遊戯王GX 転生者が精霊達と過ごす学園生活   作:星無

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前書き、冬休みです、正直この話が一番GXの時系列ごっちゃに
してる感あるのでGXの小説を書く場合、鬼門だと
作者は勝手に思っております


☆第十二話 サイコショッカーて一世を風靡したけど今は…

デュエルアカデミアは冬休みに入った

ほとんどの生徒はフェリーで自分の家に帰っていった

休みを家族と過ごすためだろう

十代や丸藤君、前田君は居残り組だとかで

デュエルやり放題だ!とか喜んでいたが…

 

「俺はクレイマンを召喚!」

 

「…ねえ十代君…丸藤君…宿題やらないの?」

 

「何言ってんだ聖、せっかくの冬休みなんだぜ?デュエルしなきゃ損だろ!」

 

私も居残り組で、今は食堂で出された宿題をやっていた

もうほとんど終わっており

後3問程だった

 

「…損も何もいっつもデュエルはしてるじゃない…」

 

「聖こそ、宿題ばっかやってないでデュエルしようぜ!」

 

「アネゴ、冬休み入ってすぐなのに宿題にばっかり向かってるけど

 

どのくらい終わったんスか?」

 

「後3問で宿題は全部終わるけど…」

 

「早っ!」「聖は真面目なんだな…もう終わるなんてすごいんだな…」

 

「…なあ聖…宿題…写させてくれないか?」

 

「コラコラ~?ここに教師が居るのを忘れないでにゃ~?」

 

大徳寺先生が猫のファラオを撫でながらそういう

 

「だってさ大徳寺先生、クロノス先生が出した問題1問目見ただけで俺、やる気

 

失くしちゃったぜ?なんだよあの問題…」

 

…1問目…なんだったかしら…

えーっと…テキストのページをめくり最初のページを開く

 

「ああ、これね、相手の場に古代の機械兵士が2体居て

 

聖なるバリアミラーフォース、万能地雷グレイモヤ、炸裂装甲の3枚が伏せられており

 

暗黒の扉が発動しています。相手のライフは1000です、こちらの場にはカードは1枚も無く

 

手札3枚のモンスターカード、装備魔法カード、速攻魔法カード

 

それぞれ好きなカードを選んでよいので

 

その3枚でこのターン中に勝利しなさい、簡単じゃないの」

 

「えー!?どうやるんだよそれ!融合は使えないし、生け贄もいないから

 

上級モンスター召喚出来ないし、暗黒の扉で1回しか攻撃出来ないうえに

 

攻撃に反応する罠が3枚も貼ってあるんだぜ!?」

 

詰めデュエルですらない簡単な問題だ、好きなカード3枚も使っていいうえに

攻撃反応型罠だって分かってるのだから…この時代にある

カードでも十分に対応できる…

 

「これはね、まずなんでもいいからモンスターを召喚するでしょ?

 

そうね…ブラッド・ヴォルスあたりでいいかしら」

 

「うんうん」

 

「で召喚したモンスターを生贄に速攻魔法エネミーコントローラーを発動

 

古代の機械兵士のコントロールを奪う、このモンスターは攻撃する時に

 

魔法、罠カードを発動させない効果がある」

 

「成程~そうすれば良かったんスね、でも攻撃力互角ッスよ?」

 

「そこで装備魔法、デーモンの斧を古代の機械兵士に装備して攻撃力を

 

1000ポイントアップする、これでジャストキルよ」

 

「へえ~そうすれば良かったのか!」

 

「ほら、簡単じゃない、宿題もちゃんとやろ?」

 

「あ、中務ちゃんお餅焼けましたにゃ~、何で食べますにゃ?」

 

「きな粉!」

 

『即答だね…お姉ちゃん…』

 

『マスター…砂糖醤油もいいと思いますが…』

 

『なあネフィお姉ちゃん、砂糖醤油ってなんだ?いつ発動する?』

 

…だからミストラル…カードじゃないってのよ…

 

『妾はタバスコとからしかわさびがよいのう…』

 

…マヤ…貴女どういう味覚してんのよ…

 

「なあ…聖、前々から思ってたんだけどお前の精霊って随分ぺらぺら

 

喋れるよな…俺のハネクリボーとは違って」

 

「そうね、人の姿とってる子ばかりだからね」

 

「なあ、お互い精霊紹介しあおうぜ」

 

「いいわよ」

 

「じゃあまず俺からな、俺の相棒、ハネクリボーだ!

