インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~   作:ZXZIGA

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イギリスから帰ってきたスコール。日本ではバレンタインデーなので、お土産のチョコレートを渡した。
だが、そんなことをしなければこんなことにはならなかっただろう。



これ書きながら、元ネタがア〇ア〇マンだってことに気付いた。
バレンタインすぎてっけど、思いついたのであげます。


番外編2 バレンタイン騒動

スコール「ふぅ・・・・・。」

有給をイギリスで使いかえってきたスコール。

今日はバレンタインデーなので、社長である巧人にチョコレートを渡したのだった。

先ほどの「ふぅ」という息継ぎは、帰ってきたときの疲れだろう。

オータム「おう、スコール。お帰り。」

オータムはねぎらいの言葉をかける。

オータム「むこうはどうだったよ?」

彼女はイギリス旅行の話が聞きたいのだろう。

スコール「特に面白い事もなかったわ。」

オータム「そうか。」

あっさりと言葉を返す。

スコール「はいこれ、お土産。」

チョコを渡す。

オータム「サンキュー」

忘れていたのかオータムが

オータム「あっそうそう。」

スコール「何?」

オータム「新しい武器の使い心地を知りたいってよ。社長。」

スコール「今?」

オータム「別に今じゃなくてもいいとさ。ゆっくり休んでからでも遅くはねえと。」

「疲れているのなら、体調が元に戻るまでゆっくりしておいで。」彼はこう言いたいのだろうか。

スコール「人にやさしいわね。他の人に頼めばいいと思うのだけれど。」

オータム「社長のモットーだろうな。「頂点の人間は部下の人間を尊重すること」が。てかその新武器って、スコール。アンタ用に作ったらしいぜ。」

巧人はそういう人間だ。

たとえ上の人間の力が強くともそれを動かすための人がいなければ意味がない。

 

今回作った武器はスコール用新武器。

 

その名も「マリオネット」

 

特殊で強靭な糸を使って、敵の動きを封じたり敵の意志とは関係なく操ることができる。

クモがモチーフの「アラクネ」はまさにうってつけともいえる。

 

巧人「・・・・気に入ってくれるかな・・・・。」

バレンタインのお返しではないが、彼女用に作った新武器。

 

巧人「コレ、お土産にもらっちゃったな。」

巧人「食べるの勿体ない気がするけど・・・・・。」

そういって、食べるのをためらったのだった。

 

2日後

 

 

スコールからのチョコを持ちかえり、冷やして持ってきて食べたのだった。

巧人「うん!おいしい!」

そういったが

巧人「あれ・・・・?なんか視界が・・・・。」

スコールとオータムは、「マリオネット」のレポートを巧人に持ってきていた。

社長室のドアをノックする。

スコール「社長、レポート持ってきました。」

返事が無い。

オータム「来てねぇのか?」

スコール「そんなはずないわ。朝見たのよ。」

再度ノック

スコール「社長。いらっしゃらないのですか?」

ノブをひねってみる。

オータム「開いてるな。」

中を覗き込むと

「「!」」

巧人が倒れていた。

スコール「社長!どうなさったのですか!?」

オータム「襲われた形跡もねぇ・・・一体何が?」

とデスクを見る。

オータム「ん?チョコ?」

チョコの箱があった。

まだ一個だけしか食べていなかったのだろう。

匂いを嗅いでみたオータムは、なぜ巧人が倒れたのかわかった。

オータム「スコール・・・・。」

スコール「何!?」

オータム「これ・・・・ウィスキーボンボンだぞ。」

スコール「え?」

スコール「あら、私オータムに渡すお土産と社長に渡すお土産間違えちゃったみたい。」

オータム「何ともないみたいでよかったが、コイツまだ未成年だぞ!」

スコール「間違えちゃっただけよ。」

オータム「一個でよかったものの、全部喰ったらどうなってたか。」

 

そのあと、目覚めた巧人だったが後々とんでもないことになってしまうのであった。

 




チョコは冷やして喰う。
固い。

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