キリト・イン・ビーストテイマー   作:クジュラ・レイ

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05:ぼく達は同じモノ

          ◇◇◇

 

 

 ジュエルピーク湖沼群にて数々の異変が過ぎ去った後。俺達はプレミアを《はじまりの街》に一旦帰してから、家に帰った。

 

 俺達が家に到着したその頃には、扉の開かない家の前で探索を終えた仲間達が俺達の帰りを待っていた。随分長い間待たせてしまったと申し訳なく思いながら、俺は家の鍵を開き、皆を家の一階に招き入れた。

 

 俺達がリビングとして使っている部屋は仲間達が入ってきた事によって集会所へ早変わりし、早速皆で見つけてきたものや手に入れてきた情報、意見交換を行ったが、その中で俺はつい先程プレミアの身に起きた事、そしてその後に見たモノの事を皆に話した。

 

 皆は驚きながら話に喰い付いてきて、やがて俺の報告が終わると、皆の内の一人であるアスナが悲しげな顔で言った。

 

 

「そんな、プレミアちゃんがまだ狙われてたなんて……」

 

「あたし達で守れてたって思ってたのに、まさか隙を突かれてたなんてね……」

 

 

 アスナの隣にいるリズベットも苦い顔をしている。他の者達も似たような顔をしているし、実際俺も同じような顔をしているのだろう。

 

 

「プレミアちゃんが死ぬとレアアイテムがドロップする……そんな話があるわけありませんよ。プレミアちゃんが死んじゃったら、本当に死んじゃうのが本当の事です。なんでまだプレミアちゃんを狙うプレイヤーがいるんですか」

 

 

 シリカは膝元のピナを撫でているが、その顔は悲しそうなものだった。

 

 プレミアは、この世界のNPC達は《HPバー》が尽きると、二度と復活する事はない。NPC達にとってのデスゲームというのがこの《SA:O》の真相であるというのを俺達は掴み、周りのプレイヤー達になるべく拡散しているつもりだ。だが、あんなふうに未だにプレミアの命を狙う者がいるという事は、やはり俺達にできている事は高が知れているのだろうか。

 

 主に情報を調査して拡散している情報屋、アルゴが顎もとに手を添える。

 

 

「オレっちもなるべく多くのプレイヤーにNPCの死とレアアイテムのドロップは関係ないって公表してるつもりなんだけど、まさか噂の検証をするプレイヤーがいるとはナ……流石に予想外だっタ」

 

「けれど、この世界のNPCをわざと攻撃したりすれば、ブルーカーソルになっちゃいますよね。でもおにいちゃんの話だと、プレミアちゃんを攻撃したプレイヤーはブルーカーソルにならなかったって……」

 

 

 リーファの言っている事は俺が一番気になっている事でもあった。この世界のNPC達は死んだら本当に死んでしまうのだから、攻撃を加えたプレイヤーにはブルーカーソルという重罪が課せられる。

 

 にもかかわらず、あの時プレミアに攻撃をしていたプレイヤー達はブルーカーソルにならず、リランに焼かれるまで平然としていた。起こるべき事が起きていないという不可思議な現象が、あの場で起こっていたのだ。

 

 この世界がオンラインゲームである以上、あんな事があるはずがないし、あってはならない。プレミアを《はじまりの街》で離した後に、運営の一人であるセブンに報告しようとしたが、何度呼びかけ(コール)をしてもセブンは応じる気配を見せてはくれなかった。

 

 

「セブンにこれを話そうとしてるんだけど、全然出ないんだ。レイン、君なら何か知らないか」

 

 

 セブンの姉であるレインは、少し気難しそうな顔をして答えた。何かしらの事情を聴いた後のような感じだった。

 

 

「セブン、今研究が佳境に入ってきてるんだって。徹夜通しで没頭しなきゃいけないのも多くなってきてるみたい」

 

「すると今セブンは徹夜通しの後で……寝てるって事か」

 

 

 いくら天才科学者と言えどセブンはまだ十二歳の子供だ。徹夜通しで研究に没頭するという事自体、褒められた事ではないのだけれども、立場が立場だから仕方がない部分もあるのだろう。その後に潰れて眠ってしまうというのも。

 

 何とも悪いタイミングで厄介な出来事が起こってしまったものだと改めてわかり、溜息が出た。それに応じるかのように、レインが再度声をかけてくる。

 

 

「プレミアちゃんの事はわたしからセブンに言っておくけれど、問題はキリト君達がその後に見たものの事だよね」

 

「そうだぜ。キリト、そのプレイヤーはなんなんだ? なんか滅茶苦茶な事を言った後にログアウトしたっていう……」

 

 

 クラインからの問いかけを受ける前から、俺はプレミアと一緒に見た男性プレイヤーの事を思い出していた。

 

