【登場人物紹介】
道長昨也
本作品の主人公。一般人の感性を持つが故に、過去の罪を引き摺る少年。彼の未来は全て他者の思惑通りに作られており、その役割は一方通行のスペアを構成する要素の一つ。一方通行のスペアには、一人でそれが為せる垣根帝督による『第二候補』と、複数人の共同体で初めて一方通行として機能する『失敗作』の二つが存在する。道長昨也は『失敗作』の中核を為す存在であり、またスペアとしての役割以外にも『虚数学区』の補強という役割も担っている。そのため、彼が学園都市から逃れることは許されない。しかし、知らなければ自由であり続けることができる。その前に垣根帝督に殺されなければいいが。おそらく、九月三十日までに死亡する。
姫神秋沙
本作品のヒロイン…………になれたかもしれない少女。残念ながら話がそこまで辿り着かなかったので未登場。仮に登場していたとしても上条当麻にぞっこんであり、道長昨也の恋は成就しなかった。
上条当麻
原作の主人公。『あらすじ』に名前が出てきただけで本作品本編には『無名の無能力者』として存在が仄めかされた程度。道長昨也が地べたを這いずり回っている間、御坂美琴と共に一方通行と戦っていた。
禁書目録
原作のヒロイン。影も形もない。
御坂美琴
原作のヒロイン。自身は一度も姿を現していないのに、名前だけはやたらと登場しており、存在感だけはある。道長昨也は彼女のことを、容姿端麗、学業優秀、運動万能、品行方正、才色兼備だと思っているが、あっているのは学業優秀と運動万能だけである。他の三つは常磐台中学に対する幻想の産物である。ちなみに、仮に道長昨也と御坂美琴が共闘して一方通行と戦っても、チームプレーができないので負けていた。
一方通行
原作の主人公。彼の『反射』は凄いんです。
垣根帝督
第二候補の少年。自分に代わる『プラン』を潰そうと躍起になっている。今回は邪魔が入ったが、機会があれば道長昨也を殺すつもりである。
結標淡希
自他共に認めるショタコン。道長昨也を誘導する任務の中で、彼を自身の手札にしようと動いていた。けれどもショタコンなのでやっぱりやめた。彼女の仲間は皆少年で形成されている。
食蜂操祈
今回の事件を影で操っていた年齢不詳の少女。学園都市から下された任務に従って、御坂美琴に『絶対能力進化』の情報がいくように妹達を、垣根帝督に『失敗作』の情報がいくように彼の部下を、道長昨也が現場に来るように彼本人を、道長昨也に検体番号一00三一号の死体を見せるために足止めとしてクリーニング屋のバイト女学生を、精神操作していた。
冥土帰し
達してしまった医者。本来なら彼の出番はもっと多く、第三章の題名は『シスターズ』ではなく『ヘブンキャンセラー』だった。しかし、そのシーンの参考にしようと思っていた、九月三十日の話が載っている原作の巻を持っていなかったため、断念した。
アレイスター=クロウリー
学園都市を作り上げ、『プラン』を押し進める謎の人物。学園都市の悲劇は大体こいつのせい。
欠陥電気施行検体
御坂美琴のクローンの中で最も初めに産み出された検体。クローン製造のテストを兼ねた検体であり、妹達には含まれない。そのため『御坂ネットワーク』へのアクセス権も保持していない。
検体番号00000号
『妹達』として初めて製造された試作品。
検体番号一00三一号
死体となって登場しただけ。『絶対能力進化』の最後の犠牲者。
検体番号一00三二号
名前だけ登場。『絶対能力進化』で危うく殺されるところだったのを、上条当麻に救出される。
麦野沈利
『アイテム』のリーダーを務める女性。強力な能力者だが、強すぎて出番がなかた。
絹旗最愛
『アイテム』に所属する幼女。色々頑張っているがまだまだ十二歳の幼女。道長昨也の『回転』を打ち破るも、そこで出番終了。
滝壷理后
『アイテム』に所属する少女。本作品内での役割は『能力体結晶』を届けること。
フレンダ=セイヴェルン
『アイテム』に所属する少女。トリックメーカーであるが、彼女が仕掛けた爆弾は垣根帝督の攻撃で爆発した。