MASKED TAIL   作:響く黒雲

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主役ライダーの登場じゃぁぁぁぁぁ!!


ララバイ#定めの鎖を継ぐもの

エリゴールを倒してから数分後…

ようやくエルザ達がやって来た

がカリスの姿を見てすぐに戦闘体制にはいった

 

「なんだ!! お前は!?」

 

「お! 遅かったじゃねぇか、もうツバサが終わらせたぞ。」

 

ナツからカリスがツバサであると聞きグレイ達は驚いていた

 

「うそでしょ… 本当にツバサなの?」

 

『……………あぁ………』

 

「マジかよ… でもなんかカッコいいな。」

 

『…………そう言ってくれるのはありがたい……一つ間違えばただの化け物だからな……』

 

「だが、そろそろ元に戻ったらどうだ?」

 

『……………それもそうだな………』

 

そう言うとツバサはホルダーからハートの2のカードを取り出しラウザーにリードした

 

 

《スピリット》

 

 

するとツバサの前に水で出来たゲートが現れそれをくぐるとツバサは元の姿に戻った

 

「ふぅ… 久しぶりに使ったらなんか疲れたな。」

 

「何はともあれ、ツバサを連れてきて正解だったな、これでマスター達は守られた。」

 

「クローバーの町はすぐそこなんだ、じいさんに笛の処分について聞きに行こう。」

 

「それもそうね。」

 

するとカゲヤマが急に魔導四輪を動かした

 

「危ねーなァ、動かすならそう言え!!」

 

しかしカゲヤマは落ちていたララバイを拾いクローバーに向けて逃走した

 

「油断したな妖精共!! 笛は… ララバイはここだー!!

ざまあみろーー!!」

 

「あんのヤロォォォォ!!」

 

「何なのよ!! せっかく助けてあげたのにー!!」

 

「追うぞ!!」

 

そしてツバサ達は走ってカゲヤマを追いかけた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全力で走った結果何とか日暮れまでに定例会の会場に到着したツバサ達はちょうどマカロフの前でララバイを吹こうとしていたカゲヤマを見付けた

 

「いた!!」

 

「マスター!!」

 

「「じいちゃん!!」」

 

急いで駆け寄ろうとすると一人の女性?に止められた

 

「しっ、今イイトコなんだから見てなさい♡」

 

「な…何この人!?」

 

青い天馬(ブルーペガサス)のマスター!!」

 

「マスターボブ!!」

 

「あら、エルザちゃんにツバサちゃん、大きくなったわね。」

 

するとカゲヤマが今にもララバイを吹きそうになっていた

 

「どうした? 早くせんか。」

 

「…………」

 

「いけない!!」

 

「黙ってな、面白ェトコなんだからよ。」

 

止めに行こうとするエルザを首輪をかけた男が止めた

 

「マスターゴールドマイン!!」

 

「よぉ、ツバサの坊主、少しはましな顔になったじゃねぇか。」

 

カゲヤマは吹こうとするが迷いがあるのか吹けないでいた

 

「何も変わらんよ。」

 

するとマカロフがそんな心を見抜いたかのように話す

 

「弱い人間はいつまでたっても弱いまま、しかし弱さの全てが悪ではない、もともと人間なんて弱い生き物じゃ、一人じゃ不安だからギルドがある、仲間がいる

強く生きる為に寄り添いあって歩いていく、不器用な者は人より多くの壁にぶつかるし遠回りをするかもしれん、しかし明日を信じて踏み出せばおのずと力が湧いてくる強く生きようと笑っていける。」

 

「そんな笛に頼らなくても………な。」

 

それを聞いたカゲヤマは……

 

「参りました。」

 

素直に負けを認めた

そしてツバサ達がマカロフに駆け寄る

 

「マスター!!」

 

「じいちゃん!!」

 

「じいさん!!」

 

「ぬぉおぉっ!! なぜお主らがここに!!!?」

 

「じいちゃんスゲーな!!」

 

「そう思うならペシペシせんでくれい。」

 

「一件落着だな。」

 

するとツバサが申し訳なさそうにマカロフ前に立った

 

「………悪い……じいちゃん………」

 

「まったく……お前のことじゃから頼まれたんじゃろうが…… 約束は約束じゃあ、ギルドに帰ったらお前に処分を言い渡す。」

 

その言葉にエルザ達は驚いた

 

「なんでだ!? じいちゃん!!」

 

「そうだぜじいさん!! いったいなんだってツバサに罰を与えるんだよ!?」

 

「そうです!! ツバサを連れて行ったのは私です!! 罰するなら私に…」

 

「やかましい!! すでに決めていたことじゃ。」

 

「ツバサはそれでもいいの!?」

 

皆がマカロフを説得しようとするがツバサは断った

 

「いいんだ皆、もともとわかっていて着いてきたんだから。」

 

「だが、それでも!!」

 

すると今まで放置されていたララバイから煙が上がった

 

「カカカ… どいつもこいつも根性ねぇ魔導師どもだ。」

 

「もうガマンできん、ワシ自ら喰ってやろう。」

 

「貴様等の魂をな……」

 

『『な!! 悪魔ーーーーー!!』』

 

