中庸を行くつもりがいつの間にか修羅道歩んでた   作:アブさん

3 / 6
大変お待たせしました。
色々、思うことがあって現代編は削除しました。

過去編地味にやっていきます、しばらく原作よさらば
あと、感想が思っていたより僕の燃料になることがわかったの何か感じたら是非下さい。


訓練は程々にしておきましょう。

 一通り、叫び声を上げたら冷静になった。

 

 まずは現状の確認をするとしよう。

 

 身体、5歳児位の幼女である、手足を動かしてみるが違和感は無い事が違和感を感じるくらい馴染んでいる。今まで、あるべき息子が存在しないことに違和感を感じないのがショック。

 

 ゲーム感覚で取ったスキルを思い出そう。忘れそうなだから、メモを取っておこう、紙と筆記用具あるかな?

 

 ……あった、何故か紙と硯と墨と筆が、墨汁はない。すれと、墨をすれと申すのか……書道の心得など小中での国語の時間にしか無い自分に。

 

 仕方ないので、一生懸命すった幼女な身体には中々に重労働だったけどなんとかできた。

 

 さて、書き出すか……スキルが確か

 

 武術の才・中国拳法(八極拳) 

 武器適性・槍 

 仙術(仙骨)・気 

 魔力制御の才 

 アイテム作成

 他作品の技・術の再現

 魔力属性・炎&氷

 料理

 激安・必須お役立ちアイテム詰め合わせ

 

 で、ステータスの割り振りは確か……

 

 

 

 やば、覚えてないわ。確か速さ重視だった気がする……

  

 ステータスのところに取り敢えず速さ重視と書き込んでおこう。

 

 字が汚いところには目を瞑ろう……うん、だって筆慣れてないんだもん。

 

 

 

 次に、備品の確認をしよう。

 

 最初にまず腹ごしらえを兼ねて、仙豆を探してみることにする。

 

 だが、家の中にはそれらしい物はなかった。

 

 仕方なく、外に出て家の外周を歩くとすぐに見つける事ができた……

 

 家の裏に家庭菜園ぐらいの規模の畑があった。

 

 パッと見、外見は枝豆の木が植わっている、青々とした豆が一株に沢山実っていた。

 

 恐る恐る、一つ手に取ってみる。

 

 「これて、生で食べるのか?」

 

 まぁ、火も起こせないしDBの効果音からも生っぽかたし……生でいってみるか……

 

 「ポリッ」

 

 一つ口に放り込み、咀嚼すると意識が遠のいた。

 

 

 

 

 

 時がしばらく達、意識が戻った。

 

 「う、気持ち悪い」

 よくよく考えてみると、当たり前だろう。

 仙豆は一粒で十日分の食料になるものだ、それを5歳程の幼児の身体を持つ自分が食したのだ意識も吹っ飛ぶだろう。

 

 随分の間、その場で動けなく、疲労も溜まってしまった。ハッハ初めて知った、栄養の過剰摂取って疲れるんだな。

 

 結局動けるようになるまで、体感一日程その場で横になってしまっていた。

 

 

 

 家に戻って二つのカレンダー付き時計を確認すると、それは不可解なものだった。

 

 時間は置いておいて二つカレンダーの、西暦を指すであろう場所には何もなっかた、月も何もなかった、日付も曜日も空白で、時計だけが時を黙々と刻んでいた。

 

 それがどうしようもなく自分の中の不安を煽るようであった。

 

 

 それから自分は目を逸らし、本の置いてある棚から一冊の本を抜き取った。

 

『仙術・気の使い方入門編¥1980円』

 

「値札つきかよ!?しかも、微妙に高けぇ」

 

 なんとなしにその本を読んでみる。

 

 本には上丹田、中丹田、下丹田の位置や丹田呼吸法などとそれによる内気の感じ方が丁寧に記載されていた。

 

 そして、その知識は得ると同時に身体は反射的に実行していた、まるで身体は最初から知っていたように……

 

 思い当たる節は、スキルで仙術・気の才を5レベル分位取っていたことだ。

 

「身体が暖かい、なんて心地がいいんだ」

 

 身体の中からエネルギーの流れを、その循環を感じる。自分の身体の細胞一片一片から生命の息吹を感じる。

 

 それがどうしようもなく、喜ばしい。初級の気を扱い方だけでこれだ、中級、上級はどうなるのだろう……速く次へ進みたいと思ってしまい。

 

 次の本へと思い、本棚に手を伸ばすと身体はガクリと傾いた。

 

