遊戯王GX 転生者が精霊達と過ごす学園生活   作:星無

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活動報告にてノートPCが壊れたと言いましたが
直りましたので投稿再開します、パソコンない状態は結構不安でした


第二十六話 名探偵サンダー!の活躍は寝過ごしたのでサンダーとデュエル

「失礼しまーす…明日香さん…吹雪さんの容体はどうですか?」

 

「あらいらっしゃい聖ちゃん…大分良くなってきてるわ…私のことも少しづつ

 

思いだしてくれてるみたいなの…」

 

「そうですか…それは良かった…これ、お見舞いのお花です」

 

「ありがとう…じゃあちょっと花瓶の水取り替えてくるわね…」

 

よし…上手く部屋の外に誘導することが出来た…ごめんね明日香さん…

 

『マスタ~…何も闇のデュエルで倒した相手だからってそこまでしなくても…

 

ハッ!?マスターまさかこの男に特別な感情を!?この男…ぶっ●す!』

 

落ち着いてシェキナ…そんなわけないでしょ?私男性に

興味ないわよ…転生してから男っていうのがよく分からなくなってるし…

さて…始めましょうか…

私はヴァンパイア化して翼を広げて寝ている吹雪さんに被せる

翼を被せた吹雪さんの体から黒い靄が少し出てくる

そのモヤを手で握りつぶして、翼を閉じて人間に戻る

 

…これでまた記憶も戻るでしょ…それにしても吹雪さんの体にずっと

食い込み続けてるこの闇なんなのかしらね…随分しつこく残り続けてるけど…

これのせいで記憶にも障害出てるみたいだし…

闇の眷属のはずのヴァンパイアの力使っても少しずつしか消せないし…

 

『あ、マスター明日香様が戻ってきます、早くそこの椅子に座ってください

 

吹雪さんのベッドに乗っかってるところとか見られたら何言われるか

 

分かったもんじゃないですよ』

 

ええ、そうね…ってシェキナ?何でむくれてるの?

 

『なんでもないですよ~だっ!ふんっ!』

 

シェキナはそのままそっぽを向いてしまった

…?

 

「戻ったわ聖ちゃん、これそこの自販で買ってきたの、兄さんのお見舞いに

 

来てくれたお礼」

 

と缶の飲み物を渡された

 

「あ…ありがとうございます」

 

お汁粉だった…そういえば鮎川先生の他に見慣れない女医さんが居た気がするけど

誰だっけ…?なんかケバい茶髪の女医さん…

あれ?マジでこんな人居たっけ?…まあいいか…

 

 

…………

 

……

 

なんか十代君がだっちゅーのだっちゅーの言ってる古い時代のおっさんに

潜水艦で攫われて、ボロボロになってイカダで帰ってきてから

少しして…

残りの七星門の鍵を持っている全員が校長室に集められた

 

そこには片目にウィジャド眼の眼帯をした警察官の格好をした

白髪のどう見ても怪しいおっさんが居た…

あー…セブンスターズ?

なんでも校長先生と大徳寺先生で呼んだプロの警部

マグレ警部だそうだ…何よこのいろんなところから怒られそうな名前…

 

「明日香と聖って鍵はどこに付けてるんだ?俺と万丈目は見ての通り

 

首から下げてるぜ」

 

「…さんだ」

 

「私もこうして首から下げてるわ…」

 

と明日香さんは首のボタンをはずして胸元から鍵を取り出す

…もしかして挟んでたの…?インナー越しとは言え胸に挟んでるなんて…

私も服の中から黙って鍵をとくに抵抗無くスルッと取り出して見せる…

心なしか万丈目君の顔が赤くなってる気がする…明日香さんの胸元みて…

…サイテー…というか挟める明日香さんの胸が羨ましい…

 

『マスター…前も言いましたけど大きさじゃないですって…マスターの

 

平らなパーフェクトボディ…最高じゃないですか…』

 

余計落ち込むから止めて…

 

「鍵は確かにありますな…しかし、大切な物を身に着けているのは

 

一見安全に見えますが…それは同時に大切な物の場所を教えていることにも

 

なりかねません…」

 

