【習作】一般人×転生×転生=魔王   作:清流

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ようやくここまで書けました。次からようやくヴォバンとの戦いには入れるかも……。



#15.再起する少年少女

 万里谷祐理が青葉台の『書庫』で気絶した頃、八人目のカンピオーネ草薙護堂は苦悩していた。

 

 「俺にどうしろっていうんだよ!」

 

 ドニのもたらした『東欧の暴君が来日している』という特大の爆弾の如き情報が、護堂を苦しめていたのだ。

 剣の王が言うように挑むなど論外だが、では、どうすればいいのか?いくら悩んでも答は出ない。

 

 その重要な情報を護堂では、有効に扱えないからだ。

 

 護堂の脳裏には先日の六人目のカンピオーネ神無徹との邂逅があり、その際の言葉と極寒の殺気が、考えるよりも先に行動する性質の護堂をして、容易に動くことを封じていた。

 こういう時に頼りになるのは相棒であるエリカだが、すでに罰を受け許されたとはいえ、日本国内での立場は依然として悪い。今彼女を頼ることで、これ以上その立場を悪くするのは避けたいのが本音である。

 

 日本の呪術界の元締めである正史編纂委員会とは、お世辞にも関係がいいとは言えない。自分がやらかしたことを考えれば当然だが、それでも現地の呪術組織を頼れないというのは、権能の制約が多い護堂にとって大きすぎる痛手であった。

 唯一の例外は、自分に好意的な媛巫女万里谷祐理であるが、彼女にはアテナの件で実際にその生命を危険に晒してしまった上に、己の所業に対する後始末などでフォローしてもらったばかりか、庇ってもらってさえいるのだ。正直に言って、頼り過ぎである。これ以上、彼女に負担をかけるのは護堂としても許容できることではない。

 

 そして、何よりも護堂には一般人としての平凡で平穏な日常に未練がある。まつろわぬ神も魔術もなく、命の心配などする必要もない騒がしくもありふれた日常。護堂には、未だそれを捨て去る覚悟はなかった。

 

 徹は言った。「次はない」と。そして、護堂が次動いた時、「王としての義務と責任を負う」とも。

 

 次やらかせば、徹は間違いなく自分を殺す。それが護堂には確信できた。そして、ドニの言う通り自分が間違いなく死ぬであろうことも。物理的にか、社会的にかいずれにせよ、己は完膚なきまでに叩きのめされるに違いない。護堂とてただではやられるつもりはないが、あの男はその為なら祖父や静花を人質に取ることも厭うまい。そうなれば、護堂には打つ手が無い。肉親を見捨ててまで、戦える程狂ってはないし、何よりも彼が守りたいものなのだ。それを犠牲にして戦うなど、本末転倒もいいところだ。

 

 「王の義務と責任か……ッ!」

 

 徹に自分の行動に責任をとれない子供だと言われたことを思い出し、護堂は歯噛みする。

 実際、護堂にはその義務と責任を受け容れる覚悟はなかった。まつろわぬ神に喧嘩を売られたなら買うくらいの認識であり、まつろわぬ神との戦いは殺し合いではなく、あくまで喧嘩の延長線上にあるものでしかなかった。その認識の甘さが、先頃のアテナの神具を持ち帰りアテナを日本へ招来するという事態を招いた。それは護堂自身も認めざるをえない。

 

 だが、それは仕方のない面もある。草薙護堂はつい最近まで、本当にまつろわぬ神はおろか魔術のまの字にも関係のない一般人だったのだ。殺し合いどころか、戦いの心得すらない、真実一般人であったのだ。それが偶然の行きがかりとはいえ神を殺し、いきなりオカルトだと思っていた世界にどっぷり浸かることになったのだ。意識の変革が追いつかないのも仕方のないことであった。

 しかし、同時に徹の言ったように護堂が己の意思でこの世界に首を突っ込んだのも、また事実である。実際、護堂には神殺しにならない未来を選択する機会が何度もあったのだから。それらを全て蹴って、神を殺したのは間違いなく護堂の意思である。

