超弩弩々級戦艦の非常識な鎮守府生活   作:諷詩

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こっそり置いておきますね。



72..新次元の夜戦!

ーーーーーーーーーーーリバンデヒsideーーーーーーーーーーー

ソロモン攻略作戦二日目。一日目が濃厚すぎたから少々艦娘達に疲れが見え始めているわね。

今の所膠着状態。それを利用して私達は補給しているわけだけど、電探に映る艦影はあまり宜しくないわね。深海棲艦のアメストリア型戦艦が5隻に大型戦艦が10隻に航空母艦15隻、重巡洋艦25、駆逐艦70隻という大艦隊に半包囲されてるのよね。

私とノイトハイルが3分の2を覆っているけれど残り3分の1は大和と陸奥が布陣しているから少し心配なのよね。やっぱりアメストリア型戦艦と既存艦艇の差は埋めれないのよ。

もし私が深海棲艦側の立場だったらまず確実に大和サイドを狙うわ。一応鳥海達を即応部隊として配備しているけれど恐らくは徒労に終わるでしょうね。

此方は全艦が〔弾薬〕満載、出来る限りの修繕と45mm対空機関連装砲の薬莢を始めとした甲板に溜まる大量の空薬莢を処理したわ。

まあこれでも完全ではないわね。

何で45mm対空機関連装砲だけ海中に空薬莢を投棄するシステムがないのかしら。46cm三連装砲でさえあるのに。副砲の配置を覚えているかしら?

46cm三連装砲、150cm四連装砲の配置は船体と中央寄り、第二甲板のある45mm対空機関連装砲の並ぶ棚田状の部分にあると言うのに薬莢の処理機構は組み込まれているのよ?具体的に言えばダクトのように船体側面まで繋げた投棄用の専門レールが通されているのよ。

けれど、けれどよ?何でそんな余裕あるのに45mm対空機関連装砲の薬莢投棄機構はないのかしら。今度妖精さんに言ってみようかしら...いえ、でも大体理由は予想がついてるのよ。45mm対空機関連装砲の連射速度はバカみたいに早いわ。冷却機能に上位水符が砲身一本一本に貼らざるおえない位に。

従って薬莢は数秒でドラム缶が埋まる程大量に投棄されるわ。それも発射機構の真下に。M134ミニガンみたいな感じね。下に投棄されるから金属の雨になるわけだけれど、仮にそれを漏斗みたいな形状の回収回路を作ったとしましょう。

またその回路を全ての対空砲間で繋げて一気に回収できるようにしたとして、果たして一瞬で埋まる量の薬莢が都合よく漏斗に集められて回路を通ってくれるかしら?

いいえ、絶対に詰まって内部破裂に起こすわ。

それが理由の一つ。

他にも船体側面まで遠くて薬莢が転がり切らないというのもあるわね。

時間かかるし。

46cm三連装砲とかは良いのよ?結構大きいから。

レールで誘導すれば転がってくれるもの。けど45mmとなると薬莢も小さくなって大体腕くらいね。しかも細い。

細長い形状の筒がレールで転がってくれるかしら?否。レールのスキマに滑り落ちたり引っかかったりするのがオチよ。

そこで考えられたのが発射機構から投棄される薬莢が通るパイプを直接甲板に繋げることよ。要は薬莢の滝ね。

外から見れば換気扇みたいな窓みたいな感じだけれど対空射撃したらそこから大量の金色が吐き出されるのよね。

ソレはやがて流れを成し甲板上を蹂躙する。

お陰で出撃後は必ず妖精さん総出で薬莢の処理に追われるの。

あ、お姉ちゃんはそんなまどろっこしいことしないで潜行して無理やり()()()()()()()()

最近深海棲艦の練度が着実に上昇してきているから油断できないのが本音。あの子達がいるから言えないけれどね。

 

...あら、のんびりもできないわねぇ。

対空電探が捉えた大量の、数百機単位の敵戦闘機に、全艦が警戒を強める。

私も主砲に三式弾を詰めておこうかしら。

他の艦娘は対空砲を使う事にしたみたいね。船体に張り巡らされた対空砲の砲身が上昇し始めているわ。その判断は正しい。

 

刹那、対空電探の捉える敵戦闘機がごっそりと一瞬で消え去り、代わりに緑のコンテナてー囲われた友軍を表す表示のF-222が反応を返してくる。大鳳の航空隊ね。

あの子も古参だから練度は高いのよ?毎回先を見ているような戦力運用でとても助かっているわ。MI/AL作戦でも戦力を残してくれたしね。

 

