牌の鳴る音。卓に降る照明の光。ずしりと重い空気。一向に色褪せてくれない夏の日の記憶は今も私を苦しめる。あの日、私は一つの罪を犯した。
 平坂奈々は周囲に馴染めず、窮屈な毎日を過ごしている高校二年生だ。この先もずっと続いていくと思われた奈々の日常は、クラス替えで偶然後ろの席になった少女、藤咲美織のお願いによって変わり始めるのだった。

  プロローグ
  第一章 思いがけない頼み事2015年03月10日(火) 12:03()
  第二章 これまでのいきさつ2015年03月11日(水) 13:08()
  第三章 開局2015年03月12日(木) 14:32()
  第四章 来訪者2015年03月13日(金) 14:39
  第五章 記憶2015年03月14日(土) 13:00()
  第六章 わたしの望み2015年03月15日(日) 17:09()
  第七章 揺さぶり2015年03月16日(月) 17:00
  第八章 まっすぐな言葉2015年04月12日(日) 00:00
  第九章 始まり2015年04月17日(金) 20:30
  エピローグ()
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