朝倉涼子さんと消失   作:魚乃眼

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Epilogue17

 

 

 バスに揺られること十分程度、近くのバス停にて下車。

 とっくにお昼は過ぎていたが皆おなかは空いているので善光寺近くのそば屋に入ることになった。鶴屋さん曰く明治三十年から続いてる老舗だとか。

 この時間にも関わらず店内の客入りはそこそこ。老舗の看板は伊達じゃないってか。

 喫茶店の時と同様にテーブルをくっつけ全員着席。壁に設置されているメニュープレートにはそば以外にうどんと中華そばが書かれていた。丼ものはないみたいだ。

 暖かくなり始めた時期ということもあり、俺たちの中ではざるそば――長門さんは大盛り――を注文するメンバーが多かった。ざるそば以外を頼んだのは俺とキョンと鶴屋さんの三人で、俺は山菜そば、キョンが天玉うどんで鶴屋さんは天ぷらそばである。

 

 

「我々がこれから向かう善光寺はいわゆる"パワースポット"と呼ばれる場所のようですね」

 

 食事中にうさんくさいことを言い出したのは古泉だ。

 彼の隣の席でそばをすすっていた涼宮の眼の色が変わる。

 

 

「パワースポット?」

 

「ええ。超自然的な"力"が宿っているとされる特定の場所のことです」

 

 なんともまあスピリチュアルなお寺さね。仏教的にもそういうのがあるってスタンスなのかい。

 

 

「日本ではお寺や神社に多いそうで、その中でも善光寺は開運、厄除けに霊験あらたかとされています」

 

 んなくだらない情報を涼宮のためにわざわざ仕入れる古泉。

 まったく甲斐甲斐しいな。

 

 

「ふーん、超自然的ねえ」

 

「行くだけで力がもらえるらしいですよ」

 

「はっ、そんな話信じるやつの顔が見てみたいわ」

 

 さも興味なさげな言葉を吐いていた涼宮だったが、顔はいつになくニヤけている。

 それから涼宮は半分近く残っていたそばを急いでかきこんでいく。

 

 

「んぐっ……じゃあ腹ごしらえも済ませたことだし、ちょっと念のため見に行こうかしら古泉くん」

 

「承知しました」

 

 するすると残りのそばをたいらげる古泉。

 あたし先行ってるから、と言い残して早々に店から出ていく涼宮。古泉は涼宮のぶんも含めた代金をテーブルに置くと彼女の後に続いて店を出て行った。

 我らが委員長の朝倉さんは光陽園の二人に勝手なことをされておかんむりである。

 

 

「合宿で団体行動乱すなんて何考えてんのよ……」

 

「ハルにゃんは走り出したら止まらないタイプだからねー、しょうがないよっ」

 

 鶴屋さんの中じゃ涼宮は某スーパー戦隊の一員なのだろうか。あいつが大きな夢を追っかけているのは確かだが。

 

 

「後からオレたちも行くんだし気にしなくていいんじゃあないの」

 

「そういう問題じゃないでしょ、勝手なことをするなって話よ」

 

 こりゃ後で説教確定か。

 さて、気を取り直して食事に戻るとしよう。俺まで朝倉さんにガミガミ言われたらかなわん。

 山菜そばのいいところは食べていて飽きないとこだ。

 ぬるっとしたなめこ、歯ごたえのいいタケノコにシャキシャキのわらびとふき、オマケにかつおぶしときた。

 美味しくならないわけがないぜ。この調和を見事と呼ばずして何と呼ぼうか、まさしく最強の組み合わせ。

 そこいらで喰らうかけそばのつゆは食欲そそられるいい香りにも拘わらず、いざ口に含み舌で転がすと案外パッとせずうやむやのうちに味が消えていくように感じる――まるで続編を匂わせたエンディングを見せつけるくせに興行収入の悪さから一作で打ち切りになった映画のようだ――が、ここのは違った。コクがありつつも後味はスッと消えていく。

 長野といえば信州そば、などとウリにしているだけあって麺が美味いのはもちろんのことだが、そばつゆがここまで高いレベルだとはな。おっと、途中から七味を入れるのも忘れちゃ駄目だ。これもまたオツなんだ。

 結局、俺たちが退店したのは涼宮と古泉が出て行ってから二十分近くが経過してからのことだった。

 

 

「わあっ……すごい迫力ですねえ」

 

 朝比奈さんがそんな感想を述べたのはそば屋を出て少し歩いたとこにある仁王門の仁王像だ。

 俺たちの何倍もの大きさを誇るいかつい巨像、それが二体。

 

 

「"阿形"と"吽形"だね。デカいなぁ」

 