上空を轟音を響かせて飛来するF-222が各自割り当てられた目標へ噛み付く。

あとはドックファイトか、それをするまでもなくミサイルで撃墜するわ。あとはそれでも撃ち漏らした敵戦闘機を私達の対空砲が処理するだけ。簡単ね♪

『こ、こちら大和です!姫級はいませんけど見たこともない大きな主砲を積んだ戦艦が数隻来ています!きゃっ!』

慌てて確認すると、確かに大型戦艦が大和側に全艦動員されてるわねぇ...大型戦艦の艦種といえば...そうね。46cm砲戦艦、56cm砲戦艦に61cm砲戦艦、80cm砲戦艦ね。しかし大和の56cm砲弾よりも大きいとなると61か80cm砲ね。どっちも威力は規格外よ。

 

つまり考えられるのはあちらに釘付けにしてその隙に突破するのか。

本当にあちらから突破するつもりで、こちらにいる姫級は囮に過ぎないのか。

今の所どっちか判断できないのがイラつくわね。

予備戦力の鳥海が急行しているようだけれどかなり厳しいわね。示し合わせたかのようにこちらにも一斉攻撃してきてるのよねぇ...あらら、大和ちゃん至近砲撃で結構傾いてるわね...危ないわ。でも、あの水柱の大きさは明らかに61cm砲弾じゃあないのよね。

「ノイトハイル〜?ちょっと援護してあげなさい。方向的に貴女の方が近いわ」

『んー、分かったよ。四番、五番砲塔を回すね。』

つまり、それが意味するのは私の方が火力高くなる訳で、姫級のヘイトが高くなるのよねぇ。

したがってこちらに砲撃がこっちに集中する訳で、私の付近にも大量の500cm砲弾が着弾して視界が覆われる。この第一艦橋にも届くくらいの水柱が上がるのよね。いつも撃ってる私だけれど、末ながら恐ろしいわ。

 

......予想通り、私に集中砲火してくる。殆どの砲弾がこちらに集中してるのよ。

''三十六発の150cm砲弾が着弾しましたー!''

''被害軽微です?''

''被害報告〜!500cm砲弾1283発、150cm砲弾586発、46cm砲弾5689発の被弾を確認しましたー!後の小さな砲弾は知りません?''

「よくも、まぁここまで撃ち込めるわねぇ。どうせ効かないのに」

''でもでも、よくガラスとか割れる感じです?''

''小さな所がよく破損するです?''

''しゅーり面倒です?''

「ふふ、ごめんなさいね。私達はこういう戦い方じゃないと勝てないから」

''めっそーもないです!''

''特に問題ないです?''

''あの術式を入れてるから問題ない感じです?''

 

あら...時間逆行術式を入れてるのね...たしか術式が効力を停止した場合を想定した弾薬箱とかその他いろいろの器具を入れていた雑具箱とかの破損記録だけで広辞林が作れるくらいには溜まるのよ。

あれは困るのだけれど、最近ピッタリ無くなったと思えば術式を入れていたのね。

もっと早くに入れて欲しかったけれど、妖精さんに文句は言えないわ。

 

けど、時間逆行術式を兵装に積んでくれないのかしらね。元々それを実装していたはずなのだけれど、此処に来た時から何故か術式が一切なくなり、術式の効力が失われた状態になってしまっていたわ。一応、妖精さんに術式の復活をお願いしていたけれど結果は御察しの通り、ダメだったわ。実際の所時間逆行術式は永久機関なのよね。最初の起動の時点で指定された範囲を記憶してそれに変化があれば元の状態に戻るのよね。

 

つまり、何があろうと元に修復されるゾンビ...とは失礼ね。

不死身の兵器が出来上がるわけ。

それを駆使する軍隊はまさに無敵の軍隊。それがアメストリア軍な訳ね。

その無限の修復力に無限の弾薬を保有していたからこそアメストリアは強かったのだけれど...その兵器が鹵獲されて大惨事になるといった事件が偶に発生したのね。

敵に回れば悪夢でしか無い兵器が暴れまわったのだから被害は甚大。

だからこそその時間逆行術式に絶対干渉結界を貫通しゆる対術式の新兵器を開発していたのだけれど.......まぁ...そうね。

.........それに私達が沈められた訳だけれど...面目他無いわ。

「っぐ!...被害は?」

''500cm砲弾が直撃しましたー!''

''榴弾だった感じです?''

''艦側面にめーちゅー?''

''対空砲が吹き飛んだ〜!!''

「......そう。」

''報告でーす!先程の砲撃で45mm対空機関連装砲250基が爆散、もしくは破損し使用不能です!''

..........いつから500cm砲弾は片舷の仮にも500cm四連装砲の爆風に爆炎、衝撃波に次元湾曲にも耐えるそこそこ強い装甲を持った45mm対空機関連装砲を250基も破壊できる強力な榴弾を開発していたのかしらね。

これはマズイわ。着実に私達に対する有効打を深海棲艦が持ち始めている。今まで絶対的な優位にあった私達アメストリア型戦艦だけれど、深海棲艦も私達に対抗できうる手段を持ち始め、多種多様な戦術を持ち始めている。これがどれほど重い事態か、言わなくてもわかるわよね?

