高域術式
発動に八名ほど忍者を必要とする忍術。あらかじめ数年かけチャクラを封印した巨大な巻物が必要。状況に合わせて忍術の選択が可能。しかし射程距離が短く、発動にも時間がかかる上、発動術者は難しいチャクラコントロールが必要など制限がある。原作ではカカシの千鳥が雷切と呼ばれるきっかけとなった雷がこれにより発生させられた。
土遁・土石筍
地面から筍のような岩を出現させ、相手を貫く。アニメ版オリジナルの術。
秘術・狐憑き
うたたね家の秘伝忍術。通常の口寄せによる契約とは異なり、常時呼び出されている。契約は単純で死後の遺体を狐に喰わせるというものである。ただし忍の世界では死体の処分が確実に行われ、情報漏洩を防ぐことも出来るため実質ノーリスク。見返りとして神通力が得られる。
念力(使用者:うたたねヨフネ/うたたねコハル)
妖狐と狐憑きの契約をすることで得られる神通力の一つ。契約した妖狐の格により使用出来る念力の力の強さが異なる。
ヨフネの場合は、念力の範囲は身体の周り1m、念力の力は手首の力程度。
コハルの場合は、庭石(岩)を持ち上げることが可能。
狐火(使用者:うたたねヨフネ)
妖狐と狐憑きの契約をすることで得られる神通力の一つ。契約した妖狐の種族により使用出来るか変わる。
ヨフネの場合は、指を指した方向に火が出せる。距離に関係なく目に見える範囲なら、自由にマッチ程度の火を出すことが可能。数箇所同時に火を出すことは不可能。
狐式・五芒星封印(解印)
コン平を五角形の頂点に配置し印を結ぶことで発動。発動すると地面に五芒星が描かれる。基にしたのは五行封印。陰陽師をイメージして五芒星の頂点に術者のチャクラを纏わせた妖狐を配置することで、ただのチャクラでも発動が可能となるように改良した物。
封印に関しては五行封印程の拘束力はないが、その反面、五芒星解印では弱まった呪印程度なら解除できる等、汎用性が高くなっている。
雷遁・電磁砲(使用者:うたたねヨフネ)
いわゆるレールガン。レール状に形態変化させたチャクラで鉄球を挟み、そのチャクラに電流を流すイメージで一気に性質変化を行うことで発動する。
レールガンとはフレミングの左手の法則を利用し、弾丸を高速で撃ち出すもの。NARUTOの世界では使用されていないが火薬式の銃では火薬の爆発によって発生する爆風を利用しているという性質上、その爆風以上の速度では弾丸を飛ばすことははできない。それに対しレールガンは音速を遥かに超えることが出来る。上限は光速。
この術も多くの術と同じ様にチャクラの形態変化と性質変化、二つの変化を同時に起こして発動する技だが、ヨフネにも使えるようにチャクラの消費量は少なくて済むようになっている。
理由は大きく分けて二つある。一つ目はチャクラを垂れ流しにしていないという事である。千鳥などは離れた位置で発動させてから相手に当たるまでの間、放電させ続ける必要がある。それに比べレールガンであれば発射の際だけ済む。
二つめはチャクラという科学では説明出来ない謎物質のおかげである。前世の義務教育で習ったように簡単にいえば電力とは電圧×電流で表すことができる。レールガンには大量の電力が必要とされているが、チャクラは電気そのものに変換してしまうほど電気伝導率、すなわち電流の値が高い。また電圧に関しては何故かチャクラコントロールである程度の操作が可能であった。そのためチャクラ量をさほど必要とせずに大量の電力が確保できるため、チャクラの消費量は驚くほど少なくなった。
弾丸をチャクラで挟むことが重要だが、念力もしくはチャクラコントロールにより弾を空中に浮かす必要がある。また科学を理解出来ないと発動させれないため現状使えるのはヨフネのみ。教えても使える人は中々出てこない。
八門遁甲
体内の経絡系上の中でも特にチャクラ穴の密集した所にある門を開くことで発動可能。門は頭部から順に開門、休門、生門、傷門、杜門、景門、驚門、死門の八つ。これらは普段チャクラの流量を制御し、身体を保護しているが、門を意図的に解き放つことで強制的に身体能力を高めることを可能とする。しかし本来身体を守るための制限を外すため、その効果に比例して身体に負担がかかる。また開門段階が上がるにつれてその反動も大きくなる。そして、死門まで開いた術者は必ず死ぬ。
開門: 脳の抑制を外し筋力を限界点まで引き出す。
休門: 強制的に体力を上昇させる回復力を生み出す。
潜在能力の解放という技の性格上、その質は術者の力量に大きく左右される。熟達すれば更なる力がもたらされ、肉体に掛かる負担も幾らか軽減することができるが、それでも完全にリスクを消す事は困難で、何かしらの反動は受ける事になる。
ちなみに八門遁甲を使用してもチャクラ量が増加するわけではない。あくまでチャクラの流量が増加することにより、一度に使用できるチャクラ量が増えるだけである。
今作ではカカシも将来的には開門は使えるという設定(原作やアニメで崖登りの業を行う際に使用。その時は開!という台詞しかないが、中忍試験の予選で八門遁甲が出たすぐ後の描写のため無関係とは思えない)
影分身
禁術ではない。残像ではなく実体を作り出し、物理的攻撃の可能な上忍級の高等忍術。発動時にはチャクラが本体から各分身体へ均等に分けられるため、分身体の数だけ本体のチャクラも分割される。
分身体は活動するのに必要なチャクラ量以下には出来ないため、チャクラの少ない者には不向き。
多重影分身の術
禁術に指定されているのはこちらのみ。通常の影分身より遥かに多くの分身体を作り出す。チャクラの消費量があまりにも多いために禁術とされている。基本的には影分身の術と同術。