Dies irae ーcredo quia absurdumー   作:柳之助@電撃銀賞5月10日発売予定

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推奨BGM:Deus Vult

△よりdumme Marionette

*よりRozen Vamp


第十五章 闇に咲く血染華

 

 

 灰色の弾丸が飛翔し、黒の槍が轟風を纏って撃ち落とす。

 

「オラァ……行くぜェッ!」

 

 獣染みた叫びと共に放たれるのは減衰の効果を持った狼の牙。いや、彼の能力の本質は減衰などではないが、結果としては黒槍の威力を押さえている。狙いなどまったく付けられておらず、勘にすぎない要領で放たれた弾丸。しかしそれは正確にヴェルテルの急所へと放たれる。

 だからこそ、

 

「おおッ!」

 

 狼の牙に負けぬために、さらなる勢いをもって黒槍を振う。確かに弾丸に触れた瞬間に勢いは落ち、腕から力は抜けていく。だがそれがどうした。それならばさらなる力を以って己の槍を振えばいいだけの話しだ。力が抜けた、ならば短くも鋭く力強い雄たけびを以って力を入れ直し、

 

「……!」

 

 唐竹割りで振う。

 音速を軽く超越した槍が大気をぶち抜きながら、カイトへと叩き込まれる。

 

「おおっと」

 

 減衰の弾幕を突っ切り、己へと迫る轟風に対してさえも笑みを消さなかった。防御はしない。自身の正中線を真っ二つにせんとする槍にもまったく臆する事はなく、気の抜けた声で回避を選択した。

 真横への小さなステップ。

 移動はそれだけだ。一歩間違えれば腕が?がれるであろうギリギリの回避。紙一重という言葉すら生易しい。僅かの余裕もない。常人ならばまず発想すら湧いてこないし、発想できてもやれない。黒円卓たちでもその動きが可能な者もいるだろうが、やらないであろう。

 

 だが、カイトはそれを行った。

 

 死の烈風が左肩のジャケットの生地を僅かに持っていく。だがそれだけ。彼の身体にキズはなく、

 

「ほうら、歯食いしばれよ」

 

 黒槍を振り抜き、隙が僅かに生じたヴェルテルの腹に 刃を指し込みながら引き金を連続で引く。

 

「ぐっ……!」

 

 僅かに漏れるうめき声。いや、それしかでなかったことこそ驚嘆に値すべきだろう。腹を刃で突かれて、同時に減衰の魔弾をぶち込まれたのだ。まず間違いなく致命の一撃ではあるが、

 

「……その程度か」

 

 次に聞こえたのは揺らぐことのない不動の声。錆びた鋼のごとき声であり、

 

「その程度では終わらんよ」

 

「ああ?」

 

 違和感。叩き込んだ銃剣に違和感を得る。

 聖遺物による術法、『永劫破壊《エイヴィヒカイト》』のによる発現の仕方は原則四つに分かれる。

 人器融合型。

 武器具現型。

 事象展開型。

 そして特殊発現型だ。

 カイトの聖遺物、『灰色狼の爪牙』一見武器具現型に見えるが人器融合型だ。聖遺物と肉体を融合させ、四種類の中でもトップクラスの攻撃力と爆発力を誇るタイプ。実際、彼が振るう鎖は彼の手や腕から生えているし、減衰の魔弾もあくまで、己自身の肉体の性質を乗せているに過ぎない。

 

「ぐ、が、あ……!」

 

 だからこそ、銃剣から得られる違和感の即座に知覚することができた。

 

 

『彼らはただ悲しみと不幸を見出すだけであろう』

 

 

 紡がれた祝詞。それに込められたのは終焉と幕引き。絶望と悔恨の意思だ。万象尽く終わり果てろ。

 

「自壊するのが好きなのだろう? ならば疾く消え去れ」

 

 銃剣の刃が錆びていく。劣化し、亀裂が入っていく。

 

 自ら壊れることを望んでいるかのように。

 

 それは形成よりもさらに先。第三位階の欠片にすぎない余波だ。にも関わらずカイトの爪も牙も自壊し、崩壊していく。

 

「う、お、おおお……ッ!」

 

 無論、カイトも木偶の如く、為すがままだったわけではない。自壊を始めた瞬間にさらに引き金を引き、その勢いを利用して銃剣を引きぬく。おまけとして、蹴りも叩き込みながら僅かに距離を作った。

 

「甘い」

 

 だがそれだけでは足りない。未だに消えぬ自壊の残滓を纏った黒槍が振われる。黒の槍が鳴動する。創造位階を欠片とはいえ使用しているおりに注ぎ込まれたヴェルテルの魂を飲み込んで歓喜しているのだ。もとよりそういう槍。使用者の魂を喰らって強化進化していく死の魔槍。■■の贋作のさらに贋作。しかしそれでもその槍の怨念は薄まる事はない。

