ええい!プリヤはまだか!!
「出遅れた……」
「ですね……」
高さとしては大体10階くらいだろうか。手すりからチラッと顔を出してみれば、下ではクロ、バゼット、綺礼の3人が息が詰まりそうなほど張り詰めた殺気とともに8枚目と対峙している。
正直言ってどうすればいいのかイリヤには皆目見当つかなかった。
「もう! こっからどうしろっていうのよ!? こんな中途半端なとこに出ちゃって!」
「あんなぎりぎりのタイミングで外に出ようとするイリヤさんが悪いんですよ! サファイアちゃんが上手く引き継いでくれなかったら一人残さず次元にチリになってたとこです! 生きてるだけ感謝してくださいよ〜!」
「それは……そうだけど」
処理能力の限界からくる八つ当たりをルビーに完封されイリヤは黙り込む。
確かに彼女の言う通り原因は自分なのだ。もっと深く突き詰めればその限りではないのだがそれを否定することは出来ない。
セイバーが倒れて離脱する直前、イリヤはその輪からさり気無く外に出ようとするバゼット、クロ、綺礼の3人に気付いた。
急いで引き留めようとしたのだが、タイミングがあまりにもシビアすぎた為に自分まで外に出かけた状態で転移が始まってしまい、中途半端に出た彼女の半身は本来次元の狭間に取り残され塵になってもおかしくなかったのだが異変に気付いたルビーがサファイアに後処理を任せまた別の回廊を開きイリヤの全身をこちらの空間に残すことでなんとか難を逃れたのだ。
しかしそれはあくまで緊急処理、無理やりな転移でこちらに残ったイリヤは元の場所に戻るのではなく、そこから遥か上の階段に弾き出され今に至る。
落ち着いてみればどう考えても自分が悪い。交通事故の有責なら10-0で負けるくらいに。
「……まあ良いです。イリヤさんの選択は結果的に妙手だったかも知れませんから」
「どういうこと?」
冷静になったルビーの言葉の意味がわからずイリヤは問い返す。
一体何がよかったというのか。
「私も先程転移しようとした時に気付いたんですけど、この空間既に壊れかかってます。これ以上衝撃が加わったら跡形も無く無くなるくらいに。
それに気付いたからあの3人も残ったんでしょう」
「空間が崩壊……?」
「そーです。恐らく小さくなったこの鏡界ではあの8枚目の大きすぎる存在に耐えることができない……要するにこのある意味英霊を閉じ込めている檻がなくなっちゃってあいつが自由になるってことです」
「自由になっちゃうって……まさか!?」
イリヤは座った状態で思わず身を乗り出す。
最初の方はチンプンカンプンだったがそれを表情から察したルビーの噛み砕いた説明で何となく理解できた。
そしてもしそうなってしまった場合何が起こるのかも。
「お察しの通りです。鏡面世界と現実世界は合わせ鏡みたいなものでこの2つの間には通常の平行世界とは異なると強い繋がりを持ちます。なのでどちらが突然その繋がりを経ったとしたら――」
「余ったものは無事な方、今だったら私達の方へ……」
そうなれば、どれだけの人が犠牲になるというのか。
「ちょっ!? 何をしてるんですかイリヤさん!」
「離してルビー! だったら早くあいつを倒さないと!!」
下へ躍り出ようとしたイリヤだったが、ルビーが何かしたのかその身体は上体を乗り出し足も手すりにかけ、今にも飛び出ようという不自然な姿勢で硬直する。
原因でおぼしきルビーを睨みつけ抗議の声を上げるイリヤだが結局それ以上身体が進むことはなく、逆にもう一度通路へと戻され尻餅をついた。
「全く……イリヤさんは浅慮すぎます! あんな所にいきなり飛び込んで一体何をするつもりなんですかほんとに!
