UAが21万
お気に入り2700件突破です。
21万なんて来年までに行けば御の字だと考えていただけに感無量でございます。
それではどぞ!
Ш月(´゚ω゚`;)ズーン日
現状、我が家は危険度が恐ろしいぐらい高い。
魔理沙さんがこの前うちに来た時、
「お前の家って状況は混沌としてるのに、規則も何も無いんだよな? よく今まで無事だったと思うぜ」
という言葉をいただいた。
前々から気づいてはいたが、目を逸らし気味だったことをズバリ言ってくれるな。
そして、魔理沙さんは例の一件以来頻繁に家に来るようになった。
それこそ、回数的な意味合いでは、阿求様に並ぶほど来ている。
阿求様はYパチュリーがうちに来てから良く遊びに来てくれるようになった。その阿求様に並ぶってほぼ毎日来てるのではなかろうか?
そんな状況ではまずいということで、相談しながら七か条を決めることにした。
1.海原家とその周囲で争わないこと。(弾幕ゲーム・肉弾戦・能力戦問わず)
2.ゆっくり妖怪たちに危害を加えないこと。
3.家にある食材はきちんと許可を得てから使用する事。(参護・Yパチュリー・Y咲夜・Y美鈴・Y幽香のいずれかの許可を得る事)
4.客間の数は限られているので私物を置く際は指定されているスペースからはみ出さないこと。
5.他の人の私物に手を出さないこと。
6.酒盛りを行う際は後片付けは確実に行うこと。
7.洗濯の際は自分で行うこと。特に下着は確実に自分で洗濯すること。
上記を基本にして、追加と削除を行っていこうと思う。
七番目の項目が魔理沙さんは興味を持ったらしい。
そんなやつがいるのか? と聞いてきたが、いるんですよ……。
妖怪は基本的に種族が違うから人間相手に羞恥とか恋心とかが芽生えにくいようだ。
文さんとか幽香さんとかてゐさんなんかが該当する。
そりゃ、全裸を見られて平気なんてことは無いが、羞恥心に違和感を感じるのだ。
彼女たちは妖怪であり、人間とは感覚がズレているのだろう。
何度か洗濯している時に、いきなり女性ものの下着が出てきた時は固まってしまった。
傍から見たら女性ものの下着を握りしめて固まる男の完成だ。
そんなことが無いように、七か条に盛り込んだのだ。
二度とあんなことをしてやるものか!
このルールを書いた紙をYパチュリーとY咲夜が量産して家のあちこちに貼っていた。
Ш月(゜.゜)日
今日は仕事から帰ってきたら、魔理沙さんと阿求様が将棋をしていた。
もう、誰が来ても驚かないが、その隣でYパチュリーとY幽香がオセロをしていた。
むしろオセロをしている二人が接戦で、周囲に他のゆっくり妖怪たちも集まってきていた。
この状況に慣れてしまっている自分が怖いな。
Y小悪魔が魔理沙さんが連れてきたYアリスとじゃれ合っていた。
シャンハイ人形を操りつつ、Y小悪魔をあやしているあたり、かなりお姉さんっぽい立ち位置のゆっくり妖怪なのかもしれない。
家に来る回数が多いツートップの二人なわけだが、中々に仲も良かった。
人間同士という事もあるだろうが、ここは阿求様の資料や蔵書が無い場所だから、普段蔵書を盗まれないか心配していた阿求様にとって、警戒しなくていい場所のはずだ。
将棋を指しながら、この家の事とかを話している二人。
珍しく三人分の食事を用意することになったが、三人でゆっくりたちを交えてのゲーム大会は中々に白熱したひと時だった。
Ш月ヽ(д`ヽ)オロオロ(ノ´д)ノ日
増築しないか?
ということを阿求様から打診された。
なんでも、魔理沙さんと話し合った結果だとか。
私物を置いている人達の荷物置き場がもういっぱいいっぱいで、私物置き場を増やしてほしいという要望が阿求様に届いているらしい。
なぜ、俺に届けないし?
え?
阿求様、いつの間にかサポート役に回ってるの?
魔理沙さんはいつの間に増設計画なんか作ってるんだ?
なんで二人の私室の増設が盛り込まれてるんだ?
元々、周囲には他の家もないし、増築は現実的なのだが、なぜに俺の知らないところで話が進んでいるのだろうか?
まぁ、七か条に抵触してないし別にいいのだが、おかしいな? なんで寝心地の良いベッドの相談してるんだろうな?
