ミス・フェアリーテイルコンテストの途中、突如現れたエバーグリーンによりコンテストは中断してしまう
「邪魔しないでよ!! あたし… 生活がかかってんだからね!!」
「ルーシィ!! そいつの目を見るなっ!!」
「え？」
混乱していたルーシィはグレイの忠告むなしくエバーグリーンの目を見てしまいたちまち石に変わる
「マズイぞ!! 町民の皆さんは早く逃げて!!」
「何をするエバーグリーン!! 祭りを台無しにする気か!?」
「お祭りには余興がつきものでしょ？」
するとエバは幕を燃やす、するとそこには石になったエルザ達がいた
「なっ、控え室にいた奴等が全員石に!?」
「バカタレが!! 今すぐ元に戻さんかっ!!」
その時ステージに雷が落ちる
「よぉ… フェアリーテイルのヤロウども… 祭りはこれからだぜ。」
そしてラクサスと雷神衆が現れた
「ラクサス!!」
「フリードにビックスローも!!!?」
「遊ぼうぜジジィ。」
「バカな事はよさんか!! こっちはファンタジアの準備も残っとるんじゃ、今すぐ皆を元に戻せ。」
「ファンタジアは夜だよな、さぁて何人生き残れるかねぇ…」
その時ルーシィの真上に雷が落ちる…
「よせぇ!!!!」
寸前で逸れてステージを破壊した
「この女たちは人質に頂く、ルールを破れば一人ずつ砕いていくぞ、言ったろ余興だと。」
「冗談ですむ遊びとそうはいかぬものがあるぞラクサス。」
「勿論俺は本気だよ。」
「ここらでフェアリーテイル最強は誰なのかをハッキリさせようじゃないか。」
「――― つう遊びだよ。」
「ルールは簡単、最後に残った者が勝者、バトル・オブ・フェアリーテイル。」
その時突然テーブルがぶっ飛ぶ
「いいんじゃねえの？ 分かりやすくて、燃えてきたぞ。」
「ナツ!!」
それは復活したナツだった
「ナツ… 俺はお前のそういうノリのいいとこは嫌いじゃねえ。」
「ナツ。」
「祭りだろ？じっちゃん、行くぞ!!」
そしてナツはラクサスに飛び込んだ
「だか… そういう芸の無いとこは好きじゃねぇ、落ち着けよナツ。」
「びぎゃああぁあっ!!!!」
が一瞬で返り討ちにされる
「せっかく復活したのに。」
「制限時間は三時間ね、それまでに私達を倒せないとこの子達… 砂になっちゃうから。」
「ラクサス…」
「バトルフィールドはマグノリア全体、俺たちを見つけたらバトル開始だ。」
そこでナツとは対称的に未だに体調が悪いツバサがしゃべる
「な、なぁ… 嘘だよなラクサス… そんなこと本当にしないよな…？」
すると今まで笑みを浮かべていたラクサスは真面目な顔になる
「俺は本気だ、ツバサ、向かって来るのが兄弟同然に育ったお前でも容赦はしない、そもそもそんな体で何ができる。」
「嘘だ… そんなの嘘だ!!」
「あえて言っておくぞ、お前にこの祭りは向いてない… ギルドでおとなしくしてろ。」
そう言うとラクサスは閃光を放ち姿を消す
「バトル・オブ・フェアリーテイル開始だ!!!!」
すると一斉にギルドメンバーが全員ラクサスと雷神衆を探しに行く
「ワシが…ワシが止めてやるわ!!!! クソガキがっ!!!!」
しかしマカロフは何もない所で何かにぶつかる
「!! 何をやってんだじーさん!!」
「何じゃコレは!? 進めん!! 見えない壁じゃ!!」
すると空中に文字が浮かぶ
「!! 空中に文字が!?」
「これはフリードの術式か!?」
「術式!?」
「結界の一種じゃ、おそらくギルドを囲むように術式が書かれておる!! 術式に踏み込んだ者にはルールが与えられる… 見よ。」
その術式に書かれていたのは…
【ルール
80歳を超える者と石像、及び魔皇力を持つ者の出入りを禁止する】
「この魔法のせいでじーさんはおろかツバサまで出られねえってのか!? 壊せないのかよ!? じーさんでも。」
「術式のルールは絶対じゃ!! フリードを倒さぬ限り解けはせん!!」
「初めからじーさんとツバサは参加させる気はねぇって事か、こうなった以上俺たちがやるしかねえな。」
「グレイ!!」
「あんたの孫だろうが容赦はしねえ、ラクサスをやる!!!!」
そのままグレイは走り去っていった
こうしてフェアリーテイル始まって以来の身内騒動は激しく幕を上げた