私達の話を聞いたセブンスターズ(仮)のおっさんがしゃべり始めた

…多分私は大丈夫かな…私の物盗もうとするとシェキナがオートで反応するし…

幽鬼やマヤやリオンでもそれは同じだし…

私から泥棒しようとすると…偉い事になる…

特にシェキナが付いている時とかは…

 

『マスターの物を盗もうとするなら全身の穴という穴に影糸突っ込んで失神

 

させます♪マスターの持ち物なんて…私が舐めまわしたいくらいのレアアイテム

 

なんですから!』

 

そんな豪語されても…

 

「それで、彼の提案で皆の鍵をそれぞれで保管しようと言う話になったのにゃー」

 

…保管ねえ…私の精霊達のカード4枚置いた中心に箱でも置いてその中に

入れれば鉄壁かしら…

 

『ええ!それはもう!私達がマスターの肌に触れていた鍵をしっかりと

 

うへ…うへうへへへへ』

 

涎拭きなさい…どうしよう…なんか不安になってきた…

 

………

 

……

 

それからそれぞれの部屋に移動して保管場所を見てから

回ることになった

 

万丈目君は流し台の下…そんな無造作に置いて大丈夫なんだろうか…

途中、万丈目君の部屋によく部屋を間違えて入るというレッド生徒の…

あれ?こんな男の子居たっけ?

すぐにその男の子は出て行ったが、終始挙動不審だった…怪しい…

次、十代は自分の部屋の机の中に…鍵くらいかけようよ…

十代の所にはレッド寮の管理人だという人がやってきた、

管理人…?この寮にそんなのいなかったけど…さっきの変な男の子といい…

もしかして…

明日香さんは宝石箱の中…明日香さん…宝石箱とか乙女チックな物持ってるなんて…

可愛い…

ブルー寮の廊下では警備員だというこれまた怪しげなおっさんとすれ違った

…全員分知られちゃってるわね…鍵の隠し場所…

ブルー寮には週一で来るけどこんな警備員さん見たことないし…

 

完全にセブンスターズね…これ早くて今日中に盗みに来るでしょ…

次は私の部屋の確認か…どうしよ…予定どうり鍵の入った箱に入れて

その周りに精霊達を配置するとして…

あ…部屋に付いた…それにしても何で一回ブルー寮に行ってから

もう一回私の部屋に戻るんだろう…完全に二度手間よね…

 

「さて、君はどこに鍵を保管するんですかな?」

 

「じゃあ、この普段はカード入れてる黄金櫃型の箱に入れて周りをこの

 

チェーンで固定して置きますね」

 

と、私は武藤遊戯が持っていた千年パズルの箱のレプリカに

鍵を入れてチェーンでぐるぐる巻きにして机の上に置いた

 

「が、頑丈ですな!これなら安心だ!」

 

この警部…目に見えて動揺してる…バレバレなんだけど…

あとは裏が…

 

『マスター、この人精霊です。黒蠍団とかなんとかいう盗人です』

 

『精霊だね』

 

『精霊じゃな』

 

『精霊だな』

 

取れた、精霊達が言うんだから間違いない

しかも盗人…確定ね…まあまだ犯行には及んでないし…

盗みに入って来たところ撃退でいいかしら…

 

………

 

……

 

深夜

レッド寮

聖の部屋

 

…来ない…起きてるからかしら…

幽鬼やシェキナは少し残念そうにしていた

泥棒を大義名分と共に攻撃出来るかと思ったのに残念、だそうだ

この子等怖い…

マヤとリオンは来なくて良かったと言っている、うん、これがまともな反応よね…

 

と眠くてうつらうつらしながらボケーっとしていると

ドアが激しくノックされた

…正面からやってくるなんて…

私はドアを開ける、そこには十代と丸藤君が息を荒くして

立っていた…その隣には明日香さんも居た

 

「どしたの?」

 

「俺達の鍵が盗まれた!聖の鍵は大丈夫か!?」

 

「…ずっと起きてて鍵見てたから大丈夫だけど…」

 

「ずっと起きてた!?聖ちゃんが大丈夫!?」

 

「すごく眠い…」

 

「ちょちょちょ!?聖ちゃん!?」

 

私は眠くてふらふらと明日香さんに近寄って

倒れ込むように抱き着いて胸にボスッと顔をうずめる

本当に眠い…ん~ん~…頭を横にすりすりする

 

「聖ちゃん!そんな…やめっ…」

 

あ~…だめ…あったかい…無理…

私はそのまま意識を手放した

 

 

 

…………

 

 

……

 

チュンチュンチュン

 

朝チュンなんて…んー?何?このやわこいの…

むにゅん

 

「あっ…」

 

私の手が握ってたものは…明日香さんの…

あれ?なんで?なんで私のベッドに明日香さんが寝てるの?

