問題児の世界に神々の親友が来るそうですよ?   作:弐式炎雷

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「さて作者♪今回もかなり更新が遅れたな♪」


・・・・・ダラダラ


「な・ぜ、遅れたんだ?」


そ、それはですね、ここからは戦闘描写やギフトネームといったことも

書かなければならないので、色々考えていたら遅れてしまい・・・

申し訳有りません!!!


「だからそういう事ならお知らせか何か書けと言っただろう!」ガンッ!


は、はい・・・というわけでかなり遅れてしまいましたが、久しぶりの更新

ですので楽しんで頂けると幸いです。









~神々の親友がサウザントアイズに行くそうですよ?~

ここは神界。様々な神々が存在する場所。

 

そんな神界のある所に、ある神が座っていた。

 

 

「ふふ、やっぱり結城君は素晴らしいね。

 

さすがは僕たち、【神々の親友】だ。」

 

 

この神の名は【ゼウス】

 

最高神の一人であり、結城を転生させた張本人である。

 

そんな彼にある存在が近づいていた。

 

 

「お主は相変わらず軽いのう・・・ゼウスよ。」

 

 

一人は長い髭を携え、つばの広い帽子を被り、たくましい体を持った老人だった。

 

 

「全くだ。少しは自覚してほしいものだな。」

 

 

もう一人は美しい鎧を纏い、長い髪をたなびかせた絶世の美女だった。

 

ゼウスはその二人を見て笑顔で話かけた。

 

 

「やあ♪オーディンにアテナ、久しぶりだね。」

 

 

そう、この二人もゼウスと同じく最高神であり、北欧神話とギリシア神話に登場する神である

 

【主神オーディン】と【知恵と戦略を司る神アテナ】だった。

 

 

「確かにのう。

 

たった5年程の年月で久しく思えるとはのう。」

 

 

「それもこれも、全ては我らの親友である結城のおかげだな。

 

あの10年間は本当に楽しく感じたぞ。」

 

 

「はは、君達は特に結城君に熱心に教えてたしね。」

 

 

「ああ、あの時にお前がわしらに『ある人間に修行をつけてあげてくれないか。』と言った

 

時は本当に驚いたわい。」

 

 

「本当だ。何の冗談かと思ったぞ、ゼウス。」

 

 

「じゃが、結城には本当に驚かされたわい。

 

わしらの課題に泣き言一つ吐かずに、常に最高の結果を出しておったからの。」

 

 

「そうだな、あの時に少しでも結城を疑った自分が情けないと思ったぞ。

 

結城が異世界に旅立つと聞いた時はなんとがっかり・・・はっ!違う違う!」

 

 

「ふふ、顔が赤いよ♪アテナ。」

 

 

「そうじゃぞ♪お主は結城に少なからず惚れておったからの。」

 

二人は微笑ましい表情でアテナを見ていた。

 

 

「うぅ・・・///」

 

 

「まあ、結城君なら大丈夫さ。実力なら僕たち最高神と同じかそれ以上だし、

 

どうせ二人も結城君に加護を与えたんでしょ?」

 

 

「ホッホッ、当たり前じゃ。」

 

 

「ああ、というか、全ての神達が加護を与えていると聞いたぞ。」

 

 

「そうかい、それなら安心だね。

 

じゃ、今日はこのへんにしようか。」

 

 

「そうじゃな、お邪魔したの、ゼウス。」

 

 

「うむ、またな。」

 

 

そう言って二人は消えた。

 

 

「どうやら僕以外の神達も、結城君の事が心配みたいだね。

 

でも大丈夫さ。そんな事がないように、結城君の特典にあれをつけたんだからね。

 

頑張ってね、結城君。」

 

 

そう言ったゼウスの目は、優しい慈愛に満ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、結城はかなり騒がしい状況の中にいた。

 

 

「・・・・・・・な、なんであの短時間で【フォレス・ガロ】のリーダーと接触して、しかも喧嘩を売る

 

なんて状況になったのですか!?」

 

 

今までの事を含めて説明すると、あのあと黒ウサギは俺がコミュニティ入ると言ったら物凄く喜び、飛び込んで来たので

 

戸惑ったが、暫くして落ち着き、『飛鳥と耀にもしっかりと説明して謝れよ』と約束した後、ここから箱庭の都市まで戻るのは

 

少し時間がかかるため、俺の能力で【聖女の衛騎士ユニコーン】を召喚して箱庭の都市の入り口に繋いでもらった。

 

余談だが、その時に黒ウサギは物凄く驚き、十六夜はめちゃくちゃ楽しそうだった。

 

で、無事に飛鳥達と合流出来た訳だが、どうやら【フォレス・ガロ】というコミュニティのリーダーの【ガスパー】という奴から既に黒ウサギの

 

コミュニティの状況は聞かされたらしく、こちらのコミュニティに来ないかと言われたが、飛鳥達は断り、

 

ガスパーのコミュニティがしてきた事を飛鳥の能力で強制的に喋らせた所、様々なコミュニティから人質をとって無理やり参加させた挙げ句、

 

その人質達はもう殺していて、それを怒った飛鳥達は激しい怒りを覚え、【フォレス・ガロ】とギフトゲームをする事になったという。

 

 

「しかもゲームの日取りは明日!?