 

「主砲斉射なさい。撃てる限りの火砲を集中させて敵姫級を撃滅しなさい!応急修理班は対空砲の修繕はしなくて良いわ。代替え案を用意なさい!」

既に此処から動けないのよ。だったら出来る限り抵抗して敵を討ち取るまでよね♪

毎秒の間隔で放たれる500cm砲の所為で台風のような雲が出来上がりつつある。それによって日光が遮られ、僅かに此処ら一帯を暗くしだしているわね。これ収まるの時間がかかるのだけれど...今は仕方ないわね。コラテラルコラテラル。

少しずつ砲塔は回しつつ、敵の船体に満遍なく砲弾を浴びせる。これでしかアメストリア型戦艦に直接火力を叩き込むことはできないわ。

 

要は絶対干渉結界と絶対干渉結界を以前、打つけることで相殺してゼロ距離で砲撃したでしょう?

アレ、わかりやすく言えば絶対干渉結界の持つキャパシティが高くて砲撃じゃ負荷にもならないから同じデータ量をもつ絶対干渉結界同士をぶつけてクラッシュさせてるのよ。

つまり、絶対干渉結界の処理できない大量の物理的ダメージを与え続ければ結界は壊れるの。

その為には...ふふふ。

「妖精さん、主砲、副砲にウンターガング弾を装填しなさい。あとミサイルにも。」

''あいあいさー!''

''よーそろー!''

''パーティーです!''

私も少しイラついてるのよねぇ...此処まで一晩中起きている訳だし、

一睡もできないままこんな部の悪い戦場に引きずり出されたのだし、

さっきの損害で私自身も少し煤汚れたわ。

それに左腕に火傷も負ってしまったし...乙女の肌に傷をつけるのは万死に値するのよ?肌も荒れるし。ふふふ、もう許せないわ...

レールに転がる砲弾が黒に青い線が入った禍々しい砲弾に切り替わったのを待って、主砲が斉射。不完全燃焼の黒い砲煙を派手にあげて一筋の黒い光が姫級に向かう。まるで意志を持って襲い掛かんとするように煙が後を追い自然に上へと昇ってゆく。あら、また雲が分厚くなったわね。

 

ウンターガング弾が命中。絶対干渉結界に命中して船体一歩手前で起爆したけど問題無いわ。

起爆した砲弾は蒼い球体へと姿を変え、太陽のような、それでも凶々しすぎて直視できない光の塊になる。いつも思うけれどこれ眩しすぎると思うのよね。

全て、それが如何なる設定(ご都合主義)であろうと無関係に消し去る最終兵器。

それがウンターガング弾。概念だろうと関係無く全て破壊する兵器としてはとても優秀な兵器だけれど、核兵器の様に運用が難しい兵器でもあるのよね...

''敵結界の飽和を確認しましたー!''

''結界消えた感じです?''

''つまり攻撃通じる感じです?''

一斉射で絶対干渉結界を一撃破壊したわね。やはりウンターガングは恐ろしいわね...

「全砲を持って対象を撃滅なさいっ!」

でも、この好機を逃す訳にはいかない。500cm四連装砲、150cm四連装砲、46cm三連装砲全てが砲口を姫級に向け、大量の砲弾を射出しはじめる。

側面に空いた小さな穴からジャラジャラと大小様々な薬莢が滑り落ち、海面を荒らす。

火線が2隻間に結ばれ、姫級に多数の爆発が起きる。

無論姫級も片舷の全火力を持ってこちらを攻撃してくるけど、私はお姉ちゃんが施した妖精さん特製の対600cm装甲を全域に渡って張り巡らせてあるから、大体大丈夫よ。

装甲を貼っていない部分と言えば...45mm対空機関連装砲とガラス部分、そして露出艦橋くらいよ。その他は全て例外なく装甲を施しているわ。

砲塔の防楯に船体の装甲。全て妖精さん特製の対600cm装甲をしているから30cm連装電磁力砲でも強固な装甲を持っているわ。この利点は分かるわね?

姫級の小口径弾が雨のように降り注ぎ、装甲に弾かれて弓を描いて海中に還ってゆく。

例えるなら装甲車輌に小銃で攻撃するようなものね。

 

同じように全く痛くも無い攻撃だけれど目に悪いわ...45mm対空機関連装砲の連射速度は600発/s。つまり36000発/m。

それが二門あるから72000発/mの速度で撃てる強力な対空砲なのだれど艦橋にもその弾が当たることがあるのよね。外への扉とか、薄くせざるおえない部分とかに当たると簡単に粉砕してしまうし、後が面倒なのよ?

激しい閃光と砲煙によって「殴り合い」も状況が目視ではわからなくなってきた頃。あまり聞きたく無い音が響く。今度は何なのよ...

「被害報告を」

艦橋にも被害を表示するパネルがあるのだけれどみるのも面倒だわ。聞いた方が楽でしょう?