 

デュエリストキングの武藤遊戯さんから貰ったんだぜ!」

 

そういって十代は私にカードを見せる、そこから

羽の生えたクリボーが現れウィンクをしてくる

 

『クリクリ~♪』

 

「かわいいわね、じゃあ次は私ね、まずは1人目

 

幽鬼うさぎの幽鬼よ」

 

『よろしくね!十代お兄ちゃん!』

 

「ああよろしくな!」

 

「2人目エルシャドール・ネフィリムのネフィよ、十代君と戦ったときに出た子よ」

 

『改めて、よろしくお願いします、十代様』

 

「ああ」

 

『ところで、十代様』

 

「ん?なんだ?」

 

『マスターと…今後もお友達でいてあげてくださいね…』

 

「ネフィ?何を十代君に耳打ちしてるの?」

 

『いえ、なんでもございません』

 

変なネフィ…

 

「続けるわね、3人目、アルティマヤ・ツィオルキンのマヤ」

 

『よろしくのぅ』

 

「迷宮兄弟の時に聖の隣にいた奴だな、白いカードでレベルが無いカードなのか

 

すげえな!」

 

「表記上はレベル0だけどルール上レベル12として扱うから最上級なんだけどね

 

マヤは、ちなみにこう見えて子持ちね」

 

「子供いるのか!?」

 

「ええ、レベル7や8のドラゴン族のシンクロ、ああこの白いカードね

 

それらは全員、この娘の子供達みたいなものよ、

 

最後にこの娘、No.96 ブラック・ミスト」

 

『よう…』

 

「万丈目との戦いで居た黒いカードだな」

 

「ええ、この娘はエクシーズモンスター、レベルを持たないの、

 

そして今まで紹介した娘達の中では末っ子よ」

 

 

 

「ねえ…大徳寺先生…?」

 

「どうしたのですかにゃ?丸藤君」

 

「…アネゴとアニキが精霊の話始めると僕達…かやの外になっちゃいますね…」

 

「仕方ないのにゃ…あれはあの2人にしか見えていない世界ですからにゃ」

 

「そういうものなんスか…ちょっと寂しいかも…」

 

 

ガチャガチャンパリン!!!

 

「!?」

 

「な、なに!?」

 

だあああああああああ!!!!!ガラス戸がああああああ!!!!

 

「な、なんだ?一体どうしたんだ?」

 

「サ、サイコ・ショッカーが…」

 

「サイコ・ショッカーが…じゃないわよ!レッド寮のガラス戸に何してくれてんのよ!」

 

私はガラス戸に倒れ掛かって室内へ入って来た

オベリスク生徒の襟首に掴み掛り激しく前後に揺らす

 

「聖!ストップストップ!」

 

「アネゴ!その人白目剥いてるッスよ!死んじゃうッス!」

 

丸藤君が私を後ろから羽交い絞めにする

 

「離して!丸藤君!せめて弁償しなさい、そこのオベリスク生徒!

 

ガラス戸の修繕費でどのくらいこのレッド寮の食事が賄えると思ってんのよおおお!」

 

「まずは、落ち着けって聖!ハイ!深呼吸!」

 

「ぜえぜえ…すーはー、すーはー…」

 

「中務ちゃん、ガラス戸の修繕費は多分経費で落とせるから大丈夫ですにゃ」

 

「本当ですか?大徳寺先生…」

 

「ええ私が責任もって保障しますにゃ」

 

…良かった…でもガラス戸…せっかく冬休み前の大掃除で

ピッカピカに磨いたのになぁ…

あ…やばい…なんか涙出てきた…

 

『マスター…頑張って磨いてましたもんね…ガラス戸…』

 

「おい…聖、何も泣くことないだろ…」

 

