MASKED TAIL   作:響く黒雲

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まだライダーは出ません!!

2、3話したら出そうと思います。



鉄の森編
闇ギルドと妖精女王とララバイ


マカオが救出されてから二週間がたったある日

フェアリーテイルではいつものようにナツとグレイが喧嘩していた

 

「この、クソ炎!! もういっぺん言ってみろ!!」

 

「あぁ!! 何度でも言ってやるよ!! この変態野郎が!!」

 

「今度はなんだ…」

 

その様子をツバサは呆れながらみていた

 

「あぁ… またやってる…」

 

「仕方ないわよ、ルーシィ。」

 

「そう言うお前をそうそうに何とかしないといけないと思うのは俺とルーシィだけか?」

 

 

「そしてロキ、ルーシィ口説こうとするな。」

 

「いや~ あまりに美しいもんだから… って、うおおっ!!!? 君!! 精霊魔導師!!!? ゴメン!! 僕達ここまでにしよう!!」

 

ロキは、ルーシィの鍵をみると一目散に逃げていった

 

「な、なんなの? あれ…」

 

「どうせ、昔の女がらみだろ… てか、そろそろあの馬鹿共止めないとな。」

 

するとロキあわてて戻ってきてまだ喧嘩しているナツとグレイに向かって叫んだ

 

「ナツ!! グレイ!! マズイぞ!!」

 

「「あ?」」

 

「エルザが帰ってきた!!」

 

「「あ゛!!!!??」」

 

するとギルドの入り口から地響きが鳴り響いた

みると凜とした態度の女性が巨大な角を片手で抱えながら歩いてきた

 

「今戻った、マスターはおられるか?」

 

「おかえり、エルザ、マスターは定例会よ。」

 

「そうか…」

 

そう言うとエルザは巨大な角をギルドのど真ん中においた

 

「また、問題ばかり起こしているようだな、マスターが許しても、私が許さんぞ。」

 

そう言うとエルザはギルドメンバーに対し説教を始めた

 

「風紀員か何かで?」

 

「エルザです。」

 

するとエルザは、ハッピーに…

 

「ナツとグレイとツバサはいるか?」

 

と聞いた

 

「あい」

 

「あぁ、いるぞ、エルザ。」

 

「や… やあエルザ、 俺達は仲良くやってるぜ…

な、なぁ!! ナツ!!」

 

「あ゛い」

 

と二人は喧嘩を止め肩を組んでいてナツはハッピーみたいになっていた

 

「あんなナツ見たこと無い…」

 

「ツバサはそれほどじゃ無いんだけどグレイとナツはエルザが怖いのよ。」

 

「えっ!? ウソ!?」

 

「実は三人に頼みたい事がある、本来ならマスターの判断をあおぐとこなんだが… 早めに解決した方がいいと判断した、そこで三人の力を貸してほしい、ついてきてくれるな。」

 

その事を聞いたギルドメンバーは驚き、ナツとグレイは露骨にイヤそうな顔をした

 

「出発は明日だ。」

 

「いや… ちょっと「ちょっと待てよ!!」ツバサ!?」

 

「なぜ俺なんだ、俺じゃなくてもこの二人で十分なはずだ、それに俺は…」

 

「いつまで逃げているつもりだ?ツバサ。」

 

「!? なんだと。」

 

「そのままの意味だ、お前はもう大丈夫なはずだ…

それにいつまでもお前が正当な評価を受けないのは私としては心苦しいからな…」

 

そう言い表情を曇らせたエルザにツバサは反論しなかった

 

「わかったよ… じぃちゃんになんて言うか考えてあるんだろうな。」

 

「あぁ、もちろんだ。」

 

「その言葉信じるぞ…」

 

そう言うとツバサはギルドから出ていった

その一連の会話を聞いたミラは

 

「エルザ…ナツ…グレイ… これってもしかしてフェアリーテイル最強チームかも…」

 

と呟いた

 

「あれっ!? ツバサは?」

 

「ツバサはわかんないわ、戦っているとこ見たこと無いもの。」

 

するとエルザは

 

「ツバサは強いぞ、噂では、ギルダーツに魔法無しで勝った事があるらしい。」

 

と言った

しかしギルドメンバーはそれを信じず笑い話にしていた

その様子にルーシィは

 

「(正当な評価を受けてないってこういう事だったんだ…)」

 

と思っていた

 

「ところで君は?」

 

「あっ! はい!新人のルーシィです、よろしくお願いします! エルザさん。」

 

「そうか、私はエルザだ、よろしく。」

 

思ったほど仲のいいルーシィとエルザだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        ~翌日マグノリア駅~

 

翌日マグノリア駅に到着したツバサ達は、エルザを待っていた

 

「にしても遅いな~エルザの奴 何しているんだ。」

 

するとようやく現れたエルザは巨大な荷物を持って現れた

 

「すまない、待たせたな。」

 

そしてそれにツッコム、ツバサとルーシィ

 

「「いや、多すぎるだろ(でしょ)!!!?」」

 

「そう言うツバサは、少なすぎるのではないか?」

 

それを聞きツバサは胸を張り答える

 

「アホ、人間、ちょっとのお金と明日のパンツさえあれば生きて行けるんだよ。」

 

それを聞いたエルザ達と周りの人々は

 

「「「「「「「それはお前だけだ!!」」」」」」」

 

と心を一つにしていた


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