 突然(よだれ)を垂らしながら笑い出して、周りに何かがいるように振舞って興奮し、出現と同じくして突然ログアウトした異様なプレイヤー。その様子は酔っぱらいのようにも見えたが、今ではそれよりも危険なものではないかという気もしている。

 

 

「何も無いはずのところで、奇妙な事を口走ってるって話だよな。わけがわからなくて不気味だぞ」

 

 

 エギルの意見に思わず頷く。見方によってもよらなくても、あれは十分に異様で不気味と言えるものだったし、話を聞いただけでも不気味に思えるものだろう。そこでユウキが提案するように言ってきた。

 

 

「何かのお芝居の練習とか? お酒に酔ってる人の演技とか、そういうの」

 

「それはないと思う。もしそうならもっと人のいないところを選んでやるでしょ」

 

 

 カイムに言われて、ユウキは「あぁ、そっか」と応答する。俺も一度ユウキと同じ事を考えたが、カイムの言う通り、あれが演技であるという可能性は極めて低いと言えるだろう。

 

 あのプレイヤーの身に起きた事は何か。皆で思考を巡らせようとしたその時、発言者は現れた。アスナの隣に座っている、アスナと同じ髪色と目の色をした、白と水色のパーカー服の少年、ユピテルだった。

 

 

「そのプレイヤーの症状は、《デジタルドラッグ》によるものです」

 

 

 その発言の中に入っていた《デジタルドラッグ》という単語に皆が一斉に反応し、俺もその一人となるが、俺はその《デジタルドラッグ》についての知識を得ている。それは先日のネットと地上デジタル放送での報道番組と、検索エンジンによるものだ。

 

 

 《デジタルドラッグ》というのは、映像や音によって脳内麻薬物質を分泌させる不正プログラムの事だ。ある種のプログラムを使用する事で、脳を覚醒状態にさせるというもの。

 

 俺達は《SAO》、《ALO》、そして《SA:O》とプレイしてきているけれど、そこでナーヴギアとアミュスフィアという脳と直接信号をやり取りする機械を使っている。これのおかげで俺達は仮想世界でもあらゆる感覚を体験できるわけなのだが、《デジタルドラッグ》はこの感覚への信号機能を悪用するための不正プログラムだ。

 

 ゲームに限らない仮想空間の中でこの《デジタルドラッグ》を使用すると、視覚や聴覚が直接刺激されて、ノルアドレナリンやアドレナリンといった脳内麻薬物質が大量かつ過剰に分泌されてしまう。

 

 《デジタルドラッグ》によって脳内物質が過剰になった者は感覚が異常なまでに高まり、幻覚や幻聴といった症状を引き起こす。最早その性質は現実世界に存在する危険薬物と変わりがない。

 

 現実の危険薬物が仮想世界へやってきてしまったものと言えるものが、《デジタルドラッグ》と呼ばれるそれである――という説明をユピテルが淡々と行い、皆に伝えた。

 

 

「現実世界に存在する危険薬物のデジタル版……だからこそ《デジタルドラッグ》と呼ばれるんです。そしてそのプレイヤーの事は、一般的には《トランスプレイヤー》と呼称されています」

 

 

 ユピテルから引き継ぐように、リランが腕組をしながら言う。

 

 

「しかも(たち)が悪い事に、《デジタルドラッグ》は常習性も高い。《デジタルドラッグ》の作り出す感覚に味を占めた者は、何度も何度も使用を繰り返すのだ。そして《デジタルドラッグ》の使用者は脳内が覚醒状態になったままになる。その状態で現実世界へ戻り、問題を引き起こすという事件も相次いでいる」

 

 リランは苦虫を噛んだような表情をしている。話して心地の良い話ではないからだろう。当然と言えば当然だが。

 

 そんな二人からの話。仮想世界で危険薬物を使った者が、現実世界で危険薬物を使ったような状態と同じになる。

 

 仮想世界もまた現実世界と同じ問題を抱えてしまっているという事実を突き付けられた事によって、皆の間に重い沈黙が落ちたが、それをすぐに破ったのはユピテルの隣にいるアスナだった。

 

 

「けれど、そんな危険なプログラムがアミュスフィアで動くものなの?」

 

 

 答えたのはユピテルだった。その目は母ではなく、目の前にあるテーブルに向けられていた。

 

 

「普通は無理ですけれども、アミュスフィアを改造すればできます。ファームウェアという、アミュスフィアを動かすプログラムがあるのですが、それに手を加える事で、不正なプログラムを動かす事も出来てしまいます」

 

「危険性とかはどうなんだ。現実にある薬物とかは、すごく危険じゃないか」

 

 

 ディアベルの疑問に答えたのは、ユピテルではなくユイだった。

 

 