 

『…お姉ちゃん覚えてないの?昨日泥棒の待ち伏せしてて深夜まで起きてて

 

眠くなって、そこに訪ねてきた十代達といた明日香お姉ちゃんに抱き着いてそのまま

 

寝ちゃったんだよ…お姉ちゃん…明日香お姉ちゃんに抱き着いたまま離れないし…

 

そのまま明日香お姉ちゃんがベッドまで運んで一緒に寝たの』

 

やっちゃったー…明日香さん抱きしめたまま寝ちゃうなんて…しかも

寝てた体勢から見て…これ何回か明日香さんの胸に…

 

『主酷いのじゃ…妾の方が大きいのに…抱きしめておっぱい揉むなら

 

妾にしてほしかったのじゃ…』

 

いや…マヤ…したくてしたわけじゃ…

 

『酷いですマスター…私を差し置いて他の女と寝るなんて…

 

マスターとベッドでくんずほぐれつをするのは私のはずだったのに…!』

 

シェキナは顔に両手を当ててめそめそ泣いていた

いやくんずほぐれつって…

 

「んんっ…あ、おはよう聖ちゃん…」

 

明日香さんが起きた、土下座、とりあえず土下座

 

「明日香さんごめん…本当にごめん…」

 

「いや女の子同士だし構わないわよ…突然抱き着かれてビックリしたけど…」

 

明日香さんはその大きな胸を腕で抱え上げてもじもじしていた…あー…

抱きしめられて一緒に寝たせいで下着がずれたのかな…

いや本当にすいません…

 

コンコン

 

「アネゴー?明日香さーん?起きたッスかー?」

 

丸藤君ナイス!超ナイスタイミング!この空気をぶちやぶってくれて

ありがとう!

 

「起きた起きた!今開け…」

 

「うわっ!万丈目君!?どうしたんスか!?そんなに血相変えて…」

 

「黙れ!さんだと何回言ったら分かる!?おい中務入るぞ!」

 

と扉の向こうから万丈目君の声がして乱暴に扉が開けられる

 

「ま、万丈目君どうしたの?そんなに血相変えて…」

 

「あいつと同じことを聞くな!中務ちょっと一緒に来い!…

 

天上院君…ちょっと失礼…」

 

万丈目君はきょとんとしてる明日香さんの横をすり抜けて

私の目の前に立つ

そのまま私は腕を引っ張られて外に連れ出される、ちらっと部屋の机の上を

見たが、鍵は無事なようだ

 

あっ…万丈目君痛い、そんなに力いっぱい引っ張らなくても…

そのまま引っ張られて寮の裏まで連れていかれる

そして両肩をガッチリと捕まれ顔をぐいっと近づけられる

 

「な、何?」

 

「中務…お前…天上院君と一緒にひ、一夜を過ごし…いやいや違う…

 

以前も言ったことだが…お前の部屋で精霊を預かって…」

 

は、話は聞くだけ聞いてあげるけどあんまり顔近づけないで…

男性として意識するとかそういうことじゃないんだけど…

その…シェキナが…すごい形相で…

 

『万丈目様?このシェキナ…流石にブチ切れましたわ…』

 

あー…言わんこっちゃない…

 

「いてっ、いででででで!!!!おい!聖やめさせろ!」

 

シェキナは自分に巻きついているヴェルズ・ケルキオンの杖のような物を

万丈目君に巻きつけて尖った部分を背中に2、3回ドスッ、ドスッと

突き当てていた

 

『以前マスターの下着姿を覗いただけでなく…手を握って無理矢理

 

人気のない場所に連れ出して…あまつさえ顔を急接近させるとか…

 

私がやりたいくらいなのに!何をしてんやがんだこの電気野郎が!

