文月学園に編入させてもらいました   作:佐藤家の二人目

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今回はDクラス戦の予定です。
原作では1日目でしたが今回は2日目ということにしています。
そして沙月が編入するのも2日目ということにしておきます。
一応ショックから立ち直るのに1日使ったということです。

それではどうぞ、ゆっくり読んでいってください。


第2話 さっそく戦争らしい

今日は編入するひだよ。

一応遅刻しないように早めに出たよ。

前回はしたくてしたんじゃないけどね。

それは置いておいて。

これが学園ね。大きいなぁ。

知ってるけど。

編入用資料出しに来るときに見たからな。

でもクラスの設備とかは見てないから気になるな。

しっかし思ってたよりでかいんだなこれが。

とりあえず職員の方に道を聞いてFクラスに行くか。

 

「あのー、2-Fクラスはどこでしょうか」

 

「ああ、それならそこの・・・」

 

「ありがとうございます」

 

これで道が分かった。

しかし旧校舎にあるとはな。

これだと昔の机かつぼろぼろとかかもしれん。

お、これがAクラスか。

えーっと個人用の冷蔵庫にジュース入りだと!

うらやましいじゃないか。

ほかにもいろいろあるみたいだが、いかんせん時間がない。

また時間のあるときでも見に来るとしよう。

ここが旧校舎か。結構ぼろいんだな。

そしてFクラスを外から覗き込む。

座布団にちゃぶ台、割れた窓ガラスだと・・・

予想外のひどさ。これはやばい。しかしちゃぶ台があるだけましか。

正座をしていても大丈夫な程度には慣れている。

とりあえずFクラスも確認したことだし、学園長に会いに行きますかね。

 

 

 

 

妖怪がいる・・・なんだばばあか。

あせらせるんじゃねーよ

 

「学園長、今日から編入することになった沙月です」

 

「そうかい、編入試験のときは大変だったろうにねぇ」

 

「大丈夫です」

 

「しかし決まりは決まりだからFクラスですごしてもらうことになるよ」

 

「はい、分かっています」

 

「ならいいさね、そろそろ始まるよ」

 

「これからよろしくお願いします」

 

これから転校生は必ず通ると言われている地獄の体験をしに行こう。

さあいざゆかん!

 

 

 

 

~Fクラス前~

「あっ先生。今日転入することになった沙月です」

 

「あなたが沙月さんですか、これからよろしくお願いします」

 

「こちらこそお願いします」

 

「では紹介もあるので先に入らせてもらいますね」

 

「はい」

 

そして先生の紹介が始まるんだろうな。

今のところ猫かぶっているから印象は悪くないはず。

 

「先生、編入してくる人って女性ですか?」

 

「そうです」

 

「「「うぉぉぉぉぉ!!」」」

 

うわ!何だこの声は。

びっくりするじゃねーか。

何の合唱だよ。

しかし野郎が多いみたいだな。

さすがFクラスだな。

 

「その人はきれいですか?」

 

「どちらかと言うとかわいいですね。それもかなり」

 

『『『きたあああああああああああああ!!』』』

 

さっきよりも大きな声で野郎の合唱が響く。

逃げ出したくなってきた。

どうしよう、このままとんずらするか?

いや、多分大丈夫なはず。

そう信じることにする。

 

「それでは入ってきてください」

 

「おお!」

 

「私の敵ね」

 

「すごいかわいいですね」

 

「・・・・無防備」

 

「これからクラスメイトになる沙月ですよろしくお願いします」

 

ペコリ

きちんと挨拶はしてやる。

ところでさっきやばいのが一人いたぞ。

あれは何だ。

今もスカートの中を見ようとはいつくばっている。

しかしぎりぎり見えない位置に立っているから見られていないはず。

ちなみに女物の下着だからおかしなところはない。

 

「・・・くっ見えん」

 

「きゃあぁぁぁ!」

 

とりあえず悲鳴を上げてしゃがんでおく。

このぶりっ子ぶりに野郎がどんな反応するのか気になるな。

 

「おい、ムッツリーニ。いまかがんだ瞬間に写真とってただろ。それ売ってくれ」

 

「・・・・1枚1000円」

 

「くそぉ!たけぇ。でも買う3枚くれ!」

 

「「「俺もだ!」」」

 