ガラス戸の欠片を箒と塵取りで集めながらオベリスク生徒を軽く見ると

彼はビクッと目を逸らした

 

「で、サイコ・ショッカーがどうしたんだ?」

 

「サ、サイコ・ショッカーが僕を追いかけて…!」

 

「何わけわかんねーこと言ってんだ?」

 

「君は確かオベリスクブルーの高寺君だにゃ」

 

「大徳寺先生!デュエルの精霊の研究をしている大徳寺先生なら!きっと

 

分かってくださいますね!」

 

そういって高寺君とやらは大徳寺先生にすがりつく

 

「お、落ち着くのだにゃ高寺君、最初から落ち着いて話してみるのだにゃ」

 

「は、はい」

 

………

 

……

 

彼が言うには、

冬休みに入る前に、彼ら高寺オカルトブラザーズこと

デュエルのオカルト研究グループ3人、向田、井坂、高寺はデュエルに起源である

精霊の呼び出しをしようとしたそうだ…

ウィジャ盤を使ってサイコ・ショッカー様おいで下さいと…どこのこっくりさんよ…

大徳寺先生は

 

「デュエルの精霊と心霊学を一緒にしてはだめなんですにゃ…」

 

と嘆いていた

で、ウィジャ盤は3体の生贄を捧げよと動き

それにわかりましたと答えたそうだこのアホ共は、

何でもカードの生贄のことだと思ったそうだ、考えなさいよ…サイコ・ショッカー生贄

1体じゃないの…3体ってどう考えても貴方達の数じゃないの…

で、既に2人行方不明になり家にも電話をかけたがまだ帰ってないと言われ

自分も逃げ出そうとしたが、サイコ・ショッカーの精霊がこっちを見ていたそうだ

そこまで話を聞いて十代が

 

「サイコ・ショッカーの精霊…」

 

と呟いた所で停電が起きた

 

「ひゃあああああ、うわああ怖いよアニキ~!アネゴ~!」

 

暗闇で見えない中誰かに抱き着かれた、この身長は…丸藤君か!

 

「ちょっと丸藤君抱き着かないでよ!動けないじゃない!」

 

「うわああ!隼人!捕まるな!潰れる潰れる~!」

 

と暗闇に目が慣れると、ガラス戸のところに黒コートの

男が居た

 

「誰!?貴方!」

 

「お前は!?」

 

「サ、サイコ・ショッカー!?」

 

よく見ると黒コートの男は高寺君を抱えていた、

あ!逃げた!

 

「待て!」

 

全員で走って追いかける、黒コートの男は森に入っていった

そのあとに続き追いかける

 

「あれ~?」

 

十代は見失ったようだ…とファラオが毛を逆立てて威嚇を始めた

 

「あ、ファラオの髭が!」

 

その髭の方向へ向かうと金網に囲まれた鉄塔がいくつか立ち並ぶ場所に出た

 

「ここは?」

 

「気を付けるにゃ、ここは島全体に電気を送る送電施設にゃ!高圧電流が…」

 

あ、高寺君が倒れてる

 

「高寺君!」

 

と駆け寄ると鉄塔から電気が迸り、そこに体の透けたサイコ・ショッカーが現れた

 

「うわぁっ!」

 

後ろのほうでファラオが怯えて大徳寺先生に飛びつく

 

「先生~精霊は居るって教えてじゃないですか~…」

 

「み、見るのははじめて…なんだにゃ…」

 

「おい!サイコ・ショッカー!高寺達を返せ!」

 

『マスター…あのサイコ・ショッカー…かなり力を取り戻しているようです…

 

実体化まで後1人とりこめば…と言ったところですね…』

 

…じゃあ止めなきゃね…このまま放っておけば高寺君が犠牲になっちゃうし…

ガラス戸割ったけど…

 

『お姉ちゃん結構根に持つんだね…』

 

「サイコ・ショッカー、そんなに生け贄が欲しいなら私とデュエルしなさい

 

私には精霊が付いてるからかなりの力が戻るはずよ」

 

{成程?君から感じるパワー、波動、並みではないな}

 

「喋った!?」

 