 

それも敵のテリトリー内で戦うなんて!

 

私達に準備する時間もお金もありませんよ!!

 

聞いているのですかっ!!御二人ともっ!!」

 

 

「「むしゃくしゃして喧嘩を売った。反省はしているけど後悔はしていない、ごめんなさい。」」

 

 

「黙らっしゃい!!このお馬鹿様方っ!!」スパァン!!

 

 

まるで最初から打ち合わせたコントのような会話だな・・・後黒ウサギ、そのハリセンはどこから出したんだ?

 

 

「まぁ良いじゃねえか。見境なく喧嘩を売った訳じゃねえんだから許してやれよ。」

 

 

「い、十六夜さんはいいかも知れませんが、このゲームで得られるのは、

 

単なる自己満足なのですよ!?だ・だって人質の方達はもう・・・。」

 

 

そう、飛鳥達の話を聞く限り人質達はもう殺されている。

 

この事は自然にしれわたり、何もしなくてもこの悪事は暴かれるだろう。

 

しかし俺はこの箱庭に来て一番の怒りを覚えていた。

 

抑え込んでいるが、そのまま出せば、人を殺せるぐらいの怒りを抱えていた。

 

 

「そう、もう人質の人達はこの世にはいないわ。

 

だけどね、黒ウサギ。私はそんな外道が平然な顔をして生きている事が許せないの。

 

それに放って置けば、黒ウサギのコミュニティも確実に被害が出るわ。」

 

 

「・・・・・・はぁ、分かりました。

 

もとをいえば私達のコミュニティを隠していた黒ウサギが悪いですし、

 

それに【フォレス・ガロ】程度なら十六夜さんか結城さんの一人だけでz「何言ってんだ?俺は出ねえぞ。」・・・えっ!?」

 

 

十六夜の発言を聞いて驚愕の声をあげる黒ウサギ。

 

 

「えっ!?じゃねえよ黒ウサギ。

 

いいか?さっきも言ったがこの喧嘩はこいつらが売って、相手が買ったもんだ。

 

俺が手を出すのは無粋ってもんだろ?」

 

 

「あら、よくわかってるじゃない。

 

当然よ。あなた達なんて参加させないわ。」

 

 

「ゆ、結城さんからも何か言って下さい!!」

 

黒ウサギが俺に助けを求めてくる。

 

 

「・・・確かにこのゲームにおいて、俺達は部外者だ。

 

あまり手を出すものではないだろう。」

 

 

「ゆ、結城s「だが、黒ウサギのコミュニティの現状を知った後に、何の断りもなく

 

コミュニティの存在と誇りをかけて戦うのは、少し勝手だと思うぞ、二人とも。」・・・結城さん。」

 

 

「っ!!・・・・そうね。

 

それは確かに勝手だったわ、ごめんなさい、黒ウサギ。」

 

 

「・・・・・・ごめんなさい。」

 

 

飛鳥と耀は俺が注意すると、黒ウサギに謝る。

 

 

「い、いえいえそんな!元はと言えば黒ウサギが悪いのですし!!」

 

 

「・・・だけど、飛鳥と耀はこれから苦楽を共にする仲間だ。

 

二人を信頼する事も大切なんじゃないか?黒ウサギ。」

 

 

それを聞いた黒ウサギはハッ!としたような顔をした。

 

 

「そうですね、・・・飛鳥さん、耀さん。

 

明日のギフトゲーム、頑張って勝利してください!!

 

黒ウサギは必ず飛鳥さん達が勝つ事を信じています!!」

 

 

「ふふ、安心して、黒ウサギ。

 

私達はあなたのコミュニティの誇りと存在をかけて戦うのだから、

 

絶対に負ける気はしないわ。」

 

 

「・・・・・・私も、仲間の為だもん。

 

全力で・・・・勝つ!」

 

 

そう宣言する二人の顔は、とてもいきいきしていた。

 

 

「で、この後どうすんだ?黒ウサギ。

 

コミュニティに戻るのか?」

 

 

十六夜が黒ウサギに質問する。

 

 

「いえ、ジン坊っちゃんはお先にコミュニティにお帰り下さいませ!

 

黒ウサギ達は【サウザントアイズ】でギフト鑑定を依頼しにまいりますので!」

 

 

「サウザントアイズ・・・・予想するにコミュニティの名前か?」

 

 

「Yas!詳しくは歩きながら説明致しますので。」

 

 

 

そう言われて、俺達は黒ウサギとサウザントアイズに向けて歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




か、書けました!

もしかすると後一話投稿できるかもしれません!

どうかご感想お願いします!!


それと皆様!高校受験、お疲れ様でした!

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