Fate/reverse alternative 作:アンドリュースプーン
そして閉幕の鐘が鳴る。その目覚めは、誰のものか。
聖杯戦争最終日となる十三日目は静かに始まった。その果てにある"ゼロ"の終点へと辿り着く為に。残った者達は走り続ける。
果てにある景色を知らぬままに。
風の音で目を覚ます。セイバーを召喚して十三日目の今日、天気は晴れだった。
熾烈な殺し合いが行われていることなど感じさせぬ晴れ晴れとした空。それがどこか残酷でもあった。
コンディションは最高といっていい。
最後の戦いのため休養は十分にとったし、起源弾の残弾は三十近く。体内のアヴァロンもその力を正しく発揮している。今なら死徒でさえ真正面から打ち倒せるかもしれない。
(舞弥からの……最期の報告で聖杯降霊地は分かった。……後は残ったサーヴァントとマスターを排除するだけ)
遠坂邸に赴いた切嗣だが遠坂時臣の姿は確認できなかった。
もしかしたら暗殺を警戒して拠点を移したのかもしれないし、既に誰かに仕留められているのかもしれない。もしくは起源弾のダメージにより死んだか。
ただ一つ確かなことは残ったサーヴァントが後一体――――アーチャーだけということだ。
聖杯戦争の第一夜に先ずクラス不明のサーヴァントが脱落し、ライダーはランサーが倒し、ランサーとアサシンとキャスターはセイバーと切嗣が倒した。
故に残るサーヴァントはセイバーとアーチャー。それだけである。
(アーチャーについては情報面での遅れがある。だが如何な超長距離からの宝具による狙撃だろうとセイバーのエクスカリバーの威力の前には無意味だ)
仮にアーチャーが3km離れたビルから狙撃をしてこようとセイバーの直感力とステータスなら一撃でやられることは先ずない。
そして一発凌げば、どれだけ離れた距離だろうとエクスカリバーを使わせ周囲の建物諸共アーチャーを焼き払えば済む。
数km離れた場所にいる敵に――――しかも街中で――――エクスカリバーを使えば、当然被害は途轍もないものになるだろう。死傷者も相当数が出る。だがそんなことは関係ない。もしエクスカリバーの光が万の命を奪ったとしても、アーチャーを倒した時点で聖杯は衛宮切嗣のものとなる。そうすれば六十億の命が救われるのだ。なんら躊躇する必要はない。
「さて。世界を救いに行こうか」
まるで今日の夕食について思案するような軽い声。
衛宮切嗣にとってこれが日常なのだ。毎日を常に一を切り捨て十を救ってきた。今日の戦いはそれを最大規模でやり遂げることに他ならない。
規模は違うがやることは同じ。
(この戦いを人類が流す最後の流血にしてみせる)
聖杯により救世をなせば、争いはなくなるのだ。ならば何を犠牲にしても勝たなければならない。
切り捨てた命を無駄にしないために、より多くの命を流してみせる。その命に釣り合う結果を手にするために。
アイリスフィールと久宇舞弥。
この聖杯戦争で犠牲にした二人の女性。一人は切嗣の伴侶であり、もう一人は切嗣の部品だった。
だがその死を悼みはすまい。
死者を悼む。死者を尊ぶ。
それは生者の責務であるが、衛宮切嗣は『生者』ではない。心を鉄にした切嗣は人間ではなく機械。恒久的世界平和が為され世界から争いがなくなったその時にこそ、衛宮切嗣という機械はただの人間となるのだ。
ならば死者を悼むのは戦いが終わってから。
"その日の後で、どうか改めて、その子を、イリヤスフィールを抱いてあげて。胸を張って、一人の普通の父親として"
八年前。冬の城でアイリスフィールから託された願い。