 その時、気がついた。この身は気の扱いを知っては入れど練度は無いのだと、身体は全く気に慣れていない。

 

 まずはこの身体に内気を慣らす必要がある。次はそれからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、一週間がたった。カレンダー付きの時計は、相変わらず時刻のみを刻んでいるため、24時間ごとに地面に印を刻み日数の経過を確認していた。

 

 丹田での呼吸法にもだいぶ慣れてきた。だが、完璧とは言い難く、しかし完璧となるのに時間はそう掛からないと確信に近い直感を得ていた。

 

 内気に身体が慣れ始めると。こんどは、身体を動かしたくなる衝動にかられてきた。

 

 そうすると近くにピッタリのものがあるではないか。善は急げだ、直ぐに武術の指南書の初級を手に取った。

 

 最初に最も簡単で重要な事が書かれていた。

「基礎体力、足腰を鍛えよ」

 なるほど、前世ではスポーツや武術をやっていなかった自分でも時折、創作物やテレビで聞きかじっていた事だ、だから妙な納得を得て。初級の中の更に初心者向けとあった基礎体力と足腰の鍛え方にあった、走り込みと縄跳びを実践した。(縄跳びは何故かあらかじめ準備されていた)

 

 再びこの身体のスペックの高さを実感した。

 

 家の外周を数十周して漸く身体に疲れ始めた。身体が動けなくなったのは走り込みを初めて半日程たってからだった。

 

「アハハハ、前世よりよっぽど体力があるじゃないか。身体を動かすのがこんなにも楽しいだなんて思いもしなかった」

 

 本には身体を十分に動かしたら、休息を十分にとれとあった。だから、備えづけの漫画を読むことにした。

 

 本棚には沢山の漫画があった。DBやネ○ま・H○Hと言った気を使うが役に立つかいまいち不明な物から拳○など漫画にしては丁寧に格闘術(主に中国拳法)を解説した物もあって、意外と有意義に過ごせていた。

 

 

 

 

 

 それから、俺は基礎体力の訓練をしその休息がてらに本を読み、気功の訓練をしそして体力訓練に戻りとこれを繰り返す生活を繰り返す。

 

 そんな生活を365日繰り返してきた。

 

 やっと丹田呼吸に体が慣れ、次の段階に進めると確信した。

 

 

 中級の気の書を読むとそこには外気の感じ方と仙術の使用法などが書かれていた。

 

 外気は、自分自身以外の他人や世界そのものの気の事を言うらしい。やり方は、まず自身の気を外に向けるというあまりにも抽象的な事からだった。

 

 手探りに、まずは血の流れのように流れている自分の気のことをイメージした。次にそれを片方の手のひらに集めるイメージをしてみる。

 

 すると、イメージしたてのひらが心地いい温かみを帯びる。その手のひらで土、水、空気、草に触れてみると明らかに実際の触覚とは違う感覚を感じることができた、特に仙豆の木からは特に明確にそれを感じる。草木は勿論、土や空気水からも気らしきものを感じ取ることができて改めて世界は生きていると実感した。

 

 それがなんとも、不思議だけどとても気分が良くなり気の学習意欲が高まった、が、気を集めるといった行動は簡単だが集中力は想像以上に消費するというな

 んとも矛盾した物を感じた。でも、これは最初の丹田呼吸と同じ練度の問題だろうとして片付けた。

 

 

 

 翌日は、武術書の初級の基礎体力・足腰を鍛える項目を始めた。

 

 馬乗り・站とう。という姿勢の維持だという。中腰に腰を落とし、足を広げまるで馬に乗っていうるかのような姿勢で、この姿勢は中国拳法の発勁の威力を上げる為の基礎練習らしい。本にはこの姿勢を可能な限り維持しろと指示されていた。

 

 これもぶっ倒れるまでやった。次の日には筋肉痛が下半身を襲ってまともに動けなかった。

 

 動けないならと中級の気・仙術の本を取り仙術の項目を目に通したら驚いた。

 

 仙術の初級の技に自身の気を操作し各部位の強化を行う方法があった、これは先日俺が自身の気を手のひらに集めた方法と同じだった。

 

 ものは試しと、色々な箇所に気を集めて明確に強化を実感できたのは視力や聴力などで腕力や足の力は実感は出来なかった、まぁ寝込んでいたのだから当然ではある。

 

 こうして俺は、基礎体力の訓練と仙術・気の訓練のループ作業に再び入った。

 

 




話が進まない。訓練とか程よくキンクリしたいのに……

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。