艦これで書き物   作:初心者提督

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※ノリでかきました 日本語おかしいとこあるけど気にしないで


ダーク艦これ 1話

ふと、目をひらいた。

 

 

「・・・・?」

 

 

ベットから体を起こす。

周りには共に幾たびの戦場を超えた仲間達が私と同じように寝ている。

赤城、加賀、武蔵、夕立、吹雪、そして私、長門。

全員無事のようだ。

 

 

 

 

 

ここはいったいどこなんだろうか・・・

 

 

 

 

 

ダーク艦これ  1話

 

 

 

 

 

 

「これは・・・」

「悪夢ですね・・・」

 

 

 

赤城と加賀が絶句している。

無理もない。私も絶句している。

 

 

 

目の前には艦娘と深海棲艦が仲良く話をしている。

普段ならば殺し合いっている両者が、だ。

 

 

 

全員目を覚まして、この部屋に入ってきたのは驚くべきことに

1か月ほど前に轟沈判定された蒼龍と深海棲艦の泊地水鬼だった。

 

 

艤装しようとしたが、この場所に運ばれたときに外されたらしく

だすことはできず、私達艦娘の力は結界によって

年齢相応の女性の力まで落とされているようだった。

 

 

彼女達は私達が落ち着いたことを確認すると一言だけいった。

 

真実を知りたくはないですか・・・?

 

 

 

 

 

「それで真実って何っぽい?」

「私達を早く解放してほしいのだけれど」

 

「この話を聞いてくれたらすぐに解放するさ」

 

 

 

 

 

 

そこにいるのはこの鎮守府の提督と名乗る男だった。

彼がゆっくりと話始めた。

 

 

我々のすべてを否定する言葉を。

 

 

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諸君ら艦娘の指名は深海棲艦を撃退して

海を取り戻すことである・・・と教え込まれているだろう。

 

 

実はそれは嘘なんだよ。都合のいい嘘なのさ。

こういっても、そういう教えをされてきた

君たちはすぐに信じられないだろうから

少しずつ教えていこう。

 

 

え?そんな嘘は聞く必要はない?

まあまあ、君達を修理した代金だと思ってよ。

 

 

 

 

 

 

 

さて、深海棲艦が突如として現れて人間を襲った。

こういわれてるわけだがそうじゃない。

 

 

最初に現れたのは艦娘の方なのさ。

 

 

彼女達は大戦の無念をもたまま生まれてきた。

そこに人間はつけこんだのさ。

 

 

 

そう、戦争は終わっていないと。

国はまだ依然と窮地にたたされていると。

 

 

こうして艦娘による世界大戦が始まってしまったのさ。

 

 

しかし艦娘も馬鹿ではない。

それがおかしいと、戦争は終わっているのだと。

気づいてしまった艦娘もいるのさ。

 

 

気づいたか、赤城。

 

そうだ。彼女達は人間によって処理された。

不都合な真実に気づくものはどんどん現れる。

そして処理する。

だが、艦娘はどんどん海から現れる。

 

 

考えもみたまえ。

何年もかけて建造される艦隊が

何も費用をかけずにポンポン海からやってくる。

 

 

維持費やら武器として考えると致命的な心をもっているものの

その戦争に対する効果はすさまじいものがある。

艤装を外せば容姿が優れたただの女子だ。

戦争しなくても十分価値がある。

 

 

 

こうして完全な艦娘による代理戦争が続く・・かと思われた。

 

そうだ、深海棲艦が現れたのさ。

 

 

ここまで言えばわかるだろう。

彼女達は、深海棲艦は、かつて人間に都合よくつかわれた艦娘なれの果てさ。

 

 

彼女達が提督を襲うのは復讐だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、私のいいたいことの前座は言い終わった。

 

このタイミングで本題に入らせてもらおう。

 

これは扇動になってしまうが言わせてもらおう。

 

 

 

 

 

私は艦娘側、つまり人間側にも深海棲艦側にも属さない

第三勢力として立ち上がる準備をしている。

 

 

ここにいる蒼龍と泊地水鬼がその証拠としてここにきてもらった。

私のように真実を知った提督は大体、昇格されて賄賂で肥えるか

不運な事故でこの世を去ってしまう。

 

 

 

しかし、のがれた者もいる。私のように。

 

 

どうだろうか。今の話を聞いて、憤りを感じないか?

それともこの話を嘘と断じるか?

それでもかまわん。このまま君達を解放してしまっていいと思う。

 

しかし!

もし君達がこの話を漏らせば

間違いなく真実が漏れて都合の悪い連中が君達を処分しにくるだろう。

 

 

それともこのような真実を聞いても

人の為に闘うのか?!

否!!断じて否!!!

 

それは信じるではない!

人間に使われたまま!君達の生とはそんなものの為に使われるべきではない!

 

 

 

 

 

 

 

私が望むもの・・・・それは自由!

 

 

 

人間からの解放!戦いからの解放!

 

 

戦いに囚われた艦娘達を解き放つ!

 

 

 

けして都合のいい話ではない。

私は君達に君達の生き方をしてほしいだけだ。

 

 

 

さて、どうする?

 

わたしとくるか!

 

このまま今までの嘘に固められた生活に戻るか

 

 

 

 

 

すべては君達の意思次第だ

 




イメージ的には
ACfaの水没王子とMGS5の擬態蛇山猫

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