忘れはしない。必ず恒久的世界平和をなしてイリヤスフィールを迎えに行く。それをアイリスフィールは望んでいるだろう。
「そして舞弥」
切嗣はより多くの者を救うために久宇舞弥を機械として仕上げてしまった。そしてこの戦いで使い潰した。
彼女は恐らく死を悼まれても喜びはしないだろう。切嗣が涙を流すことも望まないはずだ。だから彼女が願う言葉を送ろう。
「任務、ご苦労だった。お前の犠牲をもって、僕はこの戦いに勝利する」
刻限はきたし、準備は万端だ。
今こそ人類史最後となる戦争を。願わくばこの戦いを最後の流血とするために、衛宮切嗣は戦場へと赴くのだ。
衛宮切嗣が冬木市に用意した拠点は中々の武家屋敷で、敷地にはなにに使うのか道場まである。
その道場でセイバーは目を瞑り静かに瞑想していた。
道場を満たす厳粛な空気はセイバーという騎士を戴いてより澄み切っている。もしこの中に足を踏み入れれば、どんな荒くれ者だろうと自然と口を閉ざし沈黙を遵守するだろう。
「―――――――――」
瞑想しながら、セイバーは多くのことを回想する。
この冬木市での英霊たちとの戦い。選定の剣を抜く前、一人の敬愛する老騎士の教え子だった頃。義兄との思い出。選定の剣を抜き王となってからのこと。最も信頼した朋友がキャメロットを去った日。そしてカムランの丘での最期。
セイバーは自らの生涯に後悔はない。
自分があらゆるものに裏切られ、人間として死に、一人孤独なまま悲惨な最期を遂げることなど選定の剣を抜く前に大魔術師に見せられ知っていた。
――――多くの人が笑っていました。
――――ならそれは間違いじゃないと思います。
己がどんな悲惨な末路を迎えようと、その先に皆の笑顔があった。それならばこの道は間違いではないとアルトリアという少女は選定の剣を抜き、アーサー王となった。
感情を殺し、涙を流さず、弱音を吐かず。騎士達に疎まれようと完璧なる王として、常に自分が最善だと信じることを行ってきた。
だから後悔はない。未練があるとすれば――――己が破滅ではなく、滅びた国に対して。
己が最善と思う行動をとり続け、それでも国が滅んだのなら自分は王として相応しくはなかったのだろう。ブリテンを崩壊させない新たなる王。その者を選定する事こそアルトリア・ペンドラゴンが王としてやらねばならない最後の責務である。
「ランスロット、ガウェイン、ベディヴィエール、兄君、マーリン、ギネヴィア…………モードレッド」
多くの騎士がいた。黄金の聖剣をもちし己と円卓に集いし無双の騎士達。
しかしカムランの丘で殆どは死に絶えた。
人々の羨望を一身に集めたサー・ランスロットは裏切りの汚名をかぶり。
誰よりも忠誠心高きサー・ガウェインはランスロットとの一戦における負傷のせいでモードレッドにより討たれ。
マーリンは恋心故に幽閉され。
最後までアルトリアの味方であった兄はカムランで死に。
ギネヴィアは王妃としての責務と女としての心に挟まれ苦悶し。
完璧なる王故にモードレッドを王の子息であると認められなかった。
――――もしもアルトリア・ペンドラゴンが王ではなく、より相応しい者が王であれば。
サー・ランスロットは完璧な騎士のままであり。
太陽の騎士は忠義の騎士として生涯を完結させ。
マーリンは常に傍らにあり。
兄は傍にあり、ギネヴィアも心満たされ。
そしてモードレッドを自分の息子であると胸を張って宣言できたかもしれないのだ。
円卓は割れることなく平和で、ブリテンには恒久の安寧が齎される。
「嗚呼……」
正に遠き理想郷。彼の王が生前到達することのできなかった場所。そこに人々や騎士達を導かねばなるまい。
