100万Gの男が鎮守府に着任しました。これより艦隊の指揮を執り、借金の返済をします。   作:Z/Xプレイヤー26

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今回はかなり短いです…伏線を書きたいために書きました…


100万Gの男、新たな戦力を模索する。

大和を秘書艦にした翌日…大和は提督室に着いて、驚いていた。前の提督室よりも簡素になっていたからだ。

 

「凄いですね…本当に仕事をするだけの部屋になってますね…」

 

「まあな、別に必要ないだろ?あんな無駄にデカイ机や椅子なんて…あのどっかのマフィアのボスが座るような椅子…一般的な人間のサイズよりも遥かにデカイからな」

 

嘆息混じりに話すクロウを大和は苦笑いしながら見ていた。そして提督室を見渡していると、大和が気になる物を発見する。

 

「なんですか?これ?世界地図とか…日本の地図とか、色んな地図がありますね?」

 

「ん?ああ、この世界に来てから、色々な国や地域を調べてるんだよ。」

 

(前の世界の技術があれば、深海棲艦にも対抗が可能かも知れないしな…)

 

「へぇ…どこか気になる国や地域はありましたか?」

 

大和の質問に対して、クロウは考えた。そして…

 

「核の保有国ってどこだ?」

 

「えっ…えーっと…アメリカ…ロシア…ドイツ…色々ありますよ?寧ろ大国と呼ばれている国は殆どが保有してますし…逆に小国は殆どが持ってませんね…」

 

大和の返答を聞いて、クロウは納得した。

 

「ま、そこら辺は前の世界と変わらねぇか…」

 

「そうなんですね…あと、核の話題は長門さんと酒匂さんの前では、言わないで下さいね?察して下さい…」

 

「……了解だ」

 

クロウはこの世界の歴史の本を読んで、多少の事は知っていた。まだ知らない事も多いが、戦艦長門の最期は…知っていた。

 

「それとですね…小国は殆どが持ってませんと言いましたが…」

 

「持っている国もあるんだな?」

 

「はい…と言っても、一国だけですが…」

 

クロウは大和に聞いた。どの国が保有しているのか…しかし…

 

「自分で調べてください…ヒントは、ダイヤモンドの産出国です…あんまり関わりたくないので…」

 

「……何やら訳ありだな…了解だ、こっちで調べる」

 

「すみません…他には気になる国や地域はありましたか?」

 

クロウはまたも考えた。

 

「日本に変わった研究所とか無いか?」

 

「変わった研究所…ですか?そうですね…『光子力研究所』とか言う変な名前の研究所が有るらしいですが…都市伝説ですね…実際に確認されている訳ではないみたいですし」

 

光子力研究所…その名前を聞いた瞬間に、クロウの表情が明るくなる。

 

「本当か!?間違いなく『光子力研究所』って話があるんだな?」

 

「えっ…はい…もしかして、前に居た世界にも光子力研究所が有ったんですか?」

 

大和の質問にクロウは力強く頷いた…しかしクロウにも懸念があった。

 

(光子力研究所があるのは良いが…マジンガーが完成しているかは分からない…しかも『あの』光子力研究所とも決まった訳じゃねぇ…更には…マジンガーがあったとして、敵の勢力が出てきたら、艦娘達で歯が立つのか…?間違いなく深海棲艦よりも危険な存在だからな…)

 

「クロウさん…分かりました!!私も光子力研究所について、調べてみます!!」

 

「調べるのは良いが…どうやって調べるんだ?」

 

「夕張さんや、明石さんも光子力研究所について、気になってるみたいですし、それに、私も機械には強いんですよ?パソコンで色々調べてみます!!」

 

「そ、そうか?なら、宜しく頼むぜ…」

 

クロウに頼まれて嬉しかったのか、意気揚々と提督室を出ていった。そして一人になったクロウは…

 

「大和もそんなに怖がってない様子だが…大丈夫みたいだな…それにしても光子力研究所か…マジンガーが味方になれば、心強いが…この危機に表舞台に出てきて無いって事は、最悪のケースも考えられるって事か」

 

そう呟きながら、クロウは演習場に向かった。




やっぱりスパロボなら、あのスーパーロボットは必要ですよね!!(作者のこじつけ)

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