活動報告にも書きましたが、UA30万とか、恐ろしいです。
いつもビクビクしてるなって思われるかもしれませんが、自分の予想が外れるだけならまだしも、なんか騒がれているなんて、ビクビクものでしょう。
それでは、どうぞ!
Χ月Σ(゚д゚lll)ガーン日
萃香が人里の外れの民家を増築し始めて一か月ほどが経過している。
増築と言っているが、ほぼ建て直しのようなモノだった。
ここひと月近くは、あの萃香を吹き飛ばしたという技の影響がないか、それを調べていた。
あの魔法の森と玄武の沢の間に位置する木と岩が乱立していた地形が、今は更地だ。
台風だってこうはならないわよ?
色濃く痕跡が残っていたのが、二か所。
魔理沙からの話だと、銀色の闘気を発した場所と吹き飛ばされた萃香が突っ込んだ岩山の二か所だ。
一か月経った今はほとんど残っていないが、代わりに周囲の植物が他と比べて大きく成長していた。
あれが魔理沙の言っていた波紋の効果ね。
しかし、聞いていた効果よりもずっと強い。
これがあの銀色の闘気と関係しているのだろう。
更地になったというのにあの周辺は生命に溢れていて、空間ごと活性化していた。
結界が得意な私だから気づけた。
悪い影響ではないが、この領域が戦いの副産物であることが驚きね。
Χ月(;^ν^)ぐぬぬ…日
さすがにひと月経っているのに見舞いにも行かないのは流石にいけない。
重傷だと聞いているが、どんな状態なのか?
この目で確認する必要があるだろう。
あれほどの影響を残した技だ。
反動もある可能性がある。
そう考えていたが、左腕以外は異常なほどの自然治癒力といった所かしら?
左腕は縁のような物が切れかけていた。
波紋とやらで無理やり繋ぎ止めているみたいだが、それなら治りが遅いはずだ。
といっても、縁だなんだと説明しても信じ辛いだろう。
次に来るまでに縁の方にも効果のある札を作らなければいけないわね。
縁が切れれば、あの左腕は参護と関係の無いものになってしまう。
萃香の渇きを癒してくれた恩人だ。
これぐらいしないとね。
そして、噂のゆっくり妖怪を見ることができたけど、パチュリーの奴のゆっくり妖怪が常に参護の近くにいた。
拾い上げると、私の霊力を受けて髪質が一気に艶々になった。
何気に便利な体質ね。
その後に、参護から萃香のセクハラの相談をされた。
聞いていて頭痛がしてきた。
完全におっさんじゃない!
長い渇きを潤してくれた相手が欲しくなるのも、積極的に手を伸ばすのも分からないでもないけど、一日中匂いを嗅ぐって何よ!?
次元が違い過ぎて私には理解できない。
とりあえず、説教は確定ね。
Χ月ヽ(´ー`)ノマターリ日
縁とは、読んで字の如くなのだけど、参護の左腕との縁。これは魂の形とも表現されるし、霊体を分解したときに脳や足、聴力などそういった各所の機能を持つ神経の様な繋がりがあるのだが、その繋がりが切れかけている。
手の機能は何といったか忘れたが、脳は理玉、聴力は聴玉、足は肢玉といった名前があったはずだ。
参護は手の玉を繋ぐモノが千切れかけている。
おそらく、萃香が放ったという音を置き去りにする拳とやらは、かなりの妖力が籠っていたはずだ。
その余波で左腕の球の繋がりがズタズタになったのだろう。
これを癒すには、肉体的な傷に合わせて幽体の傷を癒す必要がある。
まったく、加減を忘れるほど楽しかったのね。
ま、萃香を助けてくれた恩の分ぐらいは働くことにしましょう。
Χ月( ´_ゝ`)σ)Д`)ツンツン日
参護の家は本当にゆっくり妖怪屋敷だ。
部屋に入る前に、スカーレット姉妹のゆっくり妖怪が入れ違いに出て行った。
なんというか、本人たちが見たら卒倒しそうね。
参護には治療用の結界札と言って部屋に貼ってきたが、正確には肉体と霊体の治癒結界だ。
