ツバサ達が倒されて数分後、ルーシィが他のメンバーを探しに来た
「ナツー!!!! グレーイ!!!! ツバサー!!!!」
するとグレイがボロボロの状態で横たわっていた
「グレイ… そんな… 嘘でしょ!! ねぇ!! ちょっと!!」
しかしグレイの体が砕け散りそしてジュビアが現れた
「安心してください。」
「あ…… あんたは!!!!!?」
「グレイ様はジュビアの中にいました。」
ジュビアがグレイを隠していてグレイは無傷だった
「突然の暗闇だったからな、身代わり造って様子を見ようと思ったんだが…」
「敵にバレないようにジュビアがグレイ様をお守りしたのです♪」
「余計なことしやがって! 逃がしちまったじゃねぇか。」
「ガーン!!」
「それよりナツやツバサにエルザは?」
「ナツとツバサはわかんない… エルザは…」
その時カジノに炎が吹き荒れた
「痛えーーーーーっ!!!!」
「ナツ!!」
「普通口の中に鉛玉なんかぶち込むかよ!? 痛えだろ!! ヘタすりゃ大ケガだぞ!!!!」
「普通の人間なら完全にアウトなんだけどね…」
「あとはツバサだけか…」
「!? ねぇ…あ、あれって…」
ルーシィが指を指す方にはツバサとコウマが血塗れで横たわっていた
「ツバサ!!」
「あれは… コウマ君!?」
慌てて駆け寄るがツバサとコウマは息をしていなかった
「そんな…」
「あいつら…よくもツバサを!!!!」
「しっかりして下さい! コウマ君!!」
「お前ら… 二人はもう…」
二人が死んだ事を悟ったグレイ達… だがその時
「おいおい、勝手に殺すなよ。」
「そうだぜまったく、あ~ きつかった。」
『!?』
何処からともなく二人の声が聞こえて来た
そして二人は地面から出てきた
「ぷはー!! たく死ぬかと思った。」
「ああ、もう二度とやりたくないね。」
「えっ? なんで? ツバサ達が二人!?」
「どうなっているんだこりゃ!?」
「ああそれか、もういいぞ“カラフルコマーシャル”」
すると二人の死体が消え失せ、そこから中継車のようなミニカーが現れツバサの手のひらに乗った
「サンキューな。」
「助かったぜ。」
するとカラフルコマーシャルはインターホンのような音を鳴らし何処かへ行った
「あれはなんだ!?」
「あれはシフトカーといって俺たちライダーの頼もしいアシスタントさ。」
「そんな事よりも早くエルザの所へ!!」
ナツは早くエルザを助けたくてウズウズしていた
「まぁ、まちな
「お前誰だよ!!」
「おっと、まだ自己紹介してなかったな、俺はコウマ、元ファントムだけど今はフリーだ、よろしく。」
「ファントムだと!?」
「元だと言ったろ? それにコウマはファントムにしてはいい奴だからそこまで気にすることはないぞ。」
「そうですね…コウマ君は比較的良識派だと思います。」
「そう言えば… 俺は休養だがお前はなんでここにいたんだ? ジュビア。」
「それはその…… はぅぅ///」
「? まぁいいけど… それより話を戻すぜ、
「なんでだよ!!」
「俺とツバサがなにもせずただやられると思うか?」
「何が言いたい。」
「簡単に言うと俺たちはエルザに脱出のためのアシスタントを付けたのさ。」
「本当なのツバサ!!」
「ああ、エルザにはこいつを付けた。」
するとツバサは青いディスクを取りだし笛を吹いた
するとディスクは瞬く間に変型し狼になった
「今度はなに!?」
「こいつはディスクアニマル、こいつもやっぱり俺たちの頼もしい仲間だ。」
「ガウッ!!」
「うぉー!! スゲェー!!」
「よし!! ナツ、お前あいつらの臭いは分かるか?」
「ああ、まだ匂おうぜ!!」
「ならそれをたどってエルザを迎えに行こう!!」
『おおっ!!』
その場で集まっただけの寄せ集めと言ってもいいチームだが、何故かツバサはこのメンバーなら負けないと言う確信に近い直感があった
そしてツバサ達は舟に乗り楽園の塔を目指す
こうしてバカンスから一転…
楽しい休日は激しい闘いに変わっていったのだった…