 

''うーむこいつぁまずいですなー''

''ちょっと面倒なところに被弾した感じです?''

''ラッキーショット!''

''ほーこくです。500cm四連装砲第二砲塔の旋回装置が故障しましたー!''

''甲板に跳ね返った小口径弾が入り込んで壊した感じです?''

それって...つまりその入り込んでしまった小口径弾を取り除いて砲塔旋回装置を修理しないといけないって事かしら。それはまた随分と珍しい被害ねぇ...甲板も特製装甲に覆われているのは知っているわね?だから小口径弾は跳弾するのよ。それが砲塔と甲板の間で発生すると、見事に12.7cm砲弾位ならそのままスキマに入り込んでしまうわけね。

下手に甲板が硬すぎるっていうのも悩みものねぇ.........どうしようかしら。砲塔動かなくなったじゃない。けれど砲自体は生きているから大丈夫ね。

 

''敵艦被害60%超えましたー''

まぁこれでやっと六割消したわ。あと四割。

張り切って殲滅しましょう...............修理、どうしようかしら...砲塔持ち上げて砲弾取り除いて旋回装置修理して再び砲塔はめなきゃいけない。

けれどここで重大な問題。アメストリア型戦艦って砲塔を取り外すこと想定してないのよね。

だって潜水するのだもの。

艤装はただ乗っけて自重で固定していなくて、完全に骨組みの段階で一体化するように設計されている訳。したがって一旦取って修理、は出来ないのよ。また工廠長に睨まれるわ...毎回小言言われるのよ。けれどお姉ちゃんが困る姿はイイわね。また涙目で厳重注意されるか鬼の形相で説教されるかはランダムだけれど。

『リ、リバンデヒさーんっ!?布陣の中央、更に攻撃です!』

『あ、あれは...すっごく大きいわねぇ...』

『やべーぞ!一発でも食らうと結構痛いな...』

『きゃあっ!?何て威力なのっ!?!?』

艦娘達の混乱する声が無線で混じり合い、それがさらに現実味を与える。

その犯人は艦砲とは少し違う、特殊な砲撃音が響く。空気を切る音は艦砲も同じだけれど、何か混ざってる。かつ、着弾した水柱は30cmクラスから大和クラス。何か引っかかるわね...

 

弾道を解析。

これはすぐ済んだわ。着弾地点から計算された発射点が特定され、SEと共に近海のマップに表示が現れる。

また砲撃音と砲弾の風を切る音。

そして着弾。この陣形の中央に命中し、誰もいない海を激しく波立たせている。

これは........地上からの支援砲撃ね。ふふふ、深海棲艦も考えるようになったじゃなぁい........

''敵地上戦力判明?''

''自走砲使ってるみたいですなー''

''カール自走臼砲使ってますなー!''

''ついでにシュトゥルムティーガーもな感じです?''

ど、どこから持ってきたのかしらねぇ....カール自走臼砲といえば60cm口径の砲弾を飛ばす変態国家ドイツの誇る()()()()だった気がするわ。シュトゥルムティーガーはその名の通りロケット推進の350mm砲弾を飛ばしてくるこれまた()()()()よ。

悔しいけれど天晴れだわ。自走とつくし無論自力での移動が可能だし、どうせ改造してカールでも連射出来るようになっているんでしょう。しかも作戦として非常に優秀だわ。

中央に堂々と砲弾を打ち込む事によって艦娘達は集中を削がれ、攻撃も弱まる。かつこっちに全員の意識が持って行かれるし、中央に居た五十鈴、衣笠なんかは激しく揺れているわ。直接的ダメージは無くてもその巨大な水柱にそれに混ざる灰色の爆炎と赤々とした爆炎は目立つし、プレッシャーを与えるわ。見慣れていても至近弾では実感が違うもの。

 

お陰で戦況を確認する時間ができたわ。

大和、陸奥、矢矧は大型戦艦と拮抗状態。

ノイトハイルと私で姫級の一隻をもうすぐ撃沈。

衣笠、五十鈴は中央で回避運動を開始。けれど少し遅いわね。必死さは伝わってくるのだけれど。摩耶はまだ余裕ある動きね。

「摩耶、聞こえてるかしら?」

『おう!聞こえてるぜ!』

「そこの五十鈴と衣笠連れて地上砲撃を潰せるかしら?」

『あったりまえだ!この摩耶様に任せろ!』

確か、摩耶は35.6cm三連装砲での遠距離砲撃に優れていたわね。スラロームでの。

今回の指示はそこを考慮しているけれど少し心配ね。他鎮守府からの援軍である衣笠に五十鈴が居る。それだけでも充分不安材料なのだけれど、摩耶自身深追いする癖があるから...まぁ、大丈夫、よね?.........よね?

