MASKED TAIL   作:響く黒雲

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今回短いです。


ライダー治療中

~マグノリア東の森 ポーリュシカの家~

 

ここにはマカロフの知人治癒魔導士のポーリュシカが住んでいた

ツバサはその家のソファーで目を覚ました

 

「はっ!! 」

 

「気が付いたかい?」

 

「はぁ… はぁ… ばあちゃん…俺どうして…」

 

「何も覚えてないのかい?」

 

「ああ… どうやらそうみたい。」

 

「あんた、マカロフを連れて来るなりいきなり倒れたんだよ。」

 

「じいちゃんを… そうだ!! じいちゃんは!? ぐっ!!」

 

「無理するんじゃないよ、あんた全身に酷い怪我を負っていたんだよ?」

 

そう言われツバサは自分の体をみる

すると包帯で補強されそれには血が滲んでいた

 

「そんな事はどうでもいい!! それよりじいちゃんは!!」

 

「はぁ、あんたもマカロフもバカだね… 一応無事だけど魔力が無いからまだなんとも言えない状態だね。」

 

「そっか…良かった。」

 

「それよりもあんただ、どうしてそんな怪我を負っていたんだい?」

 

「俺と同じ魔法を使う奴にあった…」

 

「そう言う事かい… ならもっと休む事だね。」

 

しかしツバサはポーリュシカの言葉を拒んだ

 

「いや、俺は皆の所に戻る……ぐあっ。」

 

しかし体は言うことを聞かず倒れてしまった

 

「今のあんたじゃ無理だね、ゆっくり休んでな。」

 

「でも……!」

 

「いい加減にしな、今あんたが行ったって足手纏いにしかならないよ、それが嫌なら休む事だね。」

 

そう言われツバサは渋々ソファーに戻った

 

「わかったよ… ばあちゃん…」

 

「ふん… ほらこれ飲みな。」

 

ポーリュシカは調合した薬をツバサに渡しツバサは黙ってそれを飲んだ

するとポーリュシカはとんでもない爆弾を落とした

 

「そう言えばあんた、ミラには告白したのかい?」

 

「ぶーーーー!!!!!!」

 

それに驚いたツバサは薬を吐き出してしまった

 

「ゲホッゲホッ、い…いきなりなに言うんだよ!? ばあちゃん!!///」

 

「その様子だとまだみたいだね、まったくあんたは…何時になったら告白するんだい?」

 

「それは… その…いろいろあるんだよ///」

 

そう言ってツバサは誤魔化した

 

「…… まだあの事を引き摺っているのかい? マカロフも私も何度も言うようだけどあれはあんたのせいじゃ…」

 

そこまで言うとツバサはポーリュシカの言葉を遮った

 

「やめてくれ… あれはどう考えても俺の責任だ……俺さえもっとしっかりしていれは“リサーナ”は…」

 

「はぁ… わかったから戦うつもりなら早く休みな…あのジョゼの事だすぐに行動するはずだからね。」

 

「わかったよ…」

 

そう言うと疲れが出たのかツバサはすぐに眠ってしまった

 

「まったく… マカロフもあんたも難儀な性格してるよ、付き合わされるこっちの身にもなって欲しいもんだね。」

 

そう言いながらポーリュシカはツバサの前髪を直した


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