横島の道   作:赤紗

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…個人的に好きなテレサ復活させる為、カオスにも金が入ったことにしました。


動きはじめたもの

 横島百合子

彼女は横島忠夫の母親であり『村枝の紅ユリ』として世界に名を馳せたスーパーOL

常識外の直感力と行動力を持ち、彼女が動くだけで株価にも影響するといわれる

出産を機に現役を退いたが、その手腕は衰える事を知らず未だ健在。夫の失敗を機にナルニアへと夫婦のみで飛んだのだが、ある意味それが彼女の失敗の第一手だったのかも知れない。

 

 

大戦中に息子が人類の敵と報道され事件の背景、忠夫の交流関係を調べさせ始めた時に起こった、世界規模の大霊障、そして終戦

報道では美神令子を筆頭に一部の民間GSとオカルトGメンが事件解決したとされ、忠夫は敵に入り込んだスパイだったと公表された。

 

この報道に不信に思い GS協会 オカルトGメン などにも調査の手を伸ばしていった。そして

…魔族による核ジャック事件…その隠された真実に愕然としていた。

 

 

 

 

美神玲子は事件後、未だに事務所を再開できずにいた。

理由は2つ 1つは、世界規模の大霊障により、妖怪や悪霊が一時的に沈静化してしまい仕事が入らないのだ。

もう1つは事故処理である。美智恵によりアシュタロスを最後に討ったとされる英雄に祭り上げられてしまい、被害各地に慰問に借り出されていた。

 

「…茶番よね。だいたいママが横島君の詳細を事件から抹消したせいで分担して各地に回れないなんて」

「…しかたないですよ」

直接戦闘で関わっていないおキヌは美神に付いてこれた

だが世界の裏切り者として報道された後では訂正しようが横島の周りの目は厳しいことは分かっている。

けれどそれは時間さえ経てば元に戻るものと思っている。

いつもの事務所に戻ると、信じているのだ。

 

 

 

…そんなおキヌもルシオラは終わった事として考えないようにしていた

 

横島がルシオラを選んだ現実を認めたくなかった

 

死者は舞台(ステージ)に戻れない

 

おキヌは心のどこかで安心していたのかもしれない

 

だが失念していた、かつて幽霊だった自分が生き返れたことも

…横島が決して、あきらめなかったことも

 

 

 

 

 ドクターカオス

彼はアシュタロス事件の功績を認められ一部だがアシュタロスの懸賞金を受け取っており

 

※アシュタロスは人界に侵攻したさい神魔が後付ながら懸賞金を賭けた。…大半が美神令子のもとに行っている。

 

現在、懸賞金のほぼ全てを使いマリアの妹と呼べるテレサを復活させようと忙しかった。

テレサはアシュタロス事件で蘇ったが、大事な場面で蘇らせたアシュタロスに攻撃を加え

魔神の怒らせ胴体を破壊され頭部は周囲に展開していた自爆するハニワ兵により破壊された。

しかしコスモプロセッサで復活した者は、コスモプロセッサが動いている限り、倒されても復活していたということが後の調査でわかり

調べてみると、テレサが半壊状態で復活していたのだ。

事件解決後にマリアがテレサを完全復活させてほしいと願い出て、普段命令されたこと意外積極的に動かないマリアの意思を尊重し修理に追われる日々だった。

  

…そんな中意外な訪問者が現れる

 

 

 

 

 

「カオスのおっさん頼みがある」

 

 

 




駄文お付き合いありがとうございます

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