ツバサが魔風壁の突破を試みて数分後… 今度はエルザ達が魔風壁を突破するために行動していた
｢エルザー!!」
｢グレイ!? ナツとツバサは一緒じゃないのか？」
｢はぐれた、それより大変だ!!」
｢わかっている、しかしエリゴールを追うにしても魔風壁で出られない…」
｢そいつらは魔風壁の消し方知らねぇのかよ。」
そういってグレイは地面に転がっている魔導師を蹴った
｢よせ…… 彼等は知らない。」
そこでエルザはなにかに気付いた
｢そういえば、
｢
｢行くぞ!! カゲを捕らえるんだ!!」
そういってグレイとエルザはカゲを捕らえるために探しに行った
そして見つけた時にはナツに倒されていたが
｢カゲ!! しっかりしろ!! お前の力が必要なんた!!」
｢お前… なんで刺した… 同じギルドの仲間じゃねぇのかよ!!」
そう言うとナツはカゲを刺した相手を殴り飛ばした
｢それがお前達のギルドなのかっ!!」
｢やってもらうって言ってもこれじゃ魔法は使えねぇよ!!」
｢やってもらわねばならないんだ!!」
その様子を見てルーシィとハッピーは…
｢お…… お邪魔だったかしら…」
｢あい。」
その頃先に魔風壁から脱出したツバサは……
｢なんとかなったな… あいつらには悪いがじいちゃん達の命がかかっているんだ… 先に行くぞ。」
そう言うとバイクに乗ったツバサはエリゴールを追っていった
魔風壁の前に戻ったエルザ達はカゲに応急処置を施し回復を待つ状態だった
｢頼む… 力を貸してくれ………」
｢ぬぁあぁあぁあぁあ!!」
｢止めなさいって!!バラバラになるわよ!!」
｢そうだ、精霊でなんとかならないのか？」
｢無理、私風の精霊と契約してないもの。」
｢あー!! ルーシィ!! 来る前に言ってた事思い出した！」
そう言うとハッピーは金の鍵を取り出した
｢それバルゴの鍵!! 駄目じゃない!! 勝手に持って来たら!!」
｢違うよ、バルゴ本人がルーシィにって、それにバルゴは、地面に潜れるから魔風壁の下を通り抜けれるかなって思ったんだ。」
｢何っ!!本当か!!」
｢そっか!! ありがとハッピー!! 貸して!!! 開け!! 処女宮の扉!! バルゴ!!」
そしてバルゴに地面に穴を開けてもらいエルザ達は無事に外へ脱出した
｢ナツはどうした？」
｢そういえば… ツバサとハッピーも居ないぞ。」
～クローバーの町の直前～
エリゴールは既に町の直前まできていた
｢あの町だ、見えてきた。」
すると後ろからなにかの起動音が聞こえてきた
ブゥゥゥゥゥゥゥン!!
｢なんだ？｣
エリゴールが後ろを見ると同時に頭上を飛び越えなにかが着地した
それはツバサが乗ったバイクだった
｢よう、エリゴール探したぜ。」
｢バカな!! なぜ妖精がここに!! 魔風壁はどうした!!」
｢あぁ、突き破ってきた、それより後ろに注意だぜ。」
そう言うと同時になにかがエリゴールに飛び蹴りをはなった
｢これがハッピーの………… MAXスピードだぁ!!」
するとハッピーは全魔力を使ったのか力尽きて落ちてきたがツバサがキャッチした
｢よう、ハッピー、頑張ったじゃないか。」
｢ツバサ？ なんで居んの？」
｢あー!! ツバサ!! お前なんで居るんだよ!!」
｢んなもんお前らよりも早く着いたからに決まっているだろ？ それよりあいつの相手を譲ってくれよ。」
｢ヤダ!!」
ツバサのお願いをナツは断ったがツバサはさらに言う
｢そう言うなって、特別に俺の魔法を見してやるからさっ、頼むよ。」
｢でもツバサ魔法は使えないんじゃ…」
｢おいハッピー、魔力は無いとは言ったが魔法が使え無いとは一言も言ってないぞ。」
そしてナツは渋々了承した
｢…… わかった、その代わり後で俺と戦え!!」