 さらなる魂を求め、カイトという良質の存在を求める。

 だが、

 

「ふざ、けんな……、自壊が好きだぁ? 誰のこと言ってるんだよ、知らねぇなぁそんなのよぉ」△

 

 振り下ろされた黒槍を銃剣を十字で受け止める。その威力は凄まじく、受け止めた瞬間に銃剣への亀裂は増え、カイトのブーツが数センチ地面に埋まるほどだ。それでも、それでも、カイトは笑みを浮かべていた。自身の聖遺物にダメージを入れられた故に魂にもダメージが入り、口の端から一筋の血を流しながらも、

 

「アホか。どっかのイカレ野郎と一緒にすんな、俺はそういうのどうでもいいんだよ。俺はアイツじゃねぇんだから」

 

 カイト・クォルトリーズは■■■■ではない。それは絶対だ。だからこそ、アイツの渇望なんて知らない、そりゃあ、結構賛同できるというか、諸手をあげて大賛成だし、俺だって同じ事を思っているし、狙っている。

 だけど、一番大切なことがカイト自身にはあるんだ。

 カイトにとってだけの唯一無二が。額に残した小さな傷がその証だ。脳裏に過る、見た事もないアホ女の笑顔が証明だ。

 いや、ほんと好きとかじゃないし、笑顔でなくてもなんでもいいんだけど。

 

「だから、勝手に人のイメージ押しつけてんじゃねぇぞ……ッ!」

 

 歯を食いしばり、渇望を強化していく。創造とまではいかないが、形成としては極限域。すでに創造位階としてもかなりの練度であるからこその結果。銃剣に刻まれた亀裂が増える。だがそれは自壊によるものではなく、

 

「ぬ……」

 

 ヴェルテルの眉が険しくなる。

 

「----だらっしゃあ!!」

 

 雄たけびと共に銃剣をカチ上げる。狼の爪牙が魔槍を跳ね上げ、ぶつかり合う魔力と魔力が大気を揺るがし、互いに距離をあけた。そして振り抜いたその爪牙は、

 

「ほう」

 

 まとわりついていた錆や亀裂して弾け、その下から新たに輝く銃身や刀身が現れる。ヴェルテルの渇望や祈りを自らにとっては下らないと断じながら。

 

「カッ! 悪いなぁ、お前さんの境遇には同情しないでもないけどよ。終焉? 幕引き? 自壊? 自死? 知らねぇよ勝手にやってろ。真面目に生きてない奴のことを、俺を絶対に認めない」

 

 死にたがっているやつのことなんて知らないし、どうでもいい。それはアレの想いを引き継いでることもあるが、カイトだって同じことを思う。■■■■が■■■■■の■■■■だったからこそ。そしてまたカイトも、かつて■■■■■だった誰かの■■■■であるからこそ、同じことを思うのだ。  

 だからこそ、皮肉げな笑みを浮かべている。

 

「ほら、第二ラウンド行くぜ?」

 

「…………望むところだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フッ!」

 

「……!」

 

 鋭い呼吸と共にすずかがぶち込んだ爪による一撃と召喚蟲の爪とが激突し、大気が鳴動する。魔力だけではなく、それにより超強化された二つの膂力によって生じた物理的な衝撃波だ。召喚蟲の召喚士も尋常ならざる存在なのだろう。すでに形成位階に移行しているすずかの爪撃に拮抗している。

 

「っ、ああ!」

 

 弾かれ、体勢が崩れるがすぐさま、爪を横に振い衝撃波を発生させる。岩をも砕く威力を秘める彼女の一撃であるが、

 

「…………!」

 

 腕をクロスさせたことで耐える。想像以上の硬さだ。いや、ただ硬いだけではない。供給されている魔力の質や量も高いというのもあるが、

 

「その羽、だね」

 

 召喚蟲に生えている羽。それが厄介だ。基本的には飛翔の為のものなのだろう。現にとび蹴りや加速の為に使用していた。だが、それだけではなく、

 

「振動による威力拡散や、強化、ね」

 

「…………」

 

 肯定するように召喚蟲が小さくうなずいた。

 打撃や爪撃のインパクトの瞬間に振動させることで威力を強化し、攻撃を受けた瞬間には全身を振動させて衝撃を受け流しているのだろう。まさかに漫画のような所業だが、『永劫破壊』の使い手は既存の物理法則を超越することが多い。だから、こそできるし、現に実行している。

 

「……むう」

 

 強いなぁ、と素直に思う。気晴らしのつもりだったが、中々どうしてキツイ。侮っていたつもりはないけれど、互角か、こちらの方が押されているだろう。こちらも接触時に吸精を発動しているが、向こうの振動による破壊ほうが効果が高い。

 

