遊戯王GX 転生者が精霊達と過ごす学園生活   作:星無

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※投稿遅くなりました あと番外編は一つの話が大分短いです


番外編その2 聖争奪戦 幽鬼VSマヤ

「幽鬼とデュエルをするのはこれが始めてじゃの…容赦はせぬぞ!」

 

と幽鬼にマヤが指を差しながら言うと

幽鬼の口元が不気味なほど…三日月型に見える程に笑い、歪んだ

 

「容赦?何言ってるのマヤ…私自身の力がお姉ちゃんのデッキで活かされることはないけど…

お姉ちゃんに一番近く、長い時を過ごしてる私は…多分、貴女達の中で一番強いよ…?

全力でかかって来ないと本当に何もさせてあげないよ…」

 

幽鬼から黒いオーラみたいなものが見える…ちょっと待って…

どんだけ私の独占に必死なの…完全に切れてんじゃない…

 

「ルールはお姉ちゃんが居た世界のルールね…ライフは8000先攻ドローはなし…」

 

「そ、そんな凄んでも幽鬼じゃ迫力出ておらんもん!…怖いとかは思ってないぞ!?

さあデュエルじゃ!」

 

…マヤ…思いっきりびびってるわね…

 

「「デュエル!」」

 

「先攻後攻はこれで決めるね…」

 

幽鬼はコインを取り出し、上に弾いて手の甲でキャッチした

 

「裏じゃ」

 

「表………表ね…先攻は私…」

 

幽鬼 1ターン目

 

「いきなり運がないね…マヤ…私は魔法カード、クリティウスの牙を発動!」

 

「…なんじゃそのカード…主が使ったことあったかの?」

 

「…無い…結構強力だから使用控えてたんだけど…幽鬼…使えたのね…」

 

「このカードは伝説の龍の力を宿したカード…その効果は言うなれば…カード一枚との融合…

クリティウスの牙は罠との融合…手札の罠カード、死のデッキ破壊ウィルスを墓地に送って

クリティウスの牙の効果でしか召喚出来ない融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚

出でよ!デス・ウィルス・ドラゴン!」

 

デス・ウイルス・ドラゴン 攻1900/守1500 攻撃

 

クリティウスの牙のイラストに描かれたドラゴンが現れ

死のデッキ破壊ウィルスと混ざり合って紫色のドラゴンに変わる…

そしてそのドラゴンの咆哮が響き渡ると同時にマヤの手札のカードの一部が灰色に変わる…

 

「な、なんじゃこれは…」

 

「デス・ウィルス・ドラゴンの効果はお姉ちゃんたちの世界では効果が代わった

死のデッキ破壊ウィルスの元の効果そのもの…意味は…説明しなくても分かるよね?

さあ、マヤ、手札見ーせて♪」

 

悪魔だ…あそこに悪魔が居る…どんだけ必死なのよ…

 

「ぐぬぬぬぬ…せっかく妾自身を召喚する手立てが揃っておったのに~…」

 

マヤは手札を表にして幽鬼に見せる…

 

「えーと…聖刻龍-トフェニドラゴン…攻撃力1500以上だから墓地ね、

くず鉄のかかしは罠だから残る、聖刻龍-シユウドラゴン、墓地、

聖刻龍-ネフテドラゴン…墓地、レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン…墓地

あれあれ~?どうしたの~マヤ?手札残り1枚しかないよ♪」

 

鬼だ…鬼がおる…あ、鬼だった…

 

「ふっぐ…ぐっす…ひえっぐ…」

 

あ…マヤが泣き始めた…これもう無理でしょ…

 

「私は手札からレスキューラビットを召喚」

 

レスキューラビット 攻 300/守 100 攻撃

 

…まだやるか…私の精霊ながらえげつない…

幽鬼は私に化けるくらいだし私に似てるのかもしれないけど…

はたから見た私ってあんな感じなのかな…気をつけないと…

 

「効果発動、除外してデッキからレベル4以下、通常モンスターの同名モンスター2体を特殊召喚

来て!バニーラ2体!」

 

バニーラ 攻 150/守2050 守備 ×2

 

うさぎらしいデッキね…いきなりクリティウスの牙ぶっ放したときは何かと思ったけど…

 

「私はレベル1のバニーラ2体でオーバーレイ!頼むわよ!私のお友達!

シャイニート・マジシャン!」

 

シャイニート・マジシャン 攻 200/守2100 守備

 

青い長い髪をした小さい女の子が出てくる

 

「うう…まぶしい…幽鬼っち…酷い…こんな日差しが強いところにボクを呼び出すなんて…

ねむい…かえりたい…」

 

手に持ってる枕に顔を擦り付けながらやる気なさそうにそう言う…

 

「いいじゃん、シャニっちもたまには外でなよ…」

 

「むうううう…」

 

「ターンエンド、さあマヤ、何か出来るならやってみなさい…」

 

幽鬼 LP8000 手札2枚

 

「ひっぐ…何もここまでせんでも…わ、妾のターン…ドロー!」

 

マヤ 1ターン目

 

「あ、ウィルス・ドラゴンの効果で今ドローしたカード見せてね♪」

 

「…邪神官チラム・サバク」

 

「攻撃力2500…墓地ね…♪」

 

「…妾はカードを1枚伏せてターンエンドじゃ…」

 

マヤ LP8000 手札0枚

 