{3体目の生贄には君の方がふさわしいかもしれん}

 

「やれるものなら…ね!」

 

『マスターを生け贄にする?それはそれで萌えるシチュかもしれないけど

 

調子乗ってんじゃねーですよ?自分の維持も出来ない精霊風情が!』

 

『ぷっ…サイコなんたらだっさーい…』

 

ネフィと幽鬼が煽りを入れる

 

「当然私が勝ったら生け贄にされた全員返して貰うからね」

 

{面白い、いいでしょう、君を生け贄にして召喚してみせよう}

 

私はポケットから小型デュエルディスクを取り出して腕に装着する

質量ソリッドヴィジョンが実体化し、ディスク部分となる

 

{我が生け贄よ!君はもう逃げられない!}

 

{「デュエル!」}

 

「先攻は私、ドロー」

 

ドローカードは…幽鬼ね

 

『お姉ちゃん…なんか最初の私ドロー率高くない?嬉しいからいいけど…』

 

そうね…さて…この手札ならこう動くかしらね…

 

「私は手札からクリバンデッドを召喚」

 

『クリグリ~!』

 

私の場にバンダナと眼帯をしたクリボーのようなモンスターが現れる

 

「クリボー?いや、でも何か違うッス…」

 

「更に私はフィールド魔法、影牢の呪縛を発動」

 

私達の居る場所が空からの光で影が濃くなる荒野へと変わる

 

『マスターこれこそが私達の力を最大限に生かせるフィールド…』

 

「私はカードを2枚伏せてターンエンド、そしてエンドフェイズ召喚に成功した

 

クリバンデッドの効果を発動、このカードを生け贄に捧げ、

 

デッキからカードを5枚めくり、その中から魔法か罠カード1枚を手札に加え

 

残りを全て墓地へ送る」

 

デッキの上からカードを見る、めくれたカードは

 

シャドール・ビースト、エフェクトヴェーラー、シャドール・ヘッジホッグ

影依融合、超電磁タートル

 

「私は影依融合を手札に加える!そして残りのカードは墓地へ

 

そして影牢の呪縛の効果で墓地へシャドールモンスターが墓地へ送られる度に

 

1体につき1つこのカードに魔石カウンターが乗る、墓地へ送られたシャドールモンスターは

 

2体、よって2つカウンターが乗る」

 

墓地の穴が開き、そこからシャドールの体に埋まっていた魔石が取り出され

私の影の中へと落ち、一体化する

 

「そして墓地へ送られたシャドール・ヘッジホッグとビーストの効果を

 

ヘッジホッグ、ビーストの順でチェーン発動し、逆順処理

 

ビーストの効果で1枚ドローし、ヘッジホッグの効果でデッキから

 

シャドール・ファルコンを手札に」

 

「すげぇ…聖の奴…1ターン目のエンドフェイズなのに手札がほとんど減ってねえ…」

 

聖 LP4000 手札5枚 魔石カウンター2

 

{私のターン!ドロー!}

 

サイコ・ショッカーの後ろには人1人程の大きさのカードが並んでいる

 

{私は怨念のキラードールを召喚!}

 

斧を持った悪趣味なボロ人形が現れる、私のシャドール達とは比べものにならない

出来の悪い人形だ

そしてその足元の影がキラードールに絡みつき縛り上げる

 

怨念のキラードール 攻1600/守1700→攻1400/守1700 攻撃

 

{何!?攻撃力が下がっただと!?}

 

「影牢の呪縛がある限り相手ターンの間、私の魔石カウンター1つにつき100ポイント

 

相手の全てモンスターの攻撃力はダウンする」

 

{くっ…!ならば私はエクトプラズマーを発動!そしてターンエ}

 

「まだターンエンドまでは行かせない、エクトプラズマーで怨念のキラードール

 

使いまわされたら面倒だからね、伏せてた罠堕ち影の蠢きを発動

 

デッキからシャドールカード1枚を墓地へシャドール・ファルコンを墓地へ送る

 

そして墓地へ送られたファルコンは墓地から裏側守備で特殊召喚出来る」

 

