遊戯王GX 転生者が精霊達と過ごす学園生活   作:星無

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※今回すさまじく理不尽で強力なデッキを使用しておりますが
聖ちゃんにしつこく付きまとった女子生徒二人がおしおきされるだけのお話です、
また軽いグロ描写などがあるので苦手な方はご注意ください


第五話 残されてた問題 超えること叶わぬ不死の壁

「私は、エルシャドール・ネフィリムでダイレクトアタック!」

 

「うわああああああああ!!」

 

ブルー生徒 LP1600→-1200

 

「だから言っただろ?お前じゃ黄昏の姫に挑んでも返り討ちにあうだけだって」

 

「うるせー!挑んでもないやつが言うなよ!」

 

「まさかライフを1ポイントも削れないとは思わなかったけどな…」

 

私がラーイエローに昇格してから、毎日の様にデュエルの申し込みが来るようになった

やっぱりエンタメデュエルをしたことで想像以上に目立ってしまったようだ

まあデュエルを沢山出来るから悪くはないけどね…

 

『マスター…デュエルに対してもすっかり明るくなられて…』

 

『でも最近毎日の様にデュエルの申し込み来るよね?…お姉ちゃん疲れないのかな…』

 

んー…確かにデュエル量は多いけど、そんなに疲れるデュエルは多くないし、大丈夫かな…

 

「ん…もうこんな時間か、ごめんね夕飯の準備があるから

 

今日はもう帰るね…トメさんのところで卵が半額なんだ!じゃあまたね!」

 

「おう明日は俺とデュエルしてくれよ」

 

「明日土曜だろうが!それより俺ともう一回デュエルをだな」

 

がやがやと聞こえるブルー生徒達の声を背に屋上から去ろうとする…

すると

 

「お待ちなさい!」

 

「ここは通さないわよ!」

 

目の前に女の子二人が立ちはだかる

誰だっけこの人達…えーっと…

 

『明日香さまの後ろをよく歩いている取り巻きの方々では?』

 

ああそういえば居たね、確か明日香さんと初めてデュエルした時にボートに乗ってたっけ

 

「えっと…何か御用ですか?名前も知らぬお方たち」

 

「何か御用ですか?ではありませんわ!」

 

「それに名前を覚えていないとはどういう了見かしら!?」

 

「いやだって…前にあった時名前教えてもらってましたっけ?」

 

「…教えてないですわ…」

 

…この女子達は…名前教えてないのに覚えろとかわけのわからんことを

言ってるのに自分達で気づいてなかったのか…

 

「仕方ないので教えて差し上げます、わたくしの名前は浜口ももえ」

 

「私は枕田ジュンコよ」

 

「はい…ももえさんにジュンコさんですね、で、何の御用でしょうか」

 

「貴女…ラーイエローになったからって少しいい気になっているのではありませんこと?」

 

「明日香様は貴女に負けた後泣いていらしたのよ…それを…無視してさっさと行ってしまって…」

 

ああ…この二人そういえばボートの上でもいちゃもんつけてきたっけ…

やっと思い出した…

 

「で…なんでしょうか…私これからトメさんのところに夕方半額サービスの

 

卵買いにいくので急いでるんですけど…」

 

「貴女…私達とデュエルなさいな」

 

「嫌です」

 

「即答ですって!?」

 

「今からデュエルしてたんでは卵買うのも、寮に戻って晩御飯作るのも

 

遅れちゃうので今日は勘弁してください、明日なら土曜ですし

 

快くデュエルを受けさせていただきます」

 

「貴女のそういうところが気に入らないんですわ!ラーイエローになったと言うのに

 

どうしてオシリスレッドなどという落ちこぼれ寮に居座り続けるんですの?

 

それは、貴女の傲慢でなくって!?」

 

「…私を非難するのは構いませんが…オシリスレッドをどうして侮辱するんですか?」

 

「当たり前でしょう?あんな落第寸前の寄せ集め寮」

 

この女子共…今すぐにでも圧倒してやりたいところだが…

もう卵のセールが始まってしまう…!