それを聞き苦笑しながらツバサは答えた
｢フフっ、わかったよ、飯も奢ってやるからな♪｣
そう言うとツバサはエリゴールの元へ向かった
｢さて、待たせたなエリゴール、俺が相手だ。」
｢魔力の無いてめえに何ができる。」
｢人の話を聞かない奴だなぁ… まぁいいか。」
ツバサは懐からハートのAを取り出し前に付きだした
するとそれと同時に腰にハートの形のバックルがついたベルト、カリスラウザーが現れた
そしてツバサはラウザーにカードをリードした
｢変身｣
《チェンジ》
その音声と共にツバサの体を水膜がおおうが水膜は一瞬で弾け飛んだ
そしてそこにはもうツバサはいなかった… 代わりにいたのは黒い体に銀の鎧、赤いハートの形をした複眼にカマキリの様な触覚を持つ『仮面ライダーカリス』がたっていた
「なんなんだ…その姿は…だが俺の風の魔法には勝てん!!」
そう言うとエリゴールは飛び上がりツバサに向け魔法を放った
「喰らえ!! “
しかしツバサはいつの間にか出現させていた醒弓カリスアローの刃を展開して魔法を切り裂いた
「なに!! 魔法を切り裂いただと!! だが飛べないお前に勝機は無い!!」
『…………… 飛べるのがお前だけだと思ったら大間違いだ……』
ツバサはベルトからラウザーを取り外しそれをカリスアローに取り付けベルトのホルダーからカードを取り出しラウザーにリードした
《フロート》
その電子音と共にツバサは空に舞い上がりエリゴールに接近し切り裂いた
『……ふん!!』
「ぐわっ!! くそ!! 化け物め!! だがお前はもう俺に触れる事はできない… “
すると風がエリゴールに纏われ一つの台風の様になっていた
「うぉ!! スゲー風だ!!」
「どうしようナツ～ あれじゃツバサが近付けないよ～」
『………問題無い……』
ツバサは再びホルダーからカードを二枚取りだしリードした
《チョップ》
《トルネード》
《スピニングウェーブ》
するとツバサの体にエリゴールと同じ様に風が纏われそれを手刀に集め一気に振り抜く
『はぁ!!』
手刀から放った風は鋭い刃の様になりエリゴールを
「
「ふざけんな!! じっちゃんの首が欲しいなら正々堂々戦え!! 戦う勇気がねぇなら手ぇだすんじゃねぇ!!」
『………ナツの言う通りだ…… 復讐してもなにも変わりはしない…』
「だまれぇ!! てめえらまとめてバラバラにしてやる!!」
「喰らえ!! 全てを切り刻む風翔魔法
「そんなの喰らったらバラバラになっちゃうよ!!」
「死ね!! 目障りな妖精共!!」
そしてエリゴールは
《フロート》
《ドリル》
《トルネード》
《スピニングダンス》
ツバサはアローを消し鷹の様なポーズをとる
するとカードがエレメントに変換されツバサの体に吸収される
そして先程の様に風を纏い回転しながら空に舞い上がる、回転はどんどん早くなりついに弾丸の様になりエリゴールの
『はぁあぁあぁあぁあぁ、はぁ!!』
ドカァァァァァァァァァァン!!
だが初めは拮抗していたが徐々に
「そんな…… バカな!! 俺の最強魔法だぞ!!」
『……… 罪を償ってもう一度出直してこい……』
そしてスピニングダンスが完全に
「グハァァァァァ!!」
エリゴールは10m程吹き飛び気絶した
それと同時にララバイも転がっていた
『…………ふぅ、ようやく終わったな……』
しかしツバサ達は気付いていなかった…
ララバイの目が怪しく光っていたことに…
事件はまだ、終わっていなかった…
はい!! 初変身はカリスでした!!
まぁ、分かりやすかったと思います。
ちなみにツバサは変身すると性格が原典ライダーに近くなるのでキャラがブレブレになると思いますのでよろしくお願いします。