「ああ、うんまぁそうだよねぇ……」

 

 別に力量そのもので劣っているわけではないだろう。ただ、今のすずかでは足りないというだけなのだ。カイトと同じ人器融合型であるすずかはテンションの上げ下げで力量の幅が広い。爆発力の高い人器融合型の欠点だろう。

 そして今のすずかのテンションは過去最低に近い。

 

 アリサとかギンガとかカリムとかが、ユーノの晴れ姿を見ているのに、自分はこんな所で蟲退治だ。

 

 テンション最悪だった。もっと言えば夜に強化される彼女の能力だが、逆に言えば昼ではかなり下がってしまう。それも相まって、かなり劣勢のすずかだった。  

 

「あー、どうしようかなぁ。……うーん、これはなー、いや、でもねぇー……っとと!」

 

 なんて、要領の得ないことを呟いていたら、しびれを切らしたのか、召喚蟲が振動を乗せた拳を叩きこんでくる。なんとか避けるが、掠ってドレスが破ける。いや、もう既にボロボロだ。大きく破れている訳ではないが、生地が大分痛んでいて、見れたものではない。

 それがまたすずかのテンションを下げる。

 どうしようかなとか思って、そして、

 

 

 

 

 

 

「おーい、すずか。大丈夫?」

 

 

 

 

 

 

「え----!?」

 

 瞬間、なにもかも忘れて声の方に振りかえった。声の元は地下室の入り口。戦闘途中に蹴り飛ばしたりしてどかした警備員たちの向こうに彼はいた。後ろに溜息を吐くアリサと軍服姿の紺色の髪の少女を従えた青年。

 はちみつ色の髪と翡翠の瞳。澄んだそれを隠すような地味な眼鏡に同色のスーツ姿。一見して特に存在感があるわけではない、女顔の柔な青年にしか見えないが、

 

「ゆ、ゆゆゆゆーのくん!?」

 

 ユーノ・スクライアがそこにいた。

 何故、どうしてという思いが脳裏を駆け巡る。彼は確か未だにオークションの説明とかしているはずなに。

 どうしてこんな所にいるのだ。というか今すっごい格好してるんだから、あまり見ないでほしい。

 

「あー、えっとね。ガジェットとか来てさ、オークション中止になってね。今はなのはたちが避難誘導してるよ。そしたら君が帰って来てないから探しに来たんだよ」

 

 頬を軽く掻きながら、問いかけてくる。目の前の戦闘中なのはまったく意に介さず、ただ本当にすずかを心配していた。微塵も戸惑う様子はない。にこやかな笑みを浮かべながらも、それだけだ。

 揺らがない大樹の如く、敵であるはずの召喚蟲はまったく目に入っていない。それを召喚蟲はどう思ったのか。あるいは、召喚蟲を介していた召喚主だろうか。気に障ったのは間違いない。ユーノに気を取られていて、隙だらけのすずかへと一歩踏み出しかけ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「動くなよ」

 

 

 

 

 

 

 

「----!」

 

 ただそれだけ、なんの変哲もないそこらへんのチンピラでも言える言葉だ。にも関わらず、召喚蟲、そしてその主すらも言葉の通り指先一つ動けなくなった。呼吸すらままならない重圧。なにかされたわけではないのだ。なんの魔力行使も、『永劫破壊』による効果でもなんでもない。ただ、絶対的な上位者から放たれた命令だ。

 この場では召喚蟲のみしか知らないことだがその蟲の主は十にも届かない幼子だ。ヴェルテルと同様にその人生を水銀に弄ばれ魔道を歩んでいるとはいえ、未だただの少女にすぎない。エリオ・モンディアルが既知感に堪えられなかったように、彼女も同じだ。いや、彼以上に魂に受けた衝撃は大きいだろう。

 

 今この世でただ■人しかいない■■に至った者からの言葉。

 

『…………ッ!』

 

 それに唯の少女が耐えきれるわけがない。彼がただ動くなという不動の命をしたからこそ、彼女の魂が潰えなかっただけだ。

 空間ごと凍ったように動きを止めた召喚蟲を一瞥し、視線はすずかへ。

 それまでの空気はどこ吹く風であり、再び浮かべられた優しい笑みで、

 

「あ、助けていい? すずか」

 

 それだけを聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「要らないよ! そこで見てて!」

 

 彼にそう言葉を掛けられた瞬間にすずかのテンションは最高潮に達していた。それまででかつてない魔力が生まれ、すずかの身体に集まっていく。

 

「ふ、ふふ、ふふふふ」

 

 口からこぼれるのは歓喜の笑みだ。それまで劣勢のなにもかもはどうでもよくなった。

 

 

 だって彼が見てくれているから。

 