 

「とにかく!卵の半額セール始まっちゃうから!無理やりにでも通りますよ!」

 

二人の女子の間をすり抜けて走り出す

 

「あっ!お待ちなさい!まだ話は終わってなくってよ!」

 

「逃げる気!?」

 

「そう解釈してもらって結構ですよーだ!」

 

二人を振り切るとトメさんの店へと急ぐ

 

「トメさん!卵の半額セール始まってる!?」

 

「おや、聖ちゃんこれからよ、

 

毎日毎日寮の予算内で寮の食事納めるのに大変ねえ

 

トメさん応援してるからね、はい半額の卵」

 

「ありがとうトメさん♪…あっ!トメさんおつり間違えてるよ!10円多い」

 

「ええ!?ありがとうねえ、歳のせいか間違えちゃってあははは

 

でもそのくらいのお金なら聖ちゃんにあげてもいいけどねぇ」

 

「良くないよ…お店のお金だよ…」

 

『マスター…そろそろ晩御飯の準備しないと間に合いませんよ』

 

あっ!本当だ!

 

「ごめん、トメさん!そろそろ晩御飯の準備しないと行けないからまたね!」

 

「はいまたねー」

 

寮に走って戻ると晩御飯の支度を始める、お米をとぎ、炊飯器に入れる、献立の一品を作り味噌汁を作る

ついでに豆腐を皿に盛り、一つまみ刻んだネギを乗せる

 

『お姉ちゃん、そろそろ寮の皆帰ってくるよ』

 

じゃあテーブルの上に食器ならべて置かないとね

と、食堂のガラス戸をトントンと叩く音が聞こえる、あらもう帰ってきたのかしら

…そこには浜口ももえと枕田ジュンコが居た

 

「なんでついて来てるんですか…晩御飯の準備で忙しいんで帰ってください

 

デュエルなら明日受けるって言ったはずですよね?」

 

「明日なんて言わずに今日受けなさい!これは、

 

オベリスクブルーからラーイエローに対しての命令よ!」

 

…この学園に生徒間に優劣の差がついてそれがオシリスレッド、ラーイエロー、オベリスクブルー

と、分かれていたとしても…生徒同士に上下関係がないことをこの二人はわかってない…

ネフィ…いいかな…この二人とデュエルしても…

 

『マスター…後は食器並べるだけですので、私と幽鬼でやっておきます…

 

実体化してもまだオシリスレッドの皆様は帰ってくるまで少し時間がありますので

 

大丈夫です』

 

『お姉ちゃん!がんばれー!やっつけちゃえー!』

 

…ありがとう…二人とも…

 

「…分かったわ…そのデュエル…受けるわ…

 

以前ボートの上で言った通り二人纏めてかかってきなさい、

 

でも…私が勝ったら二度とオシリスレッドを侮辱したり私に付き纏わないこと

 

そっちの条件は?」

 

「私達が勝ったら明日香さまに土下座してもらう事と!」

 

「私達オベリスクブルーへの侮辱の数々を詫びてもらうわ!」

 

「わかった、表に出なさい…」

 

エプロンと三角巾を外して

二人を連れて寮の前に出る外は夕方になり夕日が海に沈むところだった

夕日を背に二人の前に立つと

 

「黄昏の…姫…」

 

と二人が呟いた、この二人にその通り名で呼ばれる筋合いは無い

 

「さあ構えなさい!私達への非礼!絶対に詫びさせてやりますわ!」

 

「「「「デュエル!」」」

 

「2対1だから先攻は私が貰うわね、私のターン!ドロー!」

 

この二人には絶対に崩せない壁を見せつけてしばらく私に手出し口出しできないように

なってもらおう…付き纏わられると面倒くさいし…

 

「私は手札から永続魔法、王家の神殿を発動」

 

私の場に古代の遺跡の王室のような背景が現れる

 

「王家の神殿がある限り私は、罠カードをセットしたターンでも発動できる

 

私はカードを一枚セット、そして今セットした罠、魂のリレーを発動!