 

マジでこのまま捻り潰すぞ小僧が!』

 

シェキナ…口調口調、高貴な心を忘れちゃダメよ

 

『でもマスター!』

 

でもじゃないわよ、私なら気にしてないから…それにシェキナ…

私がやりたいくらいってのはどういうことか後で

ゆ~っくり話しましょうね?

 

『…は~い…』

 

シェキナはゆっくりと万丈目君を離す

 

「中務!お、お前の精霊はなんなんだ!凶暴すぎるだろ!」

 

『あ?』

 

シェキナに睨みつけられて万丈目君は静かになる

…やめてあげなさいよ…

 

「それで…?話を戻すけど私にどうしろって?」

 

「そうだった…お前にこいつ等だけでも預かってもらいたいんだ!」

 

と、万丈目君は懐からカードを取り出して私に見せる

首領・ザルーグ、黒蠍-棘のミーネ、強力のゴーグ、逃げ足のチックに

罠はずしのクリフ…

昨日見かけた警備員やら怪しい女医さん達とそっくり…

やっぱりカードの精霊でセブンスターズだったのね…

で、万丈目君がそれをやっつけたら、精霊になって万丈目君の部屋に

住むことになったと…

 

「嫌よ、前も言ったでしょ、私の部屋も精霊いるからお断り」

 

「迷いもなく即答するな!糞っ!こうなったらデュエルだ!」

 

どうしてそうなるのかしら…

 

「俺が勝ったらこいつらをお前の部屋で預かってもらう!」

 

『万丈目のアニキ…そんなに必死になって俺らを否定しないでくだせえ…』

 

首領・ザルーグと黒蠍団がしょぼくれる

 

「黙れ!ただでさえ俺の部屋は飽和状態なんだ!お前らを養う余裕なんか無い!」

 

「…話は分かったけど…デュエルするにも先ずはデッキ取りに行かせて…

 

無理に連れてこられて今何も持ってないから…」

 

「あ…す、すまない…女に不躾だったな…」

 

分かってるならなんであんな強引に連れだしたりするのかしら…

 

「デッキ取ってくるから寮の前で待ってて…」

 

 

…………

 

 

……

 

部屋に戻ると明日香さんと丸藤君が、一体なんだったのかと

聞いてきたので

万丈目君と何故かデュエルをすることになったと

答えてデッキを取り外に出た、

観戦したいとのことだったのでいいんじゃない?と適当に答えた

 

 

 

 

「行くぞ中務!お前とのデュエルはこれが3度目だな!今度こそ俺が勝つ!」

 

…えーと…万丈目君がオベリスクブルーの時と

ノース校対抗戦の時ね…3度目の正直って奴かしら…

 

「悪いけど3度目も勝たせてもらうわよ…」

 

「ほざけ!今度の俺にはおジャマ達が居る!」

 

『アニキ~!』

 

万丈目君の周りで趣味の悪いパンツを履いた黄色い生物がふよふよしていた

…万丈目君の精霊はおジャマイエローね…

シェキナがなんかすごい汚物を見るような目でおジャマイエローを見る…

ま、まあ…始めましょうか…

 

「「デュエル!」」

 

「俺の先攻!ドロー!俺は手札から魔法カード融合を発動!

 

手札のおジャマ3兄弟を融合し現れろ!おジャマ・キング!」

 

真っ白い体の3体のおジャマの特徴を足して割ったような

パンツを頭に被った巨大なおジャマの王が現れる

 

おジャマ・キング 攻 0/守3000 守備

 

うわ~…先行1ターン目からおジャマ3兄弟手札に揃ってるとか…

チートドロー&積み込み乙…

 

「おジャマ・キングが居る限り…中務!お前のモンスターゾーンは3か所

 

まで使用不可能に出来る!」

 

私のデュエルディスクに趣味の悪いおジャマの顔が書かれた

スタンプが3つ押される…残りのモンスターゾーンは2か所…

 

「俺はこれでターンエンドだ!」

 

万丈目 LP4000 手札2枚

 

「私のターン、ドロー…手札から魔法カード吸光融合(アブソーブ・フュージョン)を

 

発動、このカードは1ターンに1度しか発動できないジェムナイト専用の融合カード

 

このカードを発動するターン、私はジェムナイトモンスターしか特殊召喚出来ない

 

先ずはデッキからジェムナイトカードを1枚手札に加える、私はデッキから

 

ジェムナイト・フュージョンを手札に加える」

 

デッキからカードを取り出してデッキをセットし

いつもどうりオートシャッフルでデッキがシャッフルされる

 

「そしてその後、手札、フィールドのジェムナイト融合モンスターの素材に

 

決められたモンスターをゲームから除外して融合召喚を行える!

