間に合わないよ
でも何とかして間に合わせる
公開初日はfripsideのライブで埼玉に行くので見れないですがね
舞台挨拶も見に行けない
くそこれも大赦に仕掛けられた罠のなのか!
大阪に日曜の夜に帰る自分への策略なのか!
大赦からのご褒美で海に行き楽しんだけど、そこには暁人君の姿はなかった。
それからまた、バーテックスがやってくると言われて新しい端末を渡されたが暁人君は大赦から派遣はないと風先輩は言った。
なぜだろう、なぜ今回は暁人君は来ないのだろう。
そんな事を思ったがそれをそれを解決してくれることが起きた。
バーテックスを倒して学校に戻ったと思ったが大橋の近くに居た。
「あれ?」
私と東郷さんだけこの場所に居る。
だけど、その近くにベットに寝ている誰かが居た。
その子は前勇者と言った。
そこで勇者の秘密を聞いたけど私は聞かないといけないことがあった。
「あの、出雲暁人君を知っていますか?」
その質問をするとその子は目を見開いて言った。
「いずさんを知っているの!」
その言葉は今までのゆったりとした雰囲気とは違った。
「はい、この前まで私たち勇者部と一緒にいました」
「この前まで?」
「大赦の人が暁人君を連れて行きました」
そう言うとその子は納得した様に言った。
「そっか、大赦はまだいずさんを利用するつもりなんだ」
利用する。
その事を聞こうと思ったら大赦の人たちが出て私達は連れ戻された。
大赦の人は暁人君をなんで利用するのだろう。
何のために命を落とすような真似をさせるのだろう。
そんな事を考えた、私たちはなぜ大怪我をしないのかそんな些細なことは直ぐに知った。
東郷さんはあらゆる手段で命を経とうとしたがそれを精霊が邪魔をしたという。
精霊が守らなければ死ぬ。
暁人君には精霊はいない。
答えは簡単だった、大赦は暁人君の命なんかどうなってもいい。
軽いものだと見ている事がわかった。
頭が悪い私でも分かってしまった。
暁人君は大赦にいいように使われているだけだ。
なんで、それを知っていて暁人君は何の為に戦うのと私は思った。
東郷さんが大社に神樹さまに反旗した時に彼は私の前に現れた。
変身ができない私の前に現れてくれた。
「助けに来た」
勇者の恰好をした暁人君が私の前に現れた。
「暁人君」
「友奈は東郷を止めろ、それはお前にしかできない」
暁人君は武器を構えて言う。
「友奈が今したいことをしろ、その為の道づくりならする」
そう言って飛び出していくと光が暁人君を包むそこから現れたのは満開した姿の暁人君だった。
「満開してる」
今の暁人君は精霊の加護を受けている。
それは死ぬことはないが体を失う負の代償。
誰が暁人君にそれを私のかは知らないが暁人君死なないことを確信した。
この戦いが終わったら私はするべき行動をする。
「東郷さんを止めないと」
だから私に力を貸してくれた暁人君の為にも私は私のしたいことをする。