MASKED TAIL   作:響く黒雲

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ちょっと調子が良かったので投稿しました

1日で2話投稿できるなんて…(震え声)


魔風壁を突破せよ!!

ツバサ達は魔導四輪で街中を爆走していた

 

「おい! エルザ!! とばしすぎだっ!! SEプラグが膨張しているぞ!!」

 

「そうだぜ!! いざって時にお前の魔力が底をついちまうぞ!!」

 

「お、降ろしてくれ~…」

 

「オイラなにかルーシィに言ってなかった事があるような気がするんだけど…」

 

上からツバサ、グレイ、ナツ、ハッピーの順である

しかし忠告を聞いてもエルザはスピードを緩めようとはしなかった

 

「構わん、いよいよとなれば棒切れでも持って戦うさ、それにお前達もいるしな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~オシバナ駅~

 

此処には鉄の森(アイゼンヴァルト)が立てこもっていた

 

「中の様子は!?」

 

「今、軍が突入したところだ! おそらく中で戦闘が!!」

 

しかし軍の小隊は全滅していた

 

「やはり相手にならなかったか…」

 

「急ぐぞ!! ホームはこっちだ!」

 

そしてツバサ達がホームに出ると其処には…

 

「やはり来たな、妖精の尻尾(フェアリーテイル)、待ってたぜぇ。」

 

鉄の森(アイゼンヴァルト)のすべての魔導師がいた

 

「貴様がエリゴールか、目的はなんだ、返答次第ではただでは済まさんぞ。」

 

「わかんねぇのか? 駅には何がある。」

 

その問にツバサが答えた

 

「まさか!? ララバイを放送する気か!」

 

「正解だ、兄ちゃん、妖精にしてはなかなかやるな、

そう、これは粛清だ、愚か者に対するな… よって死神が罰を与えにきた。」

 

「そういう事だ、妖精ども。」

 

そう言うとカゲヤマは影でルーシィを攻撃しようとしたがナツに遮られた

 

「やっぱりお前かぁあぁぁあっ!!」

 

「やっと復活した!」

 

「今度は地上戦だな!!」

 

しかしエリゴールはあわてる事なく落ち着いていた

 

「(かかったな……… 妖精ども、これで予定通り奴等を殺しに行ける!!)」

 

そして、その変化に気が付いたのはツバサだけだった

 

「(おかしい… なぜ奴はあそこまで冷静なんだ?

なにか別の目的があるのか?)」

 

しかしその思考もエリゴールが逃げた事により中断された

 

「後はまかせたぞ、身の程知らずの妖精どもに目にものみせてやれぃ。」

 

そう言うとエリゴールはガラスを突き破って逃げて行ってしまった

するとエルザは三人に対し命令した

 

「ナツ!! グレイ!! ツバサ!! 三人で奴を追うんだ!! ここは私とルーシィで食い止める!!」

 

二人は納得いかない様子だったがツバサに引き摺られていった

 

「ほら、二人共早く行くぞ!!」

 

「く、首が、し、締まってる……」

 

「わかったから離せ!! ツバサ!!」

 

「まさかエリゴールさんを追う気か?」

 

「まかせな。」

 

「こっちも、あの桜頭だけは許せねぇ!!」

 

そう言うとレイユールとカゲヤマは三人を追って行った

 

そして残された残りの鉄の森(アイゼンヴァルト)の魔導師と、エルザの戦いが始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方三人は…

 

「いつまでも喧嘩してんな、ナツ、グレイ。」

 

「「こいつが悪いんだ!!」」

 

「あー! もう! わかった、ならここで別れよう!! それなら文句は無いだろ?」

 

「「ツバサがそう言うなら……」」

 

そうしてツバサ達は三手に別れた

グレイは…

 

「放送するなら放送室だろ!! 」

 

と言って放送室に向かった

ナツは…

 

「うがぁあぁあ!! どこだエリゴール!! 」

 

と言って壁を壊しながら行った

そしてツバサはさっきのエリゴールに感じた違和感について考えることにした

 

「あのエリゴールの余裕はなんだ? いくらララバイを持っていたとはいえあそこには仲間もいたから使わないはずだ…… 待てよ、そもそも放送するなら仲間も犠牲になるはず……もともと犠牲にするつもりだったのか? なら何故エリゴールは最初にそれを使わなかった? 使っていたら確実に俺達を殺せたはずなのに……」

 

そこまで考えたツバサはある一つの可能性にたどり着いた

 

「まさか狙いは別にあるのか?」

 

そしてツバサはこの事件について整理した

 

「そうだとすると…!そういえばここに来る前エルザが帰ってきた時になにかあった様な…」

 

ツバサは昨日の出来事について思い返してみた

 

『エルザが帰ってきた!!』

 

『また問題を起こしているようだな。』

 

『三人の力を貸して欲しい。』

 

『黒い奴等が来るぞぉおぉぉお!!』

 

『ツバサはそうでもないけどナツとグレイはエルザが怖いのよ~』

 

『おかえりなさい、マスターは定例会よ。』

 

「それだ!! ようやく繋がった!! そうか奴の狙いは定例会のギルドマスターか!!」

 

そう思い立つと直ぐに出口に向かって走って行ったが…

 

「なんだよ……コレ……」

 

駅は風の膜、魔風壁でおおわれていた

なんとか脱出しようとしたが風が弾き通る事は出来ずツバサの体は傷付いた

 

「くそ!! こんなところで足止めを受けている訳にはいかないのに!!」

 

「ハァ… 仕方ない… 多少の痛みは我慢するか。」

 

するとツバサは懐からハートのAを取り出して叫んだ

 

「行くぞ―――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――『変身!!』」




次回、初変身、初戦闘です。

うまく書ける様に頑張ります!!

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