ハイスクールD×D ~ 堕ちた疾風迅雷と深淵を司る龍 ~   作:Mr.凸凹

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第07話

 

 

 

 

 

 紫の空が広がる荒野の一角で対峙している俺とサイラオーグ殿。

 

 少し離れた場所では見届け役のグレイフィアさんが結界を張りながら佇んでいる。

 その傍には見学の姉ちゃんも俺の事を見守る様に佇んでいる。

 これだけ距離が離れていれば、巻き込むこともないだろう。

 遠慮なく全力を出せそうだ。

 

「ハハハハハハハハ! これ程心躍るとはな! 感謝するぞ、姫島 綾人!」

「アハハハハハハハ! それはこちらの台詞です、サイラオーグ殿!」

 

 お互いの攻撃を捌いたり防御したりしながら俺とサイラオーグ殿は笑みを浮かべている。

 確かにサイラオーグ殿との手合わせは己を限界以上に引き上げてくれる。

 それは努力フェチとまでいかないものの、ある意味向上心の塊と言えるぐらいに染まった俺の心を擽る。

 

 だが、心躍る激しい攻防の裏腹に俺は焦っていた。

 一見一進一退で互角に見えるが天秤は俺の不利に傾いている。

 サイラオーグ殿は闘気を集中した拳や脚をタイムラグなしに放ってくる。

 サイラオーグ殿の闘気を込めた攻撃は俺の魔法障壁を容易く、それこそ薄氷の如く打ち砕いてくる。

 片や俺の魔法を込めた攻撃もサイラオーグ殿の闘気の防御の壁を超える事が出来るものの、どうしても威力を出すためには詠唱が必要となる。

 そのためにどうしてもインファイトでは不利だ。

 普通なら距離を取って呪文を詠唱する時間を稼がないといけない。

 そんな俺をあざ笑うかの様にサイラオーグ殿は執拗に足捌きを巧みに使って常に距離を詰めてくる。

 

 俺はどちらかと言うと相手の攻撃を防御したり捌いて反撃の糸口を掴んでいくスタイルで積極的に攻めるタイプではない上に、サイラオーグ殿の攻撃は一撃一撃が重くて捌くだけでも手足に痺れが蓄積していく。

 しかもサイラオーグ殿の闘気を操るセンスは手合わせの中でも磨かれていっており、攻撃の回数が増す毎に攻撃に込められた闘気の総量が徐々にだが上がっていっている。

 

 禁手化(バランスブレイク)すれば天秤の傾きは変わるだろうが、そこに至るまでの二分間が気の遠くなる程の時間に感じられる。

 

「どうした、姫島 綾人? 焦りは隙を生み出すぞ。そらっ!!」

 

 俺の思考の隙を付いてガードした腕で視界が隠れたために一瞬生まれた死角から顎へと鋭い一撃が放たれた。

 

 しまった!!?

 

 刹那の瞬間の中で倒されてしまう後悔よりも、もっと闘いたいという願望が湧き出してくる。

 

 負けられない!!

 ここで負けるようならば、俺は誰も守れないだろう!!

 それだけは駄目だ!!

 

 俺の心の叫びに応える様に淵龍王の盾(アブゾーブ・シールド)が時を告げた。

 

『Count Zero!』

 

 直ぐ様俺は意識を集中する。

 

『Abyss Dragon Balance Breaker!!!!』

 

 刹那の瞬間に展開された淵龍王の喰種鎧(アブゾーブ・グール・メイル)にサイラオーグ殿の拳は阻まれた。

 

『absorb!』

 

 半自動的にサイラオーグ殿の闘気を吸収無効化する。

 そして吸収された力は自身の力へと変化される。

 これまでの攻防で減っていた魔力や体力が回復した。

 未だに未熟なので攻撃に込められた闘気の分しか吸収出来ないので最大レベルまで回復するとはいかなかった。

 だが、約半分は回復できた。

 否応なしにサイラオーグ殿の攻撃に込められた闘気の凄まじさを感じられた。

 

