朝倉涼子さんと消失   作:魚乃眼

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Epilogue10

 

 

「じゃ、また明日ね」

 

 部活が終了して光陽園の制服に着替えなおした涼宮ハルヒはそう言って古泉一樹とともに北高前から駅の方向へと去って行った。

 そして、やっぱりまた明日も来るつもりらしい。

 

 

「……なんだったんだろうな」

 

 冬の暗がりへと溶けてゆく二人の後姿を見つめながら呟くキョン。それはこっちのセリフだろうに。

 ちなみに涼宮と古泉が変装に使った体操着だが授業がある手前ずっと貸し出すわけにもいかず、これから二人が北高に来る度、校舎前までキョンは呼び出されて体操着を渡しに行くそうだ。そのために連絡先まで交換したんだと。難儀なことで。

 俺は基本的に休み中、自宅警備を決め込んでいたのでこの時間帯に外にいるのは約二週間ぶりである。冬は朝も寒いがなんといっても夜がアホみたいに寒い。

 北高から長々と続く坂道を下っていき自宅に着いた頃にはすっかりお腹も減っていた。部室でおやつを食べはしたがしょせんおやつはおやつなのだからな。

 晩御飯を先に済ませてから風呂に入った俺は柚子の入浴剤が投入されている浴槽に浸かりながら考えることに。もちろん涼宮ハルヒと古泉一樹についてだ。

 ひとつ言えることがある。それは、あの二人との邂逅によってもたらされるものが決してよいものばかりではないということだ。

 この世界の涼宮ハルヒがただの一般人だとしても彼女の本質は変わっていないようだった。他校へ不法侵入するなど良識ある人間なら行動のひとつとしてそれを実行しようとは思わない。そもそも思い浮かばないはずだ。あの女は生来のトラブルメーカー気質なのだろう。

 俺としては厄介ごとに巻き込まれたくはないんだけど、多分無理だな。

 そう結論付け、浴槽でかいた汗をシャワーで流し風呂を上がり夜更かしもほどほどに就寝。

 翌日。昨日のやりとりなどなかったかのように手荒く起こされ、学生の本分とやらをまっとうすべく冬休み前と同様に素晴らしき我が学び舎で睡眠の延長戦を決め込んだ。今となっては俺のことを授業中に指導する教師もいなくなってしまった。もちろん、都合がいいのため現状維持で結構である。

 そして放課後。宣言通りに涼宮ハルヒとその子分が文芸部に再び現れた。

 

 

「ジャマするわよ!」

 

 ガハハと笑いながら入室する涼宮。何が楽しいのかはわからんが彼女の機嫌が悪いと世界規模のよくないことが起こりそうだからできれば一生ゲラゲラ笑っててほしい。

 続けて古泉は「失礼します」と一言そえて入ってきた。言わずもがな、二人とも北高体操服である。

 

 

「本当に来たのね」

 

「当然でしょ。あたし嘘はつかない主義なの」

 

 驚いたというよりは呆れた感じで言う朝倉さんに対し涼宮は勝ち誇ったようにこう返した。いったい誰と戦ってるのかね。

 そんな涼宮は持ってきた学校鞄に手を突っ込んで縦横高さが十数センチの四角い箱を取り出し机の上に置いた。

 箱の頂点には丸い穴が開いている。これが言ってたくじ箱か。厚紙でできたよくあるヤツだ。

 この中にもうくじは入っているのか?