なんていう団結力。

しかしかがんだ瞬間に見えたのを撮るとかどんなばけもんだ。

しかしレンズは血で染まっている・・・

鼻血すごい量でたな。

あんなんじゃ撮れてないだろう。

よかった。これからあいつには気をつけよう。

 

「大丈夫?」

 

「大丈夫ですか?」

 

巨乳美人と普通の人が話しかけてくる。

 

「ありがとうございます。先生、できればほかの人の自己紹介を聞きたいのですが」

 

「すまないが今は時間がない。今度にしてもらえるか」

 

「ええ、いいですがなにがあるのですか?」

 

「戦争だ」

 

きたあああああ・・・

とりあえず落ち着いて。

どこと戦争してるのか聞かないと。

 

「あのーどこと戦争してるんですか?」

 

「Dクラスだ、あんたにも参加してもらおうと思ってる。補充試験うけてくれないか?」

 

「はい、分かりました。皆さんのためがんばらせてもらいます」

 

「よし、みんなあの作戦は実行する。姫路には思い切り突っ込んでもらう」

 

「分かりました!」

 

巨乳美人は姫路って言うのか。

後で話しておこう。

あのひとは名前の通りお姫様みたいな感じだね。

 

「姫路は実力的にはAクラスだ。しかし振り分け試験のとき、途中退席で零点だ。だから今回はそれを使おうと思う。なぜ昨日補充試験を受けなかったかだと?それは相手を油断させるためさ」

 

「さすが雄二だね」

 

「明久は黙ってろ」

 

ふむリーダーは雄二と言い、さっきの普通の人は明久というのか。

 

「明久の操作の腕前もなめてもらっては困る」

 

これで明久が強そうな感じがしてきた。

ちょっと聞いてみるか。

 

「え、明久君がすごい実力の持ち主なのですか?」

 

「さっそく名前で呼んでくれるんだね」

 

「なんと明久は観察処分者なんだ!」

 

「観察処分者とはどのような称号なのでしょうか」

 

観察処分ってやばくないか?

普通の人だと思ってた俺がまちがいだったな。

ちなみに返答はなんだろうか。

 

「観察処分者って言うのは「バカの代名詞だ」ちょっとかぶせないでよ」

 

「バカの代名詞ということは明久君は学校の中で最もバカな人の一人と言うことですか?」

 

「そうだ」

 

「違うよ!ちょっとお茶目な人につけられる称号だよ」

 

「明久君はバカな人でしたか、さっきはかっこいいなと思ったのですが」

 

「そうよアキはバカなのよ。だからかっこいいなんておかしいのよ!」

 

「美波、僕をそれ以上傷つけないでくれ」

 

「そうですよ。吉井君はバカなんですよ」

 

「姫持さんまで・・・」

 

ふむさっきの危険人物が|寡黙なる性職者(ムッツリーニ)というのか。

それにあの胸ペタンが美波という名前なのか。

あとあのバカは吉井明久と言うみたいだ。

ほかの人の名前は分からないが今のところは関係ないだろう。

 

「これでこのクラスに女の子が4人になったよ」

 

「4人ですか?3人の間違いなのではないでしょうか」

 

「お主は分かってくれるのか」

 

「はい」

 

「お主は優しいのう」

 

どうも女っぽい男子がいたんだけどあってたみたい。

ほかの人からは女扱いらしい。

その顔じゃあしょうがない。

なんていう名前なんだろうか。

 

「あの、あなたのお名前はなんでしょうか」

 

「忘れておったの、わしは木下秀吉じゃ」

 

歴史上の人物と・・・

気のせいだよね。

木下君と呼ぶか秀吉君と呼ぶかどうしよう。

秀吉君でいいか。

明久君って言っちゃったし。

 

「秀吉君、これからよろしくね」

 

「うむ、よろしくなのじゃ」

 

これで大体は分かったかな。

そろそろ戦争だろう。

俺はテストだ全教科だからながいんだよな。

姫路も似たようなものだし一緒に受けて仲良くなってみるか。

 

「じゃあ戦争だ。野郎ども、やるぞ!」

 

「「「おおー」」」

 

「お、おー」

 

「・・・」

 

ノリについていくのが大変そうだ。




戦争まで入れませんでした。
沙月はノリについていけなさそうですがいずれついていきます。
その時はFクラスに汚染されたと言うことです。
猫かぶっているのはいつまでにしようかな。


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