艦これで書き物 作：初心者提督
ゲームの世界に入ってあたりを見渡すとそこはちょっと古い部屋たった。
机のよこにみかん(?)とかかれた段ボールが山積みになっている。
「本当にきたのか」
まるで子供のように窓に近づく。
窓を開くと海のあの臭いが鼻につく。
興奮している俺にドアのノック音が聞こえた。
「あなたが私の提督ですね。よろしくお願いします」
まずあったのは蒼龍であった。
ダイブ版は秘書官を最初からある程度決めることができる。
「では蒼龍、近くの提督の情報を教えてほしい」
このゲームで重要なのは近くの提督の情報だ。
提督との協力は結構重要で初心者であれば支援してくれることも多い。
できれば上位プレイヤーがいいのだけれど。
「えっと、近くの提督さんはスライヤさんにジバチュウさんですね・・・あ！提督！すごいです！このお二人共二つ名もちで・・・提督？」
「天敵手に、ジバチュウか・・・」
まじかよ。
早速艦これをやめたくなってきた。
天敵手とジバチュウ。
両名とも事前に調べた情報では艦これにおける名物●チガイ提督である。
順に説明しておくと艦これ三大提督といわれるものがある。
それぞれに二つ名がついている。
「戦鬼」「ジバチュウ」「野菜王」とろくなもんじゃない。
ジバチュウは正しくは二つ名であり、名前でもある。
というか二つ名と提督名が同じってどういうことだ。
そしてあらゆる面に喧嘩を売りすぎである。
彼はまぎれもなく全プレイヤーのなかでトップ4の実力者であり
艦娘達も高レベルと偉大な先人だ。
ただし、問題はその見かけだった。
簡潔にいえば、色違いの●カチュウなのだ・・・・
なお、口癖はハハッらしい。あかんやろ。
本人は、もふもふこそ至高→俺がもふもふになることだ・・・とちょっとなにいってるかよくわからないノリをしてしまい、人間ではなく獣(●ケモン)で始めてしまったのだ。
そのまま、ずるずるレベルをあげてしまい、
結局ネタ提督ではガチ提督になってしまったその一例である。
現在はもふもふされたくてやった。今は後悔していると語っているとか。
●カチュウ(色違い)そのままだからまず大事なあれもついていないので
艦娘達ともいたすことができず嘆いているとかで
アイテムで動物擬人化薬はよ！はよ！と掲示板に書いてあった。
そしてもう一人天敵手もジバチュウ提督に比べれば劣るものの上位プレイヤーにあたる。
何故彼が天敵手といわれるのかといえば
第12回演習大会でのできごとが原因である。
演習大会は全プレイヤー参戦型の演習である。
半年に一回行われて上位200位には報酬が配られる。
なお12回目の報酬は夕立SPバージョンだった。
見かけはただの夕立だが服の後ろに某忍者のウチハの家紋があり
普通の夕立とことなりレベル120でやっと改二できるという仕様である。
もちろん、想像はできていると思うが改二になった夕立の赤い目には
あのおたまじゃくしが・・・
なお、その後に起こってしまったうちは夕立抹殺事件は後日話そうかと思う。
さて、その第12回演習で200位を決める戦いで天敵手と
もう一人の提督が闘うこととなった。
そこで天敵手がとった行動があれだったのだ。
駆逐艦に幼児化の薬をかけて超ロり艦隊で出撃させたのだ。
そう、対戦相手はロリコンだったのだ。
「はりゃしょぅ!」
「いかじゅちのほんきをみるのでしゅ!」
「ながちゅきでるぞ!」
「ハィハィ」
ロリコンの提督は涙を流しながら棄権。
これ以降彼の二つ名は(ロリコンの)天敵手といわれるようになったのだ。
なお、この方法は現在では禁止されている。
はてさて、どうしたものかね・・・
接触したくないなぁ・・・
うちは夕立抹殺事件
写輪眼に目覚めたのなら輪廻眼もあるっしょ、という発言から起きた事件。
ゲーム内でフレンドリーファイヤーが禁止されているので
原作の開眼条件が「最も親しい友を殺すこと」はできないので「最も親しい者の死（を経験すること）」が開眼条件だと多くのプレイヤーが思い、そして実行されてしまった。
わざと轟沈するように一人低レベルの艦娘をいれたり、あるいはアニメで仲が良かった艦娘をいれて轟沈させたり、この事件をきっかけに多くの提督が運営のことをダンゾウと憎しみをこめて呼ぶようになった。
結果的に正しい開眼条件は「同じレベルの艦娘の死（を経験すること）」と確認され、
改二の時点でレベル120と高レベルであり、多くの提督たちが悩み苦しみ、
あるいは実行してしまい、開眼したものの、その辛さに提督をやめていってしまった者も多いとか。加えて開眼しても目を交換しないと失明してしまうという原作再現ばっちりですね(ぶちぎれ)な仕様でさらに提督もやめていった。
結果的に艦娘交換場(フリートレード)にはレア艦だが
悲劇を体験してしまった多くの夕立改二(輪廻眼)がねむっているとかなんとか。