 

私は手札のジェムナイト・ガネットと雷族、ジェムナイト・ルマリンで融合!

 

紅の真実よ!雷帯びし秘石よ!光渦巻きて新たな輝きと共に一つとならん!

 

融合召喚!」

 

赤い宝石を胸にはめた騎士と黄色の宝石を胸にはめた騎士が

輝く渦の中で1つになる

 

「輝くオーラ纏いし水晶の騎士!ジェムナイト・プリズムオーラ!」

 

ジェムナイト・プリズムオーラ 攻2450/守1400 攻撃

 

「融合デッキか!だがその攻撃力ではおジャマ・キングは倒せないぞ!」

 

「手札からさっき手札に加えた魔法カード、ジェムナイト・フュージョンを発動

 

手札のジェムナイト・ラピスと岩石族、ジェムナイト・ラズリーを融合」

 

「連続融合だと!?」

 

「神秘の力秘めし碧き石よ…今光となりて現れよ! 融合召喚!

 

レベル5!ジェムナイトレディ・ラピスラズリ!」

 

少女型のジェムナイトモンスターのラピスとラズリーが互いに手を合わせて

光の中で一つとなり、聖女のようなモンスターが現れる

 

ジェムナイトレディ・ラピスラズリ 攻2400/守1000 攻撃

 

『…マスター…なんかあのちっちゃいジェムナイトの少女…親近感を覚えます…』

 

…まあ貴女の元のネフィリムのカードイラストと似てると言えば似てる気がするわね…

 

「攻撃力2000超えのモンスターが2体…だがそれでも俺のおジャマキングには届かん!」

 

「私はジェムナイトレディ・ラピスラズリの効果を発動!自分のデッキか

 

エクストラデッキからジェムナイトモンスター1体を墓地に送りフィールドの

 

特殊召喚されたモンスター1体につき500ポイントのダメージを相手に与える!

 

デッキからジェムナイト・クリスタを墓地に送る…

 

場に特殊召喚されたモンスターはおジャマ・キング、ジェムナイト・プリズムオーラ

 

ジェムナイトレディ・ラピスラズリの3体、よって1500のダメージを

 

万丈目君に与える!」

 

ジェムナイトレディ・ラピスラズリが手をかざすとそこに

場に特殊召喚されたモンスターの数の水晶が現れそこにそれぞれの

モンスターの顔が映し出される

そしてそこからビームが出て万丈目君に当たる

 

「ぐっ」

 

万丈目 LP4000→2500

 

「更に私は、墓地のジェムナイト・フュージョンの効果を発動!

 

墓地のジェムナイトモンスターを除外してこのカードを手札に戻すことが出来る!

 

墓地のジェムナイト・ラズリーをゲームから除外して手札に戻す…」

 

「なんだと…まさか!」

 

「そのまさか、ジェムナイト・フュージョンを発動、場のプリズムオーラ

 

ラピスラズリ、手札のジェムナイト・オプシディアを融合!」

 

「1ターンで3度目の融合だと!?」

 

「輝くオーラ纏いし水晶よ、碧き石よ、漆黒の輝きよ、光渦巻きて新たな輝きと共に

 

一つとならん!融合召喚!現れよ!全てを照らす至上の輝き!

 

ジェムナイトマスター・ダイヤ!」

 

七色の輝きと共に7つの宝玉が埋め込まれた大剣を持つ騎士が現れる

 

ジェムナイトマスター・ダイヤ 攻2900/守2500 攻撃

 

「綺麗…」

 

明日香さんがそう漏らす、そうよね、女の子なら

こういう輝き嫌いじゃないわよね、ダイヤは女の子の憧れよね…

私にもそのうち宝石の付いた指輪くれるような人が現れたりするのかしら…

 

『マスター!ここに居ます!これなんかどうですか!?』

 

シェキナはシャドールの魔石を取り出す…

いや…すごく禍々しいオーラ出てるんですけど…

それに女の人が女の人に宝石渡してどうすんのよ…

 

『うおおおおお!高く売れそうだぜ!』

 

首領・ザルーグが興奮して叫ぶ…

明日香さんには聞こえてないけど…台無し…

やっぱりそのデリカシー無い精霊は、私の部屋には住まわせられないわ…

私の部屋の精霊女の子ばっかりだし…ミーネ?