 

効果で手札のモンスター一体を特殊召喚出来る

 

星因士(サテラナイト)デネブを攻撃表示で特殊召喚!」

 

星因士デネブ 攻1500/守1000 攻撃

 

「このカードが召喚、特殊召喚、反転召喚に成功した時デッキからデネブ以外の

 

テラナイトモンスターを手札に加えることが出来る、私は星因士 アルタイル

 

を手札に」

 

「ふん、たかだか攻撃力1500のモンスターがなんだっていうのよ?」

 

「その程度のモンスター、大した障害にもなりませんわ、さっさとターンエンド

 

してしまいなさい」

 

…見せてやる…このコンボの恐ろしさを…

 

「今手札に加えた、星因士 アルタイルを攻撃表示で通常召喚」

 

星因士 アルタイル 攻1700/守1300 攻撃

 

「そして私は魔法カードシエンの間者を発動、このカードは私の場のモンスター

 

1体のコントロールをエンドフェイズまで相手に移す対象はももえさんのフィールド」

 

アルタイルが相手の場に移動する

 

「私達の場にモンスターを?そんなことして何の意味が」

 

「続けて魔法カード実力伯仲を発動、自分と相手の場に表側攻撃で存在する効果モンスター

 

2体を対象にして発動、対象にされたモンスターの効果を無効にする、」

 

二体のテラナイトモンスターの体から色が無くなり灰色一色になる

 

「そして、対象としたモンスターが表側攻撃表示で存在する限り、それらのモンスターは

 

戦闘破壊できずこのカード以外のいかなるカード効果も受け付けず表示形式の変更もできなくなる」

 

二人はまだ首をかしげて不思議そうに見ている、このコンボは決まったらかなりの確率で

積む、あの二人のデッキに打破できるカードは恐らく入ってないだろう

 

「私はカードを一枚伏せてターンエンド、そしてこのエンドフェイズ時

 

実力伯仲を発動前に適用されていたシエンの間者の効果でアルタイルは私の場に戻ってくる」

 

聖 LP4000 手札0枚

 

「貴女さっきから何がしたいの?真面目にデュエルをする気があるのかしら?」

 

「まだ理解出来ていないようだから説明するね、魂のリレーの特殊召喚する効果とは別の

 

効果、このカードの効果で特殊召喚されたモンスターが私の場に表側表示で

 

存在している限り私が受ける全てのダメージは0になる、

 

そしてそのモンスターが場から離れた場合、私はデュエルに敗北する」

 

「それじゃあそのデネブを破壊すればいい話ではないですの?結局何がしたかったんですの?」

 

「そうね、破壊すればその瞬間私はデュエルに敗北するわ、実力伯仲の効果を

 

受けたデネブを破壊出来ればの話だけどね…」

 

「待って!それじゃあ…私たちは貴女にダメージを与えることも出来ずそのモンスターを

 

破壊することもできないって言うの!?」

 

「そういうことになるわね、今の私に勝ちたいならエクゾディアやらデッキ破壊

 

ラヴァゴーレムなんかを持ってくるしかないわね」

 

「何よそれ!そんなカード私達がデッキに入れれるわけないでしょ!?」

 

「こんなのイカサマですわ!」

 

「カード効果として噛みあってる物をイカサマとはよばない」

 

「こんなデュエル無効よ!私達に勝ち筋がないデュエルなんてやってても意味ない!」

 

「貴女達が言い出したのよ…?このデュエル…まさかオベリスクの

 

生徒がオシリスレッドに居座ってるラーイエローに臆してデュエル途中でやめて逃げるんですか?

 

貴女達がいけないんですよ…?私の日課の邪魔をするから…さっさとターンを進めてください…」

 

「…わたくしのターン…ドロー」

 

あ、一気にテンション下がったわね…まあ、当然と言えば当然か…

 

「わたくしは、デス・ウォンバットを攻撃表示で召喚…ターンエンドですわ…」

 

デス・ウォンバット 攻1600/守 300

 

ももえ LP 4000 手札5枚

 

「ぐっ…私のターン……ふんっアンタの低い鼻っ柱もこのカードで叩き折ってやるわ!