 である以上、知らないし知りたくないでは済まされないのだ。まして、護堂が王として行動しその力を行使するなら尚更である。

 

 「俺はどうすれば……」

 

 護堂は動けない。何かをしなければならないという想いはある。そして、その為の力もあり余る程に持っている。唯一足りないのは、覚悟……もしくは己の行動を貫くための確固たる意思だ。

 強いていうならば、護堂には芯がなかった。否応無く巻き込まれて、場当たり的に戦ってきたに過ぎないのだから当然だ。戦いを嫌い平和主義を標榜しながら、結果的に口先だけになってしまうのも、彼には巻き込まれたという被害者意識が少なからずあるのだから当然だ。言うなれば御題目に過ぎないのだ。

 

 ドニが同格の相手と死合うことで剣を極めんとするように、徹が護国を掲げまつろわぬ神を殲滅することを誓っているように。彼らはその為の犠牲を許容し、周囲もそれを受け容れる。それは彼らが自身の目的や信念に添っているからとはいえ、まつろわぬ神を殺すという責務を果たすからだ。

 故に、彼らは王なのだ。だからこそ、世の魔術師・呪術師達が傅くのだ。

 

 が、護堂には目的も信念もない。それどころか、我を通してアテナを見逃し、一回自身の責務を反故にしていたりする。これでは、とても王とはいえないであろう。

 

 今の護堂は、徹の言葉通り強すぎる力を身勝手に振り回す子供でしかないのだ。

 そして、それは他でもない護堂自身が、一番理解していた。徹との邂逅は、今まで見ないようにしてきたそれらを否応無くそれを浮き彫りにしたからだ。

 

 「俺は!」

 

 未だ動けぬ己が悔しかった。あくまで日常にしがみつこうとする己が情けなかった。

 そんな時だ。護堂の運命を決める電話がなったのは。

 

 「こんな時に誰だ―――!エリカか!」

 

 苛立ち紛れにうるさく鳴る携帯電話を確認すれば、送信者は「エリカ・ブランデッリ」。

 護堂を神殺しへと誘った張本人であり、この世界へ巻き込んだ唯一無二の相棒。すでに謹慎は解かれ、正史編纂委員会の監視も引き上げているという話だったが、久方ぶりの連絡であった。

 

 「もしもしエリカか?どうした、何かあったのか?」

 

 あの優雅で豪奢な少女がこのタイミングで、意味のない電話をかけてくるはずもない。実際、エリカの声は切迫しており、その話した内容も護堂にとって絶対に看過できないものであった。

 

 「―――そうか、分かった。甘粕さん達にはお前から伝えておいてくれ。俺は俺で動くから!」

 

 電話を切った護堂に、それまでの苦悩は微塵もなかった。

 そこには、覚悟を決めた一人の漢が立っていたのであった。

 

 

 

 

 護堂がドニから特大の爆弾を落とされていた頃、エリカもまた国際電話を受けていた。

 もっとも、護堂とは違い、送信者は彼女にとって馴染み深い人物であり、父とも慕う大切な親族であったが。

 

 「エリカ、元気にしているかね?」

 

 「ええ、叔父様。アリアンナはよく働いてくれますし、わたしは一度の失敗でいつまでも醜態を晒すような安い女ではございませんから」

 

 エリカの電話の相手はパオロ・ブランデッリ。《赤銅黒十字》の総帥にして、イタリア最高の騎士と称される偉大な聖騎士だ。かの黒王子(ブラックプリンス)アレクにすら立ち向かったという武勇伝を持つ先代の『紅き悪魔(ディアヴォロ・ロッソ)』だ。

 

 「そうか、ならばいい。だが、あまり背負いすぎるな。確かにアテナの件はお前の失敗であるが、最終的にお前の提案に賛同し許可したのは私なのだから」

 