クロさんやバゼットが何の策もなしに残る訳がないでしょうに。幸いあいつも私達の存在には気付いていないみたいなんですから時を待つべきです! 地力じゃあっちのが遥かに強いんですから!」
「あいたっ!」
イリヤが顔を上げるとそのおでこをルビーがデコピンのように弾き飛ばす。
その威力は尋常ではなく、イリヤは首を思い切り後ろに持ってかれるのと同時に反射的に涙が出てくるのを感じた。
「そりゃそうかもしれないけどさ……」
「特にバゼットさんと綺礼さんはプロです。あの2人がやれると判断したなら一度任せた方が――少なくとも素人のイリヤさんが乱入してそのプランを崩すよりはよっぽど賢明です」
「なんか今日のルビー私に厳しくない!?」
それだけ彼女も必死ということだろうか。イリヤの言葉には答えずルビーはスイーッと離れて手摺りの影から下を観察する。
イリヤも下の事が気になるのは同意なので不満をもらしながらも立ち上がり彼女の横に顔を合わせた。
「……来ますね」
「――!」
それとタイミングを合わせたかのように戦況が動いた。
先行するバゼットと綺礼、そしてそれを迎撃するように放たれる宝具の雨。
「危な――」
『
「まさか――」
あれは人では防げない。
その後に出来上がるあろう惨劇をを想像してイリヤは思わず目を背ける。
しかしそんな彼女に聞こえてきたのは驚愕するルビーの声、そしてクロの声と共に弾かれる剣の甲高い音だった。
「え――あれって……!」
自分の思っていたこととは何か別の想定外が起こったことを理解し、イリヤも再び顔を出す。
するとそこに見えたのは考えもしなかった光景。
「士郎さんの使ってた盾……それも完成度が段違い……!」
ルビーがまたも驚きの声を上げる。
眼科に拡がっていたのは無惨に転がる死体ではなく、何もかもを寄せ付けぬと悠然と開く大輪の花だ。
士郎のそれと1番違ったのは花弁の数だろう。
彼の作ったアイアスよ花弁は4枚しかなく、どことなくか細さを感じたものだがクロの作ったそれは違う。
7枚に増えたその完成度はそういったものに疎いイリヤからしても明白であり、打倒するのがどれだけ難攻不落なことなのか容易に想像がつくものだった。
「恐らくこちらが完成形なのでしょう。アイアスの伝承からしてもこちらの方が一致します」
「きれい――」
ルビーの解説と同じくしてイリヤの口から場違いとも言えるような言葉が零れる。
その間にもアイアスに守られたバゼットと綺礼はジリジリと前進していく。その姿にイリヤはどことなく安心感すら覚えたものだ。
「ねえルビー、これなら」
「……いえ、そう簡単にはいかないでしょう」
「なんで!?」
――このまま押し切れるんじゃないか
そんな希望と共にルビーを見たイリヤだが、その思いを見透かしたようにルビーは否定する。
イリヤは尚も食い下がるがルビーの対応は冷たいものだった。
「理由は1つです。いかに強固な盾を持とうと、最強の盾を構えようと、個人では戦争には勝てない」
「それってどういう」
何を言っているのか理解出来ないイリヤは問い詰めようとするがルビーはそっぽを向く。
「……あまり時間がありません。だいたいクロさん達のやりたい事は分かりました。
イリヤさん、ランサーのクラスカードの準備を。使う可能性があるとすればあの槍だけですから」
「――……!」
ルビーの意味深というかどこかぼかし気味にも聞こえる彼女らしからぬ不明瞭な説明。
しかしそれでもイリヤにこれ以上の追及は無意味と思わせるには十分だった。
冷たい口調にただならぬ何かを感じた彼女は腿に取り付けたホルダーからランサーのクラスカードを取り出すとルビーにセットする。
「どっちにすればいい?」
「限定召喚で良いでしょう。夢幻召喚はどうも身体に負担を掛けすぎる節がありますから……それに私達がなにかするとして恐らく1発だけですし」
