記憶を崩した者達~メモリーブレイカーズ~   作:如月ルイ

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紅月と蒼月。この二人いつかすごいことをしそうだ


まぁ、こんな感じだ………

目を覚ますとベッドの上だった

「う、あ………」

まだ頭が完全に機能していない………

コンコンとノックがした

 

「う、は、入っていいぞ………」

「紅月様!お気づきになりましたか!!」

メイドが三人入ってきた

「え、あ………あぁ。」

「まだ意識がはっきりとしないのですか?」

「いや、大丈夫だ。それより、お前ら俺をどこで見つけた?」

俺が目を擦りながらそう聞くとメイドの一人が

「監視カメラから紅月様の声がして、『俺を助けろ!』と…………」

夢じゃなかったようだ………

俺は黙って立ち上がった。

メイドたちは俺を止めようとしたが、俺は「大丈夫だからこの部屋でも掃除していろ。」とだけ言った

 

そして向かったのは父さんの部屋だった。

 

ガチャ

扉を開いた

するとそこには昨日と同じように機械があった。

 

「おはよう。…………えっと……俺?」

そう言った瞬間画面がビビっとなって蒼い俺が現れた。

『俺はお前じゃねぇよ。…………俺は………蒼月だ。』

蒼月がそう言った瞬間に窓から風が吹き込んで来た。

 

俺の髪は、風て揺れた。

気のせいか蒼月の髪も同じように揺れたような気がした。

 

「あ!そうだ!お前、そのまんまじゃそこから出れねぇだろ?」

『ん?まぁ、そうだが………それがどうした?』

俺は床に置いてあった父さんの道具箱と機材をいくつか蒼月の前に置いた。

 

「お前をそこから出してやるよ。そうだな………スマホのなかとかどうだ?それとも……」

俺が手に取ったのはゲーム機だった。

 

『それがいい………』

「ん?これか?分かった。作ってやるよ!」

 

そのあと俺はゲーム機をいじって改造した。

そしてあの機械から蒼月を連れ出したのだ。

 

『おお!ここは居心地がいいな!!』

「そうだろ?メモリーが超でけぇからな!」

『こんなものどこで作ったんだ!?』

「ん?作ったと言うか……………メモリーは友達にもらったんだ」

洸のアホ面が目に浮かぶ。

『………友達?』

「今度会わせてやるよ。盗られないといいけどな………」

『なんだ!?そいつは、泥棒なのか!?』

「いや、機械オタクでな。まぁそんときは元気でやれよ。(改造されない程度にな)」

俺が笑うと蒼月も「なんだよそいつ!」といって笑った。

夢のなかとは違う………あの不気味な笑顔とは違う…………

心のそこから笑ってくれたような気がして俺は嬉しく思った。

 

「あ!ヤベっ!今日学校だ!!」

『あ!俺もつれていけよ!!!』

「あ、いやそれは無理だ。色々と不味いからな。」

『そ、そうか。なら、家で機械の管理とかしてやるよ。』

「おう。頼んだぞ。」

俺は蒼月を持って立ち上がり、コンピュータルームに蒼月を接続した。

 

「よしっと。んじゃ、俺は行ってくるからな!」

『おう!行ってこいよ!』

俺が鉄製のドアを開けて外に出ようとしたとき後ろで

『俺たちは仲間だよな?』

と声がしたので「友達だ。」と言ってドアを閉めた。

 

 

 

まぁ、俺の過去は……………こんな感じだ。

 

 

 

 

 

 

 




二章終了!!!やっほーー!
編集父さんもいないし、明日はのんびりと……………
リアル先生「勉強しろよ!」
如月 ルイ「うぅ………はい。」

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