 

私はハーピィ・レディ1を召喚!そして二重召喚を発動!更に

 

魔法カード発動!クロスソウル!このカードでアンタのモンスターを生贄にしてやる!」

 

ハーピィ・レディ1 攻1300/守1400 攻撃

 

「…永続罠発動…生贄封じの仮面…

 

このカードが存在する限り互いにいかなる生贄も行うことが出来ない…」

 

「んなっ…!」

 

「あと勘違いしているようだから教えますけど…クロスソウルは相手モンスターを

 

直接生贄にする効果ではなくて、このターンのバトルを放棄する代わりに、

 

自分のモンスター1体を生贄にする時、

 

選択した相手モンスターを生贄にしなければならなくなる魔法カードですよ

 

あと、どっちにしたって実力伯仲の効果が適用されてるので意味ありませんね

 

さあクロスソウルをして何を召喚するんですか?」

 

「…私はこれで…ターンエンド…」

 

ジュンコ LP4000 手札3枚

 

…この学園でデュエルをやり続けて思ったことがある…

この学園の生徒は想定外の出来事が起きた時に対応できない…

もしもの時のデッキ構築が出来ていない…だからこそ…こんなにも…脆い

 

「私のターン、ドロー…私はカードを一枚伏せる、そして

 

王家の神殿の効果でセットカードはそのターンに発動出来る、

 

罠カード無謀な欲張り発動、デッキからカードを二枚ドローする

 

そして、その後の自分のドローフェイズを2回スキップする」

 

「なんで…そんな使いにくいカードを…強欲な壺を使えばいいのに…」

 

強欲な壺はあるけど、なんか嫌いだから使わない、テキスト短めだけど

おかしい事しか書いてないものアレ…デメリットも無しに手札が一枚増えるとか…

 

「私はモンスターをセット、そして魔法カード太陽の書を発動

 

セットモンスターを表側攻撃表示に変更、セットモンスターはメタモルポット」

 

私の場に1つ目のいやらしい笑みを浮かべた顔が中にある壺が

ケケケケケと不気味な笑い声をあげながら現れる

 

メタモルポット 攻 700/守 600

 

「メタモルポットのリバース効果互いのプレイヤーは手札を全て捨てる、そしてカードを5枚

 

ドローする貴女達はそれぞれ5枚と3枚捨て、私は0枚なので捨てずに5枚ドローする」

 

「それって5枚も手札を増強したってことじゃないですの!」

 

「そうなるわね…」

 

デッキからカードを5枚引く

 

「私は手札から速攻魔法、手札断札を発動互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送り

 

2枚ドローする」

 

私は精気を吸う骨の塔とゾンビキャリアを捨てて2枚引く

二人もカードを捨ててドローする

 

「更に私はフィールド魔法アンデッドワールドを発動」

 

フィールドがおどろおどろしい瘴気漂う墓場に変わる

 

「ひっ…なんですのこのフィールド…気持ち悪い…」

 

「ここは死者の楽園アンデッドワールド…

 

このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上及び墓地に存在する

 

全てのモンスターをアンデット族として扱う…私のデネブとアルタイルは実力伯仲で

 

効果を受け付けないけど…メタモルポットと貴女達のモンスターは…」

 

「「き、きゃあああああああああ!」」

 

…説明間に合わなかったか…二人が金切り声をあげる、

全てのモンスターがアンデッドになるということは…まあそういうことだ…

ももえのフィールドのデス・ウォンバットは骨だけになりケタケタと音を立て

ジュンコのフィールドのハーピィレディ1はその豊かな胸の半分が抉れ肋骨が丸見えに

なり、片方の目がずるりと飛び出し、体の所々が腐食で崩れ落ちている

私の場のメタモルポットも壺部分が軽く割れ、そこから内臓のようなものが飛び出している

女の子にこれはかなりキツいだろう…

 

「アンデッドモンスターになるということは生ける亡者となるということ…

 

続けるわね…カードを一枚伏せてターンエンド」

 