 

 

「ええ、独断と偏見で選んだわ。このあたしがね」

 

 中身を考える手間を省いてくれるのはありがたいが涼宮が選んだもので問題ないのだろうか。かぐや姫ばりの無理難題が出てくる予感しかしない。  

 俺とキョンの不信感を察したのか涼宮は、

 

 

「安心しなさい。引いたお題に絶対従えとは言わないわ、しょせんくじなんて占いみたいなもんだしね。けど物を書く助けにはなるでしょ?」

 

 気休めにもならない言葉をくれた。いったいどうやって安心しろと言うのか。

 客観的にみて涼宮の発言はごもっともだというのに信用されていないのは、単に彼女が入部して二日目だからという交友期間の短さもあるがそれ以上にネジが数本抜け落ちたような脳で成り立っている涼宮ハルヒの思考回路が怪しさの塊だからだ。昨日聞いたが、涼宮が行き倒れていた原因というのはサンタクロースを捕まえるためにクリスマスの日徹夜して公園に張り込んでいたかららしい。あの日は夜に雪が降ってたし、翌日にはちょっと積もってたからな、そんな下手すりゃ命に関わるような馬鹿げたことでも平気でしでかすあたりやっぱり涼宮ハルヒは涼宮ハルヒなのだ、この世界でも。

 

 

「やれやれ……まあ引いてから考えるか」

 

 思考停止な感じでキョンは机の上のくじ箱に手を入れ、ガサゴソと動かしてからやがて四つ折りにされた紙切れを一枚箱から引き抜いた。

 図らずも先陣を切る形となったキョンが引いたお題はいかなるものなのか、彼の反応待ちだ。

 そしていよいよ四つ折りにされた紙を開き中に書かれているであろう文字を注視した。

 

 

「……"ミステリ"ねえ」

 

 キョンの表情は曇っていなかったが晴れてもいない。

 ミステリ、つまり推理小説は文学のジャンルとしてはベタベタだがズブズブの素人が考えるには厳しいものがある。

 探偵漫画だって風当たりが強いこのご時世に彼がどんな話を構想するのか興味は湧くものの、あえて彼を煽る気にはなれなかった。俺のお題によっては煽り返されるからな。

 涼宮はふふん、と鼻を鳴らし。

 

 

「アタリを引いたみたいね。なかなかやるじゃない」

 

 べつにアタリだからって何かあるわけではなさそうだ。

 それから俺たちは順次くじを引いていった。長門さんはファンタジー、朝倉さんは伝記(ロマン)、古泉はスポーツ、涼宮は冒険アクション、で俺はというとパニックホラーだった。

 頭を抱えるほどの結果ではかったが、はたして人様に見せられるような内容を書き上げることができるかは別問題である。本当に大丈夫なのか。

 

 

「大丈夫ですよ」

 

 俺の愚痴めいた呟きに反応したのは古泉一樹だ。

 昨日と変わらぬ営業スマイルを浮かべながら。

 

 

「内容はどうあれ機関誌を仕上げればいいのですから、酷評されようと我々の今後に関わることはありません。今回大事なのは機関誌を作ったという事実です」

 

 その事実とやらが我々のブラックヒストリーとして北高の歴史に刻まれるのだからたまったものではない。

 森先生が俺の駄文を読んだら間違いなく「小学生が授業時間にする妄想以下ですね」と切り捨てるのだ。せめて他の人は森先生を唸らせるような作品を書いてほしい、あの人べつに文章のプロでもなんでもないけど。

 ジャンルの難易度でいったら朝倉さんのが一番難しいのだろうか。ロマン伝記なんて俺にはまったくピンと来ない。アソボット戦記みたいのを書けばいいのか。

 

 

「普通の伝奇小説じゃ駄目なのかしら?」

 

「ダメよ。それじゃあ面白くないでしょ」

 

 朝倉さんの質問に対しあっさりとノーを突きつける涼宮。さっきお題は絶対じゃないとかぬかしてなかったか、おい。

 ともかく文芸部部員――国木田を除く――の機関誌に掲載する作品、そのお題(仮)が決定したわけだ。

 で、残りの活動時間は文芸部らしく読書タイムに充てることとなった。

 この部室にある本棚に並べられているは俺たちの何千何万倍も文章を書くことに時間を費やしてきた人たちが産み出した作品たちだ、感性やら啓蒙やらを高めるにはもってこいだろ。付け焼刃もいいとこだがな。