今日の日記は、?マークが多いな。
それだけ、大変な事態が起こっているんだがね。
Ш月(´・ω・`)日
阿求様がYパチュリーに家の図面を見せながら説明していた。
増設予定図は裏の花壇を壊したり、日当たりを悪くしたりしない様に気を遣って図面が作られている。
Yパチュリーがなにか色々メモをして意見をしているようだ。
思えば、長い間この娘と暮らしている。
増築も彼女の意見を取り入れるべきだろう。
なにしろ、俺と同じぐらいこの家に住んでいるんだからね。
増築内容としては、阿求様・魔理沙さん・鈴仙さん・美鈴さんの個人部屋と客間二部屋。
ゆっくり達が移動しやすいようにゆっくり妖怪用出入り口を追加。
TRPG用に大部屋と簡易的な台所も併設。
酒蔵庫を追加。
見事に住み着く気なのではなかろうか? と言える程の増築内容だった。
どうやら、阿求様たちは二つの家を状況によって使い分けるらしい。
今までもそう変わらなかったし、問題は無いだろう。
お客様用の布団を敷かない方が珍しかった日々だ。
俺の部屋にはゆっくり達が出入りしやすいように小さいドアを追加して、Yレミリアたちのように元気に飛び回る娘たちの保護の為、角にスポンジを追加。
色々と俺の家が寮とか下宿みたいなことになっている。
阿求様曰く、参護さんは支配人、Yパチュリーは管理人だそうだ。
的確じゃないか!
Ш月(ノ∀\*)日
魔理沙さん……いや、もう呼び捨てでいいか。
魔理沙が、大量に私物を持ち込んできた。
この時のツッコミ祭りで、呼び捨てになったのだが、本人は気にしていなかったな。
むしろ、さん付けで呼ばれることに違和感があったらしく、こっちの方が良いらしい。
自分の家で収納しきれなくなった本とか、実験道具を持ち込んできたのだ。
Yアリスも人形制作用の小道具を持ち込んでいたし、飼い主に似るというのはこういう事か?
YパチュリーとY咲夜は手作りのネームプレートを製作していた。あの、部屋のドアに付けるやつだ。
つか、受け入れてるのねお前たち……。
木の板をチマチマと削りながら、完成したのを嬉しそうに俺に見せてくる。
『見て見て~。こんなに綺麗にできたよ~』
と言っているようだ。
ああ、癒されるぜ。
Ш月(・∀・)日
阿求様が里の大工や、魔理沙が知り合いの鬼に増築を頼むらしい。
今日は阿求様が、ゆっくり達と戯れていた。
居間でYレミリアとYフランと楽しそうに、寝転がりながら語りかけていた。
なんというか、ドラマとか漫画でヒロインがぬいぐるみ抱いてゴロゴロしているシーンがあるが、まさにあんな感じだ。
あの姿は女性にとって見られたくないであろう姿のはずだ。
気を使って立ち去ろうとして、Yフランに捕まってしまい、見つかってしまった。
羞恥心で真っ赤になっている阿求様を見て、不覚にも可愛いと思ってしまった。
恥らう姿を可愛いと思ってしまうなど不敬だが、そう思ってしまったのは仕方がないだろう。
顔どころか耳まで真っ赤な阿求様が、プルプルと震えながら、消え入りそうな声で弁明する姿……。
可愛いと思うと同時に、やっぱり彼女を護ってあげたいという庇護欲が湧いてくる。
それにはもっと強くならないとな……。
Ш月☆-(ノ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ日
魔理沙の奴が昼食を作った。
イメージ的に苦手そうな感じだったが、一人暮らしのおかげか、それなりに美味しいものが出てきた。
それでも、見た目がちょっと独特だったのと、作り方がワイルドだった。
オール目分量でここまで美味しく作れるなら、相応に知識と経験を身に付ければ、相当おいしいものを作れる人間になるはずだ。
その上、料理は大雑把な作り方のくせに、お菓子作りはプロ並みと来た。
見た目、味、香り、どれをとっても一級品。
どうして料理とお菓子作りとここまで違うのか聞いてみると、
「お菓子は乙女の燃料だぜ!」
という言葉を貰った。
ああ、女の人って甘いもの好きな人多いもんな。
俺も好きだが、ここまでのお菓子作りの腕は無い。
素直に魔理沙のお菓子を褒め称えようではないか。
ゆっくり達もケーキやクッキーを小さい口でモムモムと食べている姿は非常に可愛い。
生クリームが気に入ったのか、食べた後に余韻に浸っている姿が、癒される。
俺もお菓子作りの腕上げないとなぁ……。
ゆっくり達にはおいしいものを食ってもらいたいしな。
いかがでしたか?
参護宅、増築計画発動です。
つか、増築にかこつけて居場所を確保している人達は逞しすぎる。
あと、七か条制定。
すぐに追加予定。
だって同居人が増えるからルール追加しないとね!