少し寂しいものがあるとすれば、そこにアーサー王はいてもアルトリア・ペンドラゴンという己はいないことだろうか。
「だが立ち止まるわけにはいかない」
今宵、自分は聖杯を手に入れるだろう。そうして役目を終えた王は英霊の座へと祀り上げられる。人々を守る守護者として。
それに忘れてはならない。
自分はこの戦いでも多くの命を犠牲にした。
この手で殺めたサーヴァントたち。ビルの倒壊に巻き込まれた無辜の命。
ビルの倒壊は自分でやったのではない、という言い訳はできない。もしも切嗣が自分をそういう目的で運用していたのだと知ってもセイバーはそれを止めなかっただろうから。
そしてアイリスフィールと久宇舞弥。
キャスターの呪縛から解放されて直ぐセイバーは切嗣へと問い掛けた。
どうしてあの時、令呪にて自分の刃を止めたのだと。もしかしたら切嗣にも人間らしい情というものが残っているのかもしれない。そう思っての問いだったが切嗣の答えはあっさりしたものだった。
「お前には話していなかったが、アイリスフィールは霊体である聖杯を降ろすための『聖杯の器』を隠し持っていた。お前の剣の軌道がその器を破壊する可能性が高かったから止めた。それだけだ」
衛宮切嗣という男はやはり衛宮切嗣だった。
人々を守るために人々を守りたいという感情を消した、アルトリア・ペンドラゴンと同じ――――感情なき完璧なるシステム。
あの男なら勝てる。あの男ならば負けない。どんな障害が立ち塞がろうと、衛宮切嗣は勝つ為に最善の選択をとり続けるだろう。やはり衛宮切嗣こそが自分を使うに相応しい担い手だ。セイバーはその時、改めて確信したのだ。
切嗣に代わり自分に指示を与えていた久宇舞弥も死んだ。
文字通り命を賭して『聖杯の降霊地』を切嗣に伝えたのである。
「――――行くのですか、切嗣」
庭内の方角で暗殺者らしい秘めたる戦気が湧き上がる。間違いなく衛宮切嗣がこれから戦闘を始めようとしているのだ。
セイバーは立ちあがり気配のした方へと向かう。すると切嗣は準備万端といった様子でセイバーを待っていた。
言葉はない。二人に余分な言葉などは不要。ただお互いの役目を果たせばいい。
セイバーの役目とは即ちアーチャーを殺すことであり。衛宮切嗣はそれ以外の敵を排除することだ。
「…………」
切嗣は一度口を開きかけたが、何も言うことはなく屋敷の門を潜る。セイバーもそれに続いた。
第四次聖杯戦争。最後の戦いが幕を開けた。
冬木市市民会館の大ホール。その中心で此度の演劇の主演が一人、言峰綺礼は笑みをこぼす。
真ん中の台におかれた黄金の杯は最後の贄の接近を感じてか光り輝いている。言峰が無数に放っておいた使い魔の何体かも衛宮切嗣とセイバーの接近を感じ取っていた。
「衛宮切嗣とセイバーが近付きつつある。我が願いの成就も近い、ということか」
「……………」
言峰の独白を滲み出る殺意と共に睨みつけるアーチャー。
恐らくセイバーよりも聖杯に近い位置にいるというのにアーチャーにはなんの達成感もなければ優越もない。
いやアーチャーは憎んですらいるだろう。自分を最も勝者にしようとする言峰綺礼に対して。
今すぐにでもアーチャーは黄金の杯をその手で砕いてしまいたいに違いない。だがそうさせてくれないのが言峰綺礼だ。
言峰の腕に刻まれた無数の令呪。これを使い言峰がアーチャーに命じたのは『主替えに賛同しろ』『知っていることを全て話せ』『聖杯の破壊を許可しない』の三つだ。