「分かった……限定召喚!」
イリヤの言葉とともにルビーが赤い槍へとその姿を変える。
魔槍ゲイボルグ、幾度となく彼女達の危機を救ってきた伝説の槍が再びその手に宿る。
「毎回思うけどなんでこの槍こんな軽いんだろ――あわわっ!?」
「思ったよりも早く動きましたね」
何故小学生の自分がこんな槍を楽々振り回せるのか、そんなどうでも良さそうな事が妙に気になりイリヤはペン回しのように槍=ルビーを回す。
今まで何かしらクラスカードを使うときは常に命の瀬戸際であったことに比べると、現在は直接的か間接的であるかの違いでしかないにしろ表面上余裕があるおかけでそんな事を思ったのか。
しかしその疑問は残念ながら解消を迎えはしなかった。
数秒もしないうちにアイアスのおかげで平穏を保っていた下からのどす黒い魔力の波と風がイリヤを吹き飛ばさんと巻き上がる。
身体が半分浮かび上がり手すりを片手で掴むことで何とかその場に留りながらも焦る彼女に対比して、やけにルビーは冷静だった。
「どどどどういうことよルビー! この質問今日何回目か分かんないけど!?」
風に巻き上げられながら、それでもその風に負けないよう必死にイリヤは相棒に問う。
もう目も開けてはいられないが、彼女の声は聞こえた。
「ここまできたら自分で見たほうが早いと思うんですけど……ほいっ!」
「あれ?」
突如として風が止む。
いきなりの変化に戸惑いながらも目を開けたイリヤの目に入ったのは、相変わらず激しく渦巻く周りの景色と、赤く光る槍を中心に自らを守るように展開する僅かな安全地帯。
「流石は光の皇子の槍ですね。やろうと思えばどれだけのことが出来ることやら」
それをやった張本人のルビーも感心した様に呟く。
そしてそのまま唖然とするイリヤにその先を見るように促した。
「まあこう言う事です」
「――――」
イリヤは言葉が出なかった。
下の状況は変わりない、8枚目が攻め、クロが守り、バゼットと綺礼が前進する。表面上は先程と同じだ。
だがその均衡はとても脆くなり、天秤は傾く寸前である。
残念ながらそれは宙に浮く彼女達にとって好ましくない方でだ。
「そんな――」
あれだけ堅牢を誇っていた盾は、今や小さな台風に散る花の如く。
叶わないと分かっていてただ意地であがいているだけ。その結末は覆らないだろう。
そしてそれを展開するクロに見えるのはどうしようもない疲労感。彼女も分かっている。
「遊んでいた、と言う訳ではないのでしょうが手を抜いていたというのが実際でしょう。無尽蔵の武器で攻め続けられれば幾ら堅固な盾でもいずれ破れます」
ルビーの言葉通り雨の勢いが増している。
今も周りを吹き抜ける風は8枚目が力を出したことによる余波なのか。
「ですか、これくらいクロさんならば想定していたはずです。私の予想が正しければ次は恐らく――」
――後数秒もすればまた動きがあるはず。
しかし実際には彼女がそう言い切るのとほとんど同じタイミングで綺礼とバゼットが動いた。
「そんな!? まだ早すぎます!」
盾が砕け散りクロが急いで範囲外へと逃れ、バゼットと綺礼が未だ止むことのない嵐の中を特攻する。
目にも止まらぬ動きでミサイルを迎撃する巡洋艦のように撃ち落とし、突き進む。
「もう何も呑み込めないんで解説お願い……」
「恐らくクロさんが狙っていたのは、8枚目が緩んでいるうちにバゼットさんと綺礼さんの射程圏まで引っ張っての肉弾戦。
あの二人の戦闘能力なら一瞬かも知れなくてもあの中を突破できますから。ですけど今はまだ……」
「距離がまだ遠すぎるってこと? そんな自分の間合いなんて3人とも分かってるはずなの――」
イリヤの言葉はそこで途絶えた。
否、今まで見た事のない凄惨な光景に止まらざるを得なかった。
「血――」
1m四方になろうかという血溜まりが出来ている。