 国木田も感心したように呟く。

 仁王像が両脇に配置されている仁王門は大きなお寺の定番だ。阿形と吽形の二体を合わせて仁王と呼び、あうんの呼吸って慣用句の由来でもある。

 ちなみに善光寺の仁王像は通常とは配置が逆になっている。理由は不明だが、そもそもたまたま他と逆になっているってだけで配置に厳格な決まりなどないんだとか。

 

 

「昔は何を作るにしても手間がかかっただろうに、よくこんなもん作ったよな」

 

「それだけ昔の人にとっては大事なことだったのよ」

 

 キョンの言葉に反応する朝倉さん。

 理解しがたいといった様子のキョンは「そんなもんか」と気のないコメントをする。

 俺だって目に見えない上に、本当にいるのかもわからない神や仏のような存在を信じている奴の気なんざ知れない。信心深くもないしね。

 だが、そんな超常的存在を"ありえない"などと頭ごなしに否定はしない。

 なぜなら俺は異世界人だからだ。超常的とまでは言わんが、少なくとも普通じゃない。

 俺みたいな存在がゴロゴロいるなどと思えないが、自分自身が普通じゃないのだから"ありえない"なんてことはありえないと考えるしかなかろう。

 事実、俺の考えは正しかったのだと後々思い知ることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 仁王門から本堂にかけての大通りは数々の店が立ち並んでおり、そのどれもが和風の造りとなっている。なんでも仲見世通りと呼ぶそうな。

 ここいらは京都ほどではないが古き良き日本らしさ、和を感じられる景観だ。

 そんな中を涼宮求めて奔走するのはごめんこうむるということで、俺たちはのんびり観光に集中することにした。まあ、いざとなったらケータイで呼び出せばよかろう。

 

 

「食い物もいろいろあるみたいだな。長野って何が名物なんだ?」

 

「そば……はさっき食べたね。あとは林檎に……おやきとか。ほら、あそこで売ってる」

 

 昼飯を終えたばかりだがこれだけ目につけば自然と食指が動いてしまう。キョンと国木田が食べ物の話をしだすのも無理はない。

 国木田が指さした先にある、のぼり旗に書かれた"おやき"の三文字には俺も心惹かれているし、店頭に貼りだされている写真は購買意欲を掻き立てられる。巧妙だ。

 

 

「オレはひとつ買おうかな。朝倉さんは?」

 

「うーん、おいしそうだけど電車でお菓子けっこう食べちゃったから全部食べきれるか怪しいのよね」

 

 だそうだ。あの手の食べ物って意外とボリュームあるからな。

 しかしながら朝倉さんの視線はおやきの写真に釘付けとなっている。逡巡こそしているが、せっかく長野まで来たのだから長野ならではのものを口にしたいという気持ちはあるようだ。

 

 

「だったらオレのを分けてやるよ。それでいいだろ?」

 

「そう? 悪いわね」

 

 安いもんさ、俺の取り分が減るくらい。それで朝倉さんのご機嫌が取れるんだしさ。

 というわけでおやきを店頭販売しているおみやげ屋に立ち寄ることとなった。

 俺とキョンと国木田は野沢菜おやきを一個ずつ購入、鶴屋さんと朝比奈さんはおやきを買わずに店内を物色するんだと。

 で長門さんはというと。

 

 

「……四種類もある」

 

 お品書きを見てそう呟いた。

 写真に使われているおやきは野沢菜だが他にもつぶあん、かぼちゃ、あんずが売っている。

 そして驚くべきことに長門さんはその四種類全部を購入した。

 一個だけ買った俺やキョンはバーガー袋におやきを入れられてそのまま渡されたが、四個買った長門さんは紙袋で渡された。

 

 

「あはは……」

 

 長門さんの胃袋の大きさをよく知っている朝倉さんもこれには苦笑い。

 そばは腹持ちがそんなによくないと言われているけど長門さんが食べていたのは大盛りだ。何より昼飯を終えて三十分と経たぬうちにおやきを四個も食べようとするのは欲張りだとかそういう次元じゃない、どうかしている。

 

 

「長門、お前」

 

「なに?」

 

「いや……なんでもない」

 

 キョンは注意の言葉でもかけようと思ったみたいだが、長門さんのどこにも変なとこはないよ、といった感じのオーラにのまれて何も言えなくなっていた。

 まあいい。俺は自分のぶんだけに専念するよ。

 おやきというとその名の通りに焼かれた、焦げ目がついているものが連想されるが、ここのおやきはまんじゅうのように蒸して作られている。こっちではこれが主流らしい。

 できたてってわけでもないのだろうに、直前まで蒸し器に入っていたおやきはアツアツである。いや、アツアツなんてもんじゃ済まない。

 

 

「あ゛っつ!!」

 