『うわぁ…マスター…このフィールドで絶対に私を呼び出さないでくださいね…』

 

『お姉ちゃん…本当に呼び出さないでよ…私達をこんなきもちわるいとこで…』

 

あ、食器並べ終わったのねネフィ、幽鬼、ご苦労様、

こっちもそろそろ相手の心もほどよく折れてきたし…終わりそうよ

あと、貴女達は絶対にこんなフィールドで呼び出したりしないから安心なさい

 

『あの2人…あんなにガクガク震えて…やっぱりマスターサドじゃないですか♪』

 

…そんなことないわよ…多分…

 

聖 LP4000 手札2枚

 

「うう…もういやあ…わたくしのモンスターがこんな醜い姿に…ドロー…」

 

「罠発動」

 

「ひっ…これ以上何するっていうのよ…」

 

「ギブ&テイク、自分の墓地に存在するモンスター1体を、

 

相手フィールド上に守備表示で特殊召喚し、

 

そのレベルの数だけ自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体のレベルを

 

エンドフェイズ時まで上げる、私の墓地からももえさんのフィールドへ、

 

精気を吸う骨の塔を守備表示で特殊召喚そしてそのレベル分メタモルポットのレベルを上げる」

 

ももえのフィールドに骨で出来た塔が立つ

 

メタモルポット 星2→星5

 

精気を吸う骨の塔 攻 400/守1500 守備

 

「わたくしのフィールドに…モンスターを…?一体…何を…わたくしはターンエンド…」

 

ももえ LP4000 手札6枚

 

「私の…ターン…ドロー…出来ることは無い…ターンエンドよ…」

 

ジュンコ LP4000 手札6枚

 

終わったわね…勇気を出して骨の塔で自爆特攻すればこのコンボが完成することは無かったのに…

 

「私のターン無謀な欲張りでドローフェイズはスキップされる

 

私は手札を1枚デッキトップに置くことで墓地のゾンビキャリアの効果を発動

 

このカードを特殊召喚する、ただしこの効果で特殊召喚したモンスターは、

 

場を離れると除外される」

 

私の場に身体がボロボロで服もボロボロ継ぎ接ぎだらけでアンバランスなゾンビが現れる

 

ゾンビキャリア 攻 400/守 200

 

「そして精気を吸う骨の塔の効果が発動する、アンデッドモンスターが特殊召喚に成功した時

 

そのカードのコントローラーから見て、相手のデッキからカードを2枚墓地へ送る

 

骨の塔のコントロールはももえさんの物、よってそこから見た相手、つまり私の

 

デッキから2枚墓地へ送る」

 

「自分のデッキを墓地へ?さっき貴女が提示した

 

貴女へ勝利する方法にデッキ破壊が入っていたではないですか…

 

何を狙ってまして…?」

 

「まあ、狙いが無ければ自分のデッキ破壊するなんて正気の沙汰じゃないわよね」

 

デッキからカードを2枚墓地へ送る、送られたカードは

ジャックポット7(セブン)とペンギン・ナイト

 

「墓地に送られたペンギン・ナイトの効果発動、それにチェーンしてジャックポット7

 

の効果も発動、何かチェーンするカードはある?」

 

「…ありませんわ…」「ないわよ…」

 

「じゃあ効果処理、まずはジャックポット7の効果、このカードが相手のカード効果で

 

墓地に送られた時ゲームから除外する」

 

私の墓地からジャックポット7が取り除かれ私の後ろに7の文字が浮かび上がる

 

「そして、ペンギンナイトの効果このカードが相手の効果によって墓地に送られた時

 

自分の墓地のカードを全て、デッキに戻す」

 

私の墓地のカードがディスクの墓地部分から全て排出され

それらのカード全てをデッキにセットするとデッキがシャカシャカと音を立てて

シャッフルされる

 

「なんですの!?デッキが勝手にシャッフルされましたわ!?」

 

「改造して付けておいたの…イカサマ防止のオートシャッフル機能

 

シャッフルはデュエルの中でも信用に関わるからね…」

 