「現在、一般的に広く使用されているアミュスフィアには直接人体に致命傷を与えるような性能は備わってはいません。ですが、《デジタルドラッグ》は脳内物質を過剰分泌させるものですから、肉体にも精神にも大きな負荷を与えます。いずれにしても、危険である事に変わりはありません。パパが見たプレイヤーは《デジタルドラッグ》によって、幻覚が見えていたと思われます」

 

 

 そしてあのトランスプレイヤーの突然のログアウトは、アミュスフィアのセーフティ機能によるものだろう。《SAO》事件があってから開発がされたアミュスフィアには、心拍数の上昇や意識の消失によって強制ログアウトがかかる機能が搭載されている。

 

 あの時トランスプレイヤーの脳内に過剰に脳内物質が分泌された事によって、アミュスフィアが脳の異常を感知し、強制ログアウト機能を働かせたのだろう。

 

 そこまで言って、ユイは兄と姉から引き継いだ話を終えた。その間は皆三人に釘付けになったように話を聞いており、俺もまた同じような状態になっていた。

 

 

 そして何より俺は、ユピテルとユイの姿が重なって見えて仕方がなかった。

 

 ユイはユピテルを原型として作られたと、開発者であるイリスが言っていたけれども、その話に偽りはなかったのだ。現に淡々と説明を施すユイとユピテルの様子は、ほとんど同じように見えた。

 

 ユイはユピテルの機能を、そして生みの親であるイリスの特徴を受け継いだ子供なのだ。

 

 

 改めてそれを実感し直したその時、口を開けたのはユウキだった。

 

 

「すぐにログアウトがかかるなら、他のプレイヤーの人達に迷惑が掛からないだろうけれど、なんかいい気はしないね。なんていうか、ボク達皆の居場所を(けが)されていってるみたいな……」

 

 

 ユウキの言葉にはカイムも黙っていた。俺も同感だった。

 

 アミュスフィアを使い、皆と一緒に様々な物事を楽しむ事によって、俺達は高揚感を得ている。これが本来のアミュスフィアの使い方だ。なのにそれを不正なプログラムで得ようとするのが《デジタルドラッグ》なのだから、その存在に良い気を感じる事などできない。

 

 皆も同じ気持ちだったのだろう、ユウキと同じような悔しいような、悲しいような顔をしていた。

 

 

「……そしてぼく達も、結局は《デジタルドラッグ》と同じです」

 

 

 その一言を発したユピテルによって、皆が一斉に驚きの声を上げた。すぐさまアスナがユピテルに話しかける。

 

 

「ちょっと、何を言い出すのユピテル!?」

 

 

 焦るアスナの顔に向けて、ユピテルはその小さな掌を突き出した。待ってくれという言葉を含めたジェスチャーではなかった。

 

 

「ぼくとねえさんに搭載されている能力はプレイヤーの方々の精神を治療するもの。脳内物質の動きや異常を検知し、最適値に戻すというものです。

 ……けれど、ぼく達はそういうふうに力を使っているだけなんです」

 

「え……?」

 

 

 驚きのあまり言葉を失うアスナのようになるしかなかった。リランとユピテル、《MHHP》にはプレイヤーの項に触れる事で、精神や心の動きを最適化し、異常を治すという機能が搭載されている。

 

 俺達は《SAO》でも《ALO》でも、その機能に助けられてきたし、彼女らにこの機能があったからこそ、俺達はここにいるようなものだ。

 

 その能力の持ち主であるリランが話を続けた。自身の掌を見ながら。

 

 

「我らが力を使う事でプレイヤーの脳内物質の流れなどを最適値に出来るのは、そういう意図と使命が我らに存在しているからだ。だが、我らがその使命と意図に反すれば、プレイヤーの脳内物質の流れを異常にする事も出来る。それこそ《デジタルドラッグ》のようにな」

 

「そんな……」

 

 

 信じられないような顔する皆の注目を浴びながら、ユピテルは苦笑を浮かべて言った。その笑いは明らかに自身への嘲笑が含まれていた。

 

 

「ですからかあさん……ぼく達は《デジタルドラッグ》の存在を一方的に批判する事は出来ません。ぼく達もまた、《デジタルドラッグ》と同類なのですから」

 

 

 だからか――俺はそう思った。あのトランスプレイヤーを見てから、リランは心地が悪そうな、悲しそうな様子をずっと見せていた。それは自身の持っている能力が結局《デジタルドラッグ》と同じもので、トランスプレイヤーを発生させる事も出来るのが自分だとわかっていたからなのだ。

 

 プレイヤーの精神の異常を取り除く事も出来れば、逆に《デジタルドラッグ》のようにプレイヤーの精神を汚染してしまう事が出来る。本質は《デジタルドラッグ》と変わりがないのが自分達というのが、彼女達が俺達に伝えている事だった。

