戻させ、俺はイシュタルにもう片方の武器を装備させる。

 砂に突き立てた長剣の代わりに右手に構えたのは、幅広の剣。もちろんこれも、ケーブルでランドセルに接続されている。

「よくも、オレのグランカイゼルをぉぉぉーー!!」

 震えが収まったらしい西条は、ハンマーを横に振りかぶったグランカイゼルをイシュタルに高速接近させる。

「吹き飛べ!」

 移動しながらなのに狙い澄ましたハンマーのヘッドが接触する直前、イシュタルが幅広剣を振るう。

 砂を巻き上げながらグランカイゼルが通り過ぎた後も、イシュタルは健在だ。

「くっ……。この、この野郎……」

 悔しそうな声を漏らす西条。

 振り返ったグランカイゼルが右手に握っているのは、金属の棒。ハンマーのヘッドは、イシュタルの近くに転がっている。

 右手の幅広剣は、刀身が赤い。

 抜いたときには黒かったそれは、赤熱し、空気中の酸素を焼いてちりちりと音を立てている。ヒートソード。

「今度はこちらから行くぜ!」

 言って俺はイシュタルを走らせる。

 立ち尽くしていたグランカイゼルが動き出す前に、両手で持ったヒートソードを縦に振るう。

 ゴトリと、左腕が肩から滑り落ち、砂浜に転がった。

 ――消費電力の計算、絶対間違えてるぜ。

 外部機器として認識されたランドセルから送られてくる情報で、バッテリ残量が目に見えて減っていくのがわかる。

 借りておいてなんだが、威力がでかすぎるライフルや、長時間は使用できない、何のためにあるのかすらわからないヒートソードの使い勝手については、永瀬にレポートを送ってやろうと思っていた。

 オモチャだとしても、完成度を上げたいだろうから。

「やめろっ。やめてくれ! これ以上グランカイゼルを壊さないでくれ!!」

「知ったことか。お前如きがエリキシルバトルで最強なんて嘯いたのが悪いのさ、西条!」

 泣き声が混じる西条に言い返し、俺は逃げ回るグランカイゼルにイシュタルを接近させる。

「巨大ロボットかぶれの金属の塊なんぞ、削ぎ落としてやるぜ」

 唇の端に笑みを浮かべ、俺は岩壁に追いつめたグランカイゼルを、イシュタルのヒートソードで斬りつけた。

 


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