文月学園に編入させてもらいました   作:佐藤家の二人目

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今回はAクラスとの勝負の一部とそれまでのお話です。
沙月の扱いに困ってきた作者ですがこれからもよろしくお願いします。


第6話 Aクラス戦

前回の最後にやった写真会で撮られた写真を使って写真集が作られたみたい。

そして今回、とうとうAクラスまでやってきました!

え?

楽勝にしか見えなかっただって?

実は書いてはいませんでしたが私が相手のクラスに誘拐されそうになったことが5回ほどあります。

何があったかというと優子さんと秀吉を間違えたのがきっかけでした。

誘拐されそうになったクラスというのはAクラスでした。

そのときと誘拐あたりの話でもしましょうか。

 

 

 

Dクラス戦の途中。

秀吉がサボってるように見えた私が優子さんに向かって言った言葉がきっかけでした。

 

「秀吉君!何サボってるの!早くしないと雄二君に襲われますよ!」

 

襲われるというのは武器を持って追いかけられるような感じの意味だよ。

 

「ふふふ、私の愚弟と坂本ね。ありだと思うわ・・・」

 

小声でこんなことを言い出したんです。

そのときは聞こえていたけど反応できないような感じだったよ。

そして聞かなかったことにして肩をたたきながら呼びかけました。

 

「秀吉君!私が雄二をけしかけて襲わせちゃうよ!」

 

「だ~れが秀吉ですってぇ?」

 

「えっとー・・・」

 

「ぼろぼろにされたいみたいね!」

 

「さっきのことは言いませんから命だけは!」

 

「さっきのこと?」

 

「あなたがBL好きだってことです!」

 

「どこで聞いたの?」

 

「雄二と秀吉はありだなっていってたからです!」

 

「私がそんなこと覚えてられないような体にしてあげるわ・・・」

 

「ひっ」

 

優子さんの腕が伸びてきました。

そのときは何とかよけることができました。

 

「ちょこまかと逃げるな!」

 

「死にたくないですよ!」

 

「ちょっと捕まえて遊ぶだけだから大丈夫よ!」

 

「全然大丈夫じゃなーい!」

 

「待ちなさい!」

 

という鬼ごっこをしてて一回目。

そして逃げ切ったあとに2回戦が始まる。

 

「・・・雄二は私のもの」

 

「えーっと雄二君とどういうご関係で?」

 

「雄二は私の婚約者。人の恋人を取らないで欲しい」

 

「別に取ろうとし「返してもらう」優子の次はあなたなんですかー!」

 

「優子?あなたなにかしたの?」

 

「ちょっと揉め事があっただけなんだけど」

 

「でも私には関係が無い」

 

「私を追っかけてくるあなたは何者ですかああぁ!」

 

「私は霧島翔子」

 

「えっと・・・学年代表だったっけ?」

 

こくりとうなづくとスピードが上がり逃げそびれる。

 

「ゆっくりお話させてもらう」

 

「その緑色の薬ってなに!」

 

「雄二を捕まえるための薬」

 

「そんな危険なものどうするのよ!」

 

「あなたを捕まえるのに使う」

 

「いやああぁぁぁ」

 

こんなところで私は殺されるのか。

そう思っていたんだけど。

そこで救世主?が現れました。

 

「ん?翔子なにやってんだ?」

 

「雄二あなたにお話しがある」

 

「ちょ、ちょっと待て!取り込み中だったよな!?」

 

「雄二のことだから雄二に聞くことにした」

 

「や、やめ・・」

 

バチン

スタンガンによって雄二が気絶する。

そして翔子が連れて行く。

助かったんだよね?

ああ、怖かった。

これの続きみたいなことで誘拐されそうだったよ。

命の危機だったね。

 

 

言ってるうちに勝負の方法が決まったな。

勝負の方法はAクラスとFクラスから5名づつで一対一での勝負を5回するらしい。

Fのメンバーは大将である雄二、明久、ムッツリーニ、姫路、秀吉(沙月)になった。

秀吉に()がついているのは、姉にどうされるか分かったものじゃないからなんだ。

この前Cクラスに対していろいろやったから・・・

秀吉、ご愁傷様です。

 

 

一回戦は・・・木下秀吉VS木下優子

になるはずだったんだけど・・・

 

「秀吉、勝負の前に聞きたいことがあるの」

 

「なんじゃ姉上?」

 

「なんでCクラスの人は私が豚扱いしたって言ってたのかな?」

 

「えーっと、それはじゃな・・」

 

「秀吉、ちょっとこっちおいで、何をしたのかを体に教え込んであげるから」

 

「いやじなのじゃ!」

 

「さあ、おいで」

 

優子さんが秀吉のひじをつかむ。

そのまま引きずっていく。

 

「あ、姉上、その関節はそんな方向にはまがらな・・・」

 

あ、秀吉の悲鳴が聞こえてきた。

しばらくすると血まみれの秀吉を引きずって優子さんが帰ってきた。

これは私の出番になるのかな?

 

「秀吉は棄権するそうよ、代わりの人がいるなら準備しなさい」

 

「一応、私が代わりなのですが・・・」

 

「ちょうどいいわね、あなたにも少しおはなしを・・・」

 

「い、いやああぁ!まだ死にたくない!」

 

「ほら、こっちよ」

 

優子さんに腕をつかまれ引きずらる。

抵抗しようにも女とは思えない怪力で押さえつけてくる。

少し行ったところには血の跡が・・・

これから私もそうなるんだよね・・・

みんなさよなら・・・

生きて帰れることを祈ってるよ・・・

 

 

 

 

 

目が覚めたとき雄二が翔子と話をしているところだった。

何を話しているのかな。

 

「雄二、これに勝ったら私の言うことを一つ聞いてもらう」

 

「いいだろう、俺は負ける気はないがな」

 

「楽しみにしてる」

 

そういうと翔子と雄二は勝負の会場へ移動する。

勝つための秘策とかあるのかな?

明久とムッツリーニが何か話してる。

翔子のお願いについてだそうだ。

 

「雄二が勝たないと姫路さんと沙月の貞操が・・・」

 

「・・・(ボタボタ)」

 

ああ、翔子はそういう風に見られてるのね。

雄二のことを一途に思い続けてるだけなのに。

あ、この情報は鬼ごっこをしてるときに分かったよ。

姫路さんは明久が何をいってるのか分かってない様子。

純真なままでいて欲しいと心から思いました。

 

雄二と翔子の勝負の結果だけど、雄二が余裕で負けてた。

その後明久とかが雄二を殺そうと動き出していたんだけど鉄人が来て止めた。

これからは鉄人による授業になるらしい。

あとちゃぶ台がみかん箱になった。

全部雄二のせいだ!といってる明久を美波と姫路さんが連れて行く。

どこかに遊びに行くみたいだ。

リア充が!見せつけてんじゃねーぞ!

って言えないんだよね・・・

女になっちゃったから・・・

それはいいんだよ。

もう踏ん切りがついた。

今後は女として行動していきます!




これで最初の戦争は終わりです。
次はどこから書こうかと悩んでおります。
できる限り原作の内容を書いていきたいのですが・・・

いろいろありましたら感想お願いします。

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