 

 

 けれど――その続きを俺が言おうとしたのよりも先に、沈黙の落ちるこの場に音を立てたものが居た。ユピテルの隣で話を聞いていたアスナであり、その身体でユピテルの華奢な身体を抱きすくめていた。

 

 あまりに突然の事に皆は驚くしかない。ユピテルもリランもそうなっていて、じっとアスナを見ている事しか出来なかったが、やがてアスナは首を横に振った。

 

 

「……そんな事ない。そんな事ないよ! ユピテルもリランも、そんなんじゃない。あなた達は、全然そんなものじゃないよ」

 

 

 母からの抱擁を受けながら、ユピテルは瞬きを繰り返していた。母であるアスナは続ける。

 

 

「確かにあなた達の力にはそういう危険性があるかもしれない。《デジタルドラッグ》と同じような事になる可能性だってあるかもしれない。けれど、あなた達は絶対にそんな事に力を使ってこなかった。あなた達の力は、《デジタルドラッグ》とは全然違うんだから」

 

 

 直後、俺の隣に座っていたシノンが立ち上がり、完全に驚いて言葉を失ってしまっているリランとユピテルに近付いていった。

 

 

「アスナの言う通りよ。あんた達の力は《デジタルドラッグ》みたいなものじゃない。私みたいに精神的に苦しんでる人のための、ちゃんとした力よ」

 

 

 シノンはこれまで仮想現実の中で精神に異常をきたし、パニックを起こすような事を数回繰り返してきた。それは俺達ではどうする事も出来なかったものであったが、リランはその都度シノンに力を使い、それを治めてきた。

 

 《デジタルドラッグ》はプレイヤーの精神や脳を乱す力を持っているが、リランとユピテルは同質でありながら、《デジタルドラッグ》のような事はしていない。寧ろ何度もプレイヤー達を助けてきている。

 

 その力に誰よりも助けられているシノンの言葉には、強い説得力があった。シノンはきょんとしてしまっているリランとユピテルにそっと微笑みかける。

 

 

「だから、そんなふうに言わないで頂戴。あんた達の力は《デジタルドラッグ》なんかじゃない。ちゃんとしたお医者さんが処方する薬と同じものよ」

 

 

 リランがシノンの名を小さく呟くと、今度はユイとストレアが近付いていった。姉の許へ行くなり、二人とも笑みかけた。

 

 

「そうですよ、おねえさん、おにいさん。例え《デジタルドラッグ》と同じ仕組みで出来ていても、おねえさんとおにいさんの力は違うものです」

 

「それに、リランとユピテルの持ってる力って、アタシ達には搭載されてないんだよね。だから、直接人々を癒す事の出来る二人が羨ましいよ」

 

「だから、そんなに卑下しないでください」

 

 

 妹達に言われて、リランもユピテルもはっとする。確かに二人の力は二人にだけ搭載されており、妹であるユイとストレアには存在していない。二人の持っている力は特別であり、その力を持つ二人もまた特別だ。それこそ、一部の中毒者から特別視されている《デジタルドラッグ》なんかよりも。

 

 

「リラン、ユピテル。お前達の持ってる力はプレイヤーを癒すために備え付けられたものだよ。そしてお前達は現に、俺達を癒してくれてるんだ。

 だからそんなふうに悪く言わないで、これからもその力で俺達の事を癒してくれないか」

 

 

 ようやく心に抱いていた事を口にすると、リランとユピテルは目を丸くした。もしかして上手く伝わらなかったかと思ったその直後、二人はその顔を(あざけ)りの無い微笑みへ変えていった。

 

 

「……そこまで言われると、その気になってしまうではないか」

 

「その気になっていいのよ。あなた達は、《デジタルドラッグ》なんかじゃない」

 

 

 アスナに言われるなり、リランはくすぐったそうに笑んで、ユピテルは一旦アスナの胸から顔を離して、皆を見つめた。

 

 

「……ありがとうございます。皆さん」

 

 

 ユピテルに言われるなり、皆で「どういたしまして」と言わんばかりの顔を返した。目にした二人はより嬉しそうに笑ってくれた。

 

 

 だが、その皆の傍らで俺は思う事があった。

 

 《デジタルドラッグ》というものが存在しているのは事実だし、VRの発展に伴って《デジタルドラッグ》は出現してきた。VR技術は素晴らしい可能性を秘めているのと同時に、大きな事件や問題を引き起こす危険性を(はら)んでさえもいる。

 

 

 茅場晶彦を筆頭としてアーガスが作り上げたVR技術は、どこへ進もうとしているというのだろうか。

 

 進化の待ち受けているものは何なのだろうか。

 

 

 俺はそんな事を考えながら、VR世界で生まれた四つの生命を見ていた。

 


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