それからツバサ達は列車に乗りこみ列車は出発した
そこでエルザは今回の事について語った
「先の仕事の帰りだ、オニバスで魔導師が集まる酒場へ寄った時少々気になる奴らがいてな…ララバイをエリゴールに持って行くと言っていた。」
「ララバイ?」
「眠りの魔法かしら?」
「わからない… しかし封印されているらしいから強力な魔法なはずだ。」
ちなみにナツは乗り物酔いでダウンしている
するとグレイがエルザに疑問を問いかける
「わからねぇな 魔法の封印を解こうとしている奴らがいる… だがそれだけだ、仕事かも知れないだろ?」
「私も最初はそう思っていた… ある名前を思い出すまではな。」
「それが、
「その通りだ、ツバサ、よく知っていたな。」
「ギルド内で厨房の仕事しかしてないからな、ある程度の事はわかる。」
するとルーシィは何かを思い出したように訪ねた
「そういえば私ナツとハッピー以外の魔法を見たこと無いわ、ツバサは使えないとして二人はどんな魔法を使うの?」
「エルザの魔法はキレイだよ! いっぱい出るんだよ…相手の血が。」
「キレイなの、それ?」
「私はグレイの魔法の方がキレイだと思うが…」
「そうか?」
「確かにグレイのはキレイだよな。」
ツバサがそう言うとグレイは氷でフェアリーテイルのマークを作った
すると何かに気が付いたようにルーシィは言った
「なるほど~ 氷の魔法だからナツと仲悪いんだ~♪」
「ほっとけ!!」
「しかし… あの時エリゴールの名に気が付いていれば全員その場で血祭りにしたものを…!」
それを聞いたツバサは…
「相変わらず怖いな…エルザ…」
するとルーシィは何かに気が付いた
「ねぇ、ツバサ何か足りなく無い?」
「言われて見れば…」
そして二人は一緒に考えた
「「うーん…………あっ!!」」
その大声に反応したエルザとグレイはあわてて訪ねた
「どうした!! 何があった!!」
「「ナツがいない!!!?」」
そう四人と一匹はナツを置いてきぼりにしてしまっていたのだ
それから一行はナツを回収して
そしてナツは
「馬鹿者!! なぜちゃんと話を聞いていない!!」
「お前がナツを殴って気絶させたからだろ、ところでナツ、そいつどんな奴だった?」
「特に特徴はなかったけど三つ目のドクロの笛を持っていたぞ。」
するとルーシィはようやく謎が解けた様な顔をして言った
「それだ!! それがララバイだわ!!」
「それは本当か、ルーシィ。」
「うん、禁止された魔法に呪殺があるでしょ?」
「あぁ、名前の通り死を与える黒魔法だ。」
「でもララバイはもっと恐ろしいの、それは聞いた者すべてに死を与える集団呪殺魔法!!」
「なんだと!! そんなものがエリゴールに渡ったら… 急ぐぞ!!」
そう言うとエルザは魔導四輪に乗った
「あの野郎~絶対ぶっ飛ばす!!」
「あぁ、なにはするかわからねぇが止めてやるよ!!」
そう言いグレイ達も乗った
「…… これを使う事になりそうだな…」
エルザが魔導四輪を飛ばす中ツバサは他の皆に聞こえないように呟き懐からカマキリの絵が描かれたハートのAを取り出した
そしてその絵柄のカマキリはまるで生きているかの様に怪しく動いでいた
とりあえず最初に出すライダーは決まりましたよ~