「まさか、俺の今出来うる最大限の闘気を込めた攻撃が吸収無効化されるとはな……だが、確かその鎧は吸収限界を超えるダメージは漏れ出すと聞いた事がある。ならば!!」

 

 サイラオーグ殿は人体急所一角である顎に当てた攻撃が吸収無効化された事に一瞬眼を丸くして驚いていたが、直ぐ様に気を取り直して息を付かせぬ連打を浴びせいてきた。

 

『absorb! absorb! absorb! absorb! absorb! absorb! absorb! absorb! absorb!』

 

 今までより重く素早い連撃の大半を捌いていなしたが、数発喰らってしまった。

 やはり格闘センスはサイラオーグ殿の方が数枚上手の様だ。

 

 俺の吸収限界がリミットオーバーするのが先か、はたまたサイラオーグ殿の闘気が尽きるのが先か。

 悠長に構えていられない。

 

 俺は意識を集中させて比較的に詠唱の短い魔法を込めた拳をカウンターで放った。

 

「ハイティ・マイティ・ウェンディ! 魔法の射手(サギタ・マギカ)!! 連弾(セリエス)光の9矢(ルーキス)!! 桜華崩拳!!」

 

 普段ならこの程度の魔法ではサイラオーグ殿の闘気の防御の壁は越えられないだろうが、吸収した力で威力が上がっている。

 だが、サイラオーグ殿の鳩尾に吸い込まれる様に叩き込んだ拳はそれ程手応えを感じ取れなかった。

 サイラオーグ殿は手合わせを始めた頃には出来ていなかった巧みな操作で腹に闘気を集中させて防いでみせた様だ。

 

 はいっ!!? それって、どんな凝擬きですか!!?

 

 だが、一瞬サイラオーグ殿の動きを止める事には成功した。

 俺はその隙に瞬動術で一気に間合いを離した。

 

 そして覚悟を決めた。

 このままでは負けはしないだろうが勝ちも拾えない。

 因子を吸収して複製しないと凡才の俺では闘気を操る術を手に入れる事は困難だろう。

 そのためにはサイラオーグ殿に致命傷を与えて、血肉を変換した因子を吸収する必要がある。

 

 まだ闘気操る術を会得していないが、上手く制御出来れば大ダメージを負うだろうが消滅まではいかないだろう。

 闇の魔法(マギア・エレベア)を装填した際の魔法に込められた光力での肉体への負荷を軽減するために闘気を操る術がいる。

 その闘気を操る術を得るために自爆覚悟で闇の魔法(マギア・エレベア)を使用しなければならない矛盾。

 分の悪い賭けだが決して負けが決まっている訳ではない。

 

 セラフォルー様からコネで頂いたフェニックスの涙も俺とサイラオーグ殿が使用する分は確保しているから、死ななければ回復出来るだろう。

 見届け役のグレイフィアさんに預けてあるからやばくなる前に使用してくれるだろう。

 

 これだけお膳立てがあるんだ。

 さあ、姫島 綾人! 漢なら覚悟を決めろ!!

 

 

「ハイティ・マイティ・ウェンディ! 来たれ雷精(ウェニアント・スピーリトゥス)風の精(アエリアーレス・フルグリエンテース)雷を纏いて(クム・フルグラティオーニ)吹きすさべ(フレット・テンペスタース)南洋の風(アウストリーナ)雷の暴風(ヨウィス・テンペスタース・フルグリエンス)!! 」

 

 サイラオーグ殿は俺が呪文詠唱している隙に間合いを詰めてくる。

 その全身は丸で堅の様に闘気が満ちて纏われてる。

 また一つサイラオーグ殿が闘気を操る術を戦いの中で会得した様だ。

 

 今までなら呪文が唱え終わったところで遠距離から魔法を開放して攻撃していただろう。

 だが、それだけでは今も進化し続けているサイラオーグ殿に致命傷は与えられないだろう。

 

 ここから更に一歩踏み込む!!

 魔法を己の肉体へと装填して闇の魔法(マギア・エレベア)の術式兵装を展開させる!!