 後ろにアリサとかギンガがくっついているが、それはまぁ気にしない。彼がいるという事実だけでなによりも彼女の魂は高ぶり渇望が強まっていく。

 その様子に召喚蟲が後ずさるが、それでも彼女は笑みを消さず、

 

「ああ、ごめんね。ちょっと上がってるし……って言わせないでよ。ユーノ君の前だよ?」

 

 頬を赤く染め、恍惚の笑みを浮かべながらその力を解放した。

 

 

 

『かつて何処かで そしてこれほど幸福だったことがあるだろうか

 

 あなたは素晴らしい 掛け値なしに素晴らしい しかしそれは誰も知らず まだ誰も気付かない

 

 幼い私はまだあなたを知らなかった』

 

 

 それは『ファム・ファタル』月村すずかの創造位階。

 彼女の魂から湧き上がる祝詞が世界を変えていく。自らの渇望、内向きのそれは彼女を一つの位階へと創りあげ行くのだ。

 それは人の形をした夜のように。

 

『いったい私は誰なのだろう いったいどうして私はあなたの許に来たのだろう

 

 もし私が騎士としてあるまじき者ならば、このまま死んでしまいたい

 

 何よりも幸福なこの瞬間----私は死しても 決して忘れはしないだろうから』

 

 瞳がさらに赤くなる。爪と牙はさらに鋭く。そしてそれだけではない。その夜のごとき美麗な髪が赤混じりの白に染まっていくのだ。

 白髪や紅目、鋭い犬歯や爪に、鬼のごとき恍惚の笑みは彼女の前世である■■■■■■・■■■■■■■と■■■・■■■■■■■のに酷似している。

 実際、今紡がれている祝詞は既知世界において■■■■■■・■■■■■■■が謳った呪詛と同じだ。

 

 ならばこれは、かつてへの回帰なのだろうか。

 いいや、それは否だ。

 

 これが回帰であるならば旧世界の祝詞を紡げるはずがない。しかし今、その言葉はこの世界の言葉で紡がれている。

 ならばこれは、回帰ではない。その性質を酷似させながらも決定的な相違があるということだ。

 

 

『ゆえに愛しい人よ ----咲き誇ろう あなただけのために』

 

 

 それがこれだ。

 夜に無敵の吸血鬼になりたいわけではない。

 愛する人の糧になりたいわけではない。

 夜に羽ばたく不死鳥にもならない。

 

 そうだ。そんなものには興味はない。なぜならば、彼女はこう思うから。

 

 『好きな男の子の為に咲き誇れる華になりたい』

 

 それこそが、今を生きる月村すずかの、ユーノ・スクライアに恋した彼女の渇望だ。

 

『何かが訪れ 何かが起こった 私はあなたにはなにも聞かないであろう

 

 あなたを信じているから あなたがそれでいいというなら 私はそのために咲き誇ろう

 

 愛しい人よ 誰もを見るあなただけを見 あなただけを感じよう

 

 わたしの愛で輝く あなたを私も知っているから』

 

 彼は実際の所馬鹿だから。自分のこととか全く顧みない困った人だから。忘れないで、あなたを私は見ているから。あなたの為に咲く華だから。あなたは私を守ってくれるんだろうけど、護られてるだけの安い女なんかじゃないから。

 誰もかも護ろうとするあなたを私は護りたいの。

 

 創造位階を発動する時には自分の渇望をしっかりと抱かねばならない。つまりそれは己の魂と向き合うということ。その度、この身体を奪おうとしてくる鬼がいる。鬼女がいる。耳障りな哄笑を上げながら、すずかの魂を蝕みに来る。

 

 だがそれがどうしたと、彼女は彼らから解脱する。

 

 自分の大切な人を吸い殺してでも強くなりたい?

 自分のなにもかも差し出して好きな人がカッコ良くなれば私はイイ女?

 ありえない、ありえない、ありえない。なんだそれは。元来宿る吸血鬼という性質だけを強化させつつ、彼の、彼女の祈りをすずかは否定する。

 好きな人にはカッコ良くいてほしいし、そんな人に見ていてくれるような綺麗な女でいたいから。

 

『ゆえに愛しき人よ輝け煌け 私はあなたの為に咲き誇るのだから』

 

 赤混じりの白髪は色が薄まっていき元の夜色に。しかしそれでいて紅の瞳は血のようで鮮やかで。滴る血が全身をぬらし血のドレスを作っていく。元々来ていたのはボロボロだったから血で補強し、赤と黒の衣装へと。爪もただ伸びるのではなく、血が形を作り、濃縮凝固して、より硬く、鋭い爪になる。

 

 

 

 

『創造--』

 Briah--

 

 

 

それこそが月村すずかだけが望む世界。

 

 

 

 

『百花繚乱の血染華』 

 

 

 

 

 夜の中、愛する人の為に血染華が咲き誇った。

 






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