問題児の世界に神々の親友が来るそうですよ?   作:弐式炎雷

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みなさん初めまして!黒獅子改めクロ獅子と申します。いろいろな小説をハーメルンで読んでいる内にどうしても書きたくなってしまい、投稿してしまいました。まだまだ新入りなので、温かい目で見たいただければうれしいデス!  初めて書く作品なので至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします<(_ _)>


プロローグ前
~神々の出来事~


「う~ん、最近全然仕事が減らない...。」

そうつぶやきながら手に3DSを持ち、山のような書類が置かれた机を前に一人の青年がいた。

 

純金のような色をした髪をしていて肌は白く、眼は澄んだエメラルドのような色をしていた。

 

その姿を見れば女性だけではなく、男性でも二度見してしまう容姿を持っていた。

 

ダッダッダッ・・・ 

 

「失礼します!!」

そう言って一人の女性が入ってきた。

 

その姿は男性はもちろん、女性さえもが魅了されしまうような体形を持ち、西洋人形の様な顔を持っていた。

 

髪は腰までの長さがあり、美しくきらめく銀色の髪はまるで宝石のようだった。

 

「ハァ・・・また仕事をさぼって、いい加減にしてください!」

 

大声で3DSをしている青年を怒鳴る。  

 

「えぇ~~だって片づけても片づけてもきりが無いもん。」

 

そう言って青年は女性に口答えをする。  

 

「当たり前です!それがあなたの仕事でしょう!ちゃんと自覚してください、ゼウス様!」

 

それを聞いて青年はため息をつく。

 

「いや、そういっても仕事はめんどくさいし・・

少しくらい大目に見てくれない?ラファエル。」

 

目の前の女性はそれを聞いて、

 

「だったら遊んでないで少しは仕事をしてください!

ただでさえお仕事がまだまだ残っているというのに!」

 

そう言ってラファエルはため息をつく。    

 

それに対しゼウスは、

 

「えぇ~面倒・・わかったよ。ちゃんと仕事するから・・・

その手に持ってるロンギヌスの槍を下して!」

 

そうラファエルに悲願するゼウス。    

 

「わかればいいんです、とにかく頑張ってくださいゼウス様。

私は紅茶でも入れてきますから。」

 

そう言ってラファエルは部屋から退出する。

 

そしてゼウスは、

 

「はぁ~、やっとだよ、ラファエルのお説教は毎度毎度堪えるな~。」

 

そう言って安堵の溜息をつく。

 

「大体ラファエルはいちいち細かいんだよ。

もう少しゆるくてもいいと思うんだけどな~。」

 

そう呟いた瞬間、

 

「あら~~これでも私はあなたにかなり優しくしているつもりなんですが・・・。」

 

ビクッ!

「や、やあラファエル・・・いつからいたの・・?」

 

とゼウスが恐る恐るラファエルに尋ねる。 

 

「そうですね、「大体ラファエルは・・」のあたりからですかね。」

 

「ほとんど最初から!?」

そう驚くゼウスを前にラファエルは、

 

「そうですね..確かに言われてみればそうかもしれませんね。」

 

そういて考え込むラファエル。

 

その様子を見たゼウスは「えっ、ラファエル、怒ってないの?」

 

と尋ねる。

 

それに対しラファエルは、とても優しい顔で、

 

「はい、確かに言われてみれば私も行動を改める必要があるのかもしれませんし。」と発言する。  

 

「ラ、ラファエル・・」

 

その様子を見てゼウスは安心する。

 

しかし、その直後に、

 

「はい私がもっと厳しくあなたを注意すれば、

このような状況は起こらなかったでしょうから。」

とラファエルが発言する。

 

その言葉を聞いてゼウスは体を固まらせる。

 

「え、ラ・ラファエルさん・・?」

 

「安心してください、私も今回の行動には反省しておりますゆえ・・・あなたのゲーム機や漫画、およびラノベはすべて破壊しました。」

 

「僕の神器がああああああああぁぁぁぁぁ!!!??」と絶叫するゼウス。

 

それの様子を見たラファエルはいい笑顔で、

「さあ、これで仕事の邪魔をするものはなくなりました、安心して仕事に取り組んでください、ゼウス様♪ 」

 

それを聞いたゼウスはヨロヨロと立ち上がり、書類の山の中から1枚の紙を手に取った。

 

「フ、フフフフフフ・・・こ」「こ?」ラファエルが尋ねると、

 

ゼウスは「こんなものがあるからいけないんじゃあああああああああぁぁぁ!!!」

と、手に持っていた書類をビリビリと破く。

 

それを見たラファエルは驚愕の表情で「ゼ、ゼウス様!?何を!?」と大声で尋ねる。

 

それに対し、ゼウスはまだ書類を破いている。

 

「お、落ち着いてください!ゼウス様!」そう言ってドロップキックをゼウスに食らわせる。

 

「ドグホッ!」

 

強烈なドロップキックを食らったゼウスは吹っ飛ぶ。

 

「い、痛たた・・・なんだよラファエルそんなに慌てて、たかが書類を一枚破っただけじゃないか・・・。」

 

それに対してラファエルは「あなたはバカですか!?今あなたが破いたのは、人間の一生を表したものです!それを破いたということは!」

 

それを聞いてゼウスは青ざめる。

 

「も・もしかして・・・やっちゃった?」

 

「そうですよ!しかも強制的にその人の人生を終わらせたので、輪廻の輪入ることもできなくなったんですよ!?このままでは・・・」

 

それを聞いてゼウスは、

 

「ッ!急いでその魂を神の間へ持ってきてくれ!!」

 

「わかってますよ!」

 

そう言ってラファエルは4枚の純白の翼を出して全力で移動する。

 

「ハァ・・ぼくも行かないと。」

 

そう言ってゼウスは6枚の純白の翼を出して部屋から消える。 

 

残ったのは静寂に満ちた白い空間だけだった。

 

 




どうでしたでしょうか…?初めてなのでお気に召されたかどうかはわかりませんが楽しんでいただければ嬉しいデス・・。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いいたします<(_ _)>  感想お待ちしております!

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