艦これで書き物   作:初心者提督

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提督の頭がおかしい
誰か助けてください


私の提督はおかしい 1話

 

皆さん こんにちわ

秘書官の吹雪です。

 

 

 

新人である提督に呼ばれて一週間。

 

 

「…提督、何やってるんですか?」

 

 

「………北上さんを呼ぶ儀式」

 

 

そこにはむかつくほど上手い

球磨型軽巡洋艦の3番艦の北上さんの絵が書かれていました。

 

 

 

 

仕事しろくそ提督

 

 

 

 

 

 

 

 

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私の提督はおかしい

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【レアリティの差】

 

 

 

 

「提督は…どうして私のことを選んだんですか?」

 

執務室に向かう廊下で司令官にそう、尋ねる。

 

 

 

現在の帝国の技術では五人の艦娘を意図的に召喚できるようになった。

 

 

吹雪型駆逐艦の5番艦「叢雲」

綾波型駆逐艦の9番艦「漣」

暁型駆逐艦の4番艦「雷」

白露型駆逐艦の6番艦「五月雨」

 

 

そして私、吹雪型駆逐艦の1番艦「吹雪」

 

 

その中でどうして私が選ばれたのか。選んでくれたのか。

それが私が召喚されて一番最初に浮かんだ疑問でした。

 

 

提督は足を止めて、首だけをこちらに向けるとこういいました。

 

 

「吹雪は他に比べてドロップしにくいからな」

 

「……………????」

 

 

全く意味がわからないです……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【艦娘を呼ぶ儀式】

 

 

秘書官の吹雪です。

今、私は工廠にいます。

提督さんは妖精さんに何やら

数字が書かれた紙を妖精さん達に渡しました。

するとすぐさま建造を開始。

どうやら艦船を造るようです。

 

「それで提督、その構えはいったい?」

 

「由緒正しい、北上様のポーズ」

 

 

 

 

どうして私はこんな提督に呼ばれてしまったのか・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「アタシは軽巡、北上。まーよろし……く」

 

「やはりこの儀式はこの世界でも有効だったか…よろしくな北上様!」

 

「…………」

 

 

 

 

本当に呼ばれてきちゃいました……

 

 

 

 

 

 

 

【真の敵】

 

「ほーら、妖精さん達ー!間宮のアイスだぞー!」

 

 

秘書官の吹雪です。

やっぱり提督はちょっと頭がおかしいかもしれない。

 

 

北上さんを建造した時もそうだけど、個性的というかなんていうか。

でも、北上さんを偶然かもしれないけれど本当に建造してしまいましたし、

もしかしたら天才は理解されないみたいなことなんだろうか…

 

 

そんな提督も今は工廠にいる妖精さん達にアイスを振舞っています。

 

いいなぁ……

 

 

「すまんが吹雪。今度お前にもアイスあげるからな」

 

「ふえっ?!…声にでてましたか?」

 

……は、はずかしいぃぃ!

 

「ああ、そうだ。妖精さん達に家を作ってあげたいんだが

出撃の費用を貯金できないかな?」

 

「へっ…?」

 

 

妖精さん達に家…?

そんなこと考えたこともなかった。

いつもどこからともなく現れて消える妖精さん達。

材料とかはともかくとして無償で奉仕してくれる妖精さん達に

逆に何かをしてあげる提督なんて今まで聞いたことありません。

 

妖精さん達もちょっと困惑気味です。

 

 

「…どうして妖精さん達にやさしくするんですか?」

 

 

 

 

すると提督は今までにない笑顔でいいました。

 

 

 

 

 

 

「もしかしたら猫つるしや羅針盤を引き込めるかもしれないからな!

その為に努力は惜しまないつもりだ。」

 

 

 

 

 

 

やっぱりこの提督は頭がおかしい

 

 


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