 危うく手を放しかけた。ちょっとおやきに触れただけにも関わらずこの熱量、俺は地獄の釜に手を付けてしまったんじゃないのか。

 バーガー袋の端っこをつまんで持たざるを得ないレベルの熱さであるこれを手で割ろうとすると軽い火傷をしかねない。よって朝倉さんとのおやきシェアは食べ残し半分を彼女に渡すことで解決した。まあ、小腹を埋めるには半分で充分か。

 息をふーふー吹きかけて、一思いに噛り付く。その味はというと。

 

 

「一個買えばよかったかも……」

 

 と朝倉さんが言い出すほどの美味であった。

 饅頭よりかはパンに近い噛みごたえのある生地、ぎっしり詰まった野沢菜餡の充分な塩気、昼食後だろうが問答無用で更なる食欲を刺激させられてしまう。

 つまるところ俺たちのおやつ漁りはこれだけに留まらなかった。

 四種類のおやきを手早く頂いた長門さんは店という店をハシゴ。牛肉コロッケにぽたぽた焼き、果てには焼きおにぎりまで。

 よくもまあたらふく食えるものだ。あの身体のどこにそんな容量があるのだろう。人体の神秘ってやつか。

 さすがに俺や他のみんなはそこまで買い食いしないものの、昼のシメに甘いものは欲しいのでみそソフトなるスイーツを購入。味噌も長野の特産品だとか。

 普通のミルクソフトクリームにみそのソースがかかったやつなら俺も食べたことがあるがクリーム自体にみそが含まれているのは初めてだ。

 

 

「なんだか不思議な味がしますね」

 

 これは朝比奈さんの感想である。

 クリームに味噌が練り込まれたみそソフトは甘じょっぱいテイストながらも口当たりはあっさりしており、みたらし団子の砂糖醤油たれに近い感じ。濃厚な味噌のイメージとはちょっと違う、確かに不思議な味だ。けど悪くない。

 充分に仲見世通りの味覚を堪能した後は商店の売り物を見て回ることに。

 

 

「しっかしこういうのって売れてんのか?」

 

 みやげ店の一角に置かれているキーホルダーラックにかかっている、剣にドラゴンがまとわりついてる金属製のキーホルダーを手に取って呟いた。

 すると横から朝倉さんが。

 

 

「一定の需要があるんでしょ」

 

「需要って言ってもな、小学生ぐらいだろ」

 

「でしょうね。あなただって昔持ってたし」

 

 マジかよ。俺にも歳相応の少年時代というものがあったのか。

 "俺"の知らない俺の一面に軽い衝撃を受けてしまう。茫然自失だ。

 

 

「そんなの眺めてないでちゃんとお土産選んだら?」

 

「もうだいたい決まってる」

 

 母さんはせんべい好きなのでみそせんべい、親父にはそばまんじゅう、姉さんは冷凍のおやき。

 今買っても荷物が邪魔になるだけだし参拝してから買うつもりだ。

 朝倉さんはというと、早くとも夏休みまでは両親が帰ってこないためか食べ物じゃなく置物を見ていた。

 

 

「ねえ、これどう?」

 

 そんな中から朝倉さんが手に取って俺に見せてきたのは牛――牛に引かれて善光寺参りを意識してか牛のお土産は数多い――の置物。

 いや、どうって言われてもな。

 

 

「……いいんじゃあないかな」

 

「そうよね。うん、ひとつ買うわ」

 

 朝倉さんは俺なんかよりもよっぽど常識的なのだが、たまにちょっとズレてるんじゃないかと思う。

 玄関に木彫りのクマを置いているぐらいだから民芸品が好きなのだろうが、牛ってどうなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 仲見世通りをひとしきり歩いたので、いよいよお参りの時間だ。

 一休さんか何かの絵本で見たような小さい橋を渡り、山門付近へと到着。これまたデカいし高い。ただの門なのに。

 手水舎は山門の前にあった。正直俺は作法などどうでもいいと思っているクチだ。まあ、ある以上利用するが。

 効果の実感が湧かない清めの作業を行った後、山門をくぐろうとしたのだがデカいだけあって山門には二階部分があるようで、中に入れるらしい。学生料金とはいえちゃっかり入場料を取る賢しさにはつい悪態をつきたくなるけどな。

 歴史ある建造物とはいえ階段の角度が殺人的なのには肝を冷やした。蟻のように隊列を組んで階段移動するため、誰か一人でも足を踏み外したら大惨事間違いなし。上りきった後は思わずため息を吐いてしまった。

 

 

「おー、いい眺めだねっ」

 

 山門の楼上からは俺たちがさっきまでいた仲見世通りなど境内を上から見ることができる。鶴屋さんの言う通りいい眺めだ。

 けれども、まあ、他に何があるかと言うと小さい仏像やら置物やらがあるだけで、総評としては値段相応のものしかなかったなと思いつつ山門を後にすると、ついに本堂が見えてきた。