 意外にも涼宮ハルヒは真面目に読書をしていた。というか今回、彼女が編集長とかいう無意味なポジションにならなかったのが驚きだ。俺に彼女を理解しろというのが無理な話なのだろうが。

 しかし一通り十五少年漂流記を読み終えた涼宮は、ぱたんと本を閉じ、

 

 

「ぜんっぜん、おもしろくなかったわ」

 

 と無表情で冒険小説の金字塔に対し手厳しい評論をした。

 まるで俺が駄目出しされてるような気分になってしまったのは自意識過剰のせいではなく、十五少年漂流記が俺の好きな本のひとつだからだろう。多分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 初めて朝倉さんの家で出された料理がなんだったか、あまりよく覚えてはいないが今よりも十センチ以上身長が低かった彼女の料理の腕前は「素晴らしい」と称賛に値するレベルに既に達していた。

 文芸部の活動が終了してからの俺は朝倉さんの誘いもあってこの日今年初となる"ご相伴"にあずかっている。

 新年一発目の料理はすき焼き、冬の定番だ。

 普段自分のうちで食べるやつは鍋に水で割った市販のたれを投入し肉鍋のようにしていくいわゆる関東スタイルなのだが、朝倉家のすき焼きは鉄の鍋に入れた肉を文字通り焼いていく京風である。ここいらではこっちの方が主流だけどね。

 朝倉さんのすき焼きを口にする機会は一年を通してあまり多くなかったりする。その理由はいい肉が安く手に入った時にしかやらないから。つまり最近その機会があったんだろう。

 火がついているカセットコンロの上に置かれた鉄製のすき焼き鍋には何枚もの牛肉が敷かれており、そいつらがザラメや割下と絡むことで極上の香りが引き立つ。よだれが出るとはこのことか。

 

 

「ゴキゲンな晩飯だ」

 

「ふふっ。そうね」

 

 後で長門さんにもおすそ分けするそうなので多少自重する必要があるのは残念だ。まあ無銭飲食とは思えぬ好待遇ぶりなのでこれ以上注文をつける気などないが。

 さて、この世のすべての食材に感謝を込めることはしなくとも最低限の礼儀として目の前の彼女にだけは限りない感謝をしよう。食事前の合掌には感謝がつきものらしいからな。

 

 

「いただきます」

 

「どうぞ召し上がれ」

 

 無事お許しが貰えたので早速お肉をいただいていくとしよう。

 いい感じに色が変わった肉きれを一枚箸で掴み、そのまま茶碗の中に盛られている白米の上に乗せて米と一緒に勢いよくかきこむ。うまい。

 次に溶いた卵に肉を付けて食べる。卵とすきやきの肉の親和性が高いことは言うまでもないだろう。当然これもうまい。

 俺は美味しいものを最後までとっておく主義なのだがその理屈でいうと白米しか食えなくなってしまうのでガツガツ箸を動かしていく。

 あっという間の出来事であった。二人がかりというのもあって第一陣はいともたやすく腹の中に納まってしまったのだ。

 しかしすき焼きというのはここからが本番である。

 次は肉だけでなく白菜やネギといった野菜を投入する。もちろん焼き豆腐と糸こんにゃくもだ。

 それからザラメと割下を鍋の中にいる食材たちにまんべんなく振りかけてゆき、野菜から水分が出てくるのを待つ。数分に渡る辛抱の時間である。

 手持無沙汰なのでちょっと瞑想でもしてようかと思った矢先に朝倉さんが口を開く。狙ったかのようなタイミングだった。

 

 

「ねえ、涼宮さんなんだけど」

 

「ん」

 

「何者なの?」 

 

 はて、なぜ俺に聞くのだろう。

 

 

「知ってる人だって言ってたじゃない」

 

「そんなこと言ったっけ」

 