『あー、こちらノイトハイル〜〜。リバンデヒー、敵艦載機がウザイけどもうすぐ殲滅できるよー!』

「了解。」

ノイトハイルの45mm対空機関連装砲が雨を降らしミサイルが煙幕を張るが如く噴煙を溜めてゆく。ちょっと...煙で船体が消えかかってるじゃない......主砲の砲撃で一部分だけ消え去ってその時だけ船体がのぞくのだけれどその主砲の砲煙で再び覆われるし結局白いモコモコになってるわね。そこだけ積乱雲みたいだわ。

 

私の何回目か分からない斉射で、黒い砲弾が打ち出され、残骸と化しつつあった姫級にとどめを刺した。

青い太陽は容赦無く船体を消し去り、その損傷が致命傷だったのか金属が擦れ合って折れる心地良くない歪な音を響かせて沈んでゆく。

至る所で小さな爆発を起こし、船体が折れて艦首が持ち上がった。

甲板を転がっていたであろう薬莢がそれによって宙に浮き、本当に金色の雨のなってキラキラと反射しながら船体と共に没してゆく。

さようなら、元私達の妹。今度はもっといい環境に生まれなさい。こんな血を地で煮込んでぶちまけた腐臭と鉄の匂いに充満した躍る戦場では無く、自らをちゃんと操ってくれるいい全員に恵まれた海に出なさい...お願いだから...どうか、安らかな生を。

私ができるのはこうやって祈るだけ。やっぱり毎度毎度、同士殺しは胸糞だわ...。

 

『報告するぜ。私らの砲撃で島に居た地上戦力は確認できる限り殲滅したぜ!』

「良くやったわ摩耶。そのままノイトハイルの方で補給を受けてちょうだい。」

『了解だ!』

これで姫級は残り四隻。私は生産装置フル稼働で〔弾薬〕を補充しつつ戦闘していたから問題はないわ。敵航空戦力もノイトハイルの姿が見えなくなるまでの対空攻撃と大鳳の優秀な航空隊が駆逐。大和の方では拮抗状態だけれど、ノイトハイルが本格的に援護できるようになってからは深海棲艦に後退の動きがあるわね。

戦力的にはこっちが劣っているけれど、練度、連携で言えばこちらが同じ。

これはマズイわね...マンネリ化してきたわ。拮抗で戦況が固まってただの睨み合いになってしまうわ。.............いえ、それはそれで問題ないわね。休めるし。

しかし打破は出来ないわねぇ。敵の航空戦力も空母がまだ生き残っているし駆逐艦も電探を見ればまだまだ残っている。まだ包囲網が消えかかっているわけではないわね。

「......ノイトハイル、お姉ちゃんに報告するわ。」

『うん、わかったよ。僕もそれがいいと考えてた。』

「えぇ...。お姉ちゃん、リバンデヒよ。」

 

『...............、こちらアメストリアだ。どうしたリバンデヒ。もう終わったか?』

「いえ、それが敵が思いの外練度が高くて私達対策もされていて攻略が進まないわ....」

『...そうか。まだカイクルに打撃を与えた謎の攻撃も分からない以上、充分警戒してくれ』

「えぇ、もちろんよ。あと、少し援軍が欲しいわ...」

打破するには、外部からの奇襲に近い先制攻撃が必要だと判断できる。

もし此処で全力戦闘をしたとして、どれくらいの戦果を挙げ、包囲網に穴を開けれたとしても、それには必ず最低一隻の犠牲が伴うわ。これは断言できる。もしかしたら姫級の攻撃で大和でも沈むかもね。それだけは避けなければならないわ。

一隻の犠牲も無く作戦を遂行するのはお姉ちゃん(海軍総旗艦)からの最上位命令だもの。

「お姉ちゃん、援軍を要求するわ。」

『......了解した。少し待て...そうだな。足が速く、火力がある艦は....』

「軽巡洋艦じゃないかしら」

『そうだな。川内姉妹と第四駆逐隊を送る。』

「了解。感謝するわ」

『到着は午後...いや、夜になるな。』

「140ノットは出るわよね?そんなにかからないと思うのだけれど。」

『そんなに出したらまず船体が転がるだろう。軽巡洋艦に航空機の機動を求めるつもりはないぞ私は』

確かに、海上で170ノットも出せば制御効かなくなって海上で転がる危険性だってあるわね。けれどあの子達はそんなにやわじゃないと思うのだけれど。今までだって割と140ノット出して砲雷撃戦していたし、それで実際戦艦を平らげているわ。

「大丈夫よあの子達は。それとも艦娘達を信頼していないのかしら?」

『そんなわけなかろうっ!......すまん...そうだな。できる限り速く向かわせる。』

「えぇ。待ってるわ。みんな聞きなさーい?現在見事に拮抗状態になっているわけだけれど、ナウル鎮守府から川内、神通、那珂、暁、響、雷、電が援軍に来てくれるわ。到着予定は夜。それまで()()()禁止するわ。蒼龍、飛龍、大鳳は今のうちに艦載機を整備なさい。」