入学した時に、荷物の中にオートシャッフル機能の装置がペンデュラムセッティングの

拡張装置と共に入っていた…多分創造神がくれたものだろう…

拡張装置が入っていたにも関わらず…画面パッドの小型デュエルディスクも入っていたが…

基本的には改造アカデミアディスクを使う、私用の時は小型デュエルディスクを

使うこともあるだろう…あっちの方持ち運び楽だし…

 

「デュエルを続ける…私は手札から融合を発動、場のアンデット族として扱う

 

メタモルポットとゾンビキャリアを融合、ゾンビキャリアは場を離れるので除外される…

 

二体の亡者の魂が冥界の主を呼びさます!冥界の扉を破り現れよ!

 

幽合召喚!冥界龍 ドラゴネクロ!」

 

霊魂を体の周りに纏う黒きドラゴンが現れる

冥界龍 ドラゴネクロ 攻3000/守 0

 

「バトル!ドラゴネクロで骨の塔に攻撃!ドラゴネクロの効果…ドラゴネクロとバトル

 

するモンスターはその戦闘では破壊されず、戦闘終了後、攻撃力が0になる!」

 

精気を吸う骨の塔 攻 400/守1500→攻 0/守1500

 

「更に攻撃力を0にしたモンスターと同じステータスのダークソウルトークンを

 

自分のフィールドに特殊召喚する、魂を奪い傀儡を作り出せ!」

 

私の場に骨の塔と同じ姿をした半透明のモンスターが現れる

ダークソウルトークン 攻 400/守1500 攻撃

 

「そして…ダークソウルトークンはアンデッド族、骨の塔の効果が適用…

 

私のデッキからカードを2枚墓地へ、墓地へ送られたカードは闇よりの恐怖とジャックポット7

 

闇よりの恐怖の効果から発動、それにチェーンしてジャックポット7の効果を発動

 

ジャックポット7はさっき説明したとおり相手の効果で墓地に送られたので除外」

 

私の後ろに2つ目の7が並び 7 7となる

 

「闇よりの恐怖は相手の効果で手札かデッキから墓地に送られた時特殊召喚できるアンデッド

 

モンスター…闇よりの恐怖特殊召喚…」

 

闇よりの恐怖 攻1700/守1500

 

「そして、アンデッドの特殊召喚に成功したので再び骨の塔が効果を発動

 

私のデッキ2枚を墓地へ…揃ったわね…3枚目のジャックポット7…」

 

ジャックポット7と強制転移が墓地へ送られる…

 

「ジャックポットの効果でジャックポットを除外、そして3枚のジャックポット7が揃った」

 

私の後ろの数字が 7 7 7と並んだ

 

「このカードの効果でジャックポット7が3枚除外されたとき!私はデュエルに勝利する!」

 

「そんな!?」「狙いは特殊勝利だったの!?」

 

「ハイその通り」

 

私の後ろの3つの7がファンファーレを鳴らし二人の頭上に時空の穴が開く

そこから大量のコインが排出される

 

「痛っ痛い!コインが…痛たたたた、雨みたいに、痛い!」

 

「コインに埋もれちゃいますわ!痛っ!頭にコインが…」

 

ガイーン!と言う音と共にタライも振ってきた

 

「いったーい!なんでタライも振ってくるんですの!?」

 

とタライをトドメに2人はコインに埋もれてしまった。

と寮へ来るための道に2人の人影が見えた

 

「ただいまーッスお腹すいたッスね~アニキー」

 

「おう!腹ペコだ、今日の晩飯なんだろうな!」

 

「あ、十代君、丸藤君おかえり、ご飯なら出来てるよ、2人とも一番乗りだね」

 

「アネゴどうしたんスか?外で待ってるなんて」

 

「いや外で待ってたわけじゃなくてね…そこの2人がしつこくデュエル挑んできて

 

料理してる時までやってきたから、今の今までデュエルしてたのよ…」

 

と、倒れてる2人を指さす

 

「ジュンコさんにももえさんじゃないスか!この様子だとアネゴが勝ったんスね…」

 

「ねえ、そこの2人付き纏った件はもういいからご飯食べて行かない?

