Angel Beats! ~君の歌と僕の想いと~ 作:形代レイジ
誠に申し訳ありませんでした―――!!!
記念すべき10話目(プロローグ入れてね)の投稿が遅れてしまって済みませんっしたー!
それと今回のタイトルは……この謝罪はあとがきでします…
そ、それでは第九話をどうぞ!
「ったく。やっとまいたか」
あたしはあの後、授業が終わるチャイムが鳴るまで追いかけまわされていた。
「たかが、サボりであんなに追っかけまわしやがって。つか、ここどこだよ」
確か下りて上って下りてって繰り返して…
ここ、何号館の何階だ…?
自分が居る場所が分からん。
そもそもこの学校の中知らねーんだった。
「ハァ、ん?」
あたしは、ちょうどいい所に通りかかった2人の女子生徒に学校の見取り図か地図がないか聞いてみることにした。
ついでに現在地も
「ちょっといいか?」
「は、はい?えっと、どうしました?」
「どっかにこの学校の見取り図がある場所ない?それと、ここってどこか分かる?」
「あ、案内図なら各階に設置されてます!1階には学園全体の見取り図があります!」
どーしたんだ?なんかやけに力強い…
てか、なんか顔赤いぞ?
「そ、それとここは2号館の2階です!」
おおぅ、なんか怖いこの子。
それともう一人の子若干引いてる。
「そ、そっか。ありがとよ」
あたしは礼を言うとその場から離れようと
「お、お名前を!お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか!?」
物凄い勢いで引き留められた。
だから怖いって。
あとお前の友達、若干を通り越してドン引いてるよ!?
まあ、教えてもらった立場だし、名前ぐらい名乗らないと失礼か
「あー、3年のひさ子だ」
あれ?なんか俯いて反応がないぞ?
「……さま」
なんかボソボソ言ってる?
「ん?」
「ひさ子お姉様…!」
「………っお姉様!?」
「ちょっとあんた何言ってるのよ!もう行くわよ!先輩失礼します」
あ、もう一人の子がとうとう襟をつかみ引きずっていった
「あぁ、おねぇさま――!」
何なんだもう
のちに、この女生徒がガルデモファンクラブを設立し、その会長になるのはまた別の話である
♦
「はぁ、まったく何だったんだよ」
取り敢えずあたしはさっきの子たちに教えてもらった案内図がある1階に行ってみることにした。
ララーラーラ
それは唐突にあたしの耳に…いや脳に響いてきた。
「う、歌?」
一体どこから!?
気づけば、あたしは夢中で走っていた。
ララーラーラ
この歌声のする方へ
「はぁ、はぁ」
どこ、だ。
どこから聞こえる!?
ララーラーラーララララ
自分でも分からない。
なぜこんなに必死に歌声の方へ行こうとするのか…
……
「はぁ、歌が…はぁ、はぁ」
歌はやんでいた
「っ、はぁ。…何やってんだろ…あたし」
あたしは歌声の主を探すの諦めた。
それにしても今の歌声…
「はぁ、はぁ。きれーな声だったな」
綺麗なだけじゃないその歌声にはその人の感情、いやその人自身が宿っているかのような声だった。
「歌…か」
あたしは開いている廊下の窓に寄りかかり息を整えていると
今あたしが居る2階から見下ろせる位置にある中庭を通り過ぎる1人の女生徒が目についた。
「まさか!?あいつがさっきの…?」
そこに居たのは肩までの長さの赤毛の髪をした女子生徒だ。
しかしあたしの目についたのはそこじゃない。
「ギター…。ケースから察するにアコギか?」
あたしはその女子生徒が視界からいなくなるまで目が離せなかった
♦
あたしは今この世界でのあたしの自室、つまり寮に居る。
ギター少女が見えなくなってから、あたしは案内図を見て寮まできていた。
寮の部屋は生徒手帳に載っていたから迷わないで済んだ。
部屋は6畳の部屋にキッチンと風呂とトイレがついている。
「部屋に風呂がある寮ってなかなかねーよな」
さらにあたしの部屋は一人部屋だった。
結構2人で部屋に入っていく子達が居たからふつーは2人部屋みたいだ。
「まー、今の状況だと一人になれた方がいいか…」
正直あたしはまだ混乱している。
死んだのは事実だ。それは間違いない。
だけど、あたしはこの世界でどー生きていけばいいのかわらかない。
「罪を償う…か」
さっき自分で、この世界は罪を償う牢獄だと言ったのを思い出す。
「どーやって償えばいいんだ…。あいつはあたしが何をしたら許してくれっかな…」
この世界は残酷だ。
まだ地獄の方が償いとして罰を受けられる分ましだな…
この世界では罰すら受けられない。
「それも自分で見つけろってことか?」
あたしは…
どーしたらいいのかな…
どーしたら許してもらえるのかな…
「………めぐる」
♦
『ねー、ひさ子さん。またギター弾いてよ』
『また?あたし、そんなにギターうまくねーよ?』
『…?そんなことないよ。僕はひさ子さんのギター好きだよ?』
『っ!…そんなにゆーなら弾いてやるけどよ』
『じゃあ歌も歌ってー』
『…ほぅ、あたしが歌が下手なの知っててそんな事言うのか…』
『そ、そんなつもりで言ったんじゃないよ!ただひさ子さんの歌を聴きたいなって!』
『…ハァ。分かったよ…』
『やったっ!』
『じゃあ、弾くぞ』
『…………………』
ああ、あの時あいつはなんて言ってたんだっけ…
あたしがあの時の言葉を忘れるわけがない…
嬉しかったあの言葉…
あいつの事が気になりだしたのもあの言葉のせいだったな…
『好きだよ…ひさ子さんのギター。だって、ギターを弾いてるひさ子さんが大好きだからね』
次回:決意と出会い(仮題)
前回、ひさ子岩沢コンビ書くって嘘ついて済みませんでしたー!
それにタイトルあれなのに岩沢さん一回しかでてないしセリフなしで…
書きたかったんです…けど、思ったより進みませんでしたぁ…
それと遅れたのは別にGW初日だからってサボってたわけではないです!ホントです!
部屋の掃除したりカラオケ行ったり…庭の手入れしたり家庭菜園やったり…アニメ見たり…
ね?サボってないでしょ?
じ、次回こそ岩沢さんに大接近しますんで許してください!
それでは次回の投稿(今日)も是非読んでいってください。
余談なのですがカラオケ行った際、AB!の曲沢山歌いました!
一番の宝物が94点いって喜んでたら感動の名シーン思い出してウルッってなってて友達にドン引かれました