 パオロの言葉は間違っていない。

 グランドマスターの会合にエリカを参加させたのは他でもないパオロであり、その際のエリカの提案『護堂にアテナの神具であるゴルゴネイオンを託す』を認めたのも、《赤銅黒十字》の総帥である彼なのだから。

 

 「いえ、叔父様。御言葉はありがたく存じますが、此度のことは全てこの身から出た錆にございます。恐れ多くも、王とまつろわぬ神を意のままにしようとした不遜、私は愚かでした。護堂にまで、そのつけを払わせることになってしまったのは痛恨の極みですが……」

 

 だが、エリカはそれを明確に否定した。彼女はアテナの件が完全に自分の私欲を優先した結果だと理解していたからだ。

 護堂に少しでも早く一人前の魔王に成って欲しい。多くの権能を手に入れ、確固たる権威を確立して欲しい。そう思うが余り、日本の受ける被害などを無視させた。失敗の原因が神無徹という予想外の六人目の正体にあるにしても、護堂のカンピオーネとしての権威を当てにして、エリカはすべきことを怠ったのは否定出来ない事実であった。せめて予め、正史編纂委員会と繋ぎを取っていれば、あんなことにはならなかったはずなのだから。

 

 それがああなってしまったのは、エリカが一石二鳥どころか三羽目を狙ったからに他ならない。

 事前通告無しでまつろわぬ神との戦いを見せつけてやれば、護堂の圧倒的な力を強制的に周知し、その権威を確たるものにできる。しかも、首尾よく神を殺せれば護堂の権能も増え、王としての成長も見込める。良い事尽くめだと……。

 

 もっとも、その結果は目も当てられない無惨なものだったが。

 

 「そうか……。エリカ、私はお前を誇りに思うよ。甘えることなく己の過ちを認めることができる私の自慢の姪を」

 

 「ありがとうございます、叔父様。愚かな私を見捨てないでくれて。エリカ・ブランデッリは、受け継いだ『紅き悪魔』に恥じぬ騎士となることを、今一度ここに誓いますわ」

 

 どこまでも深い愛情を感じさせるパオロの言葉に、エリカは万感の思いを込めて応えるのだった。

 

 

 

 それからしばらく、互いの近況を伝えるなどして、暫し二人は『家族の会話』に興じた。

 そんな中、パオロはエリカにとって聞き逃せない情報を伝えてきた。

 

 「そう言えば、お前の友人である《青銅黒十字》の大騎士リリアナ・クラニチャールが、そちらに行っているのは知っているか?」

 

 「リリィが?いいえ、初耳ですわ」

 

 「アテナの件があったばかりのその国で、万が一にも何かするとは思えないが一応伝えておく。折を見て旧交を温めるのもいいだろうさ」

 

 《赤銅黒十字》をはじめとして、《百合の都》《老貴婦人》《雌狼》といったイタリアの古く強力な騎士団は、アテナの一件で次はないと六人目の王神無徹から宣告され、王の怒りに震え上がっていることを考えれば、パオロの言は正しい。

 実際、護国を掲げる神無徹の御膝下であるこの国で、何かことを起こすのは断頭台に首を差し出すのと同義だ。そうでなくとも、この国には八人目の王草薙護堂までいるのだ。二人の魔王を擁するこの国に、好き好んで首を突っ込む愚者はいないだろう。

 

 「そうですわね、叔父様の仰るとおりだと思います。でも、少し気になりますわ」

 

 あの生真面目で騎士道を体現したような娘が、何の用もなくわざわざ日本まで来るはずがない。ましてリリアナ・クラニチャールは、エリカと並び称される天才児(ジエニオ)だ。《青銅黒十字》においても、至宝とも言うべき存在のはずだ。

 そんな少女を、わざわざ極東の島国まで派遣したのはなぜだろうか?それもよりにもよって、二人の魔王の存在が確認されたタイミングで―――。

 