 

ちょっと多く作っちゃったから余ってるのよ」

 

と、笑顔で近づくとジュンコの方は顔を真っ青にしてガクガク震えた後

走って逃げて行ってしまった、失礼ね、人の顔見て逃げるなんて…

ももえのほうは…なんでこの娘、頬赤らめてんのかしら…

 

「貴女は食べてく…?晩御飯…」

 

「頂きますわ!」

 

なんか急に元気になったわね…さっきまでアンデッドでガタガタだったのに…

ん?なんでもじもじしてんのかしら…?

 

「あのぅ…そのぅ…わたくし…貴女様にぃ…」

 

なんかごにょごにょ言ってて聞こえない、まあ晩御飯食べてくらしいから、いいか

 

 

 

その後、ももえの方には晩御飯を食べさせてブルー寮に返したのだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、問題が起きた…

 

休み明け、月曜日の出来事だ、

昼休み、差出人不明の手紙に呼び出され、またデュエルの申し込みかなと思い

屋上へ行くと、ももえが居た…

 

「何の用?付き纏わないって約束したじゃない?まだ何か文句があるの?」

 

と聞くと

 

「違いますの!…わたくし…貴女様にデュエルで負けたあの日から…胸のドキドキが

 

収まりませんの!」

 

…打ち所でも悪かったのかな…?

 

「この胸の高鳴り…わたくし、貴女に恋をしてしまったようですわ…」

 

は?何言ってんのこの娘…は?え?は?

 

「…病気だ、動悸だ、脳の異常だ、心臓の異常だ、恋とかじゃない目を覚まして」

 

「ああんっ!その冷たい言葉…ゾクゾクしますわ…♪」

 

やばいヤバいヤバイやばい、どんどん紅潮していくももえの顔を見て

私の脳が危険信号を出している、

転生前の私だったら見た目のレベル高いしOKしたかもしれないが…

今の私は女だ…特殊性癖とかは受け付けない、勘弁してほしい

これ…ネフィとかと同じパターンだ…

愛とか恋とか容認したらあかんことなるタイプだ…逃げろ逃げろ逃げろ…

私はその場から全力で逃げ出した、

 

「まってくださいまし!もっとなじって!冷たい言葉をかけてくださいまし~!」

 

うわっ、追いかけてきた!ていうか大きい声を出しながら寄ってこないで!

周りの生徒に誤解される!

 

『マスター…あの娘…ぶち●してもヨロシイデスカ?』

 

ネフィはネフィでなんかめんどくさいことになってる!?いくらなんでもそれはダメー!

 

結局その後、昼休み中逃げ回り、息を切らしたまま授業を受け、

放課後また追いかけられて振り切って寮に戻り鍵をかけた

どうしてこうなった…

ネフィ…なんで…実体化して糸構えてハアハアしてんの?

 

『いえ…マスターが誰かに盗られる前に私が唾つけておこうかと…』

 

…私の周りはこんなんばっかか!

ネフィの頭に軽くチョップ入れて気絶させたあと

大徳寺先生に今日の晩御飯お願いしますごめんなさいと寮内電話で連絡し

ベッドに倒れ込んでそのまま眠る体制に入る…今日の事はもう…忘れてしまおう…

疲れた…ベッドの中で私は意識を手放した…




後書き
前話のご感想ありがとうございます
後書きでの返答、甚だ失礼と思いますが。ここで返答をさせていただきます
まずは改行についてですが投稿の際にメモ帳を使い書き上げてその本文をコピーして
投稿しておりますので読みづらい文を投稿してしまい申し訳ありません
何分、初めての投稿でよく分かってない状況なのでそのあたりも慣れていければと思っております

ピケルやクラン、ゴーストリック系の娘の精霊ですが、
その発想はありませんでした、ゴーストリックのカードやピケルやクランのカードを
見てデッキ構築や構成考えてプロットに合わせてみたいと思います
貴重なご意見、ありがとうございます

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