「ええ、地上絵事件の犯人を調べてたらそれが涼宮さんだったって」

 

 ああ、たしかにそんな感じのことを昨日言った気がする。ううむ。やはり失言だったのか。

 でも俺が朝倉さんの立場だったら彼女に同様の質問をしているはずだ。一日経とうと涼宮ハルヒが常識を逸脱している不可解な存在であることには変わりないし、朝倉さんが涼宮のことを気にする気持ちはわからんでもない。

 

 

「涼宮は東中の生徒だった。オレよりも涼宮ハルヒと同郷の日向や高遠に聞いた方が詳しい話は聞けるぞ」

 

「確かにそうね。でも私が今聞きたいのはあなたの話よ。あなたは涼宮さんの何を知ってるのかしら?」

 

 お昼のドラマみたいな台詞を吐いてくれるなよ。気が滅入ってしまいそうだ。

 涼宮ハルヒについての質問を無視することは可能だったが現実問題として無視という選択を俺が選ぶことはないのである。こんな話題でも会話は会話だからな。

 俺の方は朝倉さんとあえて話をする必要性をそこまで感じていないのに彼女の方は違うみたいで、俺が黙っていると今度は俺の興味のないドラマやエンタメの話題で話しかけてくる。いかにもって感じだろ。そんなことを聞かされるぐらいなら涼宮のあることないことを語った方がマシだ。

 これは中学二年の時のことになる。いいかげん朝倉さんのおしゃべりが面倒くさいなと思って、

 

 

「そんなにおしゃべりが好きなら壁にでも話してればいいだろ」

 

 と言ってしまい、それから誠心誠意、頭を下げて謝るまでの一週間以上の期間彼女は一言も口を聞いてくれなかった。親しき仲にも礼儀ありというのを痛感させられたね。

 ちなみにその頃朝倉さんは俺相手に何も言わなかったくせに姉さんにはやたらと俺に対する悪態をついていたようで後日かなりの長丁場にわたる説教を姉さんから喰らった。あれ以来俺の身内から味方になってくれる人がいなくなったのかもしれないな、全面的に俺が悪いけど。

 それはさておき涼宮ハルヒの何をどう説明すればいいのかね俺は。例えばあれか、涼宮ハルヒは一部界隈においては神の如き存在だと考えられている、とか言えばいいのかね。この世界じゃそんな事実もなさそうだが。

 よし。間違いないことを言っておくとしよう。

 

 

「涼宮ハルヒはかなりの変人で有名だった。東中の地上絵事件もそうだが他にも奇行を繰り返していたとか」

 

「奇行?」

 

「教室の机を全部廊下に出したり、校内のいたるところに霊符を張り付けたりだ」

 

「れいふ……って何なの?」

 

「おまじないだ。わけわからん文字が札に書かれているヤツさ。効力は文字によって様々で、キョンシーが頭にくっつけてるのもその一種に当たる」

 

 俺の説明を聞いた朝倉さんの顔はすっかり引きつっていた。怖い。

 

 

「シャレにならないわね」

 

「同感だ」

 

「いったい彼女は何が目的なのかしら?」

 

「宇宙人や超能力者、あるいは魑魅魍魎の類が実在すると考えているらしい。そしてそいつらとコンタクトしたくて涼宮は――」

 

「そうじゃなくて」

 

 朝倉さんはすき焼き鍋に投入された白菜の様子を箸で確認しながら俺の言葉を遮った。

 いったい何が"そうじゃない"のだろうか。

 

 

「私が気になってるのは涼宮さんが北高に押しかけてきた目的よ。正確に言えば北高の文芸部にかしら」

 

「行き倒れを助けてもらったお礼がしたくて来たんじゃあなかったっけ」

 

「だったら校門の外で待ち構えるなりしてキョンくんと長門さんを捕まえればいいじゃない。涼宮さんは北高に忍び込むのがリスクある行動だって理解しているはずよ、でもあえてそのリスクを冒したんだから他に何か目的があると考えるのが自然でしょう?」