 「ふむ、我ら《赤銅黒十字》が動けない間に、勢力をのばそうというのかな?だが、それでは日本まで行く意味が分からないな。やはり、目的は日本におわす二人の王と繋がりを持つことか?」

 

 パオロは、自分なりの結論を持っていながら、あえてエリカに聞いている。何でも最初から答を教えればいいというものではない。自ら思索し、答を導き出すのも重要なプロセスなのだ。これも彼なりの娘のように思っている可愛い姪への教育である。

 

 「いいえ、それはないと思います。護堂の方は私が対外的には愛人ということになっていますし、呉越同舟は望まないでしょう。問題は、神無徹様の方ですが、あの方の御気性はイタリアの魔術結社にはすでに周知されたはず。いかに我ら《赤銅黒十字》が《青銅黒十字》の仇敵とはいえ、その為だけに自ら藪をつつくような真似をするとは思えません」

 

 「ふむ、なるほど。確かにその通りだろう。では、何故お前の友人は日本に赴いたのだろうな?」

 

 「それは……」

 

 さしものエリカも答える事ができない。つい最近まで監視つきの謹慎処分を受けていた身である。いくら現地に滞在しているとはいえ、満足な情報収集などできるはずもなく、推測するにしても材料が足りなすぎたからだ。

 

 「流石のエリカも何の材料もなしでは難しいか。では、材料をあげよう。実はお前相手に差出人不明の手紙が先日届いた。本来なら、そんなものすぐに処分してしまうのだがね。不思議とそうしてはならないと思って、とっておいたのだ。さて、その手紙だが今私の手元にある。エリカ、お前は私にこの手紙をどうして欲しいかね?」

 

 「叔父様、すぐに開封して読み上げてくださいな」

 

 エリカは即答した。ライバルの突然の来日、叔父が処分するのを躊躇ったという差出人不明の自分宛の手紙、何かが彼女の中で繋がりそうだったからだ。

 

 「分かった。―――日本語で書かれている。「魔王の狂宴再現」、「巫女」、「万里谷祐理」以上だ」

 

 「―――!」

 

 繋がった。後は一つだけ確認すればいい。

 

 「どうだいエリカ、何か分かったかね?」

 

 「ええ、叔父様。私には分かりましたわ。

 でも、説明する前に一つだけお聞かせ下さい。ヴォバン侯爵は今どちらにいらっしゃるかご存じですか?」

 

 「ヴォバン侯爵?あの方はフットワークの軽い方だからな。少し待て」

 

 電話の向こうで、慌ただしく動く気配がする。それをなんとももどかしい気持ちで聞きながら、エリカはパオロの答を持つ。

 

 「エリカ、待たせたね。とんでもないことが分かった。今ヴォバン侯爵は「来日しているのでしょう?」……ああ、その通りだ。もしやとは思っていたが、本当にそういうことなのか?」

 

 「ええ、叔父様の予測通りでしょう。リリィの御祖父様はヴォバン侯爵の信奉者として有名な方だもの。護堂の愛人に収まった私に対抗してということじゃないかしら?」

 

 半信半疑な口調で問うてくるパオロだが、実際にはある程度予想していたに違いない。そうでなければ、エリカの頼みとはいえ、すぐに王の所在が判明するわけ無いのだから。

 

 「ふむ、だとすれば日本に行ったのは、侯のお供といったところか」

 

 もっとも、パオロはそんなことおくびにも出さないが。

 

 「ええ、侯はかの狂宴の際に当時正体を隠されていた神無徹様に儀式を邪魔され、その結果サルバトーレ卿に獲物をかすめ取られていますわ。侯にとって神無徹様はある意味、サルバトーレ卿以上に憎悪の対象なのではないでしょうか。そう考えれば、神無徹様が正体を公表したこのタイミングで来日されたことも説明がつきます」

 

 「狂宴の再現……侯の目的はかの王との再戦か」

 

 「はい、恐らくは」

 