灰色のコンクリートが完全に朱に染まり、染み込むそれは未だ広がり続けていた。
その中心に倒れるのは原型を留めていない"元"女性の亡骸。
「まさか犠牲込みの戦術だったとは……行きますよ! 綺礼さんが届いたらその後を詰めます!」
「ふえっ?」
ルビーに右腕を引っ張り上げられて、茫然としていたイリヤの意識が戻る。
数十m下では黒い弾丸が剣を蹴散らしながら進んでいく。いつの間にか綺礼は8枚目の懐まで迫っていた。
『これか!』
「うえっ……」
剣を躱しきった綺礼の腕が8枚目の上体に突き刺さったのを確かにイリヤは見た。
倒れるバゼットに続いて本来ならば卒倒してもおかしくない光景の連続なのだが、血が噴き出したりということがなかったのが幸いしたか、多少の嫌悪感を覚えるのみですんだ。
「――……!! イリヤさん! あれです!! あと、事が済んだらすぐに全員を回収してください! この空間はすぐに崩れます!」
引き抜かれた綺礼の手の中に何かを見たのか。
イリヤの意思に関係なくルビー=槍の周りにキリキリと張り詰めた魔力が渦が巻く。
そのまま為すがままに腕が引き上げられ、いつの間にか彼女は槍投げ選手宜しい投擲姿勢をとっていた。
「……ええい! もう、どうにでもなれえぇ!!」
混乱のオンパレード。
とっくのとうにイリヤの頭で理解できる範囲は超えていた。
その上今はわけも分からぬ状態で身体のコントロールまで奪われかかっている。それが逆に彼女に最後の踏ん切りをつけさせた。
抵抗をやめルビーの流れに身を任せる、無駄な力を抜き全身を捻り、その一撃に全てをかけ――
「
投げつける。
加速する槍は一瞬にして音速を飛び越える。
そして極大の魔力を纏い、まるで吸い込まれるかの様にその一点を貫いた。
『なっ!?』
綺礼が驚いたように飛び退く。
目の前を突然頭上から槍がふってきたというだけではない。
むしろ貫かれた何かからこれまで以上に濃密な闇が噴出してきたことに驚いた方が大きいのだろう。
「綺礼さん!」
「っ! イリヤスフィール!?」
その闇に、どうしようもなく嫌な予感を感じながらもイリヤは直滑降し綺礼を掴み上げその中心から逃れる。
「そうか……今のはお前が……」
「はい……とにかく今は早くここから離れないと……!」
綺礼の右腕を左手で掴んで飛びながら、次にクロを回収すべく左に旋回する。
その際にチラッと後ろを見てみれば、そうこうしている間にも闇はどんどん吹き出していき、奥の8枚目はおろか依然赤く光るルビーの姿ももはや見えなくなり始めていた。
「イリヤ!?」
「掴まって!!」
驚きながらも疲労困憊でへたり込んでいるクロを逆の手で掴んで一気に持ち上げる。
そしてとにかく逃れる為に上へ上へと飛ぶ。
「…っ! 何なのよこの黒いの!?」
「私にも分からないわ!」
困惑気味のクロにも分からないということはこの場にいる誰にも分からないと見て間違いない。
心の中で舌打ちしながらイリヤは更に加速する。
あの中に残されたルビーも心配だが、転身が解けていないということは大丈夫だと信じるしかない。
そしてほんの数秒で屋上にまで辿り着いた。
「ルビー!!」
着地して二人を下ろすとイリヤは下から迫りくる闇に向かって、その中にいる筈のルビーを大声で呼ぶ。
1秒……2秒……沈黙と共に嫌な想像が頭を占め始めた所で奥から赤い閃光が見えた。
「はーい!! 取り敢えずずらかりますよー!」
「ルビー!!……ってバゼットさん!? なんで!?」
槍のまま上昇してくるルビーの姿も非常にシュールだったのだが、イリヤの集中は全く別のものに注がれていた。
有り得ない人がルビーにぶら下がっている。
先程確かに絶命したはずのバゼットが、未だ血塗れながらもしっかりとその両手でルビーを掴み一緒にこちらへと向かってきていた。
「えーと……」
「説明は後ですイリヤさん! とにかく早く逃げないと!」