元々対魔力の低いアーチャーである。マスター権が遠坂時臣から言峰綺礼へと移ったことで低かった対魔力は更に低下している。令呪の縛りに抗うことなどできるはずがない。
それを知りながら言峰は笑顔を浮かべアーチャーに言う。
「浮かない顔だなアーチャー。少しは喜んだらどうだね。もう少しで君の悲願も叶うというのに」
「戯言を。確かに私には願いはあるが、それは聖杯で叶える類のものではない。例え聖杯をもってしても、英霊の座に祀り上げられたこの身を滅ぼすには足らんのだから」
「それはどうかな。然り、聖杯は英霊の座にある貴様を殺してはくれんだろう。この世の内にあって万能である聖杯も、理の外にある貴様の本体を消すことはできん。だがものは考えようだ。お前の本命が十年後の第五次聖杯戦争ならば、聖杯に満ちた中身を飲み干し確固たる肉をもつがいい。さすれば十年間を生き続け本懐を遂げられるだろう」
「…………!」
アーチャーの眼光には殺意があったが、僅かな迷いが見えてきた。
言峰綺礼の語ったことをすれば、己が願いを遂げられることをアーチャー自身理解しているのだろう。
「そう殺気立つな。しかし少し気が早かったな。まだ最大の敵である衛宮切嗣とセイバーは残っている。お前にはこれからセイバーの相手をして貰わなければならん」
言峰綺礼の目的は衛宮切嗣と邂逅し、奴の得た"答え"を聞きだすことだ。
だがその邂逅にセイバーはいらない。セイバーは邪魔となる。切嗣との邂逅を確かなものにするにはアーチャーにセイバーの相手をさせておかなければならないのだ。
答えを聞く。その為だけに言峰綺礼の生涯はあった。我ながら下らぬ願いだとは自覚しているが、自分は今までそんな事の為に生きてきたのだ。今になって降りることなどできはしない。
(問題があるとすれば、私でもアーチャーでもなく……奴等の方にあるといえるが)
衛宮切嗣とセイバーの主従は強力だ。この聖杯戦争に集いし主従の中でも恐らく最強といっていいだろう。
そのことは衛宮切嗣に真っ先に標的にされ、ビルの倒壊により死にかけた言峰が身を持って実感している。切嗣もセイバーも聖杯を掴み勝利するためなら、どんな手段を用いてくるか分かったものではない。
(それに……降霊地が住宅地のど真ん中であることも宜しくない)
ここは余りにも人気があり過ぎる。この冬木市市民会館の中こそ人気はいないよう手配したが、幾ら教会とはいえ住宅地から人を消し去るなんてことはできない。
贅沢をいえば柳洞寺が聖杯の降霊地であれば良かった。あそこなら誰の邪魔も入らずに戦えたものを。
「今更言っても私にはどうしようもできないのだがな。こんな人気の多い場所が戦場では不便だ。ここから人がいなくなればいい。私と衛宮切嗣との邂逅を邪魔する悉くがいなければいい。無論、セイバーを含めてな」
本当に何気ない独り言のつもりだった。しかしなんの因果か悪しき運命か。言峰綺礼の独白を聖杯は聞き届けた。
聖杯の完成には六体のサーヴァントの生贄が必要。しかし五体分の生贄を捧げられた聖杯はサーヴァント一体一体の質が高いこともあり、ある程度の願いを叶えるには十分の力をもっていた。
結果的に言峰綺礼の願いを聞き届けた聖杯は、それを『破壊』という手段をもって成就させた。
「……これは」
言峰綺礼をもってしても驚かざるを得ない。
黄金の杯から、なんとも醜い己の腸のような泥が溢れ――――それが灼熱の業火となりて。この市民会館から溢れだしたのだ。
炎は新都の新興住宅地を覆い尽し、この世の地獄を現出させる。多くの命が消えていくのが視界を閉じても感じられた。
「は、はははははは」
その光景を目に焼き付け、口元に満面の笑みが広がる。