…いやだって…黒蠍団だし…

 

「ジェムナイトマスター・ダイヤの攻撃力は墓地のジェムと名のついた

 

モンスター1体につき100ポイントアップする!私の墓地には

 

5体のジェムモンスターが居る、よって攻撃力は500ポイントアップ!」

 

ジェムナイトマスター・ダイヤ 攻2900/守2500→攻3400/守2500

 

「何!おジャマ・キングの守備力を上回った!?」

 

「ま、それだけじゃないけどね、墓地のレベル7以下のジェムナイトモンスター

 

ジェムナイト・プリズムオーラを除外して、ジェムナイトマスター・ダイヤの効果発動!」

 

ジェムナイトマスター・ダイヤ 攻3400/守2500→攻3300/守2500

 

「攻撃力を自ら下げてまで効果を発動…?一体どんな効果が…」

 

「ジェムナイトマスター・ダイヤは除外したモンスターと同名モンスターとして

 

扱い、同じ効果を得る…これこそがジェムナイトの頂点のモンスターの力!」

 

ジェムナイトマスター・ダイヤの大剣の黄色い宝石が輝き、一瞬

プリズムオーラの姿が重なって見える

 

「更に私は墓地のジェムナイト・フュージョンの効果を再び発動、墓地の

 

ジェムナイト・クリスタをゲームから除外し、墓地のこのカードを手札に回収…」

 

ジェムナイトマスター・ダイヤ 攻3300/守2500→攻3200/守2500

 

「また攻撃力を下げて…一体何を狙っている!」

 

「…ジェムナイトマスター・ダイヤでコピーしたプリズムオーラの効果発動、

 

1ターンに1度、手札のジェムナイトカードを墓地に送り場の表側表示のカード1枚を

 

破壊出来る!」

 

「何だと!?」

 

「手札のジェムナイト・フュージョンを墓地へ送り…おジャマキングを破壊!」

 

マスター・ダイヤの振りかざした大剣から7色の光線が出ておジャマキングは

破壊される、これで万丈目君の場はがら空き…

 

「バトル!ジェムナイトマスター・ダイヤでダイレクトアタック!

 

ダイヤモンド・スラッシュ!」

 

マスター・ダイヤは万丈目君の前に立つと大剣を思いっきり振りぬいて

斬りつける…

 

「うわあああああ!!!!」

 

万丈目 LP2500→-700

 

「3度目も私の勝ちだったわね…」

 

『ていうかマスター…1ターンキルじゃないですか…』

 

「…」

 

『ほら!万丈目様、意気消沈してるじゃないですか!さっき私が制裁したのが

 

なんだか可愛そうに見えるくらい落ち込んでるじゃないですか!』

 

私は黙ったまま万丈目君に近づき、肩にポンと手を置き

 

「黒蠍団の世話…頑張ってね…」

 

『マスター冷たーい…でもそんなマスターもす♪て♪き♪』

 

…さて、シェキナ…さっきの私がやりたいくらいについて詳しく話しましょうか?

 

『え?』

 

私はきょとんとしているシェキナの手を握って部屋に入ってドアを閉めて鍵も閉めた

部屋に入るとマヤがバスタオル姿で床に手を付けて頭を下げて待っていた

 

『え!?え?マスター!?これは一体…』

 

…くんずほぐれつがしたかったんでしょ?

 

『えっ?』

 

私はそのまま4人の精霊を纏めてベッドに連れ込み…

 

 




※後書き
この後、聖ちゃんと精霊達がベッドで何をしたかは
読者の皆様の想像にお任せします、ただ、健全ではないことは確かです
さて、次回はアドビス3世でしたね
古代の伝説のデュエリストで、最初ミイラ使って十代達
攫って空中の船に連れて行ったりしてましたけど、ミイラでヴァンパイア化
出来る聖ちゃんを攫ったりできるんでしょうか

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