 

固定(スタグネット)!! 掌握(コンプレクシオー) 魔力充填(スプレーメントゥム・プロ) 術式兵装(アルマティオーネ) 疾風迅雷(アギリタース・フルミニス)!!!」

 

 両手に集中的に固定させた雷の暴風(ヨウィス・テンペスタース・フルグリエンス)を握り潰す様に己の肉体へと取り込んだ。

 瞬間的に一気に力が跳ね上がり、俺自身が光力を帯びた雷の化身の如き姿へと変化した。

 

 ぐふっ!!? やはり転生悪魔となったこの身には光力は相容れず丸で猛毒の様だ。

 これは一気に決めないと本当に自爆行為だな。

 

「ほぉ!! そんな隠し球をまだ持っていたか。これは俺も覚悟を決めないといけないな……はぁっ!! 八門遁甲、第一門……開門!!」

 

 サイラオーグ殿が経絡系の一つである開門を開く、つまり脳の抑制を外して筋力を限界点まで引き出した。

 

「嬉しい誤算だ、姫島 綾人……まさか、古文書を紐解いて会得した八門遁甲を第一門だけとは言え開く羽目になるとはな」

 

 アイエェエェエェ~!!?

 ちょっと待って!!?

 八門遁甲ですとっ!!?

 それってNARUTOのアレですか!!?

 先程のHunter×Hunterの念の応用技の凝擬きや堅の様なものといい、何てチート!!

 まあ、人の事をとやかく言う資格は俺にはないけどね。

 

 もしかして俺が転生特典で選んだオリジナル神滅具(ロンギヌス)淵龍王の盾(アブゾーブ・シールド)の歴代使用者の影響で俺の知識が漏れ出して若干歴史が交わってるって事かな?

 

 俺は驚愕を頭を振って追い出して気持ちを切り替える。

 

「……俺もですよ。まさか、諸刃の剣となる闇の魔法(マギア・エレベア)を使用する事になるなんてね」

 

 俺達はお互いににんまりと微笑み合いながら間合いを計りつつ、お互いの隙を伺っている。

 だが、お互いに肉体の限界を超えた力を使用している影響であまり時間は掛けられない。

 

 お互いの魔力と闘気が鬩ぎ合って辺りの空間を軋ませている。

 耐え切れなくなった地面が罅割れて、生えていた木が轟音と共に崩れ落ちた。

 その瞬間、お互いに示し合わせたかの様に間合いを零とする。

 

 サイラオーグ殿が俺の懐に詰め寄って足を掬い上げる様に蹴りを放ってきた。

 

 これは表蓮華か!!?

 

 俺は殆ど無意識に反射的に紙一重でその蹴りを避けた。

 何気にヴァーリとの手合わせで染み付いた反射神経が役に立った。

 俺はカウンター気味に光力が籠った電撃を帯びた拳をサイラオーグ殿の無防備な蟀谷に力一杯に叩き込んだ。

 

「がはっ!!?」

 

 光力の籠った雷撃に焼かれて脳震盪を起こして口から血反吐を吐いて目を回したサイラオーグ殿。

 俺は空かさず地面に倒れ伏したサイラオーグ殿に再度触れた。

 

『drain!』

 

 サイラオーグ殿の因子を吸収して闘気操る術を複製して会得した。

 

 まあ、十全に操るためには要修行だけれどね。

 一刻も早く闘気に慣れて置かないとな。

 

「ごふっ!!?」

 

 当初の目的を果たして安心した瞬間、取り込んでいた光力を込めた魔法が体内を暴れまわって蝕んだ。

 

 俺はあまりの激痛に意識を失うも、直ぐに激痛で意識が強制的に覚醒した。

 気絶と覚醒を繰り返す俺の精神力はガリガリと削られていく。

 だが、本当に精神力が底をつくと待っているのは絶対なる死である。

 

 俺が歯を食いしばって激痛に耐えていると駆けつけてきたグレイフィアさんがフェニックスの涙を使用してくれた。

 