時間をかけている余裕はないと、ルビーはイリヤの横を通り過ぎると姿を元に戻して離脱の為に魔法陣を展開する。
イリヤがそこへと走っていくと、同じように驚いたようなクロがバゼットを凝視していた。
「バゼット……貴女なんで」
「治癒魔術のルーンです。ここまで大規模な蘇生すら可能にする代物は流石に1回限りですが……どうやら結果を見る限り無駄になってしまったようだ」
悔しげにバゼットが口を噛む。
その言葉に、確かにイリヤは違和感を感じた。
「待って、無駄だったってそれは――」
ルビーを見る。
彼女は一瞬躊躇うかのように硬直したが、結局諦めたように口を開いた。
「言葉通りです……すいませんイリヤさん。残念ながら本体が健在だったこともあってゲイボルグの投擲も8枚目を壊すには至りませんでした。
未だ相手は健在。私達に出来るのは向こうに戻って体制を整えることだけです」
「そんな……!!」
その時、離脱するのと同時に揺れる世界の向こうでイリヤは確かに見た。
黄金の船が闇を貫いてその先へと進んでいくのを。
――――
「シロウ……」
意識を取り戻した、というのは少し語弊がある。
混濁こそしていたものの私はその後も見ていたのだから。
ようやく頭と身体が思うように動き始めたところで凛に礼を言い立ち上がる。
少し前ではシロウが呆然として立ち尽くしている。
「イリヤ……」
「シロウ、自分を責めてはいけない。貴方は出来ることをやった……責めを負うべきは私の方だ」
「セイバー……」
肩に手を置くとシロウがこちらを向く。
その顔には涙が流れ落ちた跡が糸を引いている。
「ルビーや綺礼を信じるしかないでしょう。私達が出来るのは信じて待っててあげることだけです」
「ああ……そうだな」
それだけ言うとシロウはまた視線を前に戻す。
彼女達が戻ってくるならば、出てくるのはあそこのはずだ。
そして数分、お互い黙ったままひたすら念じるように見続けていると――
「――っ!! 鏡界面の揺れをキャッチしました!……開きます!」
サファイアが離れるようにと叫ぶ声が聞こえた。
シロウと共に数歩後退る。
するとそれを待っていたかのように目の前の空間が歪んだ。
「ふぃ〜!! 危機一髪でしたよほんとに〜!!」
「ルビー! 皆さんも!」
誰一人欠けることなく帰ってきた。
ルビーを中心にあちらこちらへと向こうへ残っていた面々が転がる。
バゼットが血塗れなのが気になるが、少なくとも見る限り全員生きていた。
「良かった……とにかく一度戻ってそこから対策を!」
凛が駆け寄り手早く治療の為の準備を整えていく。
だが少しおかしい。私はこの場に流れる空気が微妙なことに気がついた。
「どうしたというのです……誰一人犠牲になっていないというのにこの感じは」
重い。
8枚目を取り逃がしたとしてもここまで沈痛なものにはならないはずだ。
特にクロとともにシロウの腕に抱かれているイリヤまでも静かなのはおかしい。
そんな私の疑問はルビーによってすぐに解かれることになった。
「あー残念なことなんですけどね皆さん……8枚目、取り逃がしたどころかこっちに出てきちゃいます。それも猶予も何もなし、今すぐにです」
後ろの方で轟音と共に地面が崩れ落ちるような音がした。
それがなんなのか。確認するまでもないだろう。
どうもです!
お待たせして申し訳ない……全くアイデアが湧いてこないスランプ入ってました。
一応この闘いの結末までは考えているんですがなかなかうまく行かないですね。後何話かかるのかなこれ。
原作でもおよそ3割はここなわけですが。
次回はもうちょっと早く更新したいです。
では後一時間半。作者もドキドキしながら待ちたいと思います。
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