シャドール・ファルコンが裏側守備でセットされる

 

「そして、一度墓地に送られたため影牢の呪縛にまたカウンターが乗る」

 

魔石カウンター2→3

 

怨念のキラードール 攻1400/守1700→攻1300/守1700

 

「そして伏せていた速攻魔法神の写し身との接触を発動

 

シャドールモンスターの融合召喚を行う、この瞬間影牢の呪縛の効果発動

 

シャドールで融合を行う時に魔石を3つ取り除き、相手のモンスターを融合素材として

 

奪い取る…裏側表示のファルコンと闇属性キラードールで融合」

 

怨念のキラードールに巻きついていた影が更に絡みつき

影の中へ取り込む

 

魔石カウンター3→0→1

 

「影の力よ闇の力でその力を増大し今ここに解き放て!

 

神の写し身、さがしもとめるもの!エルシャドール・ミドラーシュ!」

 

エルシャドール・ミドラーシュ 攻2200/守800

 

{私のモンスターが…おのれ…私は手札から黒蛇病を発動…カードを2枚

 

伏せてターンエンドだ!}

 

サイコ・ショッカ― LP4000 手札1枚

 

「私のターン、ドロー…手札から影依融合を発動手札の

 

シャドール・ドラゴン、地属性増殖するGを融合、ネフィ…貴女の別の姿を

 

見せてあげなさい!」

 

『はい…マスター!』

 

{貴様…精霊がいるのか…}

 

「ええ…貴方みたいに生け贄なんか要らない、私の家族よ

 

影の力よ…大いなる大地を浸食し、玉座に座りし女神を呼び起こせ!

 

神の写し身、えいこうのゆみ!エルシャドール・シェキナーガ!」

 

鉄塔と並ぶほど大きなネフィが現れその後ろから次元を突き破り

物質主義の神殺しの4つ足兵器アポクリフォート・キラーが現れ

それにネフィの糸で繋がれ絡みつく

そして目を基本開けていないネフィの目がうっすらと開く

 

エルシャドール・シェキナーガ 攻2600/守3000 攻撃

 

「融合素材に使用したモンスターはシャドールが1体、そのため影牢の呪縛に

 

カウンターが1つ乗るそして墓地へ行った、

 

シャドール・ドラゴンの効果でエクトプラズマーを破壊!」

 

墓地から魔石が飛び出しエネルギーを出してエクトプラズマーを破壊した後

私の影に落ちる

 

「バトル!エルシャドール・ミドラーシュでダイレクトアタック!」

 

ミドラーシュが杖を掲げサイコ・ショッカーの影から触手が伸び叩きつける

 

{ぐぬぅ…!}

 

サイコ・ショッカー LP4000→1800

 

「続いてエルシャドール・シェキナーガでダイレクトアタック!」

 

{罠発動!リビングデッドの呼び声!これで墓地のキラードールを復活させる!}

 

「…このターンでは決めきれなかったわね…そのままキラードールを攻撃」

 

ネフィことシェキナーガは糸で繋がったアポクリフォート・キラーから

レーザー光線を発射する、キラードールは成すすべなく破壊される

 

サイコ・ショッカー LP1800→800

 

「私はこれでターンエンド」

 

聖 LP4000 手札3枚 魔石カウンター1

 

{私のターン!スタンバイフェイズに黒蛇病の効果で我々は200のダメージを受ける

 

2ターン目以降!その効果は倍になっていく!}

 

2ターン目以降も待ってあげると思ってるのかしら…

幽鬼、頼んだわよ

 

『オッケ~♪何気にお姉ちゃん私の事使うのはこれが初めてじゃない?』

 

確かにそうね…入学してから今まで使う場面が無かったからね…ごめんね?