「あらら… 大変。」

 

「こいつァゼレフ書の悪魔だ!!」

 

突然の悪魔の登場に一同は驚いていたがナツだけは…

 

「魂って食えるのかーーー!?」

 

「「知るか!!」」

 

的外れな事を言いツバサとグレイにツッコミを受けていた

するとララバイは我慢できなくなったのか…

 

「決めたぞ、全員まとめて喰ってやる。」

 

と言い呪歌を聞かせる為に息を吸い込んだ

 

「いかん!! ララバイじゃ!!」

 

しかしそれは走り出した三人によって止められた

 

エルザは天輪の鎧に換装しララバイの足を切り裂いた

 

「鎧の換装!!!?」

 

次にナツがララバイに登り炎を纏った足で蹴り飛ばす

 

「なんと!! 蹴りであの巨体を!!」

 

「小癪な!!」

 

ララバイはナツに向けて魔導弾を放つが避けられてしまう

しかし流れ弾がギルドマスター達のところに飛んでいってしまうが、グレイが魔法で盾を作り防ぐ

 

「アイスメイク…… “シールド”」

 

「速い!!」

 

「この一瞬でこれほどの造形魔法を!?」

 

するとルーシィが聞き覚えの無い言葉に反応する

 

「造形魔法?」

 

「魔力に形を与える魔法だよ。」

 

「そして形を奪う魔法でもあるんだ。」

 

ツバサとハッピーの説明を聞いたルーシィは背筋が凍った

 

「じいちゃん!!」

 

「なんじゃ。」

 

「頼む!! 俺にもやらしてくれ!!」

 

「はぁ… 仕方ないのぉ… 思い切りやるがよい。」

 

「サンキューじいちゃん!! よおし… こい!! キバット!!」

 

ツバサが叫ぶと空から黄色いコウモリ、キバットバットⅢ世がやってきた

 

「ツバサ~ ようやく呼んでくれたじゃないか~ 俺様待ちくたびれちまったぜ~」

 

「ははっ、悪かったよキバットでも話しはあとだ!!

行くぜ!! キバット!!」

 

「おう!! キバッて行くぜ!!」

 

そしてキバットはツバサの手に収まりツバサはキバットの口を開き自分の手を噛ませる

 

「ガブッ!!」

 

するとツバサの顔にステンドグラスの様な模様が現れ

腰には鎖がいくつも巻き付けられ赤い止まり木の様なベルトを形成する

そしてキバットを前に突きだし止まり木に装着した

 

「変身。」

 

するとツバサの体をガラスの様なものがおおい形を成していく

完全に形づくられたときガラスは砕け散った

そこにいたのは赤い体に鎖を巻き付けた鎧を纏いコウモリの様な仮面を着けた『仮面ライダーキバ』だった

 

「なぜだ…… なぜキバがここにいる!!」

 

キバの姿を見たララバイは動揺し真っ先にキバに向かって攻撃を仕掛けた…

 

『ふん!! はぁあぁ!!』

 

「ぐぅおぉおぉおぉおぉ!?」

 

が攻撃を弾かれ逆に吹き飛ばされてしまった

 

「やはり、ツバサは強いな… よければ今度私と戦ってくれないか?」

 

『あぁ、無事に帰れたらな。』

 

しかし吹き飛ばされたララバイはさほどダメージはないようですぐに起き上がってきた

 

「嘗めるな、小僧共!!」

 

 

たがララバイはグレイにより体に風穴を開けられてしまった

 

「アイスメイク“ランス”!!」

 

「ぐぅおぉ!?」

 

「今だ!!」

 

そのグレイの叫びを皮切りにナツとエルザが攻撃する

 

「換装!!」

 

「火竜の煌炎!!」

 

その攻撃を受けてララバイに大きな隙ができた

 

「「「ツバサ!!」」」

 

「おう!! 行くぜ、キバット。」

 

そう言うとツバサはベルトの横から赤い笛の様なものをキバットに差し込んだ

 

「よし、行くぞ…… 《ウェイクアップ!!》」

 

キバットがそう叫び笛を吹いた瞬間、ツバサは両腕を一気に開きさらに体の前でクロスする

するとまだ夕方にも関わらず辺りが暗闇に包まれ大きな三日月が現れた

 

「なんじゃと!!!?」

 

「夜になった!!!?」

 

いきなり夜になり驚きを隠せない一同だか、ツバサは左足を一気に振り上げた体制で止まった

するとキバットが止まり木からはなれ左足を旋回すると左足に巻き付けられた鎖が外れ翼の様な足ヘルズゲートが現れた

ツバサは片足だけで飛び三日月を背にするとすぐに反転してダークネスムーンブレイクを放った

 

『はぁあぁあぁあぁ!!』

 

「おのれェェェェェキバァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

ララバイに命中して地面に叩きつけた瞬間地面にキバの紋章が刻まれた

それを見たマカロフは満足そうに…

 

「見事。」

 

と呟いた

 

「これが……フェアリーテイル最強チーム!!」

 

その後フェアリーテイルは感謝されたが定例会の会場を壊したせいで帳消しになり、追われるはめになったとかなってないとか……


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