Fate/reverse alternative   作:アンドリュースプーン

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後書き

 一応はここでも後書きのようなもの。

 この作品は切嗣と言峰の戦いの物語でしたが、同時に参加したマスター六人を主人公とした群像劇です。ただし龍之介は除く。

 取り敢えずその六人についてのテーマなどをさらっと話します。

 

【ケイネス・エルメロイ・アーチボルト】 

 テーマは異聞交流。才能に溢れ張り合い競い合う者のいなかったケイネスが自分とは違うタイプの強者や、弱者と見下した弟子の挑戦を受け精神的な成長を遂げるストーリー。

 また同時にサーヴァントであるランサーとの友情物語。終わりは破滅ではあったけれど、その人生が輝いていたと信じたい。

 メインとなる主人公がかなり複雑な事情を抱える中、かなり王道的ストーリーといえる。

 

【ウェイバー・ベルベット】

 テーマは打破安楽。安楽で流されるままの日常を放棄し、今という現実をかえるため命懸けで大きな壁へとぶつかる。

 陽だまりの日常にただ安楽と浸かることを良しとはせず、未知の溢れる暗闇に一歩を踏み出す勇気が重要となるケイネスと同じく王道的ストーリー。

 これからの彼の未来に幸あることを信じたい。

 

【間桐雁夜】

 テーマは嫉妬矛盾。地獄の中にいる少女を救い出したい、その綺麗な想いの影に潜む嫉妬。少女を救うと言いつつその父親を殺そうとする矛盾。

 そして矛盾の果てにまつ聖人の断罪と、その身の破滅。総じて彼のストーリーには救いがない。

 

【遠坂時臣】

 テーマは遵守責任。魔術師として戦いに臨みながら、その中で己の責任と向き合っていく物語。

 魔術師として完璧であれば父親として完璧にはなれない。そうと知りながら父親でもあった男の果たすべき責任。

 彼は最後に父親として戦い魔術師としての甘さにより破滅する。

 

【言峰綺礼】

 テーマは解答求道。全ては唯一つの"答え"のために。

 

【衛宮切嗣】

 テーマは理想回顧。衛宮切嗣という殺人者。彼の抱いていた"ユメ゛の記憶。

 

 

 

 

 余談ですが、第五次聖杯戦争は私がFate/EXTRA CCCの全ルートをコンプリートしてからになります。

 なのでどれだけ早くても四月以降となるのであしからず。


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