 

『ううん♪いいの!お姉ちゃんが私を使ってくれるだけで嬉しい!』

 

ありがとう…幽鬼…

 

「手札の幽鬼うさぎの効果発動!フィールドの既に表側表示で存在している

 

魔法・罠カードの効果が発動した時手札の幽鬼うさぎを墓地へ送り

 

フィールドのそのカードを破壊する!」

 

『え~い!』

 

幽鬼が投げた札から呪詛が伸び黒蛇病は破壊される

 

「だが破壊であり効果は無効にならないため、互いに200のダメージは受ける」

 

聖 LP4000→3800

 

サイコ・ショッカー LP 800→600

 

{おのれぇ…!!!!}

 

お、余裕無くなって来たわね…これだけ追い詰められればそれもそうか…

 

{私はリビングデッドの呼び声を発動!}

 

もう1枚伏せてたのね…

 

{怨念のキラードールを再び特殊召喚!さらにキラードールを生け贄に

 

人造人間-サイコ・ショッカーを召喚!}

 

サイコ・ショッカーが実体化する

 

人造人間-サイコ・ショッカー 攻2400/守1500 攻撃

 

「…サイコ・ショッカーがサイコ・ショッカーを召喚したッス…」

 

「なんだか変な感じなんだな…」

 

{せめてその龍に乗った小娘の人形だけでも片付けてくれる!

 

私自身で攻撃!電脳(サイバー)エナジーショック!}

 

「ミドラーシュには手は出させない…墓地の超電磁タートルの効果、

 

デュエル中に1度だけ墓地のこのカードを除外し、相手バトルフェイズを終了させる」

 

{何だと!?}

 

「…ターンは?」

 

{…ターンエンドだ…}

 

サイコ・ショッカー LP600 手札1枚

 

「私のターン、ドロー!このターンで終わりねサイコ・ショッカー」

 

{完全なる実体化をあきらめてたまるか…!こうなったらこの最後の生贄の体で…}

 

サイコ・ショッカーは倒れている高寺君にフラフラと近づこうとする

 

「ネフィ!」

 

『はい!マスター!』

 

シェキナーガの糸が私の影に入り、サイコ・ショッカーの影が蠢く

そして、

 

{な、なんだこれは!}

 

サイコ・ショッカーにサイコ・ショッカー自身の影が巻きつき拘束する

 

「悪いけど人質は取らせないわよ、シェキナーガでサイコ・ショッカーを攻撃!

 

影の神罰!」

 

{うう、うわああああああ!}

 

サイコ・ショッカー LP600→400

 

「そしてミドラーシュでトドメ!」

 

サイコ・ショッカー LP400→-1800

 

ん?サイコ・ショッカーの体が光って…爆発と光の奔流が来る!?

 

『マスター!』『お姉ちゃん!』

 

ネフィと幽鬼が私の前に立ち呪符と糸の結界で爆発から私達を守ってくれた

そして…

 

 

 

 

光の奔流が収まったら太陽がすでに上がっており朝になっていた

見ると鉄塔辺りに人が3人倒れてるのが見えた

 

「んん…大丈夫そうだにゃ…」

 

「あれは夢じゃないよね…アネゴ…」

 

丸藤君にそう聞かれる

 

「…確かに夢じゃないわね…危うくこの3人は生け贄にされかかった…

 

起きたらきちんと注意しておかないとね…私の家族みたいに安全な精霊だけじゃないって…」

 

私達の後ろで木枯らしが吹いた

 

『マスター…こんなに太陽が昇ってしまっているのですが…レッド寮居残り組の

 

朝ごはん…』

 

あ゛…

 

こうして冬休みに起きたはた迷惑なサイコ・ショッカー事件は幕を閉じた




後書き
えー以前に言ったおまけの挿絵ですが
感想にて見たいとおっしゃってくださる方がいらっしゃったので
この後書きのコーナーで公開したいと思います

※これらのビジュアルは作者の脳内の物をキャラクターなんとか機にて
作成したものであり
読者の皆様の想像の中のキャラを押しのけるためのものではありません
1つの目安的なものと考えてください
またキャラクターなんとか機の素材につきましては
kaoru様の幻想幽玄庵からいただきました、詳細については各自検索していただければ
幸いです、では見たい方はスクロールして下の方へお願い致します






























このくらいでいいかな?
先ずは中務聖ちゃん

【挿絵表示】


続いてマヤちゃん

【挿絵表示】


最後にミストラルちゃん

【挿絵表示】

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