 

 なるほど。彼女の言う通りではあった。

 朝倉さんは知らないかもしれないが涼宮ハルヒという人間は自らにとって無駄だと感じるようなことは一切行わないのである。たとえ他人が無駄だと思うようなことでもあの女は自分が無駄じゃないと納得できるのなら何だってやってみせる、それがアニメの世界で描写されていた涼宮ハルヒなのだ。ねじ曲がった合理主義者といったところか。

 今回のケースで考えてみると涼宮が文芸部の二人に会うためだけに北高に忍び込むのは俺たち目線からすればただ危ない橋を渡っているだけの無意味な行為で、キョンと長門さんに会うという結果を得たいのならそれこそ朝倉さんが言ったように校門前で待ち伏せするのが安牌だろう。

 まあ、寒い外で待つぐらいなら自分から会いに行ってやる、というのは落ち着きがない涼宮ハルヒらしくはある。だが、本当に謎なのは涼宮が文芸部の一員になると言い出したことだ。それには何の意味があるというのか。

 

 

「昨日は何も言わなかったけど、涼宮さんが信用に足る人かどうかはしっかり見極めたいと思うわ。もちろん古泉くんもね」

 

 さすがに考えなしに入部を認めるほど朝倉さんもマヌケではないようだ。俺が知る中で一番完璧超人に近いからな、朝倉さんは。波風立てずに様子見したいから昨日は長門さんに賛同したのだろう。

 かくいう俺は涼宮の一連の行動、その動機について心当たりがなくはなかった。北高と涼宮を結びつけるものがこの世界にあればの話だが。

 いずれにしても俺と関係のない話なので涼宮と極力関わらなければいい、それが平穏のためには大事なことだから。

 

 

「さっ、もう大丈夫なはずよ」

 

 ピリピリした空気を払しょくするかのように朝倉さんはすき焼き第二陣の準備が完了したことを告げてくれる。

 涼宮ハルヒと古泉一樹に限らず俺が考えるべき内容は山積みであった。機関誌のことはそのひとつだ。

 パニックホラーねえ、なんちゃらオブザデッドな話でいいのか。しかしゾンビものはサバイバルホラーとパニックホラーの違いがわかりにくいから困る。

 人間は考える葦だっていう評論が的外れではないのかもしれないと時折感じている俺ではあるが、しょせん己が考えられることなんていうのは狭い世界での話でしかない。文字通り。

 他校生二人の襲来なんてチンケに思えるほどの、俺の人生を変えてしまうような出来事など想像すらできなかった。それが俺の限界なのかもしれない。

 そんな雑念もほどほどに食事を再開することにした。鍋から白菜のかけらとお肉を取り、口の中へ入れてみる。

 

 

「どう?」

 

「……うまいな」

 

「それは良かったわ」

 

 すき焼きは俺の味覚を刺激した。元は安物かもしれない野菜でさえデリシャスだと感じられるのはいったい何が原因やら。

 朝倉さんの料理を食べて出る感想なんてのは常に「美味しい」といった非常に簡単なものだけれど、俺がそう言うたび彼女は嬉しそうな反応を見せてくれる。にこやかになったり「ありがとう」と返してくれたりだ。

 今しがた見せてくれたのは前者にあたるか。彼女の顔が真顔じゃなけりゃ安心できるし、この人の笑顔は見ていて気分がいい。

 

 

「ご飯のおかわりは要るかしら?」

 

「いや、大丈夫」  

 

「そ」

 

 たいして長くもない一日だったがすき焼きを食べ終え朝倉さんの家を後にする頃には午後七時半を過ぎていた。

 外は相変わらず考えるべきことをすべて後回しにしてさっさとお風呂に入り睡眠したくなるような寒々とした天気である。もちろん、そうしたのは言うまでもない。

 

 


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