 この手紙の差出人は、自らのライバルである銀の妖精ことリリアナ・クラニチャールだと、エリカはすでに確信していた。匿名の電話やメールなどではなく、古風な手紙というのが少女趣味な彼女らしい。

 

 「では、この状況でお前はどうする?帰って来たいというのなら歓迎しよう。私はお前に私の味わったような苦労をして欲しいとは思わないのだよ」

 

 パオロの言葉には深い愛情が感じられ、その言葉に嘘はないだろう。

 だが、エリカは同時に試されているのだと思った。これはかつて結社を脱退してまで護堂の下に馳せ参じた時と同じものだと。

 

 確かに、今帰国すれば、魔王達の戦いに巻き込まれないで済むだろうし、叔父も暖かく迎えてくれるだろう。それは疑っていない。

 しかし、同時にそうしたら最後、二度とパオロは護堂と関わることを許さないだろうという確信がある。

 

 パオロは手酷い失敗をしたエリカに問うているのだ。未だその覚悟はあるのか、自ら立てるのかと。

 

 「いえ、叔父様帰国はしません。わたしにはまだこの国ですべきことがあるようですから」

 

 パオロにはあえて説明しなかったが、侯の狙いは再戦だけではあるまい。エリカにとっても知己であり恩義のある万里谷祐理の名と巫女という記述。これは神無徹・サルバトーレ卿・ヴォバン侯爵の巴戦を護堂・神無徹・ヴォバン侯爵で再現するというだけでなく、その原因となったまつろわぬ神招来の秘儀をも再現しようとしているということなのだろう。

 それはつまり、あの時同様優れた巫女が必要だということだ。そして、その一人として、かつての儀式にも参加した祐理が狙われているということをリリィは言いたいに違いない。

 

 こんな知らせ方をしてきたのは、それが彼女にとっても好ましくないことであるからだろう。そして、恐らくだが、侯の本当の目的は再戦であり、祐理はおまけでしかないのだろう。でなければ、いくら好ましくない任だとはいえ、仇敵である自分に侯に逆らってまで知らせたりはすまい。

 すなわち、この手紙はリリィが意にそぐわぬ任の中で、被害を減らすべく足掻いたものなのだ。それを悟り、エリカはクスリと笑う。何とも彼女らしい不器用なやり方だと。

 

 「いくらお前でも、次は庇えぬ。本当にいいのだな?」

 

 いくら娘同然の可愛い姪と言っても、パオロは結社の総帥としての立場がある。次、エリカがやらかせば、どんなにパオロ個人が不本意であっても、組織の長として切り捨てる判断をしなければならないのだ。

 

 「ええ、叔父様。エリカは帰りません。怯えるあまり友を見捨てて、自分だけ逃げるなどエリカ・ブランデッリの流儀ではないし、リリィには負けていられないもの」

 

 そう宣言して、エリカ・ブランデッリは大輪の薔薇の如き笑みを浮かべた。万人を虜にする豪奢で優雅な彼女本来の笑みであった。

 

 「そうか、ならば最早何も言うまい。後、私にできることはお前の武運を祈ることだけだ」

 

 どこか諦観を漂わせた声で、パオロはそう言った。

 だが、エリカは思う。敬愛する叔父は最初から自分の答を予想していたのではないかと。

  

 「ええ、叔父様の栄えある称号『紅き悪魔』を受け継いだ者として、恥じない戦いをしてみせますわ」

 

 「……エリカ、一つだけ言葉を贈ろう。『折れない強さの美しさよりも、折れても再び立ち上がる強さの方が尊い時もある』、それを忘れるな」

 

 「―――金言有難く」

 

 エリカは、パオロの言葉を胸に刻み、矢継ぎ早に動き出すのだった。




一応言っておきますが、本作はアンチではありません。アンチタグをつけているのは、そう思われても仕方のない面があるからです。そういう展開をお望みだったら申し訳ないですが、期待にはそえないと思います。

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