 またまたずいぶん立派なものだと感心していたところに、だ。妙な光景が目に入る。

 本堂前に設置されている香閣から煙が大量に湧き上がっているではないか。

 いたずら心から子どもがいっぱいお香を投入したのかと推測したが、それよりよほど性質が悪かった。

 

 

「何やってんだあいつ……?」

 

 キョンの呟きはこの場の全員の気持ちを代弁したものに違いない。少なくとも俺は彼と同じことを思ったよ。

 煙に埋もれてはいるものの、あの後ろ姿は昼飯を済ませるなりどこへともなく消え失せた涼宮ハルヒその人だ。

 いったい全体どうしたかはわからんが、涼宮の奇行に関わる気など毛ほどもない。声をかけるのは帰り際でいい。

 などという俺の考えを知る由もない朝倉さんは一人ずかずかと涼宮の方へ歩みを進めていく。

 先ほどは涼宮の独断専行に腹を立てていた彼女だ。ともすれば取っ組み合いをおっぱじめかねないので慌てて俺も後を追う。

 案の定、香閣付近はかなり煙たい。お香もここまで来ると公害レベルだぞ、咳が出る。

 目をつむり、タイタニックのようなポーズで煙に身をゆだねている涼宮。朝倉さんはすっかり呆れ果てていた。

 

 

「もう! 何してるんですか」

 

「ああ涼子ね。見てわかんない?」

 

 これ見て何かわかるような奴、お前は涼宮ハルヒ検定一級だ。

 でもって他の連中は俺と朝倉さんごとこの厄介者を捨て置いてお参りしに行ったらしい。お利口なことで。

 

 

「パワーを浴びてるの。この煙を浴びると肉体強度が上がるそうよ」

 

 また頭の悪そうな単語が飛び出てきたぞ。肉体強度ってなんだ、体育会系の阿良々木くんか。

 煙を浴びれば身体の悪いところがよくなるって話は聞くが、しょせんプラシーボ効果じゃないのかね。医学的な作用は皆無のはずだ。

 ところでなんで煙が異常なまでに湧き出ているのかというと涼宮指示のもと古泉が一分間隔で線香を投入していってるからだと。

 呆れ顔の朝倉さんもこれには憤慨し、古泉に一喝を入れ、涼宮を羽交い絞めして香閣前から引きはがした。

 

 

「ま、まだパワーが溜まりきってなかったのに……」

 

「ここは公共の場なんですから他の利用者のことも考えてください」

 

 涼宮はブーブーと文句を言っているが相手が悪い。人は憎まないが罪は憎むのが朝倉さんだからな。俺も彼女と口論はしたくない。

 だいたい謎パワーが本当にあったとしても涼宮にもたらされるかは甚だ疑問である。ゴルベーザ様だっていいとは言わんだろう。

 朝倉さんと涼宮の不毛なやりとりを眺めつつ、俺は古泉に釘を刺す。

 

 

「あんまり涼宮を甘やかしすぎんな。あいつはすぐ天狗になるタイプだ、うまくコントロールしてやれ」

 

「僕のような若輩者が御せるお方じゃありません、涼宮さんはね」

 

 苦笑を浮かべながらそう返してきた古泉。

 だが俺はそもそも彼から涼宮を御したいって意思を感じない。これでは埒が明かん。

 

 

「そうは言ってもな、オレがアテにできるのは涼宮の一番身近にいるお前さんぐらいなわけ」

 

「なるほど。公序良俗に反しそうな場合は意見しておきます」

 

 今回のは充分アウトだと思うが、中学時代の涼宮伝説よりは幾分かマシであろう。

 それから朝倉さんの説教に根負けした涼宮が香閣での儀式を断念したため、ようやくお参りに。

 本堂の階段を上ると年季の入った賽銭箱が目の前にあった。当たり前だがキョンたちの姿は見当たらない。授与品所にでも行ってるのだろう。

 賽銭箱には犬なのか獅子なのかよくわからない生物をかたどった大きな置物がくっついている。香炉にも似たものがついていたな。

 横一列で並んだ俺たちはまず軽く一礼をし、各々小銭を投入する。俺は無難に五円。

 

 

 ――そして祈る。

 

 俺が祈願するのはもちろん無病息災平穏無事な学生生活。

 もっとも横の光陽園学院生二人、特に涼宮が北高文芸部に絡んでくる以上、"何事もなく"とはいくまい。

 けれども願望を実現する能力とやらがないだけこの涼宮は遥かに平和な存在だ。

 二次元世界の涼宮ハルヒだったらこうして寺や神社にお祈りするだけで一大事になってそうだからな。

 ま、なるようになってくれよ。

 

 


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