友人と別れゼロ魔の世界に・・・   作:佐藤家の二人目

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今回は主人公ががんばって魔法を覚えていきます。


原作前のお話
第2話 魔法使い始めました


皆さんこんばんは。無事に5歳まで生きることのできたショウゴです。

こっちでの名前はジェンテって言うんだ。

今までの記憶は恥ずかしすぎて忘れたいので言いません。

適当に今の状態を言うと今日は5歳の誕生日のようです。トリスティンとか言う国に住んでる。家は下級貴族らしい。両親が嘆いていたよ・・

この世界はもといた世界と比べて技術が劣っているようだ。いつぐらいなのだろうか。

機械技術はなくても魔法が存在するらしい。使ってみたいね。かっこよさそうだね。

貴族は全員覚えるらしい、ってことは使える!今から楽しみだよ。

で、5歳の誕生日なんだけど杖をもらったよ。でもすぐにすごいのが使えるわけではないみたい。最初は属性もないコモンマジックを練習するよ。

普段は親にジェンテって呼ばれてるんだ。

 

「ジェンテ、杖と契約するのは明日ね」

 

「お母様、今からはできませんか?」

 

「しょうがないわね。やってみなさい」

 

お母様はとても優しい、ただ女言葉にさせられたのが気に入らない。それ以外はとてもいい人だね。

 

「どうやればいいのですか?」

 

「杖とつながりを持つ、という感じでやるといいらしいですよ」

 

「分かりました、やってみます」

 

さて、どうやって契約するんだろ。とりあえず話しかける感じかな?

その後いろいろやってみたが反応はなし。ちょっと残念。お母様は1日では無理なことが多いらしい。少し安心した。

 

 

 

 

 

 

契約を始めて7日目くらいに、何か杖とつながったようなつながった感じがあった。これが契約かな?とりあえずお母様に聞いてみることにする。

 

「お母様、杖と何かがつながったような感覚になったのですが、これが契約なのでしょうか?」

 

「偉いわね。きちんと契約できてるじゃない」

 

「これで魔法が使えますね」

 

「コモンマジックからはじめましょうか」

 

お父様は普段は王都に出向いてるらしい。仕事だろうね。お父様が帰ってきた日はお母様がとても喜んでいる。仲のいい夫婦でいいなと少し思った。自分の両親なのに。自分の元いた世界では、親は離婚する寸前だった気がする。それがいやで家に帰る気が失せたんだったかな。そのせいで才人を守って死んだのか。ある意味自業自得だね。でもこの後才人と会えるかもしれない。そう考えると、転生させてもらってよかったなと思えるようになった。最初の一年は神様恨みっぱなしだったな・・・

 

 

「そろそろベッドへ行きなさい」

 

「お母様も」

 

「分かってますよ」

 

なんだかんだでお母様はきれいだし甘えたくもなるよね。子供だからいいでしょ。

 

「おやすみなさい・・・」

 

そして杖との契約は成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあと1年くらいはコモンマジックのライト、レビテーション、フライ、ロック、アンロックなどをやっていた。ほとんどのコモンマジックを使えるようになったときにお母様が提案した。

 

「そろそろどの系統に向いているのかを調べましょう」

 

「はい。お母様」

 

そしてやってみたところ風と水が結構いい感じで土が少しできるみたい。この世界の系統は4種類で、火・水・風・土らしい。ほかにも虚無と呼ばれる伝説の系統があるらしいけど伝説だから存在しないだろうね。

魔法にはレベルがあるらしい。

一番弱いのがドット。

その次がライン。二つ掛け合わせることができるらしい。

そしてトライアングル。3つだね。

最後にスクウェア。そんなに人数はいないらしいけどとても強いらしい。これは4つ掛け合わせるらしい。

ほかにも魔法としてはランクが高いのはあるけど、一人では使えないらしい。すごそうだね。

 

 

 

6歳になって体を鍛えたくなった。暇なときに走るとかをはじめたよ。でも最初は全然走れなくてやっぱ子供の体じゃきついなって思ったよ。どれくらい鍛えようかな。勉強は少しずつやってるけど算学は正直必要ないと思ったね。だってレベルがね・・・

トリスティンの歴史も学んだよ。今トリスティンは結構危ないらしい。それよりも税金が8割って高すぎない?

これじゃ平民もつらいでしょ。でも貴族はとっても派手だ。こんなのでいいのかな?所詮子供には関係ないからどうしようもない。

 

 

 

 

 

 

 

7歳になった。ちょっと森に興味があって抜け出して行ってみた。きれいなところだなーって思ったけど見たこともない動物がいっぱいいたよ。こっちでは幻獣って呼ばれてるそうだよ。教えてもらったんだ。久しぶりにはしゃぎながら走り回ってたらオークに出会っちゃった。魔法が全然効かなくて逃げようとしたんだけど、木の根にひっかかってこけて危なかったんだよ。でも魔法連発してもどうしようもないもうだめだって思ったときちょっと強い風の魔法が使えて、オークが怯んだんだ。逃げていると私を探しに来たお母様とあえて泣き付いちゃったよ。そのあとお母様に思いっきり怒られた・・・

もう一回は死にたくない。そう思ったよ。

そして後でわかったけどあの時風のランクが上がったみたいなんだ。お母様は喜び半分怒り半分の顔してた。

 

 

 

 

 

 

それから数年がたち水がラインになったよ。練習の賜物だね。火はいまだに使えない。いずれ使えるようになるのかな?

私って結構魔法の才能あるかもね。土はいまだにドット。小さなゴーレムが作れるんだ。

 

「もうラインになれたのね。がんばったわね」

 

お母様に褒められるのはうれしいな。

 

「水のラインの魔法を使えるようになっていきましょうね」

 

「はい、がんばります」

 

「ふふふ」

 

ちなみに今は10歳だよ。ランク上げるのは大変だね。

再来年から魔法学院に行くことになった。いろんな人に逢えるといいな。




これで魔法学院に行くことが決定しました無事にルイズと会えるのでしょうか。

読んでくださった皆さん ありがとうございます

それではまた次回 ノシ

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