『そうね。艦載機の練度もばっちりです。戦果を期待してくれてもいいよ〜?』

『わかった。ちょっと飛行甲板を補修するね。』

『畏まりました。今のうちに弾薬補給、艦載機の整備をしておきます。』

「大和、矢矧は今のうちに修理可能な損傷箇所を修繕。無論すぐに応戦できる体勢で。」

『了解致しました!私はあまり損傷していませんが矢矧さんが...』

『矢矧よ...少し痛いところに至近弾を食らったわ。修繕自体は可能だけれど時間がかかるわ...』

「...了解。時間をかけてもいいから直しておきなさい。摩耶、鳥海は陸奥についてなさい。」

『陸奥よ。別に困っていないけれど...どうしてか教えてもらってもいいかしら』

「簡単よ。援軍が来たらそこから突破するわ。」

『それなら了承するわ。摩耶、鳥海よろしくね?』

『おうさ!あたしに掛かれば一瞬で活路を作ってやるよ!』

『私も微力ながら助力いたします!』

一応、これで大体の対策はできたはず。動き出した重巡洋艦や甲板上で慌しく動き出した航空母艦を傍目に、電探を睨む。見事、としか言えない堅い包囲網が構築されているわ。姫級が四隻。三方に展開して私達の側には大型戦艦が一部。あと航空母艦と大型戦艦二隻を引き連れたフラグシップらしい姫級が一隻離れた海域に。頭を抑えられている上に即応状態の航空機動艦隊が目と鼻の先。完全にやられたわ。

 

 

 

 

 

紆余曲折あって、太陽が堕ち、黄昏を迎え月が昇った。

今では見慣れた「月」という存在は、現在は上弦の月と呼ばれる形になっているようね。

そんなことはどうでもいいわ。全艦に通達して必要な機器でさえ最低限の明るさに落として、照明灯から艦内の照明、認識灯まで全て消させて輪郭をぼやかしたわ。

勿論これにも目的があるわよ?

こちらの動きを悟らせにくくする事。一言でいうなればこれに要約されるわ。

月明かりがある以上姿を闇に溶かす事は出来ないし、光学迷彩を使っても三次元レーダーは的確に位置を捕捉してくる。意味ないのよね。

けれど一切の動きを見せない事でこのギリギリの膠着状態を少しでも長引かせるという意味では価値が生まれる。

此処まで厳重に気を使って動かしているのも艦娘に傷を付けないため。被弾するのは戦術的にもお姉ちゃんからの折檻的にも得策ではないわ。

けど何もしなかったわけではなくて空母組はくれぐれも隠密に、と厳に命令した上で甲板上にF-222を展開させているわ。あとは交代で休息を取らせているわ。

本当は航空機用粒子エンジンを回して欲しかったのだけれど粒子エンジンは蒼い光を出すから出来ないわ。しかし主翼はほぼ直角に回していつでもすぐに離陸できるように準戦闘態勢で待機しているわ。他にも主砲は私を含めて全員が深海棲艦に向けているし、砲弾も装填されているわ。

 

突如、大和側を包囲していた深海棲艦から、爆炎が上がった。遅れてヒューンという弾が風を切る音が響く。つまりそれは音速を超えた弾速の砲弾が飛来した証拠。

やっと来たのね。

お姉ちゃんが送ってくれた援軍。深海棲艦撃破数としてはトップを走る神通を含む支援艦隊。

夜戦夜戦といつもうるさい...よく騒ぐ川内だけれど実際夜間戦闘ではかなりいい戦果を残しているわ。これが忍者か...ってお姉ちゃんが言ってたけど忍者って何かしら。

兎も角、川内姉妹に暁姉妹は軽巡洋艦、駆逐艦とあって足は速く火力も高い正に水雷戦隊なのよね。魚雷はないけれど。

けど俊敏性に全振りしてるからまず被弾しないし神通が居るから練度も高いわ。

今だって視認圏外から精密な狙撃を披露してくれているし。

音速を超えているようだし、爆発も小さいからアレね。天龍姉妹にお姉ちゃんがテストとして渡していた貫通力のみに特化した砲弾。確か...試製九九式徹甲弾とか言ったかしら。

一〇式戦車を代表する現代戦車が使用するAP弾を参考にしたらしいわ。

砲口径よりも大分小さい、棒状の硬芯を本体として炸薬を少しだけ詰めているのだけれど、それだけでは主砲から撃てないのよね。口径とあまりにも違いすぎるし。だから口径に埋め合せる分本体を覆うように型を嵌めてるのよ。そうやって型にはめて仮の砲弾の形を形成した特殊砲弾なんだけど、発射したらバレルを通って加速するとそのまま型が外れ、中央に位置する棒状の本体が飛び出し、その細さで抵抗力を避けて飛んで行く。

要は細い徹甲弾を作った訳ね。釘と指だと釘の方が刺さりやすいでしょう?