 直ぐ様痛みが引いていき、俺は安堵しながら身体から力を抜いて眼を瞑った。

 

 瞼には心配そうに駆け寄ってくる姉ちゃんの表情が焼きついていた。

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

「知らない天井だ……」

 

 目覚めた俺の眼に映ったのは多分病室の天井だろう。

 幸い全身に意識を向けると後遺症は見当たらない。

 

 まあ、若干力が入らないのは仕方ないか。

 

 顔を横にして眼を向けると心配そうに俺の手を握り締めた涙目の姉ちゃんと眼があった。

 

「お早う、姉ちゃん……」

 

 俺が微笑みかけると姉ちゃんは感極まった様に俺に抱きついてきた。

 

「心配しましたわ、綾人!!」

「ごめんね、姉ちゃん……でも安心して、俺は大丈夫だよ」

 

 俺は姉ちゃんの背中に手を回してゆっくりと安心させる様に軽く撫で摩った。

 

「綾人、もう無茶しないで……貴方が居なくなったら私はどうすればいいか分かりませんわ」

 

 姉ちゃん涙を流しながらもしっかりと俺の眼を見据えてくる。

 

「愛しい姉ちゃんを一人置いて逝かないさ……」

 

 俺がおでこをくっつけながら微笑むと姉ちゃんも釣られて笑顔を浮かべた。

 そして、徐に姉ちゃんは眼を瞑って唇を差し出してきた。

 俺も眼を瞑って受け入れる。

 

「はむ……くちゅ……ちゅば……ちろちろ……ぷはぁ~♥」

 

 姉ちゃんは先程とは違う理由で頬を朱色に染めながら眼を潤ませていた。

 

 あっ!! やばい!!

 もしかして姉ちゃんのスイッチが入ちゃってるっ!!?

 

 俺が身を捩って半ば強引に引き離そうとするも巧みに抱きついてきている姉ちゃん。

 そして、俺の耳元で囁く様に妖艶な声が発せられた。

 

「ねえ、綾人……私の純潔を上げるから綾人の童貞下さいな♪」

「…………」

 

 俺は無言でナースコールを押した。

 

 直ぐ様駆け付けてくれた看護師さんのお陰で事なきを得た。

 

 はぁ~姉ちゃんってば血の繋がった実の弟に積極的になりすぎだよね。

 段々と理性のブレーキが外れてきている様だ。

 

 いや、まあ、俺も別に嫌ではないどころか望むところだよ。

 でも、さすがにまだ踏ん切りがつかない。

 こんな中途半端な気持ちで姉ちゃんを抱いたら後悔するだろう。

 

 一夜限りの戯れならこんなに悩まない。

 姉ちゃんとは一生縁が切れずに死が二人を分かつまで添い遂げる事になるだろう。

 

 それにミッテルトちゃんや、まだ見ぬ小猫ちゃんとレイヴェルちゃんの事も頭にチラつく。

 俺が思わずため息を吐いていると、更に俺っ娘で好敵手(ライバル)なヴァーリの好戦的な笑みが脳裏に鮮明に思い浮かんだ。

 

 何だ。やっぱり俺ってばヴァーリの事を憎からず思ってるんだと気が付いた瞬間だった。

 

 

 

 

 

 姉ちゃんの誘惑をのらりくらりと躱しながら病室で過ごしていると、他の病室で休んでいる筈のサイラオーグ殿がやってきた。

 

「お楽しみのところ、邪魔するぞ」

 

 ノックもそこそこに入ってくるサイラオーグ殿。

 

「あらあら♪ いっらしゃいませ」

 

 姉ちゃんは俺から離れて表面上はにっこりと微笑んでいる。

 だが眼は笑っておらず、僅かに嫉妬の感情を滲ませながらサイラオーグ殿を見詰めている。

 

 サイラオーグ殿は敢えてその視線を無視して、ベッドに腰掛けて俺の顔を覗き込む様に微笑んでいる。

 