霊体の治癒術式を組み込むのに容量を喰われて肉体の方はそれほど効果が無いし、持続時間も短い。それでも、霊体を治すのは波紋や気功では無理だろう。その証拠に、今もこうして傷ついたまま治る気配が無いのだから。
そういえば、札のお礼を言われた。
私としては、恩を返す意味もあるけど、それ以上に参護に中級程度の妖怪退治を任せれば私もだいぶ楽できる。
異変解決は私の仕事だけど、妖怪退治ぐらい楽をしたいものね。
そして今日も今日とて、萃香は参護へセクハラ三昧だった。
急に布団の中から出てきた時は下世話な想像をしてしまった。
夜までしっかり説教してあげるから覚悟なさい。
Χ月☆-(ノ´∀`)人(´∀`*)ノイエーイ日
今日という今日は、萃香のセクハラをやめさせたい。
というわけで、無理矢理連れてきたのだが、全然ダメだった。
参護に溺れている状態というのだろう。
むしろ、よく我慢している方だ。
鬼なら我慢せずにとっとと食べていてもおかしくない。
おそらく、参護の怪我が罪悪感として萃香が抱えているからでしょうね。
そう考えると、下手に口を出すわけにもいかなくなる。
罪悪感をもってしても、抑えられないほどの衝動。
禁止すると暴走しそうだし、抑え役に回った方が被害が少ないかしらね?
阿求も参護に気があるみたいだし、互いに抑えあってバランスを取ってくれればしばらくは現状維持になるでしょ。
今は色恋よりも、参護の怪我を治すのが先決だ。
明日、もう一度お札を貼り直しに行かないと、そろそろ効果が切れる。
Χ月(´ε` )日
いやぁ、情けは人の為ならず、ってことわざ。
本当ね。
おかげ様で大量に食材を貰えた。
しかも、丁寧に下処理されてて、すぐにでも使える状態だ。
参護って料理も上手なのね。
中々にお買い得物件じゃない。
お札の貼り換えをしている時に、参護がボソッと「霊夢さんって、兄貴に似てるな」っとつぶやいていた。
独り言のつもりだったのだろうが聞こえてしまったなら、反応させてもらおう。
参護と魔理沙は似ている。
性格ではなく、在り方がだ。
魔理沙も随分と参護と仲が良いみたいだし、努力家同士通じるものがあるのかもしれないわね。
参護の兄……ね。
勘だけど、会わない方が吉って感じね。
たぶん、似た者同士なのでしょうけど、故に反発する。
参護と魔理沙とは、真逆になるでしょう。
参護からその兄の話を聞いていくうちにそう判断できたのだ。
まあ、目的があるようだし、幻想郷に来ることは無い。
これも私の勘だ。
Χ月( ;・`д・´)ナ、ナンダッテー!!日
パチュリーのゆっくり妖怪。
前に会ったことがあったけど、彼女は最初のゆっくり妖怪らしい。
参護に初めて出会い、それ以来ずっと彼を助けている。
他のゆっくり妖怪達も、参護を大切にしているが、彼女だけは何かが違う。
別に悪い感じはしない。
放置してても大丈夫、というか放置するべきだという勘が働いている。
どうなるのかしらね?
萃香の一撃を受けても壊れなかった杖。
強化術が施してあるけど、これはパチュリーの術だったはずだ。
ということは、ゆっくりパチュリーはパチュリーの持っている魔法を使えるということ。
そしてパチュリーが患っている喘息も持っていない。
その気になれば、パチュリーの全力を出した時と同等の魔法が飛んでくるのだ。
ゆっくりパチュリー自身、喘息を持っていないし、魔法を使う分には何の影響もない。
この二人が出会えば、動くんでしょう。
その出会いがいつになるのか?
とりあえず、お札はもっと作っておかないと、どうせ参護は怪我をするのだ。
先見の明で作っておいて罰は当たらないだろう。
いかがでしたでしょうか?
ゆっくり成分少ないなぁ。
もっと、出番を作りたい。