あれと同じで口径よりも限りなく細くした棒状の本体を作った訳。

当然貫通力は高くなるわ。確か15.5cm試験砲で試射した結果、3500mm位抜いたと記憶しているわ。ウチの軽巡洋艦は20.3cmが基本口径だから多分それに合わせてガワも調整したんでしょう。じゃないと今回投入できないわ。

実戦配備していたとは驚きだけれどね。試験的に天龍達に渡していたけれどそれはデータを取るため。実戦配備するための準備みたいなものよ。それですら結果を得ていないというのに、いきなり実戦配備とはちょっと急ぎするよね〜。

 

でもこのチャンスは見逃せないわ。

20.3cm砲弾を大量投射してくる川内姉妹に呼応するように、私もあらかじめ狙いをつけた姫級の一隻に斉射する。

「全艦攻撃を開始しなさい!大和側から突破するわよ!全艦そこに向かいなさい!」

その一声で、一斉に艦隊が動き出す。アメストリア型戦艦、大和、陸奥、摩耶、鳥海、矢矧。七隻が一斉に照明、認識灯全てを点け、主砲、副砲関係無くウンターガング弾を撃ち込んで姫級を怯ませる。よければ沈める...事ができたらいいわねぇ...。

どうやらそれすら厳しくなってきているようだわ。姫級は私の放った87発のウンターガング弾に46cm三連装砲の粒子弾を当てて砲弾で砲弾を迎撃した。もうなんでもありね。

私達じゃ少し厳しいわ。私達だって砲弾を砲弾で迎撃するのはできないことじゃないけれど、やろうと思って咄嗟にできることじゃないわ。その飛んでくる砲弾の弾道を寸分の狂い無く正確に細くした上で波の揺れ、船体の揺れ、気温、湿度、重力、自転による影響、風速全てを考慮した上で演算した結果を46cm三連装砲に伝えて数に物言わせて迎撃。面倒よね。けど相手はそれをやってのけた。これは十分すぎるほど脅威だと分かるわよね?

沈めるのは諦めたほうがいいわね。

「回頭!できるだけ速く大和達の方へ向けなさい!」

''あいあいさー!''

''よーそろー!ぐるぐるー!!''

ふと航空母艦を見れば一気に飛び立つF-222の群れ。轟々とジェット音を響かせてゆっくりと離艦したF-222は主翼を水平に戻すと、さらに大きな轟音とともに空へ飛び立ってゆく。これから航空支援かしら。または、敵艦載機の迎撃か。激戦は予想していたけれど少し部が悪いわ。私達はこまめに動けないし回頭だっていまノソノソとやっている。空母達は大和の側に向かい始めているわ。ノイトハイルは...激戦、という言葉さえも生温い熾烈な争いをしているわね。互いに砲弾を撃ち込み至る所から爆炎が上がる。

凄いわね...兎に角撃って撃って撃ちまくるって感じがよく伝わってくるわ。

まあノイトハイルだから大丈夫でしょう。必ず勝つでしょうし。

『大和ですっ!こっちの敵大型戦艦を撃沈!那珂さんが先導を務めています!』

「了解よ。陸奥、そっちはどうかしら」

『こちら陸奥よ。突破した先にも駆逐艦が待ち伏せているわ。今はそれのお片付け中よ』

「そう。ノイトハイル、いい加減終わらせなさいぃ!?!?」

ノイトハイルへの伝令を済ませようとした瞬間、私の脇腹に痛みが走った。

何をしてくれたのかしらねぇ...

「妖精さん、何が起きたの?」

''えーと...事実確認ちゅーです?''

''ほーこくです!壊滅した対空砲群に80cm砲弾が一発命中した感じです?''

''応急修理しかしてないから刺さった感じです?''

''でも爆発してないのです?''

''不発弾な感じです?''

''でもでも深くて今除去出来ないです?''

「そう...念の為周囲20の隔壁を封鎖。対空砲群の修繕も中止して閉鎖なさい」

''りょーかいです!''

''あいあいさー!''

''クローズします?''

遅延信管の可能性も否定できないのよね。だから念の為周囲の隔壁は閉じさせてもらうわ。

艦橋から崩れ落ちて瓦礫になってしまった階段状の対空砲群を見ていると、海面にキラリと反射する物体をとらえた。

まさか...