街は火の海だった。さっきまで確かな現実感をもって存在していた冬木市市民会館も見る影もない。人々が日々を謳歌していた住宅地は言峰綺礼の呟いた"願い"により、一瞬にして火の海へと姿を変えたのだ。
「ふっ、ふははははははははははは!! はははははははははははははははははははははは!!!!」
狂ってはいない。純粋なおかしさから、言峰綺礼は笑う。
五臓六腑から声という声をしめ出して、生涯最高の面白おかしさを体現してみせる。
「そうか! 私だったのか! これが聖杯だったというのか! なにが万能の釡だ! なにが奇跡の杯だ! これが聖杯で、これが聖杯の中身で魔術師共はこんな代物を求めて殺しあっていたのか!!」
参加した魔術師達よ聞いてくれ。
お前達が命を懸けて求めた聖杯は、地獄を誕生させるしか脳味噌が働かない欠陥品だったのだ。お前達は聖杯に選ばれた探究者ではなく、ただ聖杯に踊らされたピエロだった。
これほど可笑しいことがどこにあろうか。地獄のような喜劇。喜劇のような地獄。この悲劇/喜劇。この光景を生み出したのは聖杯であり言峰綺礼だ。
左を見ろ。右を見渡せ。
幾らでも言峰綺礼の大好物の不幸や悲劇が転がっている。
「アーチャー! お前も目を開き括目しろ! この面白おかしい
「――――――」
アーチャーは言葉にもできない怒りを言峰綺礼へと向けた。
だがその怒りこそが言峰綺礼にはなによりも楽しい娯楽なのだった。だからこそ言峰は笑みを絶やさない。慈愛すらアーチャーへと見せる。
「エミヤシロウ。私は神父だ。故にお前の誕生を祝福しよう。未だ生まれ出でぬ者に罪過は問えぬ。それが世界を滅ぼす大罪人だろうと、それが正義の名のもとに無辜の命を殺し、無辜の命を救い上げた度し難い愚者だったとしても。その誕生を祝福しよう」
そうして言峰は軽快に歌を紡ぐ。
「ハッピーバースデートゥーユー。ハッピーバースデートゥーユー。ハッピーバースデー……ディア、エミヤシロウ。ハッピーバースデートゥーユー」
この地獄こそがアーチャーの誕生の地。英霊エミヤシロウはこの地獄より誕生した。
エミヤシロウにとって原初の記憶。これがエミヤシロウの"ゼロ"だ。
「衛宮切嗣は私を殺し聖杯を手に入れるために。セイバーはお前を殺し聖杯を手に入れる為に。私は衛宮切嗣に答えを聞くために。そしてエミヤシロウ。お前は聖杯を飲み干して、十年後の己を殺し給え。役者は揃った! さあ最後の夜を始めよう。汝、聖杯を欲するのならば。存分に殺し合い給え。そして自らをもって最強を証明せよ」
腕にある令呪が輝き始め、言峰が己が従僕となったアーチャーへ命令を下す。
「令呪によって命じる。アーチャーよ。聖杯の正体を私以外の何者に対して伝えることを禁ずる。そしてアーチャー、貴様は命を賭してセイバーを打倒せよ。私と切嗣の戦いを邪魔してくれるな」
「…………!」
腕から二つの令呪が消えアーチャーを縛るが、未だ予備令呪は大量に残っている。戦闘に支障はない程に。
しかも令呪の使用により低下したアーチャーのステータスを補うこともできた。これならアーチャーの意志に拘わらずアーチャーは最高のコンディションでセイバーを迎え撃つことができるということだ。
火の海を見つめながら、言峰綺礼は聖杯戦争のマスターではなく、聖杯の担い手を選定する監督役として宣誓する。
「最後の聖杯戦争の夜を始めよう。第四次聖杯戦争は今日ここで決着するだろう」
勝つのは言峰綺礼か、それとも衛宮切嗣か。
もしくは勝者など出ずに終わるのか。それもこの日が終われば答えが出ているだろう。