友人と別れゼロ魔の世界に・・・   作:佐藤家の二人目

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才人とジェンテが剣を買いに行くところを書く予定です。
ここでインテリジェンスソード(意思のある剣)と出会う予定です。

ゆっくり読んでいってください。


第12話 買い物へ

今は買い物にきてるよ。

才人の護身用の剣を買おうと思ってね。

才人は遠慮してたけどお金はいっぱいあるから大丈夫。

どんな剣を欲しがるのかな。

日本刀とか売ってないかな。

 

「才人はどんな剣を買いたいの?」

 

「俺は安くて重めのものが良いな」

 

「安いのは簡単だけど重いのもてる?」 

 

 

「ガンダールブの力があればもてるって」

 

「それならいいけど」

 

会話しながらゆっくりと探す。

時々お店に入ったりしていいものがないかをあさるんだ。

なかなか見つからないよ。

もしかして私今デートしてる?

急に恥ずかしくなってきたよ。

だってデートだよ?

仲のよい付き合っている男女が行くんだよ?

多分才人もそれを理解して顔が赤いんだろうね。

ちょっと抱きついてみようかな

 

「さ~いと♪」

 

「うわっ」

 

「(スリスリ)」

 

「なんだよ」

 

「才人に引っ付くの気持ちいいよ」

 

「えーっと、ここは人前なんだけど」

 

「いいのいいの」

 

「恥ずかしいんだけど」

 

「美女に抱きつかれてるんだから喜べばいいのに」

 

「ルイズ怒らないかな?」

 

「怒らないって」

 

「ならいいけど」

 

さっきから才人のうでに胸が当たっているよ。

才人がにやにやしているんだ。

今ぐらいはいいよね。

休日なんだし。

 

「こういうのんびりした日もいいよね」

 

「そうだな」

 

いろいろ歩いていると路地裏にRPGの武器やみたいな看板を見つけたよ。

 

「才人、あそこなんかどうかな?」

 

「あれはRPG?」

 

「あっ」

 

思考かぶっちゃったよ。

危ない危ない。

声出さなくてよかった。

 

「どうかしたか?」

 

「なんでもないよ」

 

とりあえずぎゅっと引っ付いてみる。

動悸がすごいかもしれない。

今ばれるといろいろめんどくさくなりそうだね。

 

「ここは・・・」

 

「隠れた名店だね」

 

「おっさん、なんか持ってきてくれ」

 

「今のご時勢では平民に武器を持たせるのが多いみたいですよ、貴族様」

 

「様なんていらないよ、私はジェンテだよ」

 

「ジェンテ様はどのようなものをお望みで?」

 

「細身の剣が欲しいな、才人には大剣でお願い」

 

「分かりました」

 

結局様ははずしてもらえなかったよ。

 

「才人、いい剣あった?」

 

「うーん、なんかしっくりこないんだよなー」

 

「おい!そこの小僧!」

 

「何か聞こえた?」

 

「なんか聞こえたな」

 

「そこのガンダールヴ、おれっちを使え!」

 

「えっと・・・インテリジェンスソードかな?」

 

「おうともよ!」

 

「才人、この剣はいいと思うよ」

 

「しゃべってる剣なんて気持ち悪い」

 

「この剣ください」

 

「え、無視された」

 

あのしゃべる剣はデルフっていう名前なんだって。

錆びてるように見えたけど自分から錆びさせてたらしいよ。

値段はとても安くしてくれたからいい買い物だと思うんだ。

これから部屋が少しにぎやかになるかもしれないね。

鞘に入れると静かになるそうだよ。

いざとなったら鞘に入れようね。

 

「秘薬も才人の剣も買えたからそろそろ帰ろうかな」

 

「ちょっと聞くけど何に乗って帰るんだ?」

 

「ここへ来たときと同じでグラスに乗るよ」

 

「あの上寒いんだけど」

 

「風の魔法で何とかできると思うよ」

 

「なら頼む」

 

「りょーかーい」

 

いろいろあったけど無事に学院に帰ってこれたよ。

スリにもあわなかったから運がよかったのかな?

才人が守ってくれたかもしれないと考えるとちょっとドキドキするね・・・

そんなこと無いって違うって。

才人にドキドキするなんてないよ!

ホモじゃないよ!

ほんとに女になってしまいそうだね。

なんとか男として保ってきたけど才人がいると心が落ち着かないんだ。

どうしよう・・・




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