「蒼龍!避けなさい!海面すれすれに戦闘機が来てるわよ!」

『..........へぇあっ!?』

.......遅かったようね。空母特有の側面に張り巡らされた対空砲が霧のような濃さの弾幕を張るも、F-222は熟練なのか余裕を持った動きで回避し、ミサイルをばらまいていった。

そして素早く蒼龍から離脱すると、上空の戦闘機らに気を取られているらしい陸奥に向かった。

「陸奥、敵機よ!右側面!」

『分かったわ!右副砲(35.6cm単装砲)起動して!連装砲も対空砲も使いなさい!』

陸奥の右側面。四門の35.6cm単装砲に四基の20.3cm連装砲、四基の12.7cm高角連装砲。そして大量の45mm対空機関連装砲が一斉に迎撃を開始した。

秒間で連射される大口径弾に濃密な対空砲火にF-222はかなり大きな動きで躱していたけれどたちまち対空砲火に粉砕された。けれど被害は大きい。蒼龍は横っ腹にミサイルを食らい、現在も炎上中。

「蒼龍、報告できるかしら」

『大丈夫だ、よ〜...えーと...被害報告するね......右舷第二高角砲大破、第25から48対空砲損壊。そこの装甲も貫通した、かな....お陰で弾薬に引火して火災中だよね.......げほっ...』

『多聞丸、大丈夫!?』

『大丈夫...かな安心してよ。こんな傷擦り傷へっちゃらだよ。』

「.......摩耶、蒼龍について警護、お願いできるかしら。」

『任せとけ』

「そう。良かったわ。全艦私達は良いから先にも撤退なさい。お姉ちゃん、どうせ聞いてるだろうから言っておくわ。ここにいる姫級は練度が可笑しいわ。私達じゃ少し実力不足だったみたい。」

『......そう、か...みんなすまない。私の警戒不足だったようだ。全艦全速を持って撤退してくれ。川内!頼んだぞ』

『まっかせときなさーい!さぁ、夜戦だよっ!!』

やはり川内は心配になるわね。いつも大体夜戦の事を話してくるからちょっとうるさいわ。

温厚な性格の艦娘にさえ煩いっていう認識が広がっているくらいには騒いでいるようだけれど...史実と違ってお姉ちゃんも夜戦装備ガン積みしてるからそれはもう凄まじい戦果を挙げてくるのよね。昼はからっきしなのに。なんなのかしら、夜専用艦娘なんか聞いたことないわよ?昼になると夜戦としか喋らなくなり戦闘も割と適当なものになる...とは神通から報告は受けているけれどまぁ...大丈夫でしょう......多分。

「ノイトハイル、撤退するわよ」

『はーい!じゃーねー姫さん!』

ノイトハイルも速力と排水量に物を言わせて無理矢理変針したわね。

今回は敗北だわ。Cってとこかしら。

誰よ。あんなに姫級を強くしたのは。もう嫌になっちゃうわ...

「きゃうんっ!?!?!?」

ズキリ、と明確な痛みが身体中を駆け抜け、脇腹が赤く染まり始めた。

同時に艦橋のガラスも赤々と染まり、艦内の状況を知らせるパネルが忙しなく点滅し異常を知らせる。火災を知らせるアラームも鳴り響き、妖精さんが慌しく動き始める。感覚で分かるわ。あの80cm砲弾、遅延信管がいま作動したのねっ...お陰で大損害だわっ!

片舷の対空砲群が壊滅したし、火災も発生。一部電気系統にも異常が発生しているようね。

「妖精さん、消火だけお願いできるかしら。」

艦橋に備え付けられている救急キットから包帯と治癒符を取り出しながら聞く。

''りょーかいです''

''帰ってから直す感じです?''

「そうよ。あっちには工廠もある事だしすぐに直るでしょう?」

『リバンデヒ、痛手を負ったね。』

「えぇ...まぁまだ大丈夫よ。アメストリア型戦艦がこんな損害ごときで揺れるはずがないわ」

『え、今すっごく揺れてるじゃん』

「すこし黙りなさい...貴女はいっつも揚げ足を取ろうとするんだから...」

『え〜別にいーじゃん。リバンデヒ揶揄うの楽しいんだもーん!』

「はぁ.......」

『おろ...もう飽きちゃった感じかな?かな?』

「いえ、貴女に付き合うと無駄に体力を消費するのは間違いないからスルーに限るわ。」

白衣を脱ぎ捨てて、傷口に治癒符を貼り付ける。すると筆で組まれた術式が起動し、白く発光を始める。私はそれに目もくれず包帯を二重に巻きつけ、キツく結ぶと、新しく作った白衣を羽織り、袴と合わせてゆく。一応はこれで取り繕えたわね。お姉ちゃんは過保護だからこんな傷ごときでも出撃禁止を言いかねないわ。修理もお姉ちゃんの知らぬところでさっさと済ませるに限るわね。

 

それにしても、最悪の海戦だったわ...




今回は珍しく妹達が苦戦。深海棲艦って凄いんだな〜(小並感。

それは兎も角皆様鬼ヶ島イベントでちゃんと湯の治をゲッツしましたか?
私はちゃんとゲッツしてきました。FGOも一周年という事で運営が暴走していますが、ガチャは相変わらずのようで...うっ( ; ; )
あ、今日ピックアップ召喚で青王さんが居たので備蓄すっからかんにしたら息子が出てきました。なんでやっ!
いやまぁ持ってなかったから良いんですけどね?星五2体目だから良いんですけどね?
なんでモーさん出てくるかなぁ...

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