幽鬼 2ターン目

 

「その伏せはくず鉄だよねさっき見たし、私は手札から魔法カードを発動

クリティウスの牙…」

 

「2枚目じゃと!?」

 

「私がクリティウスと合体させるのは手札のタイラント・ウィング

さあ現れなさい!タイラント・バースト・ドラゴン!」

 

タイラント・バースト・ドラゴン 攻2900/守2500 攻撃

 

「タイラント・バースト・ドラゴンは自分のモンスター1体に攻撃力400アップの装備カード

として装備出来るの…デス・ウィルス・ドラゴンに装備!」

 

デス・ウイルス・ドラゴン 攻1900/守1500→攻2300/守1500

 

「そしてこの効果でタイラント・バースト・ドラゴンを装備したモンスターは3回の攻撃が

出来るようになる…デス・ウィルス・ドラゴンでマヤにダイレクトアタック!」

 

「くっ…くず鉄のかかしじゃ!一回目の攻撃はこれで無効…」

 

「でも…あと2回残ってるよ…二回目の攻撃!」

 

「あんっ…」

 

マヤ LP8000→5700

 

「更に追撃!」

 

「いやあん!」

 

マヤ LP5700→3400

 

マヤ…ダメージを受ける度に涙目になりながら後ろに仰け反ってるけど…

その度に…その…なんだ…揺れて揺れて…

女の私にもこれはいくらなんでも目に毒だと思う…

 

「ぐっ…じゃが…まだ妾のライフは残っておる…次のドローにかけるのじゃ…!」

 

「…バトル終了…私はモンスターを1体裏側守備でセットしてターンエンド…」

 

幽鬼 LP8000 手札0枚

 

「妾のターン…ドロー!」

 

マヤ 2ターン目

 

「…効果処理…そのカード見せて…」

 

「妾が引いたのは…ラーの翼神竜(よくしんりゅう)-球体形(スフィア・モード)じゃ!

攻撃力は、?(不明)表記じゃ!よってウィルスの影響は受けん!」

 

「!」

 

ちょ…マヤ自身神だからって…それデッキに入れる!?

 

「聖刻と以外に相性いいんじゃ♪」

 

「まさか…入れてるなんて…思わなかった…」

 

「ククッ、これは予想外じゃったようじゃの幽鬼…幽鬼の場のモンスター3体をリリースして

幽鬼の場にラーの翼神竜を通常召喚じゃ!」

 

幽鬼の場のモンスターが3体墓地へ送られる

 

「あー!シャニっちー!」

 

「ふああ…墓地で寝てるね…」

 

シャイニート・マジシャンは枕を抱えてあくびをしながら墓地へ歩いていった…

どんだけ動きたくないのよ…あの娘…

 

そして3体のモンスターの姿が消えてそこに黄金の球体が現れる…

 

ラーの翼神竜-球体形 攻 ?/守 ? 攻撃

 

「どうじゃ!ラーは相手の場に召喚することも出来るのじゃ!そして、その攻撃力は

不明表記のまま故に0じゃ!これで次の幽鬼のターン…幽鬼がラーをリリースできる

モンスターを引かなければ…」

 

「…」

 

「まだ逆転出来るチャンスがあるのじゃ!妾はこれでターンエンド!」

 

「…」

 

マヤ LP3400

 

「…私のターン…ドロー」

 

幽鬼 3ターン目

 

「…残念…ラーをリリースできるどころか…モンスターですらないわ…」

 

「良し!これならまだチャンスがあるのじゃ」

 

「私はラーの翼神竜-球体形をリリース!」

 

「へっ?」

 

「デッキから召喚条件を無視してラーの翼神竜を攻撃力、守備力を4000にして

特殊召喚する!」

 

「ちょ、え?」

 

ラーがその球体の姿を展開して黄金の竜の姿になる…

明るいビーチが太陽神の力で更に明るくなる

 

ラーの翼神竜 攻4000/守4000 攻撃

 

「幽鬼もそのカードを入れておったのか!?」

 

「…球体形態も入ってるよ~…いや~…マヤも入れてるとは思わなかったけどね…」

 

「わ…妾のラーが…じゃ、じゃが妾にはくず鉄のかかしが…」

 

「バトル!この瞬間速攻魔法、封魔の矢を発動!自分、または相手のバトルフェイズに発動

出来て、このカードの発動後、お互い、魔法、罠カードの効果を発動出来ない!」

 

空から無数の矢が降り注ぎ、伏せられた状態のくず鉄のかかしに突き刺さる

 

「げっ…」

 

「さあ、攻撃よ…ラーの翼神竜でダイレクトアタック!ゴッド・ブレイズ・キャノン!」

 

「うええええん!本当に何もさせてもらえなかったのじゃああああああ!!!」

 

マヤはそう叫びながらラーが吐いた炎に吹き飛ばされて砂に倒れこんだ

 

WIN 幽鬼

 

「さ、これでお姉ちゃん独占一番乗りに一歩近づいたよ!待っててねお姉ちゃん!」

 

その幽鬼の言葉に私は軽く身震いをした…




投稿遅くなりもうしわけありませんでした
最近色々忙しいのと、体調不良が重なっておりまして
一週間に一度投稿するのが大分難しくなっております

あ、後これおまけの皆の水着姿です
幽鬼は作れないのとリオンはいつもどうりなので脳内で補完おねがいします


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