「手合わせ、感謝する。充実した一時だった……お陰で俺はまた一歩前進出来た」

「いえ、こちらこそありがとうございます。俺も憂いを一つ断ち切る事が出来ました。これで更に修行に身が入ります」

 

 俺とサイラオーグ殿は満面の笑みを浮かべながら力強く握手を交わした。

 

「ところで、サイラオーグ殿がよろしければこれからも時々手合わせを行いませんか?」

「ふむ。それはこちらからお願いしたいぐらいだ……頼めるか?」

 

 俺の提案に一層嬉しそうに微笑みを浮かべるサイラオーグ殿。

 

「ええ、承りました……それと魔王様や大王様達の許可が必要不可欠でしょうが、よろしければ今代の白龍皇との手合わせも打診してみましょうか?」

「何とっ!!? それは是非とも!!」

 

 サイラオーグ殿は一瞬驚きに眼を見開きながらも、直ぐに少年の様に眼を輝かせた。

 即断即決するぐらい嬉しい様だ。

 

「では、こちらも承りました……魔王様への根回しはお任せ下さい。大王様の方はお願いできますか?」

「ああ……難しいかもしれんが、何とか説得してみよう」

 

 サイラオーグ殿は頬を掻きながら苦笑を浮かべながらも眼には強い決意を宿していた。

 

 さて、問題は俺の方もあるよな。

 徒でさえ、三大勢力が和平を結ぶ前で、冷戦状態で一足即発の空気を孕んでいる事は事実だ。

 元堕天使勢力の神の子を見張る者(グリゴリ)の所属だった俺が、四大魔王の一柱のサーゼクス・ルシファー様の身内のリアスさんの眷属である転生悪魔になった事で否応なしに緊張は高まった。

 それでも俺とヴァーリの意志を汲み取って監視の元とは言え、手合わせを非公式で許可してくれている事はある意味奇跡と言えよう。

 そこに滅びの魔力を宿していないとは言え、大王のバアル家の血筋を引くサイラオーグを加われば新たな火種となりうるかもしれない。

 だが、強くなって己の居場所を求めているサイラオーグ殿を見す見す放置する事は出来ない。

 俺も自身の居場所、つまり大切な者達を守るために力を欲している。

 ある意味、俺とサイラオーグ殿は似た者同士である。

 

 

 

 

 

 結論から言うと、今代の白龍皇のヴァーリとサイラオーグ殿の手合わせは実現した。

 代わりに俺とサイラオーグ殿は殆ど無償ではぐれ悪魔を断罪する任務を与えれれた。

 それはむしろ望むところだ。

 実戦に勝る鍛錬はない。

 

 他にも何気に気に入られている外交担当のセラフォルー様との交換条件が俺の羞恥心を煽る事になった。

 徒でさえ『魔法少女マジカル✩レヴィアたん』のレギュラー化が決まったのにレヴィアたんの恋人兼好敵手(ライバル)の役回りって何なのっ!!?

 何気に外堀を埋めに来ている魔王少女様。

 何でこんなに好かれているのか、甚だ疑問である。

 いや、まあ、可愛らしい年上の女性に好意を寄せられているのは嬉しいよ。

 でも、人目を憚らずに過激なスキンシップを取るのは勘弁して下さい。

 ありもしない恋愛関連で一面の見出しを飾るのはもうお腹一杯です。

 その度に嫉妬に静かに燃え上がる姉ちゃんを宥めるのに胃が軋む思いです。

 これって贅沢な悩みなのかな?

 

 

 

 

 




Why?
確かにサイラオーグを強化する事は当初から決まっていましたが、気が付けば魔改造に片足を突っ込んでました。

それとレヴィアたん様が綾人(オリ主)に好意を寄せることは微塵も予定になかったんですが、執筆している内にそうなってしまいました。
何気にオイラもレヴィアたん様の事が好きだったんでしょうかね?

ご意見ご感想、評価等お待ちしています。

活動報告にアーシアのヒロイン化についてのアンケートがあります。
こちらもご意見お待ちしています。(終了しました)

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